クラウド型電子カルテとは
クラウド型電子カルテとは、院内にサーバを置かずにクラウド上に電子カルテを保存するシステムのことです。当初、紙カルテをデータ化した電子カルテは、オンプレミス型が主流でした。しかし、サーバを院内に置かなければならず、導入コストはもちろん保守管理にかかるコストも必要であるため、中小規模の病院では普及しませんでした。
しかし、クラウド型電子カルテが登場し電子カルテを導入する病院が増加傾向にあります。厚生労働省の調査を見ると、2020年の時点で一般病院での普及率は57.2%、病床別に見ると200床未満では48.8%で、約半数の普及状況です。クラウド型電子カルテの登場で、電子カルテへの関心は年々高まっているといえるでしょう。
参考:医療分野の情報化の推進について|厚生労働省
クラウド型電子カルテのメリット
クラウド型電子カルテは、オンプレミス型と比較すると費用面や運用面でメリットがあります。ここでは、クラウド型電子カルテのメリットを紹介します。
初期費用が抑えられるため導入しやすい
クラウド型電子カルテは、コストを抑えてすぐに導入できる点が最大のメリットといえるでしょう。オンプレミス型は院内にサーバおよびサーバルームを設置しなければなりません。ネットワークの構築には費用も時間もかかります。クラウド型電子カルテの場合は、院内にサーバを設置しないので、サーバの購入費や保守管理を担当する人員は不要です。月額料金はかかりますが、ひと月1~5万円程度の低価格で設定されており、初期費用が無料の製品もあります。
自動バージョンアップで運用負荷の軽減
導入した電子カルテは、サーバの保守管理やシステムのバージョンアップなど、定期的なメンテナンスが欠かせません。クラウド型電子カルテは、最小限の準備で導入できます。また、バックアップや診療報酬の改定や薬価改定によるバージョンアップなどもベンダーに任せられるため、運用負荷を軽減できるでしょう。さらに、既存パソコンを活用するケースが多いので、端末を買い換える必要もありません。オンプレミス型に比べ、負荷を抑えた運用が可能です。
どこでもカルテの管理ができる
院内にサーバを設置するオンプレミス型電子カルテの場合、院内でしか電子カルテを利用できません。院内利用でも、PCがある部屋でしかカルテを閲覧できないため、不便を感じる場合もあるでしょう。
クラウド型電子カルテは、インターネット環境があればどこにいても、タブレット端末やスマートフォンから閲覧・操作が可能です。在宅医療ではカルテを確認しながらの処置や、救急搬送の紹介状を作成できます。また、看護師が入院患者のベットサイドからスマホやタブレット端末で、電子カルテに入力できるため、リアルタイムな情報更新で迅速な処置につながるでしょう。
他システムとの連携で業務効率化
電子カルテは、他のシステムや医療機器と連携すれば、データ転記の手間をなくし作業効率をあげられます。例えば、診療予約システムとの連携により、問診票のデータを電子カルテに反映可能です。また、レセコンとの連携では、電子カルテの診療データをもとにレセプト作成がスピーディーに実施できます。
オンプレミス型でほかのシステムと連携をする場合、個々に設定が必要なため手間がかかる場合があります。しかしクラウド型は、少ない操作で設定でき、ベンダーのサポートもあるので知識がなくても連携がスムーズでしょう。
BCP対策やセキュリティ対策ができる
BCPとは「事業継続計画」を指し、緊急事態発生時に被害を最小限に抑え、早急に復旧するための対策のことです。クラウド型電子カルテは、ベンダーが管理するデータセンターでデータを管理し、バックアップを実施しています。データセンターは24時間365日監視されており、サーバなどにトラブルがあってもすぐにベンダー側が対処します。自社内にデータを置くよりも災害の影響を受けにくく、早期の復旧が可能です。
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クラウド型電子カルテのデメリット
クラウドサービスはインターネットを介して利用するので、ネット環境がない場所では使えません。しかし、モバイルルータやスマートフォンのテザリング機能で、ネット環境がない場所でも対応できます。
またコスト面では、オンプレミス型電子カルテの場合、サーバやソフトの購入費が高額ですが導入後は利用料が発生しません。一方クラウド型の場合は、ベンダーがサーバの保守管理を実施するため、導入後に毎月サービスの利用料金がかかります。ただしクラウド型はリプレースが不要ですが、オンプレミス型は5~10年で買い替えが必要です。病院の規模や運用方法でコストを抑えられるケースが異なるため、事前に確認しましょう。
クラウド型電子カルテの選び方
クラウド型電子カルテは、さまざまな種類があります。どのような点に気を付ければよいか、選び方を紹介します。
操作性はよいか
医療現場では、医師・看護師・医療事務など多くの人がカルテを管理します。電子カルテを導入しても操作しにくい製品の場合、運用に手間がかかるおそれがあるでしょう。一目で患者の状態がわかる見やすいレイアウトか、紙のカルテに慣れている人でも馴染めるシンプルな操作性かは重要です。さらに、入力作業が最小限かなどトライアルやデモ画面で確認をしましょう。
カルテ作成機能があるか
カルテを作成する際は、診療履歴などの情報を入力する必要があります。毎日多くのカルテを作成や更新するため、作成を効率化できる機能があるかも重要といえるでしょう。例えば、医師の処方や診療内容をAIが学習して自動で参照する機能や、手書き機能で紙カルテと同じような更新ができる製品もあります。自院の診療内容にあう機能があるか確認しましょう。
レセコンなど他システムとの連携ができるか
レセコンとは、診療内容をもとに算出した診療報酬を記した明細書であるレセプトを作成するシステムのことです。レセコンや医療機器、オーダリングシステムなど他システムと電子カルテを連携できれば、受付・診察・会計までの手順を一元管理できます。既存のレセプトソフトがある場合は、連携できる製品か確認しましょう。
セキュリティ対策は十分か
クラウド型電子カルテは、データを保管するサーバーが提供会社で管理するためオンプレミス型に比べセキュリティ面で不安が残ります。ISMSクラウドセキュリティ認証の取得や、堅牢なデータセンターでの管理・バックアップなど、十分なセキュリティ対策をしている製品を導入すれば安心して運用ができるでしょう。
おすすめのクラウド型電子カルテ比較
ここでは、クラウド型電子カルテをITトレンド資料請求ランキング順に比較しています。製品はすべて無料で資料請求できるので、自社にあうものを検討してください。
《CLINICSカルテ》のPOINT
- ITトレンド年間ランキング1位(電子カルテカテゴリ)
- 日医標準レセプトソフト「ORCA」を内包、事務作業が半分に!
- オンプレミス型と比べて圧倒的な「低価格」
株式会社メドレーが提供する「CLINICSカルテ」は、患者用アプリと連動して検査結果の送信や予約管理ができます。同社のCLINICS予約やCLINICSオンライン診療と連携すると、キャッシュレス決済も実現します。国際標準規格に適合するISMSクラウドセキュリティ認証を取得しており、データの管理も安心といえるでしょう。
無料トライアル・デモ |
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対応ケース |
無床クリニック |
参考価格 |
月額40,000円 ~ 初期費用はカルテの使用状況による |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
CLINICSカルテのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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勤務先の医院で導入している。患者さんの予約・キャンセル管理が容易だと感じる。保険証の写真を患者さんにご自身でアップロードしていただくことで、非接触で保険確認できるので、コロナ禍の今非常に助かっている。
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CLINICSカルテの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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予約管理にて、予約患者の一覧がもっと見やすくなると予約確認の漏れが起こりにくく、運用がしやすいと感じています。
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《CLIUS (クリアス)》のPOINT
- 【無料】WEB予約・問診・在宅・オンライン診療全て追加料金なし
- カルテ入力時間を短縮できるUI・UX。初心者でも使いやすい
- iPadでも使える!訪問診療や院内での持ち運びに役立ちます
「CLIUS (クリアス)」は、株式会社DONUTSが提供する直感的な操作で作成できる電子カルテです。ORCA(日医標準レセプトソフト)との連携や、地域医療連携も可能です。また、Windows・Mac・iPadなどに対応しており、使用場面によって異なる端末の利用ができます。日本医師会の基準に準拠したサーバーを使用しているため、セキュリティ面でも安心して運用できるでしょう。
無料トライアル・デモ |
トライアルあり |
対応ケース |
無床クリニック・在宅医療 |
参考価格 |
【セルフ導入プラン】初期費用0円/月額カルテ枚数に応じた金額【基本プラン】初期費用20万円/月額12,000円 ~ |
《Medicom-HRf》のPOINT
- 正確な事務作業はお任せ。自動チェックでミスを防ぎ診療に集中!
- ソフト買替不要でコスト削減。低価格Basicモデルも選べます
- 予約/問診~会計まで170社以上の機器とシームレスに連携可能です
PHC株式会社が提供する「Medicom-HRf」は、全国シェア1位を獲得している電子カルテです。クラウド型だけでなくオンプレミス型とハイブリッドで利用できるシステムです。災害時にはクラウド型に切り替えられるなど、万一の際に備えられます。メディコムの販売代理店や保守サービス会社が全国の複数の箇所にあり、サポート体制が万全です。170社以上の他システムや機器と連携が可能なため、業務効率化につながるでしょう。
無料トライアル・デモ |
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対応ケース |
無床クリニック(歯科は対象外) |
参考価格 |
ー※5年ごとの買替え不要 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Medicom-HRfのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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日々の業務で使っていますが、使い方も複雑なことはあまりなく、簡単に使えています。使い始める時にはカラーのマニュアルも頂き、不明な点はそのマニュアルを見ればすぐ解決できます。
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Medicom-HRfの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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1箇所でカルテを開いていた場合、他の場所で同じ患者さんのカルテが開けない&開けたとしても保存ができない所です。
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《エムスリーデジカル》のPOINT
- 初期0円、AIによる自動学習で入力時間80%削減!
- 15年利用で約1,000万円のコスト削減が可能!
- 金融機関・政府機関も利用する安全技術
「エムスリーデジカル」は、エムスリーデジカル株式会社が提供する、FacebookやTwitterで活用されている最新テクノロジーを駆使した電子カルテです。AIによる自動学習機能やプリセットされている処置行為のリスト搭載で、入力操作もよりシンプルかつ簡単に操作できるでしょう。iPad上に書いた手書き文字もシステム上に反映でき、書き心地も抜群です。
無料トライアル・デモ |
トライアルあり(機能制限あり) |
対応ケース |
無床クリニック |
参考価格 |
【ORCA連動型】月額9,800円 【一体型】月額19,800円 ※5年ごとの買換え不要 |
《セコムOWEL》のPOINT
- 充実した在宅機能、スムーズな外来管理機能を搭載!
- Windows/MacOS対応で端末を自由に選べる!
- 豊富な動画マニュアルと手厚いサポートで安心利用!
セコム医療システム株式会社が提供している「セコムOWEL」は、直感的な操作が可能なクラウド型の電子カルテです。小規模診療所や在宅クリニックに特化したシステムなため、過剰な機能がなくシンプルな画面設計が特徴です。専用機器などの設置もないため、契約から約1か月で稼働できます。
無料トライアル・デモ |
トライアルあり(1か月) |
対応ケース |
無床クリニック・在宅医療 |
参考価格 |
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セコムOWELのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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他の電子カルテとは違い、在宅医療でここ欲しかった!と言ってしまいたくなるポイントが押さえられている。カルテを開くだけで患者の要介護度など必要な情報が一目で分かるようになっているので、レセプトコメントを付ける際にも助かっている。スケジュール管理や患者のKPの家族やケアマネの連絡先なども登録しやすく大変有難い。
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セコムOWELの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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外来患者と訪問患者がそれぞれ仕分けできるようになると大変ありがたい。売り上げ集計を外来と訪問で分けて立てることができないのが残念。
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《BrainBoxCloud》のPOINT
- データ分析・予測が可能なAI INSIGHT機能搭載
- 一目で患者の状態が把握できる診察パネル搭載
- 医薬品データベースMDbankVⅢ搭載(歯科対応不可)
「BrainBoxCloud」は、株式会社ユヤマが提供するのクラウド型電子カルテです。AI INSIGHT機能により蓄積されたデータから学習し、待ち時間や再来院率などの分析が可能です。患者の状況をひとつの画面上に表示し、診療をスムーズにします。医薬品データベースであるMDbankVⅢを搭載しているため、処方のチェック体制も強化できます。
無料トライアル・デモ |
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対応ケース |
無床クリニック |
参考価格 |
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《Medicom-CK》のPOINT
- シンプルで使いやすい操作性。中小規模病院に特化した機能性
- チーム医療に必要な機能を搭載!環境に合わせた使い方を実現
- Web型電子カルテなので、離れた場所でも情報共有が可能
PHC株式会社が提供する「Medicom-CK」は、地域連携にも貢献するWeb型電子カルテシステムです。患者情報を一画面で確認できるほか、画面切替やクリック数を削減した設計のため、診療の効率化にも役立つでしょう。看護必要度の管理やADL区分の集計や出力にも対応します。またマルチデバイス対応で、往診や病棟ラウンドなど状況に応じた使い方が可能です。
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対応ケース |
無床クリニック |
参考価格 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Medicom-CKのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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医療事務の仕事をしていくなかで、レセプト業務になくてはならないのがメディコムの電子カルテです。良い点はシステム操作がシンプルなところです。初めてでも分かりやすく、操作に戸惑うことがあまり無く一度覚えれば困ることもなく使用できると思います。また、サポートも充実しているため不具合が出た際の対応も安心してお願いすることができます。
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Medicom-CKの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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今でも十分利用しやすいのですが、1つ改善してほしいところが漢字の登録数が少ないように感じるところです。レセプト作業のなかで文字を打つ場面が特に多く、中でも電子カルテでは患者様のお名前、病名など漢字を取り扱う場面が多いのですが…例えば【﨑】、【髙】など異体字?旧字体が登録されていないことが多く不便に思うことが多々あります。
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《blanc》のPOINT
- どこでも使える!在宅訪問時でも院内と同じカルテが利用可能
- クラウドを利用したバックアップでデータ保管も安心!
- 早く・安価に導入可能!サーバー購入や構築もなく素早く導入
「blanc」は、JBCC株式会社が提供する中小病院向けのクラウド型電子カルテです。カルテ内のデータをもとに文書を自動作成でき、テンプレや履歴を使えばオーダー操作がワンクリックで完了します。また、オーダーの期間重複や薬剤投与時の禁忌をチェックする機能を搭載しており、チェックレベルは変更可能です。さらに、導入前の段階から熟練スタッフによるサポートがあるので、電子カルテの導入がはじめてでも安心でしょう。
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デモあり |
対応ケース |
中小病院 |
参考価格 |
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《Qualis Cloud》のPOINT
- 多機能なのに直感的な使い心地
- 各種システムとの連携も充実
- BMLだからできる、安心のサポート
株式会社ビー・エム・エルが提供する「Qualis Cloud」は、ユーザーごとに好みの画面レイアウトを3パターン登録できます。オンラインでカルテを共有できるため、外注検査の依頼がスムーズです。充実したリモートサポートがあり、オンラインでのマスタ更新など、安心して使用できるでしょう。
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デモあり |
対応ケース |
無床クリニック |
参考価格 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Qualis Cloudのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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この電子カルテシステムは本当に使いやすいです。たくさんの検査項目をひとつひとつ手入力しなくても、セットで組めばワンクリックで入力できます。そしてよく使う項目は、「お気に入りセル」というタブにセット登録しておけば、いつでもワンクリックで入力できます。事前に検査項目や投薬を入力したければ、「未来カルテ」という機能もあり、画面上のカレンダーから入力したい日付に飛べば、事前に該当日のコストを入力できます。そしてサポートセンターもあり、難しい事や困った事があれば電話やFAXで対応してくれます。本当に使いやすくて、全医療機関がクオリスならいいのにと思います。
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業種 |
食品、医薬、化粧品 |
従業員規模 |
5,000名以上 |
Qualis Cloudの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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他と比較したわけではないのでそこまで大きく変えてほしい点はありませんが、機能を少し縮小して、さらにわかりやすくしても良いかもしれません。
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製品・サービスのPOINT
- 在宅、外来、入院機能を標準搭載
- 万全なサポート体制が好評
- 多様な部門システムとの連携実績
ITトレンド認定 Good Product受賞
セコム医療システム株式会社が提供する「セコム・ユビキタス電子カルテ」は、クラウド型の電子カルテです。訪問スケジュール作成機能や体温表機能を搭載し、在宅診療を支援します。紙カルテと同じように記入でき、他院や連携施設でカルテの共有が可能です。スマートフォンでもカルテの記載や閲覧ができます。
無料トライアル・デモ |
デモあり |
対応ケース |
中小病院・有床クリニック・在宅医療 |
参考価格 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
セコム・ユビキタス電子カルテのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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必要な情報を入力するにあたって説明書がなくても容易に操作できる点が素晴らしいです。画面も見やすく電子カルテを初めて使う方でも問題ないです。疑問点は、WEBからの専用の問い合わせフォームがありサポート体制も優れています。セコムなのでセキュリティ面も安心です。
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業種 |
医療 |
従業員規模 |
250名以上 500名未満 |
セコム・ユビキタス電子カルテの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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献立作成中に違うページを確認したいときに、一度献立を保存してページを消さないといけないのが見にくい。また、献立を見ながら過去の献立を見られたり出来たらありがたい。
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《きりんカルテ》のPOINT
- 直観的に操作できるシンプルで使いやすいUIを設計・開発
- クラウド型だからどこからでも、何台でも操作可能
- 手書き入力対応!紙カルテのような書き心地を実現
「きりんカルテ」は、PHC株式会社が提供する無料で利用できるクラウド型電子カルテです。ORCA(日医標準レセプトソフト)との連携をする場合は別途費用がかかりますが、電子カルテの初期費用はかかりません。患者の予約アプリ「診察予約ZERO」を無料で利用できるため、予約の電話対応が大幅に削減できるでしょう。
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無床クリニック・在宅医療 |
参考価格 |
利用料0円+初期費用300,000円~ 月額22,800円~ |
《Dentis》のPOINT
- 歯科専用システムで予約・診療・会計・レセプトの効率化を実現
- インターネットができるPC・タブレットがあればどこでもつながる
- サポートも充実!歯科医院のデジタル活用を徹底支援
株式会社メドレーが提供する「Dentis」は、歯科業務を支援するシステムです。電子カルテだけではなく、予約受付管理・レセコン・会計・オンライン診療など歯科業務をトータルサポートしています。直感的な操作ができるため、医師だけではなくすべてのスタッフが使用しやすいでしょう。
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対応ケース |
無床クリニック |
参考価格 |
かかりつけ支援プラン10,000円/トータル支援プラン35,000円 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Henry》のPOINT
- 直感的な操作でクリック数をバッチリ削減し診療効率を向上
- 大手テック企業で開発をリードした、業界最大級の開発チーム
- 診療情報管理士を含むメンバーで導入・運用面の充実したサポート
「Henry」は株式会社ヘンリーが提供するレセコン一体型電子カルテです。100名以上の医師や医療事務にインタビューをして現場に適した機能を搭載した製品です。レセコンの仕様も変更できるため、自院にあう製品にカスタマイズできます。クリック数やページ遷移を減らしているため、業務時間が短縮するでしょう。
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対応ケース |
中小病院 |
参考価格 |
Henry初期費用200,000円 月額費用60,000円 データ移行費用300,000円 |
《CLIPLA Eye》のPOINT
- 業界初!眼科に特化したクラウド電子カルテ
- 患者の受付情報を同期!正確・迅速な院内把握を実現
- 会計連携はデータ転送だけ!正確でスピーディーな会計業務を実現
株式会社クリピアが提供する「CLIPLA Eye」は、眼科に特化したクラウド型電子カルテです。患者の診療がどこまで進行しているか一目でわかるレイアウトです。眼科でよく使用する患部画像などをスマートフォンやタブレットで撮影して電子カルテで管理できます。
こちらの製品のほか、産婦人科に特化した「CLIPIA」シリーズも提供されています。
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対応ケース |
中小病院・有床クリニック・無床クリニック・在宅医療 |
参考価格 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
HOPE Cloud Chart II
富士通株式会社が提供する「HOPE Cloud Chart II」は、導入やカスタマイズのしやすいクラウド型の電子カルテシステムです。病院の形態にあわせて、必要なサービスを選択できます。さらにあらゆる災害に備えた堅牢なデータセンターでデータは保管されるため、安心して利用できるでしょう。
カテゴリー数・製品数業界最大級のITトレンドでは、多数の電子カルテを取り扱っています。まずは、人気製品から検討してみたい方は以下のボタンから最新ランキングをご覧ください。気になる製品があれば、すべて無料で資料請求できます。
クラウド型電子カルテのシェアと動向
クラウド型電子カルテにおける最新の市場データは、増加傾向にあります。新型コロナウイルスの影響により、2020年の訪問営業が難しくなった際に新規導入が停滞しました。しかし中小規模の病院では、補助金や在宅医療、オンライン診療の普及に伴い増加傾向にあります。富士経済グループ「医療連携システム、医療プラットフォーム関連の国内市場を調査」によると、クラウド型電子カルテの市場は、2035年までに2020年の6.3倍になると予測されています。
中小規模の病院では、初期導入費用が安価で院内にサーバーを置く必要のないクラウド型電子カルテの導入が中心です。クラウド型はタブレット端末などで操作できるため、在宅医療の普及によりニーズはさらに高まると予測できるでしょう。
参考:医療連携システム、医療プラットフォーム関連の国内市場を調査|富士経済グループ
以下のページでは、最新の電子カルテについて価格や特徴を比較しています。さらに選び方も、詳しく解説しているため、ぜひご覧ください。
関連記事
クラウド型電子カルテの導入で業務を改善しよう
クラウド型電子カルテとは、院内にサーバを置かずにクラウド上に電子カルテを保存するシステムのことです。初期費用が抑えられ、自動バージョンアップなど運用しやすいのがメリットです。また、どこでもカルテの管理ができるため在宅医療にも適しています。一方、ランニングコストがデメリットといえるでしょう。しかし、オンプレミス型のように5年で買い換える必要はありません。
クラウド型電子カルテは、補助金や在宅医療、オンライン診療の普及に伴い今後も普及率は高まると考えられます。自院の業務改善にむけてクラウド型電子カルテを比較し検討しましょう。