クラウド型電子カルテとは
クラウド型電子カルテとは、院内にサーバを置かずにクラウド上で電子カルテを管理するシステムのことです。電子カルテシステムは当初、オンプレミス型が主流であり、導入は大規模病院が中心でした。その後、診療録の外部保存が許可されクラウド型電子カルテシステムが登場すると、初期費用や運用の手間が抑えられるため中小規模の医療機関でも導入されるようになりました。
また、最近では在宅医療の需要増加により地域での医療情報連携や多職種連携の重要性が高まっています。これにより往診・在宅訪問診療などに対応する医療機関が増加し、外出先でもカルテの確認・処理ができるクラウド型電子カルテが注目を集めるようになりました。
参考:「診療録等の保存を行う場所について」の一部改正について|厚生労働省
参考:地域連携等による在宅医療の体制整備について |厚生労働省
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【比較表】おすすめのクラウド型電子カルテ一覧
クラウド型電子カルテのシェアと動向
アーツアンドクラフツ株式会社の調査によると、国内の電子カルテシステム全体の市場規模は2032年まで横ばいですが、クラウド型電子カルテの市場は伸びると予測されています。理由は「現在普及率が低い診療所での利用促進」と「地域医療ネットワーク・地域包括ケアシステムの拡大」の2つです。
前述のとおり、クラウド型電子カルテは初期費用や運用の手間が抑えられることから中小規模病院での導入が進んでいます。また、マイナ保険証の利用開始によるオンライン資格確認の原則義務化や、医療DX推進体制整備加算の新設など、施設の規模を問わず電子化への対応が求められていることも導入促進の理由として挙げられます。
くわえて、地域連携クリティカルパスを実施するための地域医療ネットワーク・地域包括ケアシステムの拡大も大きな要因です。これまで導入されてきたオンプレミス型電子カルテは、自院内のネットワークのみでの利用を想定したシステムでした。しかし、地域医療の推進にともない、院外のシステムとも連携し近隣の医療機関・介護事業所などとの情報共有が求められるようになりました。これにより、外部システムとの連携がしやすいクラウド型電子カルテの普及が進んでいると考えられています。
参考:市場分析‐電子カルテ市場における動向‐ - アーツアンドクラフツ株式会社
クラウド型電子カルテのメリット
クラウド型電子カルテシステムは、オンプレミス型と比較すると費用面や運用面でメリットがあります。ここでは、クラウド電子カルテのメリットを紹介します。
初期費用が抑えられるため導入しやすい
クラウド型電子カルテシステムは、コストを抑えてすぐに導入できる点が最大のメリットといえるでしょう。オンプレミス型は院内にサーバおよびサーバルームを設置しなければなりません。ネットワークの構築には費用も時間もかかります。
クラウド型電子カルテは院内にサーバを設置しないので、サーバの購入費や保守管理を担当する人員は不要です。月額費用はかかりますが、多くのクラウド型システムがひと月1~5万円程度の低価格であり、初期費用が無料の製品もあります。
自動バージョンアップで運用負荷を軽減
導入した電子カルテは、サーバの保守管理やシステムのバージョンアップなど、定期的なメンテナンスが欠かせません。クラウド型ならバックアップや診療報酬の改定、薬価改定によるバージョンアップなどもベンダーに任せられるため、運用負荷を軽減できるでしょう。
また、パソコンのほか、タブレットやスマートフォンでも利用できるクラウド型製品は、システム利用のために新しく端末を導入したり買い換えたりする必要がありません。使い慣れた端末で運用できるため、システム操作もスムーズに行えるでしょう。
どこでもカルテの管理ができる
サーバを設置するオンプレミス型電子カルテの場合、院内かつ、パソコンがある部屋でしか電子カルテを利用できません。そのため、回診や往診などの際に不便を感じる場合もあるでしょう。
クラウド型電子カルテは、インターネット環境があれば、タブレット端末やスマートフォンでどこからでもカルテ情報の閲覧・操作が可能です。在宅医療や訪問診療では、診療情報を確認しながらの処置や救急搬送などの紹介状の作成ができます。院内でも入院患者のベットサイドから電子カルテに入力可能なため、リアルタイムで医療情報が更新され迅速な処置につながるでしょう。
さらに複数の病院や医療機関を運営するグループ病院などでも、一つのシステムで複数拠点の電子カルテ管理に活用できる点もメリットです。
他システムとの連携で業務効率化につながる
電子カルテは、ほかのシステムや医療機器と連携すれば、データ転記の手間が省け作業効率をさらに高められます。例えば、診療予約システムとの連携により、問診票のデータを電子カルテに反映可能です。レセコンとの連携では、電子カルテの診療データをもとにレセプト作成がスピーディーに実施できます。また地域医療連携システムと接続することで、近隣の医療機関や多職種との連携、在宅医療の実施が効率化されます。
オンプレミス型でほかのシステムと連携をする場合、専門的な知識や技術をもった人材が必要です。自院で対応ができない場合には、システムインテグレーターに構築を外注する費用なども発生します。しかしクラウド型は、大がかりな設定はなく、ベンダーのサポートを受けながら自院内でシステム連携を行うにもスムーズです。
BCP対策やセキュリティ対策ができる
BCPとは「事業継続計画」を指し、緊急事態発生時に被害を最小限に抑え、早急に復旧するための対策のことです。クラウド型電子カルテは、ベンダーが管理するデータセンターでデータを管理し、バックアップを実施しています。データセンターは24時間365日監視されており、サーバなどにトラブルがあってもすぐにベンダー側が対処します。自院内にデータを置くよりも災害の影響を受けにくく、早期の復旧が可能です。
以下の記事では、最新の電子カルテについて価格や特徴を比較しています。クラウド型以外の製品とも比較して検討したい方は、あわせて参考にしてください。
クラウド型電子カルテのタイプと選定ポイント
クラウド型電子カルテは、大きくわけて以下の4つのタイプに分類できます。
医療機関の特徴や診療科目にあわせたシステムが提供されているので、自院にあうクラウド型電子カルテを導入することで、医療業務の効率化を促進できます。
また、製品のタイプにくわえ操作性や搭載機能、セキュリティ対策などを比較して選定するとよいでしょう。ここでは、クラウド型電子カルテの選定ポイントについて詳しく解説します。
操作性はよいか
医療現場では、医師・看護師・医療事務など多くの人がカルテを管理します。電子カルテを導入しても操作しにくい製品の場合、対象者に操作方法を説明したり、説明資料を用意したりするなど、運用が軌道に乗るまでに時間を要するでしょう。
ひと目で患者の状態がわかる見やすい画面レイアウトや、紙のカルテに慣れている人でも馴染めるシンプルな操作性かは重要です。カルテ入力が最小限の作業でできるかなど、実際の電子カルテ操作を無料トライアルやデモ画面で事前に触れて確認しておくことをおすすめします。
カルテ作成補助機能があるか
カルテを作成する際は、診療履歴などの情報を入力する必要があります。毎日多くのカルテを作成・更新するため、効率化できる機能も重要です。
例えば、医師の処方や診療内容をAIが学習して自動で参照する機能や、手書き機能で紙カルテと同じように更新が可能な製品もあります。自院の診療内容にあう便利な補助機能があるか確認しましょう。
レセコンなど他システムとの連携ができるか
レセコンとは、診療内容をもとに算出した診療報酬の明細書であるレセプトを作成するシステムのことです。既存のレセコンと電子カルテを連携できれば、受付から診察、会計までの手順の一元管理が可能になります。
また、透析システムや検査機器などの医療機器と連携すると、データ取り込みにより入力業務が効率化します。既存のレセプトソフトや他システムと連携できるか、電子カルテメーカーに事前に確認しておくとよいでしょう。
セキュリティ対策は十分か
クラウド型電子カルテシステムは、データ保管のサーバを提供会社が管理します。カルテデータには多くの個人情報が含まれているため、安心してデータの管理運用を任せられる製品を選びましょう。
セキュリティ体制は製品ごとに異なるため、自院が求めるセキュリティレベルを要しているか確認が必要です。ISMSクラウドセキュリティ認証の取得や、堅牢なデータセンターでの管理・バックアップなど、対策内容を比較しましょう。
一般診療所向けの電子カルテシステムを中心に比較したい方は、以下の記事がおすすめです。
【比較表】おすすめのクラウド型電子カルテ一覧
ITトレンドおすすめのクラウド型電子カルテシステムを年間ランキング順に比較表にまとめました。また、この記事で紹介している主要な製品を細かく調査して見えてきた、クラウド型電子カルテシステムの特徴や傾向を以下にまとめています。ぜひ製品の比較検討にお役立てください。
- ●製品が対象とする医療機関によって搭載機能が異なる
- ●ほとんどの製品が中小規模病院向け
- ●レセプト機能を搭載している製品は3割ほど
- ●ほとんどの製品がレセコンとの連携に対応している
- ●Web診療予約・オンライン決済に対応可能な製品は2割ほど
- ●オンライン診療機能を搭載した製品は2割ほど
▶無床医療機関向けのクラウド型電子カルテ
ここでは、入院施設を有しない無床医療機関向けのクラウド型電子カルテを紹介します。
《CLINICSカルテ》のPOINT
- 自社開発のレセプトソフトと一体化
- 国際標準規格に適合したセキュリティ
- 予約や患者アプリとのシームレスな連携
株式会社メドレーが提供する「CLINICSカルテ」は、電子カルテ機能に加え、患者用アプリと連動して検査結果の送信や予約管理ができるシステムです。同社のCLINICS予約やCLINICSオンライン診療と連携すると、キャッシュレス決済も実現します。国際標準規格に適合するISMSクラウドセキュリティ認証を取得しているため、安心してデータ管理を任せられます。
無料トライアル・デモ |
無料デモあり |
対応ケース |
無床クリニック |
参考価格 |
基本料金:月額40,000円~(5年契約) ※1年や3年契約あり |
《Qualis/Qualis Cloud》のPOINT
- 多機能なのに直感的な使い心地
- 各種システムとの連携も充実
- BMLだからできる、安心のサポート
株式会社ビー・エム・エルが提供する「Qualis」は、ユーザーごとに画面レイアウトを3パターン登録できる電子カルテサービスです。オンラインでカルテを共有可能なため、外注検査の依頼がスムーズです。また、充実したリモートサポートがあり、オンラインでのマスタ更新などにも対応してもらえます。さまざまな医療機器や、他システムとの連携も充実しています。
無料トライアル・デモ |
無料デモあり |
対応ケース |
無床クリニック |
参考価格 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 食品、医薬、化粧品 5,000名以上
《エムスリーデジカル》のPOINT
- 初期0円、AIによる自動学習で入力時間80%削減!
- 15年利用で約1,000万円のコスト削減が可能!
- 金融機関・政府機関も利用する安全技術
エムスリーデジカル株式会社が提供する「エムスリーデジカル」は、FacebookやX(旧Twitter)で活用されている最新テクノロジーを駆使した電子カルテです。AIによる自動学習機能やプリセットされている処置行為のリスト搭載で、入力操作もよりシンプルかつ簡単に行えるでしょう。iPad上に書いた手書き文字もシステム上に反映でき、書き心地も抜群です。
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無床クリニック |
参考価格 |
ORCA連動型:月額11,800円、一体型:月額24,800円 ※5年ごとの買換え不要 |
《MAPs for CLINIC》のPOINT
- ネットワーク障害時は別回線に自動切換。オフラインでも入力可能
- 土日祝もネットワーク障害サポート対応
- 柔軟な入力セット・画面表示カスタマイズで4倍速の高速入力
株式会社EMシステムズが提供する「MAPs for CLINIC」は、Windowsアプリケーション版の電子カルテです。操作性や柔軟性の高いアプリケーション版のため、見やすく使いやすい仕様が特徴です。また、診療科目別機能が搭載されており、例えば小児科では年齢を設定すると小児用量画面や、バイタルなどの入力内容にもとづいて小児成長曲線が自動表示されます。外部の医療機器や検査と連動させた運用も可能です。
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無料トライアルあり(30日間) 無料デモあり |
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無床クリニック |
参考価格 |
初期費用無料、月額20,000円~ |
《BrainBoxCloud》のPOINT
- データ分析・予測が可能なBB INSIGHT機能搭載
- 一目で患者の状態が把握できる診察パネル搭載
- 医薬品データベースMDbankVⅢ搭載(歯科対応不可)
株式会社ユヤマが提供する「BrainBoxCloud」は、医事会計一体型のクラウド型電子カルテです。BBAI INSIGHT機能により蓄積されたデータから学習し、待ち時間や再来院率などの分析が可能です。患者の状況をひとつの画面上に表示し、診療をスムーズにします。さらに医薬品データベースであるMDbankVⅢを搭載しているため、処方のチェック体制も強化できます。
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無床クリニック |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
HOPE LifeMark-TX Simple type
製品・サービスのPOINT
- 「シンプル」誰でも簡単に使える直感的な画面デザイン、操作性
- 「ミニマム」機能を最小限にすることで、すぐに使える
- 「スマート」かしこい機能で日々の会計業務をサポート
富士通Japan 株式会社が提供する「HOPE LifeMark-SX Cloud エントリーモデル」は、新規開業や小規模導入に最適なシンプルな電子カルテです。診療所向けの「HOPE LifeMark-SX Cloud」の機能を集約し、使いやすい画面と安価な価格設定が特徴です。医療改定や薬価改定の際は、自動更新のため作業負担がありません。自動バックアップも実施しています。
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無床クリニック |
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《medicalforce》のPOINT
- スマホなどでも利用可能なクラウド型
- 予約・問診票・カルテが自動連携、すべてこれ一つで
- 誰でもすぐに使いこなせる直感的な使用感
株式会社メディカルフォースが提供する「medicalforce」は、クリニックの全業務を一元管理するオールインワンSaaSです。保険診療と自費診療を問わず、予約から会計、決済まで幅広い機能を網羅しています。LINE予約やメッセージ配信にも対応します。
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無床クリニック |
参考価格 |
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▶有床医療機関向けのクラウド型電子カルテ
ここでは、入院患者の受入れが可能な有床医療機関向けのクラウド型電子カルテを紹介します。
《Henry》のPOINT
- 安全で低価格のクラウド型!!オンプレミス型の半額程度!!
- 経営分析ツールを搭載!!経営報告用の数値集計作業を軽減!!
- 運用フロー・ルール設計もサポート!!経営改善のドライバーに!!
株式会社ヘンリーが提供する「Henry」は、中小病院向けのレセコン一体型クラウド電子カルテです。タブレットに対応し、音声入力、手書き入力など多彩な機能を備えます。また、経営分析ツールも搭載しており、経営数値の分析・改善にも活用できます。
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中小病院 |
参考価格 |
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《blanc》のPOINT
- どこでも使える!在宅訪問時でも院内と同じカルテが利用可能
- クラウドを利用したバックアップでデータ保管も安心!
- 早く・安価に導入可能!サーバー購入や構築もなく素早く導入
JBCC株式会社が提供する「blanc」は、中小病院向けのクラウド型電子カルテシステムです。カルテ内のデータをもとに文書を自動作成でき、テンプレや履歴を使えばオーダー操作がワンクリックで完了します。さらにオーダーの期間重複や薬剤投与時の禁忌をチェックする機能も搭載しており、チェックレベルは変更可能です。導入前の段階から熟練の担当者によるサポートがあるので、電子カルテの導入がはじめてでもスムーズに運用できるでしょう。
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対応ケース |
中小病院 |
参考価格 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Medicom-CKⅡ》のPOINT
- シンプルで使いやすい操作性。中小規模病院に特化した機能性
- チーム医療に必要な機能を搭載!環境に合わせた使い方を実現
- Web型電子カルテなので、離れた場所でも情報共有が可能
ウィーメックス株式会社が提供する「Medicom-CKⅡ」は、地域連携にも貢献するWeb型電子カルテシステムです。患者情報を一画面で確認できるほか、画面切替やクリック数を削減した設計のため、診療の効率化にも役立つでしょう。また、看護必要度の管理やADL区分の集計や出力にも対応します。マルチデバイス対応で、往診や病棟ラウンドなど状況に応じた使い方も可能です。
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対応ケース |
中小病院 |
参考価格 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《HOPECloudChartⅡ》のPOINT
- すぐに使えるように専門の学習プログラムやサポートが揃っている
- ユニバーサルデザインの優しい画面で直感的に操作できる
- 病院形態に合わせて柔軟に選べる豊富なオプション機能
富士通株式会社が提供する「HOPE Cloud Chart II」は、導入やカスタマイズがしやすいクラウド型の電子カルテシステムです。病院の形態にあわせて、必要なサービスを選択可能です。あらゆる災害に備えた堅牢なセンターでデータを保管するため、安心して利用できるでしょう。
無料トライアル・デモ |
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対応ケース |
中小病院 |
参考価格 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
▶訪問診療に対応可能なクラウド型電子カルテ
ここでは、在宅医療などの訪問診療に対応できるクラウド型電子カルテを紹介します。
《Medicom-HRf Hybrid Cloud》のPOINT
- オンライン順番受付・モバイル型決済・オンライン問診と連携可能
- はじめてでも直観的に理解しすぐに使いこなせるUX/UIデザイン
- クラウド活用によるデバイス&ロケーションフリーを実現
ウィーメックス株式会社が提供する「Medicom-HRf Hybrid Cloud」は、一般診療所向け電子カルテシステムシェアNo.1を獲得している電子カルテです。クラウド型とオンプレミス型の両方で利用できるハイブリッド型システムです。災害時にはクラウド型に切り替えられるなど、万一の際に備えられます。また、メディコムの販売代理店や保守サービス会社が全国の複数の箇所にあり、サポート体制も万全です。170社以上の他システムや機器と連携が可能なため、業務効率化につながるでしょう。
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対応ケース |
有床クリニック・無床クリニック・在宅医療(歯科は対象外) |
参考価格 |
ー※5年ごとの買換え不要 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 5,000名以上
《CLIUS (クリアス)》のPOINT
- 【無料】WEB予約・問診・在宅・オンライン診療全て追加料金なし
- カルテ入力時間を短縮できるUI・UX。初心者でも使いやすい
- iPadでも使える!訪問診療や院内での持ち運びに役立ちます
株式会社DONUTSが提供する「CLIUS (クリアス)」は、直感的な操作でカルテ作成ができるシステムです。ORCA(日医標準レセプトソフト)との連携や、地域医療連携も可能です。Windows・Mac・iPadなどに対応しているため、使用場面によって端末の使い分けにも対応しています。また、日本医師会の基準に準拠したサーバを使用しており、セキュリティ面でも安心して運用できるでしょう。
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対応ケース |
無床クリニック・在宅医療 |
参考価格 |
ダイレクト導入プラン:初期費用無料、月額無料 基本プラン:初期費用200,000円、月額12,000円 ※別途レセコンORCA利用料 |
製品・サービスのPOINT
- 在宅、外来、入院機能を標準搭載
- 万全なサポート体制が好評
- 多様な部門システムとの連携実績
セコム医療システム株式会社が提供する「セコム・ユビキタス電子カルテ」は、iPhone・iPadで利用できるクラウド型電子カルテシステムです。セコムグループのITセキュリティ技術に守られたデータセンターで、医療情報を一括管理します。部門システム連携に対応し、透析支援システムやリハビリシステムとの充実した接続や、Web予約システム・再来受付機などの事務系機能との連携も可能です。
無料トライアル・デモ |
オンラインデモありー |
対応ケース |
中小病院・有床クリニック・無床クリニック・在宅医療 |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 医療 500名以上 750名未満
《きりんカルテ》のPOINT
- 直観的に操作できるシンプルで使いやすいUIを設計・開発
- クラウド型だからどこからでも、何台でも操作可能
- 手書き入力対応!紙カルテのような書き心地を実現
ウィーメックス株式会社が提供する「きりんカルテ」は、無料で利用できるクラウド型電子カルテです。ORCA(日医標準レセプトソフト)との連携をする場合は別途費用を要しますが、電子カルテシステムの初期費用はかかりません。患者の予約アプリ「診察予約ZERO」を無料で利用可能なため、予約の電話対応を大幅に削減できるでしょう。
無料トライアル・デモ |
無料デモあり |
対応ケース |
無床クリニック・在宅医療 |
参考価格 |
きりんカルテ利用料無料 WebORCA利用料+保守・サポート:初期費用300,000円~、月額22,800円~ |
改善してほしい点 介護・福祉 50名以上 100名未満
《homis》のPOINT
- "在宅医目線"のシステムで入力作業の最小化を実現!
- 多職種とリアルタイムで情報共有。コミュニケーションを活性化!
- 診療から請求業務までワンストップで対応可能!
「homis」は、メディカルインフォマティクス株式会社が提供している在宅医療・訪問診療に特化したクラウド型電子カルテです。在宅医が開発に携わっており、訪問看護や薬局などとの多職種連携を実現する機能を搭載しています。バイタルサインなどを他職種と共有できるため、きめ細やかな医療につながり患者の安心感や満足度向上につながるでしょう。また、介護保険用のレセコンも搭載しています。
無料トライアル・デモ |
無料デモありー |
対応ケース |
無床クリニック・在宅医療 |
参考価格 |
初期費用200,000円/CL サービス利用料20,000円/CL+管理患者数の従量課金+オプション機能ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
▶特定の診療科目に特化したクラウド型電子カルテ
ここでは、特定の診療科での業務に特化したクラウド型電子カルテを紹介します。
《CLIPLA Eye》のPOINT
- 業界初!眼科に特化したクラウド電子カルテ
- 患者の受付情報を同期!正確・迅速な院内把握を実現
- 会計連携はデータ転送だけ!正確でスピーディーな会計業務を実現
株式会社クリプラが提供する「CLIPLA Eye」は、眼科に特化したクラウド型電子カルテです。患者の診療がどこまで進行しているかひと目でわかるレイアウトが特徴です。眼科でよく使用する患部画像などをスマートフォンやタブレットで撮影して、電子カルテで管理できます。また、眼科のほかにも、産婦人科に特化した「CLIPIA」シリーズも提供されています。
無料トライアル・デモ |
無料トライアルあり(2週間) 無料デモあり |
対応ケース |
無床クリニック(眼科) |
参考価格 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《ACUSIS Cloud》のPOINT
- ※歯科、病院、鍼灸院は対象外(対応していません)
- 美容クリニック様の導入実績多数
- All In One System(診察券アプリ、Web予約、LINE連携、問診票)
株式会社プロ・フィールドが提供する「ACUSIS Cloud」は、美容クリニックを中心に導入されているクラウド型電子カルテです。自費診療だけではなく、保険診療にも対応しています。レセプト機能や診察券アプリ、Web予約やLINE連携などオプション機能も豊富に提供されています。また、指定した端末のみでの閲覧が可能なため、セキュリティ面も安心です。
無料トライアル・デモ |
無料トライアルあり |
対応ケース |
無床クリニック |
参考価格 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
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まとめ
クラウド型電子カルテは院内にサーバを置かずにクラウド上に電子カルテを保存するため、初期費用や管理費が抑えられるだけでなく、自動バージョンアップなどの機能で運用のしやすさもメリットです。どこでもカルテの管理ができるため在宅医療や訪問診療にも適しており、今後も導入率は高まると考えられます。
クラウド型電子カルテシステムで自院の業務改善を効果的に行うために、まずは各社製品の資料請求をして機能や特徴を比較するとよいでしょう。各社製品の資料請求も可能なため、製品の導入を検討したい方はぜひご利用ください。