レセコンとは
レセコンとはレセプトコンピュータの略称で、レセプトを作成するソフトウェアのことです。レセプトとは、診療や治療内容をもとに算出した診療報酬を記した明細書です。
レセプトの作成は、医療事務関連の資格取得者が担当するのが一般的で、高度な知識と計算が求められる煩雑な作業でした。そのため、医療現場におけるIT化が開始してまもなく、レセコンが誕生します。診療報酬額の計算や診療報酬明細書の作成をコンピュータが実施するため、医療事務の業務は円滑化し負担も大幅に削減しました。今ではほとんどの医療機関や薬局が導入し、電子レセプトの普及率は96.2%です。
参考:請求状況(医療機関数・薬局数ベース) 【令和5年3月診療分】|社会保険診療報酬支払基金
レセコンと電子カルテの違い
レセコンと電子カルテの違いは、システムを利用する人の顔ぶれにあります。「レセコン」は医療事務スタッフを対象とし、「電子カルテ」は医師や看護師など医療スタッフを対象にしています。
電子カルテとは、紙カルテで管理していた情報を電子化するシステムです。医療情報を電子データとして扱え、カルテ入力や情報検索を効率化できます。看護記録や検査画像など診療に必要なデータをまとめて管理できるほか、保存した情報をもとに診療情報提供書や診断書を作成するなど、医療事務をサポートする機能も搭載されています。診療業務における情報共有も円滑化するでしょう。
病院やクリニックの規模によって適した製品があり、新規開業時には必ずといっていいほど導入されるシステムです。
会計業務を効率化したい場合はレセコンを、医師の診察業務を中心に効率的な患者情報管理なら電子カルテの導入が必要です。なお、電子カルテとレセコンが一体になった便利なシステムもあります。
レセコン導入のメリット
レセコンの導入により、効率的で正確なレセプト作成が可能となります。電子レセプト導入は、診療報酬計算の自動化と受付業務の効率化をもたらします。記入漏れを自動点検し、診療報酬の計算も精度が高まるため、ミスの防止にも役立つでしょう。
診療報酬の制度改定に自動で対応するシステムを利用すれば、改定のたびに対応に追われる必要もありません。なかには、医事データを分析し経営に役立てられる機能を搭載したレセコンもあります。
電子カルテとレセコンを連携するメリット
電子カルテとレセコンはどちらも単体で使用できますが、連携または一体型システムを使用すると、より大きな効果が期待できるでしょう。相互に連携していれば受付から診療、会計業務までの情報を一元管理できます。レセプト作成時に、あらためてカルテの情報を入力する必要がありません。データの変更や追加も一度で済みます。
なお、電子カルテやレセコンの導入を検討する際には、レセコンを先に選ぶと連携できる電子カルテが限られてしまうため、電子カルテから決めることをおすすめします。レセコンはデータ移行がしやすいため、開業後に別のレセコンに変更するのも比較的容易といえるでしょう。
電子カルテの導入やリプレイスを検討する場合には、以下の記事をぜひ一読ください。自院の規模や診療内容に対応した電子カルテを比較検討できます。導入ユーザーのリアルな口コミレビューも参考になるでしょう。
レセコンの種類
レセコンは、日医標準レセプトソフト「ORCA」と、それ以外の「メーカー・レセコン」に分けられます。ORCAは医療のIT化促進、医療情報交換の効率化や標準化を主な目的とし、日本医師会ORCA管理機構株式会社が開発。メーカー・レセコンは民間企業が開発した製品を指し、機能や特徴、サポート内容はそれぞれ異なります。
ほかにも医科用レセコン・歯科用レセコン・調剤用レセコンなどの種類があり、各分野に特化したシステムになっています。
電子カルテ・レセコン一体型システムのおすすめ製品
電子カルテとレセコンが一体化したシステムは、情報の整合性が保ちやすくメンテナンスもしやすいため、新規開業時の導入が多い傾向にあります。ここでは、レセコン一体型のおすすめ電子カルテを紹介します。製品は資料請求(無料)できるので、比較して自院にあう電子カルテを導入しましょう。
《CLINICSカルテ》のPOINT
- 自社開発のレセプトソフトと一体化
- 国際標準規格に適合したセキュリティ
- 予約や患者アプリとのシームレスな連携
「CLINICSカルテ」は株式会社メドレーが提供する、無床クリニック向けのクラウド型電子カルテです。ORCA(日医標準レセプトソフト)を内蔵しています。予約システムやオンライン診療との連携を強化し、患者向けアプリを通じ検査結果や予約データの共有が可能です。また、国際標準規格に適合するISMSクラウドセキュリティ認証を取得しているため、安心して利用できるでしょう。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
初期費用:カルテの使用状況、月額40,000円 ~ |
《Medicom-HRf Hybrid Cloud》のPOINT
- オンライン順番受付・モバイル型決済・オンライン問診と連携可能
- はじめてでも直観的に理解しすぐに使いこなせるUX/UIデザイン
- クラウド活用によるデバイス&ロケーションフリーを実現
電子カルテシェア1位のウィーメックス株式会社が提供する「Medicom-HRf Hybrid Cloud」は、レセプトチェック機能を搭載した一般診療所向けの電子カルテです。シンプルな画面設計のため、操作性を重視する医師におすすめです。オンプレミス型とクラウド型ともに対応し、利用環境にあわせた利用や緊急時の切替ができます。全国に販売代理店と保守サービス会社があり、業界最高レベルのサポート体制が整っています。
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / ハードウェア / サービス |
対象施設 |
有床クリニック向け / 無床クリニック向け / 在宅向け |
参考価格 |
ー※5年ごとの買換え不要 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Qualis/Qualis Cloud》のPOINT
- 多機能なのに直感的な使い心地
- 各種システムとの連携も充実
- BMLだからできる、安心のサポート
「Qualis Cloud」は、株式会社ビー・エム・エルが提供する無床クリニック向けのレセコン一体型電子カルテです。リモートアクセスによるサポートで、電子カルテの導入に不安な医師にもおすすめです。ログイン者ごとに好みの画面レイアウトを設定できるなど、見やすさや操作性を重視しています。障害対策やセキュリティ対策などのサポートも充実しているのが特長のひとつです。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 食品、医薬、化粧品 5,000名以上
《Henry》のPOINT
- 安全で低価格のクラウド型!!オンプレミス型の半額程度!!
- 経営分析ツールを搭載!!経営報告用の数値集計作業を軽減!!
- 運用フロー・ルール設計もサポート!!経営改善のドライバーに!!
「Henry」は、株式会社ヘンリーが提供するレセコン一体・クラウド型電子カルテです。診療に不要な要素を取り除き、ITリテラシーに左右されないシンプルな操作感にこだわっています。医薬品や検査項目をはじめ、シェーマや画像も登録できるなど診療内容にあわせたセットが可能です。国際規格の「ISO27001」を認証取得しているため、セキュリティ面も安心です。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
対象施設 |
中小病院向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《エムスリーデジカル》のPOINT
- 初期0円、AIによる自動学習で入力時間80%削減!
- 15年利用で約1,000万円のコスト削減が可能!
- 金融機関・政府機関も利用する安全技術
「エムスリーデジカル」はエムスリーデジカル株式会社が提供する、最新テクノロジーを活用した電子カルテです。レセコン(ORCA以外)一体型とORCA連動型の2種類があります。全患者における学習の反映や、よく使用する処置行為のリストがセットされるなど、AIによる自動学習機能がポイントです。医薬品関連データベースと連携できるため、安全な処方箋を実現します。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
対象施設 |
無床クリニック向け / 在宅医療向け |
参考価格 |
ORCA連動型:月額11,800円 一体型:月額24,800円 ※5年ごとの買換え不要 |
《BrainBox Cloud/V-Ⅳ》のPOINT
- クラウド型とオンプレミス型から選択可能!
- 安心安全のセキュリティと万全なサポート体制!
- オンラインデモで使用感を事前に確認できる!
株式会社ユヤマが提供する「BrainBoxV-Ⅳ」は、パッケージソフト型電子カルテです。簡単操作に定評のある独自のインターフェース「ユヤマ・キーパッド」が特長です。レセプト会計システムと一体型のため、日々の会計業務やレセプト作成も効率化できるでしょう。また、医薬品の関連データベースと連携できるのも魅力の一つです。
提供形態 |
パッケージソフト / ハードウェア |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《blanc》のPOINT
- どこでも使える!在宅訪問時でも院内と同じカルテが利用可能
- クラウドを利用したバックアップでデータ保管も安心!
- 早く・安価に導入可能!サーバー購入や構築もなく素早く導入
「blanc」は、JBCC株式会社が提供するクラウド型電子カルテです。オーダーの期間重複や薬剤投与時の禁忌チェックなど、チェック機能が充実しているため、ミスの防止ができるでしょう。カルテデータから文書の自動作成も可能です。予約業務機能が充実しているため、院内や患者の予約状況における一元管理が実現するでしょう。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
中小病院向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《m-KARTE》のPOINT
- 富士通とLSIメディエンスの技術とノウハウを融合
- 診療報酬改定や制度改革にも迅速に対応する万全のサポート
- クラウドを活用したサービスにも対応できる高信頼なシステム構成
株式会社LSIメディエンスが提供する「m-KARTE」は、有床クリニックや在宅診療向けの電子カルテです。オンラインレセプト請求や、レセプト博士NEOエンジンによるレセプトチェックなど、レセコン機能を搭載しています。シンプルで見やすい画面はレイアウトが自在で、利用者に優しいインターフェースも魅力的です。富士通の技術とノウハウを融合した高信頼のシステム構成で、診療報酬の改定など、システムの仕様変更にも迅速に対応可能です。
提供形態 |
パッケージソフト / ハードウェア |
対象施設 |
有床クリニック向け / 無床クリニック向け / 在宅向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《MAPs for CLINIC》のPOINT
- ネットワーク障害時は別回線に自動切換。オフラインでも入力可能
- 土日祝もネットワーク障害サポート対応
- 柔軟な入力セット・画面表示カスタマイズで4倍速の高速入力
株式会社EMシステムズが提供する電子カルテ「MAPs for CLINIC」は、アプリケーション型クラウドを採用しています。ブラウザではなくアプリケーション版を選択することで、操作しやすく高水準なセキュリティ対策を実現。小児科や整形外科、皮膚科や精神科など診療科目ごとに専門機能が充実している点も特長です。レセコンを標準搭載するほか、周辺機器との連携実績も豊富で、さまざまな診療科で運用しやすいでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
初期費用無料、月額20,000円~ 追加1接続につき月額5,000円追加 |
《ACUSIS Cloud》のPOINT
- ※歯科、病院、鍼灸院は対象外(対応していません)
- 美容クリニック様の導入実績多数
- All In One System(診察券アプリ、Web予約、LINE連携、問診票)
株式会社プロ・フィールドが提供する「ACUSIS Cloud」は、予約から診療、会計までオールインワンで対応する電子カルテです。美容クリニックを中心に導入され、自費診療と保険診療に対応しています。オプションでレセプト機能を利用でき、ウェブORCAを採用しています。また、スタッフや患者、施術ごとに売上を分析する機能も搭載し、戦略的なクリニック経営にも役立つでしょう。
提供形態 |
クラウド / SaaS |
対象施設 |
美容クリニック |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
レセコンと連携できるおすすめ電子カルテ
レセコン分離型電子カルテのメリットも紹介しておきましょう。考え得るケースとして、システム障害が発生した場合を挙げます。分離型である場合、電子カルテとレセコン両方が同時に利用できなくなる可能性は低いでしょう。
ここでは、レセコンと連携できる電子カルテを紹介します。既存システムからの乗り換え検討をしている方も参考にしてください。
《CLIUS (クリアス)》のPOINT
- 【無料】WEB予約・問診・在宅・オンライン診療全て追加料金なし
- カルテ入力時間を短縮できるUI・UX。初心者でも使いやすい
- iPadでも使える!訪問診療や院内での持ち運びに役立ちます
株式会社DONUTSが提供する「CLIUS (クリアス)」は、ORCAと連携したクラウド型電子カルテです。少ない動作で直感的に操作できるのが特長で、パソコンに慣れていない人でも操作しやすいでしょう。Web予約やWeb問診、オンライン診療などの機能が無料です。タブレットにも対応し、在宅医療(訪問診療)の際も利用できます。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け / 在宅向け |
参考価格 |
セルフ導入プラン:初期費用無料、月額はカルテ枚数に応じた課金 基本プラン:初期費用20万円、月額12,000円 ~ |
《Medicom-CKⅡ》のPOINT
- シンプルで使いやすい操作性。中小規模病院に特化した機能性
- チーム医療に必要な機能を搭載!環境に合わせた使い方を実現
- Web型電子カルテなので、離れた場所でも情報共有が可能
ウィーメックス株式会社が提供する「Medicom-CK」は、中小規模病院向けの電子カルテです。Web型システムで、院内のコミュニケーションに加え、地域連携にも貢献しています。シンプルな画面で操作しやすく、新人スタッフや非常勤医師でもすぐに利用できます。一括入力でバイタルや食事情報を複数回入力する必要がありません。治療情報の履歴を一画面で表示できるため、患者に寄り添った診療が実現します。
提供形態 |
SaaS |
対象施設 |
中小病院向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《きりんカルテ》のPOINT
- 直観的に操作できるシンプルで使いやすいUIを設計・開発
- クラウド型だからどこからでも、何台でも操作可能
- 手書き入力対応!紙カルテのような書き心地を実現
ウィーメックス株式会社が提供する「きりんカルテ」は、レセコン連携に加え、予約アプリ「診察予約ZERO」の無料提供もしているクラウド型電子カルテです。初期費用や月額利用料のコストを抑えているため、導入しやすいといえるでしょう。さらに、無料画像アプリの提供でカルテへアップロードも可能です。保険診療と自由診療のカルテをワンクリックで切り替えられます。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け |
参考価格 |
初期費用300,000円~、きりんカルテ利用料無料、レセコン利用料:月額22,800円~ |
製品・サービスのPOINT
- 在宅、外来、入院機能を標準搭載
- 万全なサポート体制が好評
- 多様な部門システムとの連携実績
「セコム・ユビキタス電子カルテ」は、セコム医療システム株式会社提供のクラウド型電子カルテです。セキュリティ分野で有名なセコムならではの、ハイレベルなデータセンターで患者情報を管理できるのが強みです。iPadやiPhoneからカルテの閲覧・記載もできるため、在宅診療にも適しています。また、入院診療機能など、サービスの追加にも柔軟に対応しています。
提供形態 |
クラウド / パッケージソフト / ASP / サービス |
対象施設 |
中小病院向け / 有床クリニック向け / 在宅医療向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 医療 250名以上 500名未満
《セコムOWEL》のPOINT
- 充実した在宅機能、スムーズな外来管理機能を搭載!
- Windows/MacOS対応で端末を自由に選べる!
- 豊富な動画マニュアルと手厚いサポートで安心利用!
「セコムOWEL」は、セコム医療システム株式会社が提供するクラウド型電子カルテです。無床クリニックや在宅診療といった小規模な施設に適しています。シンプルな画面設計と操作性のよさから、電子カルテの機能を十分に使いこなせなかった方にもおすすめ。また、検査結果の連携やタスク管理機能など、機能が充実しているのも魅力です。約1か月無料お試し環境を利用できるため、操作に不安のある方でも安心でしょう。
提供形態 |
クラウド |
対象施設 |
無床クリニック向け / 在宅向け |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《MALL》のPOINT
- 2,664種類もの設定項目で病院ごとの運用にフィット!
- 約150社の他社システムと他社検査機器と連動可能!
- 20年以上・約200件の導入実績!継続率は99%!
「MALL」は、株式会社パシフィックメディカルが提供する電子カルテで、透析管理システムを内蔵しています。院内のレイアウトにあわせたマップで、入退院処理やベッド移動管理ができます。約150社の部門システムや検査機器と連携できるため、業務の効率化につながるでしょう。トレーニング済みのスタッフによる手厚いサポートが全国で実施されています。
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / SaaS |
対象施設 |
中小病院 / 有床クリニック向け |
参考価格 |
50床:1,800万円~ 100床:3,300万円~ 150床:4,600万円~ 200床:5,500万円~ |
まずは人気の電子カルテを知りたいという方は、以下のボタンより最新の資料請求ランキングをご覧ください。
レセコン導入のポイント
レセコンは、診療報酬明細書を作成できればどのシステムでもよいわけではありません。自院の診療内容や課題解決に適した製品を選ぶのがポイントです。既存システムとの連携性はもちろん、トラブル対応や導入支援の内容にも着目しましょう。
電子カルテとの連動
電子カルテとレセコンの連携は、簡単に診療報酬明細書が作成できるだけでなく、さまざまな業務の効率化につながります。診療から会計まで、スムーズな対応ができるため患者の待ち時間も短縮できるでしょう。使用しているレセコンの老朽化などでシステム入れ替えを検討している場合は、電子カルテと連動できるシステムも選択肢のひとつです。
サポート体制
レセコンや電子カルテの効果的な運用には、スムーズな操作性が求められます。システムの扱いが難しく適切に操作できないと、診療業務や会計業務の効率化につながりません。操作に関する不明点をただちに解決できるサポート体制が整っているかもチェックしましょう。また、トラブルやシステム障害が生じた際にどのようなサポートを受けられるのか、対応時間やサポート詳細も確認が必要です。
自院の専門性に対応しているか
眼科や歯科医院、調剤薬局向けなど診療科目や内容により、使用する機能は異なります。複数の診療科に対応している製品もあれば、専門的な診療内容に特化しているシステムもあるため、自院の専門性に対応した製品を導入しましょう。
電子カルテとレセコンを連携して業務を効率化しよう
レセコンとは、診療・治療内容をもとに算出した診療報酬を記したレセプトが作成できるシステムです。電子カルテとレセコンを連携させると、業務効率化や診療の質向上などさまざまなメリットがあります。電子カルテとレセコンが連携できる製品、または一体型のシステムがあるため、自院にあったものを検討しましょう。
レセコンを導入する際は、電子カルテとの連動やサポート体制、自院の専門性への対応可否を確認することが重要です。電子カルテやレセコンを効果的に活用し、さらなる業務の効率化を図りましょう。まずは資料請求を活用し、各製品の機能や特徴について詳しく知ることからはじめてはいかがでしょうか。