ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■提供形態別
- オンプレミス型で提供:MaLion 7
- オンプレミス型とクラウド型から選べる:クライアント運用管理ソフト SKYSEA Client View、System Support best1(SS1)、ISM CloudOne (IT資産管理)、AssetView、QND Premium/Standard、HCL BigFix、Endpoint Central
- ■管理したい環境別
- ネットワークにつながらない端末がある:AssetView、QND Premium/Standard
- 社外に持ち出すPCが多い:クライアント運用管理ソフト SKYSEA Client View、System Support best1(SS1)、HCL BigFix、Endpoint Central
- ■サーバーとログの運用別
- 管理サーバーをIaaS上にも構築できる:System Support best1(SS1)、MaLion 7
- ログの自動バックアップ機能がある:AssetView
オンプレミス型のIT資産管理ツールを構成するサーバー
オンプレミス型のIT資産管理ツールは、1台のサーバーだけで動くとは限りません。端末の台数や拠点の数に応じて、役割の異なるサーバーを組み合わせて構成します。主な構成要素とそれぞれの役割を確認しましょう。
管理サーバーとデータベースサーバー
中心となるのは、各端末のエージェントから届く情報を受け取る管理サーバーと、その情報を蓄積するデータベースです。小規模な環境では1台のサーバーにまとめ、端末が多い環境では管理サーバーとデータベースを別々のサーバーに置き、処理を分散させる構成がとられます。
データベースには、製品によって指定の種類やバージョンがあります。別途データベースソフトのライセンスが必要になるかどうかで導入費用が変わるため、見積もりの段階で必要なソフトと費用を一覧にしてもらいましょう。
拠点ごとに置く中継サーバー
本社以外に工場や支店がある場合、各拠点に中継サーバーを置く構成を選べる製品があります。中継サーバーは、拠点内の端末から情報を集めてまとめて本社へ送ったり、本社から配るソフトや更新プログラムを一時的に保管したりする役割を持ちます。
拠点と本社を結ぶ回線が細い場合でも、端末ごとに本社と通信するより回線の負担を抑えられます。拠点の数と端末数、回線の速度を整理し、中継サーバーが必要かをベンダーに相談するとよいでしょう。
管理者が操作する管理コンソール
管理コンソールは、管理者が台帳の閲覧や設定の変更、レポートの出力を行う画面です。管理用のPCに専用ソフトを入れて使う製品と、Webブラウザから管理サーバーに接続して使う製品があります。
情報システム部門以外の部署にも台帳の閲覧を許可する場合は、部署ごとに見られる範囲を絞れるかを確認しましょう。閲覧者を増やす場合は、誰がいつ何を操作したかを記録できるかどうかも、管理上の大切な確認項目です。
IT資産管理でオンプレミスが選ばれる背景
クラウド型のIT資産管理ツールが増えるなかでも、オンプレミス型を選ぶ企業はあります。その理由は、扱う情報の性質や、管理したい端末のネットワーク環境、既存の社内システムとの関係にあります。
操作ログを社外に預けたくない
IT資産管理ツールで集める情報には、端末の構成だけでなく、ファイルの操作や閲覧したWebサイトなどの操作ログが含まれる場合があります。操作ログは従業員の行動に関わる情報のため、社外のサーバーに保管することを社内規程で認めていない企業もあります。
オンプレミス型であれば、こうした情報を自社の管理下に置けます。ただし、社内に置くだけで安全が保たれるわけではありません。サーバーへのアクセス権限や、ログの閲覧記録の管理は自社で整える必要があります。
インターネットから切り離した端末がある
研究開発部門や工場、行政機関との接続環境など、インターネットにつながない閉じたネットワークで端末を運用している企業があります。管理サーバーがクラウド上にある製品では、こうした端末の情報を集めにくくなります。
オンプレミス型なら、閉じたネットワークの中に管理サーバーを置き、その範囲の端末を管理する構成がとれます。ネットワークごとに管理サーバーを分けるのか、情報を集約する仕組みがあるのかは製品によって異なるため、構成図を示して確認しましょう。
操作ログの保存期間とサーバー容量の見積もり
オンプレミス型では、データベースの容量を自社で用意します。特に操作ログは、記録する項目と保存期間によって容量が大きく変わります。導入前に保存のルールを決め、必要な容量の目安をベンダーと一緒に見積もりましょう。
記録する項目と端末数で増えるログ
資産情報は端末1台あたりの量が比較的限られますが、操作ログは端末の利用状況に応じて毎日増えていきます。ファイル操作やWeb閲覧、アプリケーションの起動まで記録すると、端末数と利用時間に比例してデータ量が積み上がります。
すべての操作を記録する設定にすると、容量だけでなく検索の速さにも影響する場合があります。情報漏えいの調査や不正の抑止など、ログを使う目的から記録する項目を選ぶことが大切です。
保存期間と古いログの保管方法
ログをどのくらいの期間残すかは、社内規程や取引先との契約、業界のガイドラインなどをもとに決めます。調査に使う期間を超えたログまで同じデータベースに置き続けると、容量が不足する原因になりかねません。
製品によっては、一定期間を過ぎたログを圧縮して別の保存先に移す機能があります。移したログを後から検索できるか、復元にどの程度の手間がかかるかも確認し、保存期間と保管方法をあわせて設計しましょう。
データベースのバックアップと復旧手順
オンプレミス型では、サーバーの故障や誤操作に備えたバックアップも自社の役割です。台帳のデータが失われると、ライセンスの保有状況や貸出の記録をさかのぼれなくなる恐れがあります。
バックアップの取得方法と頻度に加え、別のサーバーに復元する手順を事前に確認しておきましょう。手順書を残し、複数の担当者が復元の流れを把握しておくと、担当者が不在のときでも対応できます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でIT資産管理ツールの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
社外に持ち出すPCをオンプレミスで管理する課題
管理サーバーが社内にあると、社内ネットワークの外にある端末とは通信しにくくなります。テレワークや出張で使うPCが多い企業では、社外の端末から情報を集める経路と、更新プログラムの配布方法を検討しておく必要があります。
VPN接続中しか情報が届かない
社外のPCがVPNで社内に接続している間だけ管理サーバーと通信できる構成では、VPNを使わない時間の情報が届きません。台帳の更新が遅れたり、操作ログがまとめて送られたりするため、状況の把握に時間差が生じます。
エージェントが社外にいる間のログを端末内に保存し、次の接続時に送る仕組みがあるかを確認しましょう。あわせて、長期間接続していない端末を一覧で確認できると、紛失や長期の不使用に早く気づけます。
インターネット経由で通信する構成
製品によっては、インターネット上に中継用のサーバーを置いたり、ベンダーが提供する中継サービスを使ったりして、VPNなしで社外のPCと通信できる構成を用意しています。
この構成では、オンプレミス型でも一部の通信がインターネットを経由します。どの情報が社外のサーバーを通るのか、通信は暗号化されるのかを確認し、社内のセキュリティ規程に照らして許容できるかを情報システム部門で判断しましょう。
サーバー更改時にオンプレミスを続けるかの判断
オンプレミス型では、サーバー機器やOSの保守期限にあわせて、数年ごとに更改の時期が訪れます。そのタイミングで同じ構成を続けるか、クラウド型への移行や組み合わせを検討するかを判断する企業もあります。
サーバーとOSの保守期限から逆算する
サーバーのハードウェア保守やOSのサポートが終わると、故障時の部品交換やセキュリティ更新を受けられなくなります。IT資産管理ツール自体も、新しいOSへの対応状況をバージョンごとに確認する必要があります。
保守期限の1年前を目安に、更改後の構成と費用、データの移行方法をベンダーに確認しておくと、検討に十分な時間をとれます。台帳や操作ログを新しい環境へ引き継げるかも、あわせて確かめましょう。
運用の負担とクラウド型との比較
更改の際は、これまでのサーバー運用にかかった手間も判断の材料にします。OSの更新やバックアップ、容量の監視を担う担当者が限られている場合、クラウド型に移すことで社内の作業を減らせる可能性があります。
一方で、閉じたネットワークの端末や操作ログの保管場所など、オンプレミスを選んだ理由が今も残っているかを確認することが大切です。オンプレミス型とクラウド型の両方を提供する製品もあるため、要件を整理したうえで比較しましょう。
オンプレミスで使えるIT資産管理ツール一覧
オンプレミスで導入できる製品の提供形態と特徴を一覧にまとめました。社外PCや閉じたネットワークの端末をどう扱うかもあわせて見比べてください。
| 製品名 | 提供形態 | 特徴 |
|---|---|---|
| クライアント運用管理ソフト SKYSEA Client View | オンプレミス/クラウド | 資産・ログ・デバイス管理に対応。テレワークでの運用支援機能も備える |
| System Support best1(SS1) | オンプレミス/クラウド | IT資産管理やログ取得、デバイス制御に対応。管理サーバーの構築先も選択できる |
| MaLion 7 | オンプレミス | 資産管理や情報漏えい対策を支援。Linux・PostgreSQLやIaaS環境に対応 |
| ISM CloudOne (IT資産管理) | オンプレミス/クラウド | PC・スマートデバイスからプリンター・複合機まで同じコンソールで管理 |
| AssetView | オンプレミス/クラウド | 必要な機能から選べるIT運用管理ソフト。スタンドアロン対応ツールや自動ログバックアップを搭載 |
| QND Premium/Standard | オンプレミス/クラウド | 資産管理とセキュリティ管理に対応。オフライン資産管理機能も備える |
| HCL BigFix | オンプレミス/クラウド | パッチ管理やソフトウェア配布に対応。複数OSのエンドポイントを一元管理 |
| Endpoint Central | オンプレミス/クラウド | サーバーやPC、モバイルを一元管理する統合エンドポイント管理ソフト |
操作ログを自社で管理したい企業向けの製品
管理サーバーを社内に置いて運用できる製品を紹介します。ログの保管方法やサーバーの構築先、社外PCとの通信方法を確認しながら比較しましょう。
クライアント運用管理ソフト SKYSEA Client View
- 「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2026-2027」で1位を獲得!
- IT資産情報を自動で収集し安全な運用管理をサポート
- 情報を素早く可視化し管理業務の負荷を軽減
Sky株式会社が提供する「クライアント運用管理ソフト SKYSEA Client View」は、オンプレミス版とクラウド版をそろえたクライアント運用管理ソフトウェアです。操作ログを含む情報を自社の管理下に置きたい場合はオンプレミス版を選べます。資産管理やログ管理、デバイス管理などの機能を備えており、サーバー更改の際に提供形態を見直す場合も比較対象になります。テレワークでの運用支援機能も搭載しています。
System Support best1(SS1)
- シンプルで使いやすい画面で誰でもすぐ操作可能
- 必要な機能だけ選択してコストを抑制
- 安心のサポート体制で顧客満足度No.1(※)!
株式会社ディー・オー・エスが提供する「System Support best1(SS1)」は、運用者の使いやすさを重視したIT資産管理ツールです。PCやソフトウェアの資産情報を一元管理し、ログ取得やデバイス制御などのセキュリティ対策にも対応しています。管理サーバーを自社で運用する形態に加え、クラウド型も選択可能。PC操作やWeb閲覧、印刷などのログ管理機能を組み合わせられるため、社内外で利用するPCの管理方法を検討する際にも役立ちます。
MaLion 7 (株式会社インターコム)
- 資産管理、情報漏えい、労務管理などを幅広くサポートする!
- 60を超える多彩な機能で社内PCの運用・管理を徹底サポート!
- 最新のAIによるレポート機能で労務状況を分析!
ISM CloudOne (IT資産管理) (クオリティソフト株式会社)
- PCからスマートデバイス、プリンタ・複合機まで一元管理
- 自動脆弱性診断により、社内外端末のセキュリティ状態を簡単把握
- グローバル環境対応で、海外端末の管理も可能
AssetView (株式会社ハンモック)
- PCの管理・セキュリティ対策を包括的に実現!
- 多彩な機能をひとつの画面で操作・管理でき、使いやすい!
- 導入コスト・環境に合わせた理想的な管理が可能
QND Premium/Standard (クオリティソフト株式会社)
- 社内外問わずマルチデバイスの一元管理が可能!
- 32億以上のデータベースに登録された不審なサイトへの接続制限!
- 個人情報・機密情報を自動探査でリネームし可視化!
HCL BigFix (株式会社エイチシーエル・ジャパン)
- 形態や大きさを問わず、様々な会社と業種で利用可能!
- 不正な機器接続を検知して遮断する!
- ライセンスの登録と利用状況を把握できる!
Endpoint Central (ゾーホージャパン株式会社)
- 全世界累計32,000社以上で導入の実績を誇る!
- USBメモリの接続制御と監視を実現!
- 企業のデータとユーザーポリシーを制御!
まとめ
オンプレミス型のIT資産管理ツールは、管理サーバーとデータベースを自社に置き、操作ログを社内で保管したい企業や、閉じたネットワークの端末を管理したい企業に向く形態です。一方で、ログの容量設計やバックアップ、社外PCの通信経路、サーバー更改は自社で計画する必要があります。自社の環境と運用体制を整理し、オンプレミスで使えるIT資産管理ツールを資料請求で比較してみてください。

