編集部厳選!ネットワーク監視製品11選(4月11日時点)
まずは、ITトレンド編集部が厳選するネットワーク監視ツールをご紹介します。
ネットワーク全体の性能状態を可視化できる監視ツールです。1分間隔で性能情報を収集し、高精度な監視が可能。監視工数の削減により、運用コスト・属人化を実現します。
監視対象は25~5,000、監視項目は2,000~100,000にものぼり、規模に応じた利用が可能。
PATROLCLARICE(パトロールクラリス) の比較ポイント
- 20年を超える運用実績と、4,000社を超える導入実績
- エージェントレスでネットワーク上の様々な機器を統合監視
- ロボシュタインとの連携で、二次対応まで自動化
エージェントレス型統合型監視ソフトウェアです。機器のメーカーやOSに依存せず、ネットワーク接続された機器の一元管理を実現します。また、監視テンプレートは60種類以上。ネットワークの状況に合わせた自由度の高い監視が可能です。
企業の要望に合わせたオプションの提供やカスタマイズも柔軟に行えます。
System Answer G3 の比較ポイント
- 【情報管理の実現】システム全体を対象とした監視と予兆検知
- 【監視設定の自動化】工数の削減と確実な情報取得
- 【性能分析の自動化】高度な分析と問題の未然防止
ネットワーク性能監視ツールです。膨大な性能情報をリアルタイムに検知、問題発生前の対象が可能。長期・短期的な視点で自動分析を行い、有益な情報を提供します。マルチベンダー機器の監視も可能。性能情報は3年間非圧縮で保管できます。
AOSMS の比較ポイント
- 迅速・最適な監視と統制された運用プロセスで24時間365日安心
- 大小様々なシステム運用を安心・低価格で実現
- 顧客毎・自社部門毎・役割毎のレポーティング
統合・運用監視システムです。死活監視を始め、リソース・トラフィック監視などが可能。障害発生時、24時間365日で対応支援や復旧作業にあたります。オプションではメール監視やURL監視などさまざまな監視が行えます。
統合型運用監視サービスです。企業ごとに監視サービスのみや構築からのフルサポートを選択可能。オンプレミスからクラウド環境まで、安定稼働を提供します。さまざまな監視項目や運用メニューを選択でき、企業規模に合わせたプランの提供が可能です。
X-MON の比較ポイント
- ネットワーク管理者の運用負荷、コストを大幅に軽減したい企業
- 監視ソリューションを導入したい企業
- コストパフォーマンス・操作性に優れたネットワーク・サーバ監視
サーバー・ネットワーク監視ソフトウェアです。オープンソースを基に開発されたため、コストを抑えた導入が可能。監視台数によってライセンス費用の増減はありません。要望に合わせたカスタマイズが可能。さらに、クラウドやレンタルなどさまざまな利用方法を提供します。
主に国立研究所や国立大学、官公庁に多数の導入実績あり。
Scrutinizer の比較ポイント
- ネットワーク『見える化』で問題解析を容易にします。
- NetFlow等を用いたトラフィック管理が可能
- フロー情報はレポート形式で表示可能
ネットワーク上のあらゆる情報を監視・検知できるツールです。「いつ」「誰が」「何を」しているかを可視化できます。収集したデータはレポートで表示でき、ショートカットでの保存も可能。全米で2,000を超える顧客数を誇ります。
ヤマトシステム開発株式会社のシステム運用監視サービス
ヤマトシステム開発株式会社のシステム運用監視サービス の比較ポイント
- 年間約18億個の宅急便運用ノウハウで安心のシステム運用を提供
- サーバ・ネットワークの設計構築~運用監視まで広く業務支援
- お急ぎの件お任せください!最短での運用監視業務開始をお約束
サーバの構築から運用監視に至るまでのフルサポート。24時間365日有人対応により、安心な運用体制を実現します。また、属人化された運用体制の見直しに貢献でき、担当者の負担軽減が可能です。実運用に沿ったきめ細やかなサービスの提供を行います。
無線LANに対応した監視・運用サービスです。管理外の無線LANアクセスポイントや端末情報を収集し、適切なセキュリティ対策を実現。常時自動監視により、問題発生時の迅速な対策を可能にします。
また、運用管理に係るさまざまな情報管理作業の代行により、運用負担の軽減に期待できます。
ネットワークの見える化を実現する監視ソフトです。大規模ネットワーク管理を低コストで提供します。導入実績は150,000セット以上。フリーズやシャットダウンなど他社製品と比較しても少なく、長期安定稼働が特長です。
Net LineDancer の比較ポイント
- 大規模環境のなネットワーク機器をマルチテナント方式で管理
- 簡単操作でコンフィグを作成・編集・配布!
- 多数のデバイスへのユニークなコマンド投入も一括実行
大規模ネットワーク運用をサポートします。ネットワーク機器の設定や管理を自動化し、設定時の人為的ミスの根絶が可能。設定などのコンフィグの自動化により、IDやパスワードの入力は不要です。操作ログやデバイス操作履歴などを一元管理でき、管理者の負担を軽減します。
ネットワーク監視製品の選定ポイント
つづいて、ネットワーク監視製品選定のポイントを解説します。
システムを使う目的は何か
ネットワーク監視ツールを導入する目的を明確化しましょう。監視ツールの機能は大きく以下の3種類に分けられます。
- 死活監視
- サーバやネットワーク機器が正常に動作しているか監視
- 経路・遅延監視
- レスポンスを監視
- 状態監視
- リソースを監視
ネットワーク障害の迅速な対応を重視するのであれば「経路・遅延監視」を、そうでなければ「死活監視」できる監視ツールを選定しましょう。自社の求める要件を明確にしないと選定基準が曖昧になり、適切な監視ツールが選べません。
エージェントレス監視があるか
ネットワーク監視ツールにエージェントレス監視があるかどうか、確認しましょう。エージェントレス監視は、以下のメリットがあります。
- ■導入時にシステムを停止する必要がない
- ■対象機器ごとにエージェントプログラムをインストールする必要がない
- ■監視対象のサーバへの負荷を軽減できる
- ■監視対象ごとのライセンス費用が発生しない
ネットワーク拡大の可能性が高い、導入費用を抑えたい場合はエージェントレスかどうかも選定ポイントの1つといえます。
カスタマイズができるか
カスタマイズができるかどうかも重要な選定ポイントです。組織の規模や業務内容の変更、コンプライアンスなどにより、ネットワーク構成は大きく異なります。
たとえば、業務内容の変更により、ネットワーク監視ツールの機能が使えなくなることも。そのような事態を避けるため、費用面だけでなく変更時の作業コスト面も考慮した製品選定を行いましょう。
また、ノウハウやスキルの継承の観点からもシステムのカスタマイズはおすすめです。
ネットワーク監視製品の導入後の注意点
ネットワーク監視製品の導入後の注意点を解説します。
アラートの通知設定を行う
監視ツール導入後は、アラートの通知設定を適切に行いましょう。
アラート通知は、ネットワークの異変を検出して管理者へ通知する機能です。ネットワーク監視に休みはありません。しかし、管理者は不眠不休でネットワーク監視を行えないため、アラート通知機能がついています。
アラート通知は、境界の値となる「しきい値」の設定が不可欠。しきい値が低いとアラートが頻繁に届き、振り回されかねません。逆に高いと、問題発生の予兆を見逃す可能性が高くなります。
購入時は初期値が登録されており、自社のネットワークの重要度に合わせた値の設定が必要です。なお、アラート通知は監視ツールにおいて重要な役割を担うため、携帯電話やスマートフォンでも受信できます。
必要な機能と監視対象を設定する
必要な機能と監視対象を監視ツール導入後に設定しましょう。
監視ツールは多くの機能と搭載しています。主な機能に、死活監視、経路・遅延監視、リソース監視、帯域監視などが挙げられます。幅広い監視が可能ですが複数の機能を稼働するとネットワークに負荷がかかり、おすすめできません。
そのため監視対象を明確にして、対象に合った機能を設定しましょう。他の機能はネットワークの状況などに応じて随時設定することをおすすめします。
自社に合ったネットワーク監視のシステムを導入しよう!
ネットワーク監視ツール選定の際は、導入目的を明確化しましょう。ネットワークの規模に応じて柔軟に対応できるエージェントレス監視や、カスタマイズ可能な製品であるかも選定基準の1つ。
監視ツール導入後は、適切なアラート通知設定を行いましょう。また監視対象を明確にして、対象に合った機能設定が大切です。以上のポイントを踏まえ、自社に合ったネットワーク監視ツールを導入しましょう。