レセコンとは
レセコンとはレセプトコンピュータの略称で、レセプトを作成するソフトウェアのことです。レセプトとは、診療・治療内容をもとに算出した診療報酬を記した明細書です。
レセプトの作成は、高度な知識と計算が求められる煩雑な作業でした。そのため、医療現場におけるIT化が開始して、まもなく誕生したのがレセコンです。複雑な計算と明細書の作成をコンピュータが実施するため、医療事務の業務は大幅に円滑化しました。今ではほとんどの医療機関や薬局が導入し、レセコンの普及率は95%です。
参考:レセプト請求形態別の請求状況(令和3年7月診療分)|社会保険診療報酬支払基金
レセコンを導入するメリット
レセプトの作成を電子化すると、診療報酬の計算が自動化され、受付業務を効率化できます。診療報酬の計算は人が実施するよりも正確で記入漏れも自動で点検するため、レセコンはミスの防止にも役立つでしょう。また、診療報酬の制度改定に自動で対応するシステムも存在し、制度が改定するたびにスタッフが手を煩わせることはありません。レセコンの導入により、効率的で正確なレセプト作成が実現します。
電子カルテとレセコンの違い
レセコンと電子カルテの違いとしてまず挙げられるのは、主にシステムを利用する人が異なる点です。医師や医療スタッフを対象にしているのが「電子カルテ」であり、会計スタッフを対象にしているのが「レセコン」です。
電子カルテとは、紙カルテで管理していた情報を電子化するシステムです。紙カルテの情報だけでなく、看護記録や検査画像など、診療に必要なデータをまとめて管理します。また、保存した情報をもとに紹介状や診断書を作成するなど、医療事務をサポートする機能も搭載されています。
病院やクリニックの規模によって適した製品があり、新規開業時には必ずといっていいほど導入されているのが現状です。電子カルテを導入すると、情報検索や入力作業などが効率化し、紙カルテの保管場所が不要で、情報共有が円滑化するでしょう。
会計業務を効率化したい場合はレセコンを、医師の診察業務を中心に効率的な患者情報管理なら電子カルテの導入が必要です。
電子カルテとレセコンは連携させるとより効果的
電子カルテとレセコンは、どちらも単体で使用できますが、連携または一体型システムを使用すると便利です。相互に連携していれば受付から診療、会計業務までの情報を一元管理できます。レセプト作成時にあらためてカルテの情報を入力する必要がありません。データの変更や追加も一度で済むでしょう。
また電子カルテやレセコンの導入を検討する際には、連携できるレセコンが限定されているため、電子カルテから決めることをおすすめします。また、レセコンはデータ移行がしやすいため、開業後別のレセコンに変更するのも比較的容易といえるでしょう。
電子カルテ・レセコン一体型システムのおすすめ製品
電子カルテとレセコンが一体型だと、情報の整合性が保ちやすくメンテナンスもしやすいため、新規開業時の導入が多い傾向にあります。ここでは、一体型システムのおすすめ製品を紹介します。製品はすべて無料で資料請求できるので、比較して自院にあう電子カルテを導入しましょう。
《CLINICSカルテ》のPOINT
- ITトレンド年間ランキング1位(電子カルテカテゴリ)
- 日医標準レセプトソフト「ORCA」を内包、事務作業が半分に!
- オンプレミス型と比べて圧倒的な「低価格」
「CLINICSカルテ」は株式会社メドレー提供の無床クリニック向けのクラウド型電子カルテです。ORCA(日医標準レセプトソフト)を内蔵しています。予約システムやオンライン診療との連携を強化し、患者のもつアプリと検査結果や予約データの共有が可能です。また、国際標準規格に適合するISMSクラウドセキュリティ認証を取得しているため、安心して利用できるでしょう。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
月額40,000円 ~ 初期費用はカルテの使用状況による |
CLINICSカルテのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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勤務先の医院で導入している。患者さんの予約・キャンセル管理が容易だと感じる。保険証の写真を患者さんにご自身でアップロードしていただくことで、非接触で保険確認できるので、コロナ禍の今非常に助かっている。
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CLINICSカルテの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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予約管理にて、予約患者の一覧がもっと見やすくなると予約確認の漏れが起こりにくく、運用がしやすいと感じています。
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《Medicom-HRf》のPOINT
- 正確な事務作業はお任せ。自動チェックでミスを防ぎ診療に集中!
- ソフト買替不要でコスト削減。低価格Basicモデルも選べます
- 予約/問診~会計まで170社以上の機器とシームレスに連携可能です
電子カルテ・レセコンシェア1位のPHC株式会社が提供する「Medicom-HRf」は、レセプトチェック機能を搭載した無床クリニック向けの電子カルテです。シンプルな画面設計のため、操作性を重視する医師におすすめです。オンプレミス型とクラウド型ともに対応し、利用環境にあわせた利用や緊急時の切替ができます。全国に販売代理店と保守サービス会社があり、業界最高レベルのサポート体制が整っています。
提供形態 |
オンプレミス / クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
ー ※5年ごとの買換え不要 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Medicom-HRfのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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受付から会計まで、無駄な事なくシンプルに使いやすいです。しっかりバージョンアップさえ怠らなければこのシステムがほぼ仕事を終わらせてくれます。こちらは選択をするのみでスピード感のある保険会計を実現できます。また細かな設定がありますので使いやすいようカスタマイズしやすいです!
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Medicom-HRfの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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今までと違い画面切り替えがなくなったので、終わる時に全て消し忘れます。使い始めなので慣れてないのもありますが。
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《エムスリーデジカル》のPOINT
- 初期0円、AIによる自動学習で入力時間80%削減!
- 15年利用で約1,000万円のコスト削減が可能!
- 金融機関・政府機関も利用する安全技術
「エムスリーデジカル」は、エムスリーデジカル株式会社提供の最新のテクノロジーを活用した電子カルテです。電子カルテとレセコンが一体型か、レセコンを連携するORCA連動型の2種類があります。全患者における学習の反映や、よく使用する処置行為のリストがセットされるなど、AIによる自動学習機能がポイントです。医薬品関連データベースと連携できるため、安全な処方箋を実現します。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
ー |
参考価格 |
【ORCA連動型】月額9,800円 【一体型】月額19,800円 ※5年ごとの買換え不要 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《BrainBoxVⅢ》のPOINT
- シンプルも多機能も両対応したインターフェース
- 各種医療データを取り込んで診察の精度をアップ
- 医薬品データベースを参照して処方箋に潜むリスクを軽減
株式会社ユヤマが提供する「BrainBoxVⅢ」は、パッケージソフト型電子カルテです。簡単操作に定評のある独自のインターフェース「ユヤマ・キーパッド」が特徴です。レセプト会計システムと一体型のため、日々の会計業務やレセプト作成も効率化できるでしょう。また、医薬品の関連データベースと連携できるのも魅力のひとつです。
提供形態 |
パッケージソフト / ハードウェア |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
製品・サービスのPOINT
- シンプル画面で入力カンタン!操作方法も短時間で習得可能
- 受付・診察・会計、すべての業務が行える完全一体型システム
- データは3箇所保存で安心!障害時でもカルテの参照や印刷が可能
「AI・CLINIC(エーアイ クリニック)」は、アイネット・システムズ株式会社が提供する電子カルテです。受付からカルテの入力や管理、レセプト業務まで効率化する一体型システムです。操作のしやすさが特徴で、機械の操作に不安がある医師におすすめします。所見や病名等をパターン化しているため、スタンプを押す感覚でカルテに入力できます。
提供形態 |
パッケージソフト / オンプレミス |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
AI・CLINIC(エーアイ クリニック)のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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動作が安定しており、入力画面上での操作性がよく、セット入力などもユーザー側から簡単にできるようになっていて、使いやすいです。
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AI・CLINIC(エーアイ クリニック)の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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診療情報提供書を作成する時に、別の診療情報提供書からコピーアンドペーストできないところが不便と感じています。
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《BrainBoxCloud》のPOINT
- データ分析・予測が可能なAI INSIGHT機能搭載
- 一目で患者の状態が把握できる診察パネル搭載
- 医薬品データベースMDbankVⅢ搭載(歯科対応不可)
株式会社ユヤマが提供する「BrainBoxCloud」は、クラウド版電子カルテです。院内にサブサーバを設置して、万が一の障害時にも通常どおり使用できるのが特長です。 診察の待ち時間など予測ができる「AI INSIGHT機能」で、スムーズな診療をサポートします。医薬品データベースとの連携機能により、副作用の確認など処方チェックが強化できるため、安心した処方箋につながるでしょう。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《blanc》のPOINT
- どこでも使える!在宅訪問時でも院内と同じカルテが利用可能
- クラウドを利用したバックアップでデータ保管も安心!
- 早く・安価に導入可能!サーバー購入や構築もなく素早く導入
「blanc」は、JBCC株式会社が提供するクラウド型電子カルテです。オーダーの期間重複や薬剤投与時の禁忌チェックなど、チェック機能が充実しているため、ミスの防止ができるでしょう。カルテデータから文書の自動作成も可能です。予約業務機能が充実しているため、院内や患者の予約状況における一元管理が実現するでしょう。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
中小病院向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《m-KARTE》のPOINT
- 富士通とLSIメディエンスの技術とノウハウを融合
- 診療報酬改定や制度改革にも迅速に対応する万全のサポート
- クラウドを活用したサービスにも対応できる高信頼なシステム構成
株式会社LSIメディエンスが提供する「m-KARTE」は、有床クリニックや在宅診療向けの電子カルテです。オンラインレセプト請求や、レセプト博士NEOエンジンによるレセプトチェックなど、レセコン機能を搭載しています。シンプルで見やすい画面はレイアウトが自在で、利用者に優しいインターフェースも魅力的です。富士通の技術とノウハウを融合した高信頼のシステム構成で、診療報酬の改定など、システムの仕様変更にも迅速に対応可能です。
提供形態 |
パッケージソフト / ハードウェア |
対象施設 |
有床クリニック向け / 無床クリニック向け / 在宅向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
m-KARTEのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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紙カルテ時代には、カルテ記載事項の確認に時間がかかり、レセプト業務が大変でしたが、病名、検査、投薬の電子化により、業務が大幅に効率化しました。
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m-KARTEの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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時々パソコン画面で、入力機能が停止するなどのトラブルがあります。リモートで即座に解決していただきたいです。
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《Qualis Cloud》のPOINT
- 多機能なのに直感的な使い心地
- 各種システムとの連携も充実
- BMLだからできる、安心のサポート
「QUALIS」は、株式会社ビー・エム・エルが提供する無床クリニック向けのレセコン一体型電子カルテです。リモートアクセスによるサポートで、電子カルテの導入に不安な医師にもおすすめです。ログイン者ごとに好みの画面レイアウトを設定できるため、見やすさや使用しやすさを重視しています。障害対策やセキュリティ対策などのサポートも充実しているのが特長のひとつです。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Qualis Cloudのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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この電子カルテシステムは本当に使いやすいです。たくさんの検査項目をひとつひとつ手入力しなくても、セットで組めばワンクリックで入力できます。そしてよく使う項目は、「お気に入りセル」というタブにセット登録しておけば、いつでもワンクリックで入力できます。事前に検査項目や投薬を入力したければ、「未来カルテ」という機能もあり、画面上のカレンダーから入力したい日付に飛べば、事前に該当日のコストを入力できます。そしてサポートセンターもあり、難しい事や困った事があれば電話やFAXで対応してくれます。本当に使いやすくて、全医療機関がクオリスならいいのにと思います。
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業種 |
食品、医薬、化粧品 |
従業員規模 |
5,000名以上 |
Qualis Cloudの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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他と比較したわけではないのでそこまで大きく変えてほしい点はありませんが、機能を少し縮小して、さらにわかりやすくしても良いかもしれません。
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《Dentis》のPOINT
- 歯科専用システムで予約・診療・会計・レセプトの効率化を実現
- インターネットができるPC・タブレットがあればどこでもつながる
- サポートも充実!歯科医院のデジタル活用を徹底支援
株式会社メドレーが提供する「Dentis」は、歯科向けの電子カルテです。レセコンと電子カルテの一体型にくわえ、予約受付管理やオンライン診療やキャッシュレス決済も内蔵しています。患者へのメッセージ機能もあるため、コミュニケーションがとりやすくなるでしょう。
提供形態 |
クラウド/SaaS |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
かかりつけ支援プラン10,000円/トータル支援プラン35,000円 |
《Henry》のPOINT
- 直感的な操作でクリック数をバッチリ削減し診療効率を向上
- 大手テック企業で開発をリードした、業界最大級の開発チーム
- 診療情報管理士を含むメンバーで導入・運用面の充実したサポート
「Henry」は、株式会社ヘンリーが提供するレセコン一体・クラウド型電子カルテです。診療に不要な要素を削減し、シンプルな操作感に徹底的にこだわっています。15年以上カルテ開発に携わるエンジニアがレセプト開発をしています。国際規格の「ISO/IEC 27001」を取得しているため、セキュリティ面も安心です。
提供形態 |
クラウド/SaaS |
対象施設 |
中小病院向け |
参考価格 |
初期費用200,000円 月額費用60,000円 データ移行費用300,000円 |
レセコンと連携できるおすすめ電子カルテ
レセコン分離型電子カルテは、電子カルテまたはレセコンどちらかの不具合が発生しても、もう一方が利用できる利点があります。ここでは、レセコンと連携できる電子カルテを紹介します。
《CLIUS (クリアス)》のPOINT
- 【無料】WEB予約・問診・在宅・オンライン診療全て追加料金なし
- カルテ入力時間を短縮できるUI・UX。初心者でも使いやすい
- iPadでも使える!訪問診療や院内での持ち運びに役立ちます
株式会社Donutsが提供する「CLIUS (クリアス)」は、ORCAと連携したクラウド型電子カルテです。少ない動作で直感的に動作できるのが特長で、パソコンに慣れていない人でも操作しやすいでしょう。Web予約やWeb問診、オンライン診療などの機能が無料です。タブレットも対応し、在宅医療(訪問診療)の際も利用できます。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け / 在宅向け |
参考価格 |
【セルフ導入プラン】初期費用0円/月額カルテ枚数に応じた金額【基本プラン】初期費用20万円/月額12,000円 ~ |
《セコムOWEL》のPOINT
- 充実した在宅機能、スムーズな外来管理機能を搭載!
- Windows/MacOS対応で端末を自由に選べる!
- 豊富な動画マニュアルと手厚いサポートで安心利用!
「セコムOWEL」はセコム医療システム株式会社提供のクラウド型電子カルテです。無床クリニックや在宅診療といった小規模な施設に適しています。シンプルな画面設計と操作性のよさから、電子カルテの機能を十分に使いこなせなかった方にもおすすめです。また、検査結果の連携やタスク管理機能など、機能が充実しているのも魅力です。約1か月の無料お試し環境を利用できるため、操作に不安のある方でも安心でしょう。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け / 在宅向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
セコムOWELのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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他の電子カルテとは違い、在宅医療でここ欲しかった!と言ってしまいたくなるポイントが押さえられている。カルテを開くだけで患者の要介護度など必要な情報が一目で分かるようになっているので、レセプトコメントを付ける際にも助かっている。スケジュール管理や患者のKPの家族やケアマネの連絡先なども登録しやすく大変有難い。
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セコムOWELの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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外来患者と訪問患者がそれぞれ仕分けできるようになると大変ありがたい。売り上げ集計を外来と訪問で分けて立てることができないのが残念。
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《Medicom-CK》のPOINT
- シンプルで使いやすい操作性。中小規模病院に特化した機能性
- チーム医療に必要な機能を搭載!環境に合わせた使い方を実現
- Web型電子カルテなので、離れた場所でも情報共有が可能
PHC株式会社が提供する「Medicom-CK」は、中小規模病院向けの電子カルテです。Web型システムで、院内のコミュニケーションにくわえ、地域連携にも貢献しています。シンプルな画面で操作しやすく、新人スタッフや非常勤医師でもすぐに利用できます。一括入力でバイタルや食事情報を複数回入力する必要がありません。治療情報の履歴を一画面で表示できるため、患者に寄り添った診療が実現します。
提供形態 |
SaaS |
対象施設 |
中小病院向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Medicom-CKのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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医療事務の仕事をしていくなかで、レセプト業務になくてはならないのがメディコムの電子カルテです。良い点はシステム操作がシンプルなところです。初めてでも分かりやすく、操作に戸惑うことがあまり無く一度覚えれば困ることもなく使用できると思います。また、サポートも充実しているため不具合が出た際の対応も安心してお願いすることができます。
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Medicom-CKの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
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今でも十分利用しやすいのですが、1つ改善してほしいところが漢字の登録数が少ないように感じるところです。レセプト作業のなかで文字を打つ場面が特に多く、中でも電子カルテでは患者様のお名前、病名など漢字を取り扱う場面が多いのですが…例えば【﨑】、【髙】など異体字?旧字体が登録されていないことが多く不便に思うことが多々あります。
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製品・サービスのPOINT
- 在宅、外来、入院機能を標準搭載
- 万全なサポート体制が好評
- 多様な部門システムとの連携実績
「セコム・ユビキタス電子カルテ」は、セコム医療システム株式会社提供のクラウド型電子カルテです。セキュリティ分野で有名なセコムならではのハイレベルなデータセンターで患者情報を管理できるのが強みです。iPadやiPhoneからのカルテの閲覧・記載もできるため、在宅診療にも適しています。また、入院診療機能など、サービスの追加にも柔軟に対応しています。
提供形態 |
クラウド / パッケージソフト / ASP / サービス |
対象施設 |
中小病院向け・有床クリニック向け・在宅医療向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
セコム・ユビキタス電子カルテのいい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3
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医療事務初心者の私でしたが、とても使いやすかったです。診療報酬の計算もある程度やってくれますし、間違っているとちゃんとエラーを出してくれるので助かります。わからないことがあれば電話でも答えてくれますが、メールのようなやり取りも出来るので急ぎでない場合はそちらを使っており、大体すぐにお返事を下さるので助かります。
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業種 |
医療 |
従業員規模 |
250名以上 500名未満 |
セコム・ユビキタス電子カルテの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
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他者と同時に文章棚で評価を入力してしまった際に、記録がそれぞれで入力されてしまい、1つの評価記録に双方の入力内容がまとめられないため、二度手間になってしまうところ。
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《きりんカルテ》のPOINT
- 直観的に操作できるシンプルで使いやすいUIを設計・開発
- クラウド型だからどこからでも、何台でも操作可能
- 手書き入力対応!紙カルテのような書き心地を実現
PHC株式会社が提供する「きりんカルテ」は、無料プランのあるクラウド型電子カルテです。レセコンと連携にくわえ、予約アプリ「診察予約ZERO」の無料提供もしています。高額な初期費用や月額利用料のコストを抑えているため、導入しやすいといえるでしょう。さらに、無料画像アプリの提供でカルテへアップロードも可能です。保険診療と自由診療のカルテをワンクリックで切り替えられます。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
利用料0円+初期費用300,000円~ 月額22,800円~ |
《MALL》のPOINT
- ユーザーごとの好みに応じたレイアウトを簡単に作成できる
- 利用継続率99%!約20年間の運用で価値を提供し続けている
- トレーニングされたスタッフを全国に配置して手厚いサポート体制
「MALL」は、株式会社パシフィックメディカルが提供する透析システムを内蔵している電子カルテです。院内のレイアウトにあわせたマップで、入退院処理やベッド移動管理ができます。約150社の部門システムや検査機器と連携できるため、業務の効率化につながるでしょう。トレーニング済みのスタッフによる手厚いサポートが全国で実施されています。
提供形態 |
オンプレミス |
対象施設 |
中小病院・有床クリニック向け |
参考価格 |
50床1,800万円~/100床3,300万円~/150床4,600万円~/200床5,500万円~ |
まずは人気の電子カルテを知りたいという方は、以下のボタンより最新の資料請求ランキングをご覧ください。
レセコンを導入するポイント
レセコンは、明細書を作成できればどのシステムを導入してもよいわけではありません。自院の診療内容や課題解決に適した製品を選ぶのがポイントです。
電子カルテとの連動
電子カルテと一体型、または連携させれば簡単に明細書が作成できるだけではなく、さまざまな業務の効率化につながるでしょう。診療から会計まで、スムーズな対応ができるため患者の待ち時間も短縮します。使用しているレセコンの老朽化などでシステム入れ替えを検討している場合は、電子カルテと連動できるシステムも検討しましょう。
サポート体制
レセコンや電子カルテは、効果的な運用をするためにスムーズな操作が求められます。システムが難しいと感じ、適切な操作ができないと業務効率化につながりません。近年のシステムは直感的に操作できる製品が多く登場していますが、不明点などはただちに解決できると安心です。また、トラブル発生やシステム障害時にも、迅速な対応が必要です。サポート内容や対応時間について導入前に確認しましょう。
自院の専門性に対応しているか
眼科や歯科、調剤用など診療科目や内容によりシステムの使用する機能は異なります。複数の診療科に対応している製品や専門的な診療内容に特化しているシステムなど、さまざまです。自院の専門性に対応している製品を導入しましょう。
自院の診療内容に対応した電子カルテの比較は以下のページをご覧ください。価格や製品の強みなどを紹介しています。
関連記事
電子カルテとレセコンを連携して業務を効率化しよう
レセコンとは、診療・治療内容をもとに算出した診療報酬を記したレセプトを作成できるシステムのことです。電子カルテとレセコンを連携させると、業務効率化や診療の質向上などさまざまなメリットがあります。電子カルテとレセコンが連携できる製品、または一体型のシステムがあるため、自院にあったものを検討しましょう。
レセコンを導入する際は、電子カルテとの連動やサポート体制、自院の専門性に対応しているかの確認が重要です。電子カルテやレセコンを効果的に活用し、さらなる業務の効率化を図りましょう。