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荷姿の種類はどのくらいある?各種の特徴と適した荷姿の選び方も解説

2023年01月17日 最終更新

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荷姿の種類はどのくらいある?各種の特徴と適した荷姿の選び方も解説

積載率を上げ、安全かつ的確なコストで輸送するには、荷姿を工夫しなければなりません。ただ、具体的にどのようにすればよいのか分からない人もいることでしょう。

この記事では、荷姿の概要や種類を紹介しています。それぞれの特徴や適した荷姿の選び方のポイントなども解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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荷姿とは

荷姿とは、輸送する際の荷物の外観を表す物流用語です。輸送時における荷物は梱包されていることが多いため、梱包の状態と言い換えてもよいかもしれません。具体的には段ボール・ドラム缶、コンテナ・紙袋・木箱などで梱包された状態を指します。

荷姿の主な種類は以下のとおりです。

密閉箱
木材や板で全体を固め、密閉させた箱を使用
すかし箱
木材やスチールを用いた、表面が網目状の箱を使用
パレット梱包
梱包した箱をパレットに積み上げ固定させた梱包
スキッド梱包
木製やスチール製のスキッド上に荷物を積み、床との接触を避ける梱包
バンドル梱包
バンドルで固定しただけのシンプルな梱包
バリア梱包
バリア性に優れた素材で荷物を囲い、湿気を防止する梱包
緩衝梱包
箱の中に振動・衝撃に強い素材を入れ、破損から守る梱包

以下の記事では、おすすめの配送管理システムを比較紹介しています。あわせてご覧ください。

関連記事 【2025年版】配送管理システム15選!選び方・機能も紹介

荷姿の種類と特徴

荷姿にはどのような種類があるのでしょうか。それぞれの特徴を見ていきましょう。

密閉箱:現在最も広く用いられている

全体が密閉されている箱を使った梱包です。木材や金属加工された板で四方を固め、工作機械や産業機械などの収納に用いられます。

密閉構造になっているため防護機能が高く、防水や盗難防止にも効果的です。現在最も広く用いられているため、輸送実績も問題ありません。特に密閉木箱は加工がしやすく、小ロットや短納期にも対応できると言われています。

すかし箱:密閉箱より安価で作れる

木材やスチールの板によって、箱表面が網目状になっている梱包です。板と板の間に隙間があるため、防水機能が必要ない工作機械や産業機械などの収納に用いられます。

隙間が空いている分だけ材料費が削減されるため、密閉箱よりコストがかかりません。密閉箱と同様に、加工しやすくなっています。

パレット梱包:荷造り後も外から判別できる

段ボールなどで個装された荷物を、パレット上にひとまとめに積み上げ、荷崩れ防止のため固定したものです。

パレットは荷役台で、脚と脚の間にフォークリフトの爪を差し込んで荷物を持ち上げることができます。木材・プラスチック・スチール・アルミなど、さまざまな素材のものがあります。

一般的なサイズは「1,100mm×1,100mm」です。荷物の種類に応じてさまざまな大きさが用意されています。形の異なる荷物をひとまとめにできるため、コンパクトな配送をしたい時におすすめです。

荷崩れや水の侵入を防止するために、ストレッチフィルム・シュリンク・PPバンドなどで周りを固めます。透明の防護フィルムを用いるため、商品確認や在庫管理もしやすくなっています。

防護フィルムは荷物の周りに巻きつけるだけなので、荷物の容積に対してフィルムの使用量を抑えられます。

スキッド梱包:箱よりも少ない材料で作れる

木材やスチールで作られた腰下(スキッド)の上に、荷物を固定し、床に接しないようにするだけの梱包です。ダンボールや木箱などのように、荷物の周りを梱包材で覆うことはありません。

腰下だけの梱包材となるため、箱よりも少ない材料で作れます。パレット梱包に近いスタイルと言えるでしょう。ただし、荷物の上積みができないため、全体的な積載率は高くありません。1つのコンテナを満たすほどの、大きな荷物の輸送におすすめです。

海外輸出の場合、コンテナと組み合わせ、コンテナを外装容器として利用します。コンテナから荷物を取り出すデバンニング時は、傷が付きやすいため注意しましょう。

バンドル梱包:頑丈で傷つきにくい荷物に適用する

荷物をバンドルで固定しているだけの梱包です。輸送中の接触は避けられないため、鉄材・配管・建築用鋼材など、多少の衝撃では傷つかない製品におすすめです。

バンドルの材料は、荷物をしっかりと固定できる鋼線などが用いられます。梱包材の費用を抑えたい時は検討してみましょう。

バリア梱包:湿気をシャットアウトする

荷物の周りを、防水性に優れたバリア材で覆いつくしている梱包です。バリア材内部の空気を抜き、乾燥材を同梱することで、荷物内の湿気を抑えています。輸出梱包で輸送中に錆を発生させたくない場合におすすめです。

バリア材は、アルミ製で不透明な「メタルバリア」の他、湿度を調節可能な「透明バリア」などが有名です。

透明バリアは完全な透明ではありませんが、荷物の外観を確認するくらいなら問題ありません。そのため、荷物をチェックされる税関調査などで利用されています。

他にも気化性防錆フィルムを用いたり、窒素ガスを封入したりして、バリア内部の湿気を抑える方法もあります。しかしこれらの方法は、ある程度の時間とコストが必要であるため、バリア梱包を行う場合は内部の空気を抜き、乾燥材をしっかり同梱することが重要になります。

緩衝梱包:輸送中の衝撃を吸収する

包装容器内に、振動・衝撃に強い緩衝材を入れる梱包です。

緩衝材は、エアキャップ・発泡スチロール・発泡シート・気泡シート・片面ダンボールなどが知られています。荷物の形状に合わせて自由に成形できる、パルプモールドなども有名です。重さのある荷物は、バネなどによって荷物全体を浮かせる「吊り梱包」が用いられます。

また、緩衝材は、素材ごとに衝撃吸収率が異なります。たとえば気泡シートやダンボールなどは、一度潰れると元には戻りません。そのため、衝撃・振動の影響を受けやすい精密機器などの梱包には不向きです。

荷物の耐衝撃性を正確に把握したうえで、最適な緩衝材を選びましょう。

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適した荷姿を選ぶ際のポイント

自社の製品・物流に合った荷姿とは、どのようなものなのでしょうか。ここでは、荷姿を選ぶポイントを紹介します。

輸送手段は何か

荷姿は、輸送手段によって決めます。

たとえば陸上輸送や海上輸送は、荷物の保護が重視されるため、耐衝撃性や防水性の高い梱包がおすすめです。港でコンテナを積み替える場合は、より強固な梱包が必要になるでしょう。また、コンテナ内部のデッドスペースをなくすために、緩衝材を活用する場面も増えるはずです。

航空輸送であれば軽量化がポイントとなるため、木箱・ダンボール・すかし箱などが主体となります。

コストは適切か

荷姿を選ぶ時は、荷物の梱包にかかる手間や材料費を含めたコストを考慮することが重要です。耐衝撃性を高めるために梱包材を過剰に利用しても、コスト高になってしまっては意味がありません。

過剰梱包を防ぐには、梱包空間率を10%以下にするのがよいとされています。梱包空間率を適切に調整すると、梱包材の廃棄コスト低減にも繋がります。

適切な荷姿を選択しコストを削減しよう!

荷姿は破損リスクの軽減はもちろんのこと、物流全体の効率性に関わる重要な要素です。

密閉箱・すかし箱・スキッド梱包・バンドル梱包・バリア梱包・緩衝梱包など、さまざまな種類の荷姿があります。輸送手段やコストに応じて、自社に合った荷姿を選びましょう。過剰梱包にならないために、梱包空間率を10%以下にすると良いです。

自社にあった荷姿を選び、物流コストを削減しましょう。

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