
メリット1 IT資産を一元管理
IT資産管理ソフトを運用することで、一台の端末から社内ネットワークを介して、接続されている端末やOA機器について、稼働状況などを一元管理することができます。
また各端末のOS情報や、インストールされているソフトウェアの情報なども管理端末から閲覧可能です。これにより、稼働していない端末をひと目で確認できるだけでなく、端末のセキュリティ不備も確認することができます。加えて社内のヘルプデスクやシステム管理者の業務負担が大幅に減少し、効率よく業務を行うことができるようになるのです。
多くの端末を一台の端末からネットワークを介して監視できるところが、IT資産管理ソフトの大きな強みの1つになっています。
メリット2 ソフトウェアの配布やインストールを制御
IT資産管理ソフトは、社内ネットワークを介した一元管理が出来るだけでなく、各端末へOSのアップデートやソフトウェアのインストールを一度に行うことができます。
これにより、わざわざ一台ずつソフトウェアをインストールするなどの手間を省くことができ、各端末のOS環境を常に快適な状態を保つことが出来るよう管理が可能です。イメージとしては、更新やインストールに必要なファイルを各端末へ配布し、スケジュールを実行してもらうことができます。
ソフトウェア配布時には、一時的にネットワークのパケット量が大幅に増加しますが、IT資産管理ソフトの中には、こうしたネットワークへの負荷を劇的に軽減させる工夫がなされている製品もあります。
メリット3 一元管理によるセキュリティの強化
万が一、不正なアクセスや操作があった場合などに、アクセスログや操作ログを辿ることで、どの端末からの操作であるかを追跡することが可能です。
操作ログの取得やアクセス制限が可能
IT資産管理ソフトでは、端末へのアクセスなど通信を介する時、アクセスログを残すことができます。端末を一元管理できる強みを生かして、不正を検知した端末をネットワークから遮断して、アクセス不可にすることも可能です。
緊急対応・個別対応も可能
セキュリティホールへの対応をするために、緊急パッチをリモートで配布した後、一斉に実行させることもできるので、緊急性の高いパッチでも即座に対応が可能となります。
さらに、個別に対応が必要になった場合でも、リモートデスクトップを使用して、端末を遠隔操作することで個別に対応します。
このように、IT資産を一元管理できることは、セキュリティの面からも非常に有効な手段です。
メリット4 IT資産の棚卸業務における負担削減
IT資産管理ソフトを利用して棚卸を行い、各種IT資産の運用状況を把握することはセキュリティ面でも重要と言えます。また、インベントリ管理が、素早く適切に行える点も魅力のひとつです。
IT資産を運用していく上で、IT資産の棚卸を定期的に実施する必要があります。しかし、IT資産管理ソフトに接続されているIT資産ならば、稼働状況や使用状況などを、ソフト内の管理ファイルを台帳として代用することも可能です。このため、自社の資産かリースの資産か、端末の使用者は誰かなどを細かく管理し、IT資産の適切な運用に役立てることができます。
IT資産の棚卸の際には、端末やOA機器に限らず、デスクやラック、コード類も含まれます。規模が大きくなればなるほど、IT資産管理ソフトによる棚卸作業は作業負担を減らすために重宝します。
IT資産管理ソフトの導入検討を!
IT資産管理ソフトを利用することで、面倒なライセンス管理や棚卸業務を一元的に管理することができます。また、適切に現状のIT資産を把握でき、今ある資産を有効に活用できるため、無駄な費用をかけずに運用ができるようになります。
セキュリティレベルを高めつつ、IT資産を有効活用するために、IT資産管理ソフトを導入してみてはいかがでしょうか。
