クラウドストレージとは
クラウドストレージとは、インターネット上でファイルやデータを保管・共有できるサービスのことです。オンラインストレージやファイル共有サービスとも呼ばれます。ユーザーごとにアカウントを設定し、アクセス権限のあるユーザー以外は共有ファイルやデータにアクセスできない仕組みです。
クラウドストレージは、インターネット環境であればどこからでもファイルにアクセスできるため、情報共有の手段として非常に重宝します。最近は低コストかつ大容量保存できるサービスが増えており、特に高度なセキュリティ機能をもつ法人向けサービスは、ビジネスシーンで幅広く利用されています。
クラウドストレージの概要や主な機能については、以下の記事も参考にしてください。
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クラウドストレージサービスの導入メリット
クラウドストレージを導入すると、データのバックアップが気軽にできるほか、場所を問わずデータにアクセス可能です。ここでは、ビジネスシーンにおけるクラウドストレージサービスの導入メリットを紹介します。
- ■人件費削減や業務効率化につながる
- サポート体制が手厚い法人向けは、ベンダーにクラウドストレージの導入・管理・運用・保守を一任できる。自社に管理担当者を設ける必要がなく、人件費の削減や業務の効率化が図れる。
- ■大容量保存に対応
- 法人向けには大容量保存に対応した製品が多く、追加料金を支払えば容量を増やせるなど、拡張性も高い。
- ■BCP対策にも有効
- 堅牢なデータセンターにおいて、高セキュアな環境でのデータ保管が可能。バックアップも自動で行われるため、災害発生時のBCP対策としても活用できる。
- ■高度なセキュリティ対策が施されていて安心
- 2段階認証・2重暗号・ワンタイムパスワードなどの認証やアクセス制限など、セキュリティ機能が充実している。
- ■リモートワークや外出先からのアクセスが容易
- インターネット環境下なら場所や時間を問わずアクセス可能。在宅勤務やテレワーク時に役立つ。
法人向けクラウドストレージサービスのメリットについて、さらに知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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クラウドストレージサービスの選び方
クラウドストレージには、家庭などでの利用を想定した個人向けサービスと、企業での業務利用を想定した法人向けサービスの2種類があります。2つの大きな違いは「セキュリティ面」です。企業の機密情報や個人情報などの重要なデータを保存・管理する場合は、強固なセキュリティ対策が施された法人向けクラウドストレージサービスの利用がおすすめです。ここではセキュリティやデータ容量、料金体系などの観点から、選び方のポイントを解説します。
- ●セキュリティ面の確認
- ●ストレージ容量や速度の確認
- ●料金体系の確認
- ●管理者機能の充実
- ●必要最低限の機能があるか
- ●サポート体制の範囲
セキュリティ面の確認
企業が大事なデータを外部に保管する場合、セキュリティが確保されているかは非常に重要なポイントです。気になるクラウドストレージのセキュリティが十分なものか、確認をしましょう。
具体的には、以下のようなセキュリティ機能・対策があると安心です。
- ●2段階認証や2重暗号、ワンタイムパスワードなどの認証
- ●ファイル暗号化・通信経路暗号化機能
- ●PDFセキュリティ機能(ファイルのコピー、印刷などに制限をかける)
- ●ログ管理
- ●アクセス制限
- ●BCP対策にも有効な堅牢なデータセンターでの保管
法人向けサービスでは、ログイン認証やファイル・通信の暗号化などセキュリティ機能が豊富です。強固なセキュリティ対策によって、ウイルス感染や持ち出しなどによる不正アクセス・情報漏えいを防げます。企業の機密情報や個人情報などの重要なデータを保存・管理する場合は、強固なセキュリティ対策が施された法人向けクラウドストレージサービスの利用がおすすめです。
以下の記事では、クラウドストレージサービスを利用する際のリスクと対策について解説しています。
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ストレージ容量や速度の確認
クラウドストレージに保管したいデータの容量は、企業によって異なります。見積書・請求書などのデータ保存だけであれば1アカウントあたり数GBで足りますが、解像度の高い画像や動画を保存する場合には、数TBの容量を確保する必要があります。サービス検討の前に、自社に必要な最大保存容量がどのくらいかを試算しましょう。
なお大容量ファイルを保管する場合は、アップロードにかかる時間も把握することが重要です。共有ファイルのダウンロード速度はサービスによって変わらない場合もありますが、アップロードは法人向けであっても時間を要する場合もあるため注意が必要です。
料金体系の確認
クラウドストレージは、料金の課金方法によって2タイプに分けられます。ユーザー数に応じた「ユーザー課金タイプ」と、ストレージ容量に応じた「データ容量課金タイプ」です。
ユーザー課金タイプは、部署単位で契約するなど企業内で利用者が限られる場合や、利用人数の少ない小規模会社におすすめです。サービスによって1ユーザーあたりの利用容量に制限がある場合と、無制限で利用できる場合があるため、料金プラン内容をよく確認しましょう。
データ容量課金タイプは、利用人数の多い中規模や大手企業におすすめです。ユーザー数増加とともにコストパフォーマンスが上がるため、会社の規模拡大を見込んでいる企業にもおすすめです。データ容量に応じて複数の料金プランが用意されているため、企業全体で利用するストレージ容量を把握したうえで、適切なプラン選択をしましょう。
管理者機能の充実
企業内もしくは取引先も含めて多くのユーザーでクラウドストレージを利用する場合、管理者はさまざまなルールや制限を設ける必要があります。
例えば、ファイル共有は許可した相手のみに限定する設定や、ワークフロー承認後に共有できる仕様にするなどが考えられます。自社のセキュリティ要件にあった運用を行うためには、管理者機能の充実度は重要なポイントです。モバイル端末からの利用時にも同様の設定が可能か、あわせて確認しましょう。
必要最低限の機能があるか
クラウドストレージは、バージョン管理以外の機能は製品によってばらつきがあります。自社の運用に必要な機能を検討したうえで、その機能が盛り込まれているサービスを選択しましょう。
クラウドストレージサービスに備わっている主な機能は、以下のとおりです。
- ●ワークフロー機能
- ●ブラウザ上でのファイル更新
- ●IDがない人へのファイル送信、IDがない人からのファイル受信
- ●ファイル公開期限やユーザーの有効期限など、自動での制限設定
- ●モバイル管理
- ●自動での同期
近年では、スマートフォンやタブレットの業務利用が増えているため、スマートデバイスに対応しているかどうかも重要な確認ポイントです。モバイル版のアプリをリリースしているサービスであれば、より簡便なアップロード・ダウンロード・閲覧・共有が可能です。
サポート体制の範囲
法人利用をするうえで、有事におけるサポート体制の確認は重要です。特に外資系メーカーのサービスでは、日本語の問い合わせが可能かを確認しておいた方がよいでしょう。また、海外とのデータ共有を想定している場合には、サービス対象の国やサポートしている言語も確認しておく必要があります。
法人向けクラウドストレージ(オンラインストレージ)サービスをさっそく検討したい場合は、以下の一括資料請求をご利用ください。
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製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら 資料請求した製品の比較表が無料で作成できます
【比較表】法人におすすめのクラウドストレージサービス
ここからは、ITトレンドおすすめの法人向けクラウドストレージサービスを紹介します。
【ユーザー課金制】おすすめクラウドストレージを比較
利用人数の少ない小規模会社などにおすすめの、ユーザー課金タイプの法人向けクラウドストレージサービスをまとめました。認証や制限などセキュリティ機能の充実したサービスが注目されています。気になる製品は、緑の「+資料請求リストに追加」ボタンでカート追加しておき、あとからまとめて資料請求できるのでご利用ください。
Box(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社)
製品・サービスのPOINT
- NTTCom版Boxには51ID以上でJIIMA認証対応で、管理クラウド付属!
- 「Box」により、社内外コンテンツコラボレーションが加速
- 弊社のWinactor+BoxでJIIMA認証も取得済。電帳法対応なら是非!
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が代理店として提供する「Box」は、高いセキュリティレベルでのファイル共有や管理により、政府機関も利用しているクラウド型コンテンツ管理サービスです。アップロードしたファイルのダウンロード禁止や、共有リンクのアクセス制限や無効化にも対応しており、安全なファイル共有が実現するでしょう。また豊富な管理機能を備え、シンプルでわかりやすいUIも特徴です。
価格 |
ー |
無料トライアル |
〇(60日間) |
セキュリティ |
アクセス制限、ダウンロード制限、共有リンク無効化ほか |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 500名以上 750名未満 |
Box(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社)のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
定額制容量無制限、世代管理も無制限のストレージサービス。パソコンやモバイル端末等からシームレスに利用可能。
セキュリティが高くデータ消失の可能性が少なく安全。容量に関係なくデータ・フォルダを社内、社外問わず簡単に共有できるのが良いです。 |
Box(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社)の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
ファイルサイズが大きすぎると稀にアップロードが失敗することがあります。Boxの機能による失敗か、(NTTの製品を利用しており)NTT側の実装に依存する不具合かは不明ですが、改善してもらえればと思っております。 |
《GigaCC ASP》のPOINT
- 「パスワード付きZIPファイル送信(PPAP)」の代替手段に最適
- ファイル送信とファイル共有をひとつのプラットフォームで提供
- 柔軟なセキュリティポリシーの設定、詳細なログ履歴管理に対応
日本ワムネット株式会社が提供する「GigaCC ASP」は、あらゆる企業間でセキュアにファイル転送・共有ができるオンラインストレージです。ファイルを送信するときに上長承認を必要とするワークフロー機能などが搭載されており、セキュリティ対策の強化に役立つでしょう。外部企業との安全なファイル共有に欠かせない、アクセス権限の管理機能なども備わっています。
価格 |
ー |
無料トライアル |
〇 |
セキュリティ |
ウイルスチェック、不正アクセス防止、ログ履歴管理ほか |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | 金融・証券・保険 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
GigaCC ASPのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
勤務先は金融機関であり、取引先が提示してくるストレージサービスではセキュリティ上使えなかった。gigaccはセキュリティ面も問題ないという判断がされ導入された。 |
業種 | その他 |
従業員規模 | 500名以上 750名未満 |
GigaCC ASPの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
アップロードするためのフォルダを追加することが可能ですが、フォルダ名を適宜変更、修正できるようになればより便利だと感じています。 |
《Box》のPOINT
- 事前検討や導入支援から利用開始後の運用保守まで一貫サポート
- 他製品や利用中の既存システムとの連携についてもサポート可能
- 問い合わせ利用回数も無制限。充実したサポート体制
株式会社オプテージが代理店として提供する「Box」は、法人向けクラウドコンテンツ管理プラットフォームです。容量無制限で利用できるストレージを、導入から運用保守までトータルで支援します。情報通信業である同社は、ストレージを快適に利用できる回線の提案が可能で、通信の遅延や混雑対策につながるでしょう。企業の業務形態や課題にあわせ、他システムの連携や活用方法を提案します。
価格 |
Business:年額21,600円/ユーザー、Business Plus:年額 36,000円/ユーザー Enterprise:年額50,400円/ユーザー |
無料トライアル |
〇(最大60日間) |
セキュリティ |
書類の自動年限管理、監査ログ管理ほか |
業種 | 自動車、輸送機器 |
従業員規模 | 5,000名以上 |
Boxのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
開発チームで、社内外のユーザーとデータ共有が容易に可能。大容量データもストレス無くアップロードすることが出来、セキュリティ面でも優れている。 |
業種 | 自動車、輸送機器 |
従業員規模 | 5,000名以上 |
Boxの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
データ共有を目的に使っていますが、他システム、ツールとの連携が出来たら非常に使いやすいと感じてます。タスク管理ツールなどと連携出来れば効率アップに期待が出来る。 |
《SHARERN(シェアルン)》のPOINT
- データの保管は国内で安心
- データの移行もお手伝い
- 使いやすい
日本ワムネット株式会社が提供する「SHARERN(シェアルン)」は、データ移行のサポートサービスやセキュリティ機能が充実しており、ファイルサーバからクラウド移行に適したクラウドストレージです。SSL/TLS暗号化通信やアクセス制限、権限設定などによって、安全なデータ管理が実現します。国内で管理しているサーバ内は暗号化され、履歴ログも管理するため安心といえるでしょう。
価格 |
初期費用50,000円 3TBプラン:月額85,000円/100ユーザー |
無料トライアル |
◯(2週間) |
セキュリティ |
SSL/TLS暗号化通信、アクセス制限、権限設定、履歴ログ管理ほか |
《Documal-Drive》のPOINT
- 社内のあらゆる文書を一元管理できるクラウドストレージサービス
- 月額10,000円から利用可能。ファイルサーバに似た簡単な操作性
- 電子取引保存の要件にも則り、適切なファイルの保管・運用を実現
株式会社富士通四国インフォテックが提供する「Documal-Drive」は、低コストのビジネス向けクラウドストレージサービスです。社内外から場所を選ばずアクセスできるうえ、ファイル共有はドラッグ&ドロップの簡単操作で格納できます。スモールスタートが可能で、開発・運用・サポートまで一貫して対応するため、はじめての導入でも安心です。
価格 |
基本10GB:初期費用100,000円、月額10,000円/5ユーザー ユーザー追加:月額250円/ユーザー 10GB追加:月額5,000円 |
無料トライアル |
〇(1か月) |
セキュリティ |
アクセス権限、暗号化通信、ウイルスチェック、操作ログの取得、バックアップなど |
Documal-Driveのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
これまで原紙ベースで管理されていたものを、法改正に合わせて強化され、メールで授受した電子情報をそのままアップロードするだけで印刷も不要になり簡便になりました。 |
業種 | エネルギー |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
Documal-Driveの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
フォルダーごとのアクセス権の設定の仕方が少しややこしく、誤って設定してしまうことが間々あるのでもう少し改善してほしい。 |
《AOSBOX Business》のPOINT
- 3種類のストレージを組み合わせて低コスト・安全・速いを実現
- 3重の暗号化でセキュアなクラウドバックアップを実現
- 柔軟なブラウザ上のプレビュー機能で効率よくデータ共有
AOSデータ株式会社が提供する「AOSBOX Business」は、3種類のストレージを組み合わせて運用するクラウドバックアップサービスです。使用頻度の低いデータを保管するコールドクラウドストレージ、通常クラウドストレージ、ローカルストレージの3つを利用します。素早い復元が求められるデータは、クラウドバックアップと同時にローカルストレージにも自動バックアップを実施し、従来の100分の1ほどの短時間で復元が可能です。軍事レベルの暗号化技術によって、セキュリティ面も安心といえるでしょう。
価格 |
Business:年額20,000円~/~10ユーザー Pro:年額40,000円~ |
無料トライアル |
〇 |
セキュリティ |
データ暗号化、操作ログ記録・閲覧ほか |
業種 | 卸売・小売業・商業(商社含む) |
従業員規模 | 5,000名以上 |
AOSBOX Businessのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
パソコン内データを自動的にコールドストレージに保存。
安定したコールドストレージ利用のためより1段の安全性が確保されている。
自動保存以外に指定保存も可能。
クラウドサイズの上限がなく無制限に保存できるのが安心。 |
AOSBOX Businessの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
特に機能、サービスに困ったことなどはありませんが、Macにも対応していただけるとありがたい。
検索機能を詳細設定できるようにしてほしい。 |
《コワークストレージ》のPOINT
- デスクトップ感覚で使える高い操作性
- 安心の国内データ保管、強固なセキュリティ
- リーズナブル、導入しやすい料金体系
東日本電信電話株式会社が提供する「コワークストレージ」は、簡単・セキュアなクラウドストレージサービスです。メールアドレスなどの基本情報を登録するだけで、ID・パスワードを即時発行可能。すぐに利用できる手軽さもポイントです。Microsoft Teamsとの別途契約と連携設定により、Microsoft Teams上でも簡単にファイル共有ができ、さらに使いやすくなるでしょう。経路の暗号化や権限管理、期限付きURLリンク共有など、自社の求めるセキュリティレベルを選択し運用できます。
価格 |
初期費用無料 スタート:月額2,750円/5ユーザー、スタンダード:月額6,600円/10ユーザー アドバンスト:月額23,100円/30ユーザー、プロフェッショナル:月額39,600円/50ユーザー |
無料トライアル |
◯(30日間) |
セキュリティ |
アクセス権限や階層構造の権限設定、通信暗号化、多要素認証ほか |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 10名以上 50名未満 |
コワークストレージのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
これまではNASや別クラウドサーバで利用していましたが、フォルダやファイルの権限設定で閲覧編集の管理が多少手間でした。コワークストレージは、メイン管理者が、サブ管理者を設定することで、ユーザーの招待やフォルダの作成、閲覧編集権限の作成が非常に容易で、使い方を覚える時間がほかサービスと比べて圧倒的に短かったです。
また、物理サーバーに接続しているのと同じ様に保存や編集を行えるので、クラウド特有のユーザーインターフェースの悪さが無いところもいい点でした。 |
業種 | 卸売・小売業・商業(商社含む) |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
コワークストレージの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
ファイルアップロードや削除の履歴などを確認できるところが非常にセキュリティ上良いのですが、情報選択の絞り込み画面が、細かくできる分、慣れないと、知りたい情報を絞り込むことが難しいと思いました。 |
製品・サービスのPOINT
- NAS環境からの載せ替えが無料。
- 取引先など社外の方への送信も簡単。
- 安全に考慮した設定の付与で取引先や顧客とのファイル共有を実現
TOWN株式会社が提供する「クロジカ大容量ファイル管理」は、利用中のNAS(ネットワーク対応HDD)からのデータ載せ替えを、無料で実施しているクラウド型ファイルストレージです。初期構築費用は無料で、データ容量にあわせた月額使用料によって低コストで運用できます。個別ファイルのURLを発行すれば、アカウントのない取引先や顧客とのファイル共有も可能です。ファイルごとのパスワード設定や公開時間を制限するなどのセキュリティ機能が搭載されており、情報漏えい防止につながるでしょう。
価格 |
初期費用無料 スモール:月額12,000円/~20ユーザー、スタンダード:月額24,000円/~50ユーザー プレミアム:月額48,000円/~100ユーザー |
無料トライアル |
◯ |
セキュリティ |
ファイルごとのパスワード設定や公開時間制限、SSL証明書設定ほか |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 10名以上 50名未満 |
クロジカ大容量ファイル管理のいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
社内で管理するNASに比べると、社外への共有が安全かつ楽にできます。
クロジカへの移行作業費が無料な点も良いです。 |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 10名以上 50名未満 |
クロジカ大容量ファイル管理の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
社内で管理する場合と比べると、やはり割高感は否めません。
値段はそのままで、ストレージ容量は倍欲しいところです。 |
【データ容量課金制】おすすめクラウドストレージを比較
利用人数の多い大手企業におすすめの、データ容量課金タイプの法人向けクラウドストレージサービスをまとめました。各サービスの特徴を確認しましょう。
《使えるファイル箱》のPOINT
- 社内サーバー不要で大幅コストダウン、管理業務の簡素化↑
- ユーザ数無制限だから個別アカウント管理で業務効率大幅UP↑
- 2要素認証/2重暗号化/アクセスブロックなどセキュリティ対策も◎
使えるねっと株式会社が提供する「使えるファイル箱」は、ユーザー数無制限のクラウド型ファイル共有サービスです。クリック一つで外部とのファイル共有もできるため、他社との共同開発や顧客とのやり取りがスムーズになるでしょう。2段階認証や2重暗号、ワンタイムパスワードなど、セキュリティ機能も充実しています。
価格 |
初期費用無料 スタンダード1年:月額18,480円~、スタンダード1か月:月額21,780円~ アドバンス1年:月額52,624円~、アドバンス1か月:65,780円~ |
無料トライアル |
〇(2週間) |
セキュリティ |
2要素認証設定、SSL暗号化通信、ニ重暗号化、アクセス制限ほか |
業種 | 建設 |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
使えるファイル箱のいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
オンプレミスではないクラウド型のファイルサーバー。自前のサーバーが不要のため、人件費を含めたランニングコストを大きく削減できるのがメリット。自宅からでも普段と同じように自分のPCからアクセスできるため、テレワークにも向いている。2要素認証など、厳重なセキュリティ対策が施されており、機密情報の流出防止にも効果が大きい。 |
業種 | 建設 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
使えるファイル箱の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
急ぎの案件があるときに更新とメンテナンスが入ってしまい、ログインできなかったことが何度かあったので、改善してほしい。またファイルのダウンロードに大変時間がかかることもある。 |
製品・サービスのPOINT
- Webブラウザーだけで大容量ファイルや機密情報をやり取り可能
- 豊富なセキュリティ機能と可用性
- 月額16,500円(税込)~の定額制で、最大1万人使用可能
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供する「Bizストレージ ファイルシェア」は、Webブラウザだけで2GBのファイル授受ができるオンラインストレージサービスです。通信事業者ならではのスピードや高可用性、セキュリティ機能の充実も高ポイントです。アクセス権限は8種類あり、フォルダごとに設定可能。取引先やプロジェクトごとに作成できる共有フォルダも該当するので、機密情報もリスクを抑えた共有が実現します。一時的なファイル送受信の際に役立つ上長承認機能も備わっており、誤送信や情報漏えいへの対策にも最適です。
価格 |
初期費用22,000円(税込み) 1GBメニュー:月額16,500円(税込み)、2GB:月額28,600円(税込み) |
無料トライアル |
〇(2週間) |
セキュリティ |
ファイル暗号化、アクセス権限設定、上長承認ほか |
業種 | 通信サービス |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
Bizストレージ ファイルシェアのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
ブラウザ操作でファイルのやり取りができる点。ほとんどのストレージ系はデスクトップアプリを介しての操作が多いですが、ブラウザだけで完結できるので出先や共有PCでの利用がしやすいのは大きいメリットだと思います。 |
Bizストレージ ファイルシェアの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
誤送信等に対応した、見やすく使いやすいUIを検討してもらいたい。つい送信履歴を利用して送信してしまいがちで、アドレスの見づらさに、アドレスの誤選択してしまいそうになるケースがある。ファイルの取戻しができればなお良し。 |
製品・サービスのPOINT
- AWS 環境に構築
- 完全定額制を実現
- 24時間365日のサポート体制
株式会社 USEN ICT Solutionsが提供する「クラウドファイルサーバ type3」は、AWS環境に専用のファイルサーバを構築したサービスです。環境構築から障害対応、セキュリティ対策まで基本サービスに含まれているため、自社での管理運用負担を軽減できるでしょう。定期的なメンテナンスを受けることで、突然の故障やデータ破損などのリスクを抑えられます。
価格 |
初期費用30,000円 スタンダード:月額29,800円~、ゴールド:月額42,700円~ プラチナ:月額95,200円~ |
無料トライアル |
〇(2週間) |
セキュリティ |
24時間365日監視、アクセス権限設定、ボリュームシャドーコピーほか |
業種 | 放送・広告・出版・マスコミ |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
クラウドファイルサーバ type3のいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
クラウド環境に構築したファイルサーバを完全定額制で利用できるのがメリット。スタンダードプランで100ギガが29,800円からと安価なのがうれしい。クラウド環境ながらオンプレミスと同じように管理できる。初期費用も低めに設定されており、導入コストは高くない。 |
業種 | 放送・広告・出版・マスコミ |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
クラウドファイルサーバ type3の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
クラウド型なのでしかたないが、オンプレミスの時と違って自由自在なカスタマイズが不可能になった。その点はデメリット。もう少し可変性があればと思う。あとレスポンスの速度にも不満はある。 |
《3Qクラウド》のPOINT
- ユーザ数ではなく容量で選べるオンラインストレージ(500GB~)
- 場所を選ばずインターネット越しに利用可能なファイル共有環境
- ファイル共有用のURL発行で外部へのメール添付の代替にも
株式会社リューズが提供する「3Qクラウド」は、従業員や取引先など、関わる人員の変更に応じてアカウントの発行や削除が可能なオンラインストレージパックです。管理画面では、アカウントごとのアクセス権限の詳細な設定もできます。容量ごとの料金設定で、保守運用サービスも含まれているため、操作方法が不明な場合や設定変更の相談をしやすいでしょう。そのほか、オプションでサーバ高速化やリソースの監視にも対応しています。
価格 |
初期費用50,000円~ 500GB:月額20,000円~ 1TB:月額22,000円~ 2TB:月額24,000円~ 3TB:月額26,000円~ 4TB:月額28,000円~ 5TB:月額29,000円~ |
無料トライアル |
ー |
セキュリティ |
2要素認証(2FA)など |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《DirectCloud》のPOINT
- PPAPから解放されたファイル共有を実現!管理の煩雑さから解放!
- 取引先とのファイル共有が簡単でセキュア!
- 利用ユーザー無制限!定額制によるコスト削減
株式会社ダイレクトクラウドが提供する「DirectCloud」は、ファイルデータURLの有効期限や、データ送信前の上長承認など情報漏えい防止機能が豊富なクラウドストレージサービスです。ダウンロードの回数制限も設定できるため、不要なアクセスの防止に役立つでしょう。データファイルをクラウド上で管理し、パソコンにダウンロードせずに編集できる点も特徴です。
価格 |
初期費用無料 スタンダードプラン:月額30,000円、アドバンスプラン:月額50,000円 ビジネスプラン:月額90,000円、プレミアムプラン:月額180,000円 エンタープライズプラン:月額300,000円 |
無料トライアル |
〇(2週間) |
セキュリティ |
上長承認、アクセス認証、アクセス制御、共有リンクの有効期限設定、パスワードの自動設定ほか |
業種 | 教育・教育学習支援関係 |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
DirectCloudのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
安価なコストで、社内データの管理や保存、送受信をオンライン上で完結できる。社外にいても別端末から容易にアクセスできるので便利です。 |
業種 | その他 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
DirectCloudの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
データのダウンロードに多少時間がかかります。データは、動画や画像が多く、多少いらいらすることも…
その反面、データのセキュリティーには安心感があります。 |
《ActCLOUD DR Storage》のPOINT
- アクセス権限設定やログ管理などセキュリティ機能が充実
- 社内外でファイルを円滑に受け渡し可能
- スマートフォンに対応・iPhoneとiPadには専用アプリあり
株式会社ケイティケイソリューションズが提供する「ActCLOUD DR Storage」は、社内外でのファイル共有・保管が可能なクラウド型オンラインストレージサービスです。IPアドレス制限やSSLでの通信経路暗号化、クライアント認証など、セキュリティ機能が充実しています。西日本・東日本2拠点のデータセンターで保管するため、BCP対策としても有効です。
価格 |
ー |
無料トライアル |
ー |
セキュリティ |
SSL/TLS暗号化通信、IPアドレス制限、デバイス制限ほか |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
【無料プランあり】おすすめクラウドストレージを比較
導入・運用コストに課題を感じている企業は無料プランのあるサービスを使い分けたり、試験的に導入したりするのもおすすめです。ここからは有料プランだけでなく無料プランも用意されているクラウドストレージを紹介します。
《セキュアSAMBA》のPOINT
- ユーザ数無制限だから社外利用や従業員数が多い企業様におすすめ
- セキュリティ対策万全、非同期型の純国産オンラインストレージ
- 導入実績数4,000社以上&徹底したサポート体制
Chatworkストレージテクノロジーズ株式会社が提供する「セキュアSAMBA」は、純国産法人向けオンラインストレージです。操作性やサポート体制、料金などの点において高く評価されており、中小企業に多く選ばれています。信頼性の高いAWS(アマゾンウェブサービス)のデータセンターでデータを管理しているため、きめ細かなアクセス制限やログ監視機能など、セキュリティ面でも安心です。
価格 |
スモールプラン:初期費用15,000円、月額15,000円 スタンダードプラン:初期費用25,000円、月額25,000円 ビジネスプラン:初期費用:35,000円、月額35,000円 ※無料プランあり |
無料トライアル |
◯ |
セキュリティ |
閲覧制限、アクセス制限、操作ログ記録・閲覧、2段階認証ほか |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
セキュアSAMBAのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
容量の大きいデータも簡単にアップロードでき、非常に使いやすいです。UIも見やすく、直感操作でできるため、ファイル共有の作業がスムーズに行えます。 |
業種 | 建設 |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
セキュアSAMBAの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
不具合があった際、電話とかで無く、メニュー表示画面や、チャット等で自己解決策が簡易にとれる仕組みがあると嬉しいです。 |
《Google Drive》のPOINT
- 文書やスライドを共同編集可能!チーム作業を効率化
- プラン次第で容量無制限!大人数での共有も可能
- AIを活用した高度な検索機能を搭載!情報が埋もれない
グーグル合同会社が提供する「Google Drive」は、さまざまなWebアプリと連携し、リアルタイムに共同編集ができるオンラインストレージサービスです。ブラウザを介さないライブファイルストリーム機能により、自動で同期可能。Googleの検索エンジンと同様の高精度の検索機能もポイントです。データ容量課金制の法人向けプラン「G Suite」では、最大250名まで参加可能なビデオ会議機能やアンケート作成・集計機能など豊富な機能を利用できます。ユーザー課金制の個人向けプランも用意されています。
価格 |
初期費用無料 Google Workspace:月額680円~/ユーザー ※無料プランあり |
無料トライアル |
〇(14日間) |
セキュリティ |
アクセス制限、端末ロックほか |
業種 | 卸売・小売業・商業(商社含む) |
従業員規模 | 250名以上 500名未満 |
Google Driveのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
検索性が高く、ひとまずなんでもファイルを突っ込んでおけばOKという使い方が非常に便利。また面接動画をGoogleドライブに入れてURLで共有するなど、今までよりもお互いの仕事がスムーズに進む。 |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 5,000名以上 |
Google Driveの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
大きなファイルや多数のファイルを一度にアップロードすると、処理が遅くなることがあります。また、特定のファイル形式(特にMicrosoft Officeの一部の形式)に対する互換性が完全ではないため、変換時にフォーマットが乱れる場合があります。これらの改善が求められます。 |
《Dropbox》のPOINT
- 長期間保存されるバージョン履歴から復元!ミスをしても安心
- 社外の人ともデータ共有!セキュリティも万全
- 30日間の無料トライアルあり!使用感を確認してから導入可能
Dropbox Japan株式会社が提供する「Dropbox」は、機能性の高いオンラインストレージサービスです。スマートシンク機能によりハードディスク容量の圧迫を抑え、バージョン履歴の長期保存・復元も可能です。保存したデータは権限を設定すればチームメンバーと共同編集できるほか、Dropboxを利用していない社外の人ともファイル共有できます。情報漏えい対策の一つとして、デバイス内に残っているデータを遠隔操作で削除する機能を搭載しています。
価格 |
Plus:月額1,200円/ユーザー Essentials:月額2,200円/ユーザー Business:月額2,400円/ユーザー Business Plus:月額3,000円/ユーザー ※無料プランもあり |
無料トライアル |
〇(30日間) |
セキュリティ |
共有リンクへの有効期限・パスワード付与、紛失端末からのデータアクセス制限、2段階認証ほか |
業種 | 教育・教育学習支援関係 |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
Dropboxのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
チームで編集をする際に誰かがアップロードしたらそのファイルを通知してくれることや、文書ファイルに関してどこでも編集ができることです。 |
業種 | 卸売・小売業・商業(商社含む) |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
Dropboxの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
ファイル同期の設定がやや分かりづらく、PC本体にもデータを残す仕様となっているので間違ってしまうとPCの容量を圧迫してしまう可能性があることです。
選択型同期を設定することで回避できますが、警告などがあれば良いと思います。 |
無料トライアルを活用してじっくり製品を比較したいという方は以下の記事も参考にしてください。
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自社に最適なオンラインストレージを導入しよう
法人向けクラウドストレージサービスについて、概要や選定ポイント、おすすめの製品を紹介しました。料金体系によって、ユーザー課金制とデータ容量課金制の2タイプに分けられます。
導入を検討する際は、まず自社でのクラウドストレージの使い方や想定される容量にあわせて、セキュリティや機能、価格などの条件を整理しましょう。気になったサービスは実際に資料請求してよく比較し、自社に最適なクラウドストレージサービスを検討しましょう。