アプリ対応オンラインストレージを比較!
まずはアプリに対応しているオンラインストレージサービスをご紹介します。
《GigaCC ASP》のPOINT
- 「パスワード付きZIPファイル送信(PPAP)」の代替手段に最適
- 柔軟なセキュリティポリシーの設定、詳細なログ履歴管理に対応
- ファイルアップロード&ダウンロードの自動化が可能
GigaCC ASP/OFFICEは、日本ワムネット株式会社によって開発リリースされているファイル転送・共有サービスです。パソコンと変わらない信頼性をスマートデバイスで実現しているのが特徴です。
- ●GigaCC ASPではiOS専用アプリ利用可能
- ●5年連続実績No.1(※)をほこるファイル転送・共有サービス
- ●初期費用50,000円〜、月額12,000円〜利用可能(GigaCC ASP・10ユーザー・容量1GB)
- GigaCC OFFICEはオープンプライス
(※)出典:ITR「ITR Market View:ファイル共有・転送市場2015/2016/2017」「ITR Market View:コラボレーション市場2018」
2013‐2017年度オンラインファイル共有市場ベンダー別売上金額およびシェア
《Fleekdrive》のPOINT
- 簡単&分かりやすい操作で社内や取引先とのファイル共有を効率化
- ファイルの暗号化、ウイルスチェックなどセキュリティ機能も充実
- 国内複数拠点での保管などBCP対策にも効果的、堅牢なインフラ
Fleekdriveは、株式会社ソルクシーズによって管理運営されているファイル共有サービスです。スマホ上で資料の作成や確認、決済まで行うことができます。
- ●あらかじめ書類をダウンロードできるため、オフラインでも参照可能
- ●世界190カ国で利用されているグローバルなファイル共有サービス
- ●1ユーザーあたり500円(Teamプラン・容量50GB)、最低5ユーザーから利用可能
OneDrive
OneDriveは、Microsoftが手がけているファイル共有サービスです。iOSやアンドロイドであれば専用アプリが用意されているため、端末にインストールして使用可能です。
- ●モバイルからドキュメントや名刺をスキャンし、そのまま保存可能
- ●Office Lensと連携すればOCR機能(※参照)を利用可
- ●ストレージのみであれば無料で使用可能(容量5GB)
※OCR機能・・・Optical Character Recognition/Readerの略。スキャンされた手書きや印刷の文字をコンピュータで読み取れるデジタルの文字コードに変換する機能
Googleドライブ
Googleドライブは、Googleによって提供されているオンラインストレージサービスです。スマホやタブレットからGoogleドキュメント・スプレッドシートにアクセスし、閲覧や編集が可能です。
- ●無料で使えるドキュメントやスプレッドシート
- ●コメント・提案機能を使えば共同作業の効率アップ
- ●ストレージも無料で利用可能(容量15GB)
EverNote
EverNoteは、Evernote Corporationによって開発リリースされているノートブック型のオンラインドキュメントサービスです。アイデアが浮かんだ瞬間にスマホからさっとメモし、デスクトップで後から編集・整理が可能です。
- ●iOS、Androidの専用アプリを使えば音声操作が可能
- ●ノートやファイル、写真、ボイスメモを全て一元管理
- ●ベーシックプランであれば無料で利用できる(月間アップロード容量60MB)
Amazon Drive
Amazon Driveは、大手小売であるAmazonが提供しているオンラインストレージサービスです。スマホから写真やビデオを自動保存し、自動的にバックアップさせることが可能です。
- ●iOS、Androidの専用アプリあり
- ●プライム会員であれば無制限のフォトストレージ
- ●無料で基本利用可能(容量5GB)
Box
Boxは、Box社によって管理運営されているファイルの共有・管理サービスです。モバイル端末を利用すれば場所を問わず、セキュアなファイル共有を行えます。
- ●デバイスを紛失した場合、リモートでログアウト可能
- ●Office 365やSalesforceといったアプリをシームレスに使用できる
- ●1ユーザーあたり月額550円(Starterプラン・容量100GB)、最小3人〜利用可能
アプリ版オンラインストレージとは?
アプリ版オンラインストレージをいくつかご紹介しましたが、ここからはオンラインストレージサービスについて詳しく見ていきましょう。
オンラインストレージ=ネット上でデータ保存するサービス
オンラインストレージとは、インターネット上にデータを保存するサービスのことです。無料で導入できるものもあるため、普段から頻繁に活用している人も多いかもしれません。
インターネット上にデータを保存する利点は、「どこからでも好きなときにアクセスできる」ことです。デバイスがインターネットにさえ繋がっていればスマホやタブレット、パソコンからデータの閲覧・編集が可能です。非常に便利かつ導入も容易なため、気になる場合は気軽に試すこともできるでしょう。
文書や写真・ビデオといったファイルはもちろん、PS4といったゲーム機器から専用サービスにアクセスすれば、セーブデータも保存可能です。
アプリ版はいつでもどこでも利用可能
現在は薄型のノートパソコンも多々開発されているため、アプリ版オンラインストレージの利点はそれほど多くありません。しかし、スマホならではの下記のようなメリットもあります。
- ●物理的なメディアを持ち運ばなくともUSBメモリのような感覚でファイルを扱える
- ●インターネットに繋がってさえいれば、どこでもすぐに利用できる
スマホの特徴は「常に携帯すること」です。タブレットでもアプリ版オンラインストレージを利用するのは可能ですが、アプリ版の恩恵を最大限受けるためには、やはりスマホを活用するのがよいのではないでしょうか。
インターネットにさえ繋がっていれば、気になったその場でファイルの閲覧・編集が可能です。ちょっとしたアイデアをメモして共有したり、スキマ時間に仕事をこなして業務効率の向上に繋げられるでしょう。
オンラインストレージを利用する上での注意点
ここでは、オンラインストレージを利用する上での注意点について解説します。利点の多いオンラインストレージですが、下記のような点には気をつける必要があります。
データ容量が適切か確認する
オンラインストレージを契約すると、ユーザーに規定の容量が貸し与えられます。その容量が自分の求めているものと合致するかどうかを確認しておきましょう。
オンラインストレージに何を保存するかは人によって異なります。ある人は大容量のファイルを保存するかもしれませんし、またある人はちょっとしたメモ書き程度に使うだけかもしれません。
使用用途によって契約すべきストレージ容量は異なります。一般的に、容量が大きくなればなるほど金額が高くなるため、適切なプランを選択するのが重要です。また、自分が所有しているデバイスでアクセス可能かどうかも合わせて確認しておきましょう。
データ移行が簡単にできるか確認する
現在使用しているファイルサーバからのスムーズなデータ移行が可能かどうかも重要です。データ移行を自社で行う場合、正確性や時間的な面で問題が生じることもあるため、事前に確認しておきましょう。
必要に応じて、ベンダーが提供しているサービスの利用を検討してもよいかもしれません。無理に自社で行うより、経験豊富なプロに任せた方が長期的な負担は軽くなる傾向があります。
必ずセキュリティ管理を行う
使いこなせれば利便性の高いオンラインストレージですが、もちろんデメリットも存在します。その1つとして「セキュリティ面のリスク」が挙げられるでしょう。オンラインストレージサービスを活用する際、機密情報をインターネット上にアップロードすることも少なくありません。
有料のストレージサービスであればしっかりとしたセキュリティ対策が期待できますが、無料のものはある程度の自己責任が要求される面もあります。自社が契約するサービスのセキュリティレベルを把握し、外部からの攻撃やサーバダウンに備えておきましょう。
オンラインストレージの選定基準
オンラインストレージサービスは、一体どのような点を基準に選んだらよいのでしょうか。ここでは、オンラインストレージの選定基準について解説します。
お試し利用なら無料版アプリ
「オンラインストレージとはどんなものか」のような軽い気持ちで利用する場合、無料版アプリがおすすめです。無料であれば費用負担なくサービスのユーザビリティを知ることができるでしょう。
気に入ったものがあればそのまま使用を続行しても構いませんし、有料版に乗り換える手もあります。どのようなサービスが合っているかは使ってみるまで分からないことも多いため、気になるものがあれば気軽に試してみてはいかがでしょうか。
個人や小規模での利用なら有料版アプリ
個人や小規模チームでの利用であれば、有料版アプリを検討するのがおすすめです。有料版であればある程度の利便性やセキュリティが確保されているため、無料版と比べるとデータを安全に保護できます。
また、音楽や画像・動画といったサイズの大きいデータを扱う場合、無料版ではストレージ容量が不足してしまう可能性もあるでしょう。その場合は有料版に移行し、ストレージ容量を増やすのがてっとり早い解決方法です。
本格的なビジネスでの利用なら有料版サービス
本格的なビジネス使用であれば、最初から有料版サービスの検討をおすすめします。無料版の活用も不可能ではありませんが、拡張のしやすさや利便性の高さといった面で有料版に軍配が上がります。
ビジネスで利用する以上、機密情報を共有するシーンも多いのではないでしょうか。セキュリティが甘いサービスに情報をアップしてしまうと漏洩の危険性が生じるため、信頼のおけるサービスを利用するのがマストです。
また、有料版であればデバイスを問わないアクセスが可能であったり、他のシステムとの連携もできます。それにより、さらなる業務効率化を図れます。
目的に合ったオンラインストレージを利用しよう!
アプリ版のオンラインストレージサービスを活用すれば、どこでもすぐにデータの確認が可能です。現代では外出時にスマホを携帯することも多いため、アプリを活用すれば別途デバイスを持ち歩く必要もありません。
しかし、オンラインストレージにデータをアップロードするとセキュリティリスクが生じる可能性もあります。どのような危険性があるのかを事前にしっかりと学び、あらかじめリスクマネジメントを考えるのが賢いオンラインストレージの活用方法といえるでしょう。
自社がオンラインストレージに何を求めているかを明確にし、目的に沿ったサービスを利用することをおすすめします。