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ホスティング(レンタルサーバ)の稼働率・SLAとは?わかりやすく解説

2023年01月17日 最終更新

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ホスティング(レンタルサーバ)の稼働率・SLAとは?わかりやすく解説

ホスティングにおける稼働率やSLAについて知っていますか。サービスを選定するうえで、これらの要素を知っておきたい人は多いでしょう。この記事では稼働率の概要から算出方法、SLAの概要、稼働率とSLAをもとにしたサービス選定時の注意点まで解説します。最適なホスティングサービスを選ぶ参考にしてください。

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ホスティングの「稼働率」とは

ホスティングにおける稼働率の概要を見ていきましょう。

サーバが正常稼働する割合

サーバの稼働率とは、一定期間のうちサーバが正常稼働している時間の割合です。つまり、稼働率が高いほどサーバの正常稼働を期待できるということです。

逆に、稼働率が低ければサーバダウンしている時間が長いことを示します。ただし、稼働率の計算に含めるサーバダウン時間の定義はホスティングベンダーによって異なる場合があるため要注意です。たとえば、定期メンテナンスによる稼働停止をサーバダウンに含めるベンダーと含めないベンダーが存在します。

ホスティングサービスを比較する際は、稼働率の数値だけでなく定義もよく確認しましょう。契約してから稼働率の低さが気になって、他社のサービスに乗り換えるケースは少なくありません。

(総時間 - 停止した時間)÷ 総時間 x 100 で求められる

稼働率を求める計算式と、各項の定義は以下のとおりです。

  • ■稼働率(%)=(総時間 - 停止した時間)÷ 総時間 x 100
  • ■総時間(分)=365日×24時間×60分
  • ■停止した時間(分)=ベンダーにより異なる

1年間で60分稼働停止時間がある場合、稼働率は以下のように算出されます。

(365×24×60-60)÷(365×24×60)×100=99.989%

稼働率「99.9%」より「99.99%」のほうが信頼度が高い

99.9%と99.99%は一見大差ないように思われますが、実は大きな違いがあります。両者の差である約0.1%は、時間に換算すると以下のとおりです。

365×24×60×0.001=525.6(分)

525.6分は約8時間46分です。つまり、99.9%は99.99%よりも年間で8時間以上停止時間が長いということです。停止する時間帯によっては、丸一日分の業務に支障をきたすことになるでしょう。

一方、99.99%と99.999%はあまり差がありません。両者の差は約0.01%ですが、これは先ほどの10分の1です。つまり、時間に換算すると52.56分となります。

もちろん、このくらいの時間でも停止時間はないほうがよいですが、8時間以上の停止と比較すれば些細といえるでしょう。

サービス品質を保証する「SLA」とは

SLAは「Service Level Agreement」の略で、日本語に訳すと「サービス品質保証」です。言葉のとおり、一定以上のサービス品質を保証する制度です。たとえば、稼働率においてSLA99.99%と書いてある場合は、99.99%以上の稼働率を保証するという意味になります。

ただし、保証と言っても必ず提示した数値以上の品質を維持してくれるわけではありません。万が一SLAの数値を下回った場合は、サービス料金の一部が返還されるという制度です。

たとえば、SLA99.99%と提示しておきながら実際は99.90%だった場合、約0.01%(8時間46分)に相当するサービス料金が返還されます。しかし、この停止時間によって生じたビジネス上の損失は取り戻せません。

「稼働率」や「SLA」でホスティングを選ぶ際の注意点

稼働率やSLAの観点からホスティングを選定する際、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

稼働率の表記がないサーバもある

多くのホスティングサービスは稼働率を提示しています。なぜなら、稼働率が高いことは自社サービスの大きなアピールポイントになるからです。

ところが、すべてのホスティングサービスが稼働率を提示しているわけではありません。提示されていない場合は、アピールできるほど稼働率が高くないと判断することをおすすめします。

稼働率が記載されている場合は、99.99%のものを選びましょう。これはホスティングサービスの稼働率においてほぼ最大値です。年間52分程度の停止がありますが、これは定期メンテナンスによる停止と考えられます。

52分間継続して停止が発生するわけではないため、ビジネスに大きな支障をきたす可能性は低いでしょう。

稼働率の定義がサービスごとに異なる

さまざまな意味で、ベンダーによって稼働率の定義が異なるため素直な意味で受け取らないようにしましょう。

まず、停止時間の定義が異なるケースが多いです。定期メンテナンスを含めるのか、どの程度の故障から停止と見なすのかなど、ベンダーによって判断基準が異なります。

また、稼働率をどのくらいの期間で計算するのかも確認しましょう。年間の稼働率を提示するのが一般的ですが、中には月間の稼働率を提示しているベンダーも存在します。

さらに、稼働率がいつのデータなのかも確認が必要です。何年も前のデータだと、現在の実態とは異なるおそれがあります。特に月間の稼働率を提示している場合は、特別稼働率が高かった月のデータを示しているだけかもしれません。

以上の理由から、稼働率の数値だけを見て信頼性を判断するのは早計といえます。注意事項の確認や問い合わせによって、できる限り実態を把握しましょう。

返金額が少ないケースもある

ホスティングベンダーがSLAを提示している場合、それを下回ると料金の一部が返還されます。しかし、具体的にどのようなケースが返金の対象となるのかはベンダーによって異なるため確認が必要です。自然災害による停止や、ベンダーが保有する設備以外の故障に起因する停止には返金されない可能性があります。

さらに、返金額も要確認です。月額料金が丸ごと返還される場合もあれば、そのうちの数割程度しか返金されない場合もあります。

稼働率やSLAを知り、安定性の高いホスティングを選ぼう

稼働率とは、一定期間のうちサーバが正常稼働している割合のことです。「(総時間 - 停止した時間)÷ 総時間 x 100」により算出されます。また、SLAは一定以上の品質を保証する制度です。稼働率とSLAでホスティングを選ぶ際は以下の点に気をつけましょう。

  • ■稼働率の表記がないことがある
  • ■稼働率の定義がベンダーにより異なる
  • ■返金額が少ないことがある

以上を踏まえ最適なホスティングサービスを選びましょう。

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