【一覧表】最新版!電子カルテランキングTOP10
カテゴリー数・製品数業界最大級のITトレンドでは、さまざまな電子カルテを取り扱っています。ここでは、2022年年間をとおして、資料請求数ランキングを一覧表にまとめました。
見事1位に輝いたのは、株式会社メドレーの「CLINICSカルテ」です。2位は、株式会社DONUTSの「CLIUS (クリアス)」で、3位は、PHC株式会社の「Medicom-HRf」です。TOP3にランクインしている製品はどれもクラウド型での提供もされており、簡単で使用しやすい操作性に定評があるようです。
最新のランキングは以下のボタンより確認できます。新しい製品が随時追加されているので、ぜひ参考にしてください。
人気の電子カルテランキングTOP10!
ここでは、ランキングTOP10の製品について、提供形態や価格、レセコン対応などを比較します。また、製品はすべて無料でメーカーに資料請求できるので、自院にあうものを検討してください。
《CLINICSカルテ》のPOINT
- ITトレンド年間ランキング1位(電子カルテカテゴリ)
- 日医標準レセプトソフト「ORCA」を内包、事務作業が半分に!
- オンプレミス型と比べて圧倒的な「低価格」
株式会社メドレーが提供する「CLINICSカルテ」は、無床クリニック向けのクラウド型電子カルテです。ORCA内包型のため、予約から受付、カルテ・会計・レセプト作成までを一元管理して効率化します。CLINICS予約・CLINICSオンライン診療と連携すると、患者用アプリとも連動して検査結果の送信や予約管理も実施できます。
提供形態 |
クラウド |
レセコン対応 |
一体型 |
参考価格 |
月額40,000円 ~ 初期費用はカルテの使用状況による |
CLINICSカルテのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
勤務先の医院で導入している。患者さんの予約・キャンセル管理が容易だと感じる。保険証の写真を患者さんにご自身でアップロードしていただくことで、非接触で保険確認できるので、コロナ禍の今非常に助かっている。
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CLINICSカルテの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
予約管理にて、予約患者の一覧がもっと見やすくなると予約確認の漏れが起こりにくく、運用がしやすいと感じています。
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《CLIUS (クリアス)》のPOINT
- 【無料】WEB予約・問診・在宅・オンライン診療全て追加料金なし
- カルテ入力時間を短縮できるUI・UX。初心者でも使いやすい
- iPadでも使える!訪問診療や院内での持ち運びに役立ちます
「CLIUS (クリアス)」は、株式会社DONUTSが提供する無床クリニック、在宅医療向けクラウド対応の電子カルテです。PC操作に不慣れな人でも操作しやすく、遠隔操作サポートがあるプランも用意されています。また、ORCA(日医標準レセプトソフト)と連携しており、受付から診療、会計までを一貫して効率化できます。グループ医院での利用や複数医院をまたがった働き方に対応し、地域医療との連携も可能です。
提供形態 |
クラウド |
レセコン対応 |
分離型 |
参考価格 |
【セルフ導入プラン】初期費用0円/月額カルテ枚数に応じた金額【基本プラン】初期費用20万円/月額12,000円 ~ |
《Medicom-HRf》のPOINT
- 正確な事務作業はお任せ。自動チェックでミスを防ぎ診療に集中!
- ソフト買替不要でコスト削減。低価格Basicモデルも選べます
- 予約/問診~会計まで170社以上の機器とシームレスに連携可能です
PHC株式会社が提供する「Medicom-HRf」は、無床クリニック向けの電子カルテです。医療機器や外注検査など、約170社の他社機器と連携が可能です。また、全国120拠点の販売代理店と80拠点の保守サービス会社の常駐エンジニアによるサポートがあるため、安心して運用できるでしょう。シンプルな画面設計で、必要最小限の操作でカルテ入力が可能です。
提供形態 |
オンプレミス / クラウド |
レセコン対応 |
一体型 |
参考価格 |
ー ※5年ごとの買換え不要 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Medicom-HRfのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
基本的にどこのクリニックもこちらの電子カルテを使っている医院が多く、転職等をしてもやり方が同じため操作に困らなかったです。操作も特に難しい機能とかはないため誰でも覚えやすいと思います。
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Medicom-HRfの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
今までと違い画面切り替えがなくなったので、終わる時に全て消し忘れます。使い始めなので慣れてないのもありますが。
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《エムスリーデジカル》のPOINT
- 初期0円、AIによる自動学習で入力時間80%削減!
- 15年利用で約1,000万円のコスト削減が可能!
- 金融機関・政府機関も利用する安全技術
「エムスリーデジカル」は、エムスリーデジカル株式会社が提供する電子カルテです。AI(人工知能)による最新テクノロジーを活用し、自動学習機能が搭載されています。また、処置行為のリストもあるため、入力時間の短縮が実現しスムーズな診療につながるでしょう。手書き入力機能で、パソコン操作が苦手な医師でも操作しやすいのも嬉しいポイントです。無料体験版もあるため、導入前に使用感を試せます。
提供形態 |
クラウド |
レセコン対応 |
一体型・分離型(選択可) |
参考価格 |
【ORCA連動型】月額9,800円 【一体型】月額19,800円 ※5年ごとの買換え不要 |
《BrainBoxVⅢ》のPOINT
- シンプルも多機能も両対応したインターフェース
- 各種医療データを取り込んで診察の精度をアップ
- 医薬品データベースを参照して処方箋に潜むリスクを軽減
株式会社ユヤマが提供する「BrainBoxVⅢ」は、高機能ながらシンプルな画面の電子カルテです。無床クリニックに対応しています。診察で取得したレントゲン画像や、患者の状態を逐次観測したバイタルサインなど、医療に関するあらゆるデータと連携可能です。そのほか、医薬品の関連データベース「MDbank」と連携して適切な処方をサポートします。
提供形態 |
パッケージソフト / ハードウェア |
レセコン対応 |
一体型 |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
製品・サービスのPOINT
- シンプル画面で入力カンタン!操作方法も短時間で習得可能
- 受付・診察・会計、すべての業務が行える完全一体型システム
- データは3箇所保存で安心!障害時でもカルテの参照や印刷が可能
「AI・CLINIC(エーアイ クリニック)」は、アイネット・システムズ株式会社が提供する受付から診察、会計業務まで対応する完全一体型電子カルテシステムです。所見や病名等をパターン化し、スタンプを押すように入力できる点がポイントです。オーダー処方のチェック機能で、ミスを発見できるため医療事故の防止ができます。3箇所でデータ管理をするため、万が一のトラブルでも対応できるため、安心した運用が実現するでしょう。
提供形態 |
パッケージソフト / オンプレミス |
レセコン対応 |
一体型 |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
AI・CLINIC(エーアイ クリニック)のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
動作が安定しており、入力画面上での操作性がよく、セット入力などもユーザー側から簡単にできるようになっていて、使いやすいです。
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AI・CLINIC(エーアイ クリニック)の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
診療情報提供書を作成する時に、別の診療情報提供書からコピーアンドペーストできないところが不便と感じています。
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《セコムOWEL》のPOINT
- 充実した在宅機能、スムーズな外来管理機能を搭載!
- Windows/MacOS対応で端末を自由に選べる!
- 豊富な動画マニュアルと手厚いサポートで安心利用!
セコム医療システム株式会社の「セコムOWEL」は、小規模診療所や在宅クリニック向けのクラウド型電子カルテです。Windows・MacOS・iPad・Androidタブレットに対応しており、ヘルプガイドや動画マニュアルも搭載しています。検査結果を電子カルテで確認できるため、業務効率化につながるでしょう。1か月の無料トライアルがあるため、導入前にお試しができます。
提供形態 |
クラウド |
レセコン対応 |
分離型 |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
セコムOWELのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
他の電子カルテとは違い、在宅医療でここ欲しかった!と言ってしまいたくなるポイントが押さえられている。カルテを開くだけで患者の要介護度など必要な情報が一目で分かるようになっているので、レセプトコメントを付ける際にも助かっている。スケジュール管理や患者のKPの家族やケアマネの連絡先なども登録しやすく大変有難い。
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セコムOWELの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
外来患者と訪問患者がそれぞれ仕分けできるようになると大変ありがたい。売り上げ集計を外来と訪問で分けて立てることができないのが残念。
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《BrainBoxCloud》のPOINT
- データ分析・予測が可能なAI INSIGHT機能搭載
- 一目で患者の状態が把握できる診察パネル搭載
- 医薬品データベースMDbankVⅢ搭載(歯科対応不可)
「BrainBoxCloud」は、株式会社ユヤマが提供する医事会計一体型のクラウド電子カルテです。無床クリニックに対応しています。他院での処方管理も連携しまとめて表示されるため、患者の状態をひと目で把握可能です。また、院内にサブサーバを設置して同期させることで、トラブル発生時の対応も安心です。医薬品データベースと連携しているため、副作用の確認など適切な処方をサポートします。
提供形態 |
クラウド |
レセコン対応 |
一体型 |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Medicom-CK》のPOINT
- シンプルで使いやすい操作性。中小規模病院に特化した機能性
- チーム医療に必要な機能を搭載!環境に合わせた使い方を実現
- Web型電子カルテなので、離れた場所でも情報共有が可能
PHC株式会社が提供している「Medicom-CK」は、Web型電子カルテシステムです。一般・療養型中小規模病院に適した機能を搭載しています。院内だけではなく、地域連携など院外のコミュニケーションも円滑にします。画面切り替えや操作のクリック数を最小限に減らした設計のため、スムーズな操作が実現するでしょう。常時表示されるメニューバーは、ユーザー設定も対応しています。
提供形態 |
SaaS |
レセコン対応 |
分離型 |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Medicom-CKのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
医療事務の仕事をしていくなかで、レセプト業務になくてはならないのがメディコムの電子カルテです。良い点はシステム操作がシンプルなところです。初めてでも分かりやすく、操作に戸惑うことがあまり無く一度覚えれば困ることもなく使用できると思います。また、サポートも充実しているため不具合が出た際の対応も安心してお願いすることができます。
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Medicom-CKの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
今でも十分利用しやすいのですが、1つ改善してほしいところが漢字の登録数が少ないように感じるところです。レセプト作業のなかで文字を打つ場面が特に多く、中でも電子カルテでは患者様のお名前、病名など漢字を取り扱う場面が多いのですが…例えば【﨑】、【髙】など異体字?旧字体が登録されていないことが多く不便に思うことが多々あります。
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《blanc》のPOINT
- どこでも使える!在宅訪問時でも院内と同じカルテが利用可能
- クラウドを利用したバックアップでデータ保管も安心!
- 早く・安価に導入可能!サーバー購入や構築もなく素早く導入
JBCC株式会社が提供する「blanc」は、視認性のよさや操作性を重視したクラウドカルテです。誰でも操作しやすいユーザーインターフェースでパソコン操作が苦手な方も安心して運用できるでしょう。各種情報をもとにした文書の自動作成など、文書作業の効率化もサポートします。また、オーダー内容を用途に応じてセット化しておけば、ワンクリックで簡単かつ迅速にオーダーできます。
提供形態 |
クラウド |
レセコン対応 |
一体型 |
参考価格 |
ー |
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自院にあう電子カルテについて、提供会社に相談するのもおすすめです。以下のボタンでは、無料で一括資料請求ができるため、ぜひご覧ください。
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電子カルテの種類
電子カルテは、さまざまな種類があり、大きくわけると提供形態とレセコン対応方法に分類できます。それぞれの特徴を理解して、自院にあう電子カルテを導入しましょう。
オンプレミスかクラウド
電子カルテは、オンプレミス型とクラウド型の提供形態に分類できます。おもに医療機関の規模や仕様により、適した提供形態があります。
オンプレミス型電子カルテ
オンプレミス型電子カルテは、院内でサーバーや専用機器を設置しデータ管理ができるシステムです。自院で完結するため、情報漏えいのリスクが低く、カスタマイズの自由度も高いといえるでしょう。しかし、導入には設備費用などコストがかかり、メンテナンスも対応しなければいけません。サーバーの破損によりデータ消失のリスクもあるため、十分な管理体制も求められます。大規模な病院や専門的な仕様を希望する医療機関におすすめです。
クラウド型電子カルテ
クラウド型電子カルテは、提供会社が用意するサーバーでデータを管理します。設備が不要なため、オンプレミス型に比べ安価で導入が可能です。メンテナンスやアップデートは、提供会社が対応するため少ない負担で運用できるでしょう。一方で、データを院外で管理するため、十分なセキュリティ対策が求められます。また、長年使用するとランニングコストが負担になるケースもあるでしょう。クリニックなど小規模な医療機関におすすめです。
レセコン一体型か分離型
レセコンとは、診療や治療内容をもとに算出した診療報酬を記した明細書であるレセプトの作成を自動化したシステムです。レセコン一体型製品とレセコン分離型電子カルテにわかれています。
レセコン一体型電子カルテ
電子カルテにレセコン機能が搭載されている電子カルテです。ひとつのシステムで管理できるため、別途操作をする必要がありません。電子カルテを操作できる端末であれば、操作できるため、誰でも会計業務に対応できます。また、電子カルテとレセコンのふたつのシステムにおける操作方法を覚える必要もないでしょう。しかし、万が一システム障害が発生した場合、電子カルテもレセコンも両方使用できない事態も考えられます。
レセコン分離型電子カルテ
レセコン分離型電子カルテは、レセコン機能は搭載されていませんが連携できます。サーバー障害など発生した場合も、一方の使用ができる点も安心です。また、現在使用しているレセコンを変更せずに電子カルテを導入できます。しかし、カルテ操作後にレセコンにデータ送信をするため、一体型と比較すると業務量が多くなる場合もあるでしょう。電子カルテとレセコンがメーカーの異なるシステムの場合は、画面デザインも異なるため操作方法の習得に時間を要する可能性もあります。
提供形態やレセコン一体型や分離型など、さまざまな電子カルテがあります。以下のページでは、病院の規模や診療科目ごとに適したおすすめの電子カルテを比較しているので、自院にあう製品選びの参考にしてください。
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電子カルテ人気ランキングを参考に製品を比較しよう
電子カルテにおける最新の人気ランキングトップ10を紹介しました。近年は、導入しやすいクラウド型電子カルテが人気の傾向にあります。自院の診療科目や規模にあう製品を導入すれば、診療や医療事務業務の効率化につながるでしょう。開業医はもちろん電子カルテ新規導入や入れ替えの場合も、人気ランキングを参考に電子カルテを比較しましょう。