クラウドストレージとは
クラウドストレージとは、インターネット上でファイルやデータを保管・共有できるサービスのことです。オンラインストレージやファイル共有サービスとも呼ばれます。ユーザーごとにアカウントを設定し、アクセス権限のあるユーザー以外は共有ファイルやデータにアクセスできない仕組みです。
インターネット環境であればどこからでもファイルにアクセスできるため、情報共有の手段として非常に重宝します。最近は低コストかつ大容量保存できるサービスも増えており、ビジネスシーンで幅広く利用されています。
クラウドストレージの概要や主な機能については、以下の記事も参考にしてください。
個人向けと法人向けオンラインストレージの違い
クラウドストレージには、家庭などでの利用を想定した個人向けサービスと、企業での業務利用を想定した法人向けサービスの2種類があります。2つの大きな違いは「セキュリティ面」です。
企業の機密情報や個人情報などの重要なデータを保存・管理する場合は、強固なセキュリティ対策が施された法人向けクラウドストレージサービスの利用がおすすめです。
法人向けクラウドストレージをお探しの方へ
この記事では、おすすめの法人向けクラウドストレージサービスを料金体系や特徴ごとにタイプわけして紹介します。各サービスの違いがひと目でわかる比較表もあるので、製品選びの参考にしてください。
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【比較表】法人におすすめのクラウドストレージサービス一覧
クラウドストレージサービスの導入メリット
クラウドストレージを導入すると、データのバックアップが気軽にできるほか、場所を問わずデータにアクセス可能です。ここでは、ビジネスシーンにおけるクラウドストレージサービスの導入メリットを紹介します。
- ■人件費削減や業務効率化につながる
- サポート体制が手厚い法人向けは、ベンダーにクラウドストレージの導入・管理・運用・保守を一任できる。自社に管理担当者を設ける必要がなく、人件費の削減や業務の効率化が図れる。
- ■大容量保存に対応
- 法人向けには大容量保存に対応した製品が多く、追加料金を支払えば容量を増やせるなど、拡張性も高い。
- ■BCP対策にも有効
- 堅牢なデータセンターにおいて、高セキュアな環境でのデータ保管が可能。バックアップも自動で行われるため、災害発生時のBCP対策としても活用できる。
- ■高度なセキュリティ対策が施されていて安心
- 2段階認証・2重暗号・ワンタイムパスワードなどの認証やアクセス制限など、セキュリティ機能が充実している。
- ■リモートワークや外出先からのアクセスが容易
- インターネット環境下なら場所や時間を問わずアクセス可能。在宅勤務やテレワーク時に役立つ。
法人向けクラウドストレージサービスのメリットについて、さらに知りたい方は以下の記事をご覧ください。
クラウドストレージサービスのタイプ分類
この記事では、おすすめのクラウドストレージサービスを料金体系や特徴ごとに3つのタイプに分類しました。自社のニーズにあった製品の絞り込みに役立ててください。
【チーム・部署単位向け】ユーザー課金制のクラウドストレージ
ユーザー課金制タイプは、部署単位で契約するなど企業内で利用者が限られる場合や、利用人数の少ない小規模会社におすすめです。サービスによって1ユーザーあたりの利用容量に制限がある場合と、無制限で利用できる場合があるため、料金プラン内容をよく確認しましょう。
▼ユーザー課金制クラウドストレージ(チーム・部署単位向け)を比較!
【全社導入向け】データ容量課金制のクラウドストレージ
データ容量課金タイプは、利用人数の多い中規模・大手企業におすすめです。ユーザー数増加とともにコストパフォーマンスが上がるため、会社の規模拡大を見込んでいる企業や、全社導入を検討している企業にもおすすめです。データ容量に応じて複数の料金プランが用意されているため、企業全体で利用するストレージ容量を把握したうえで、適切なプラン選択をしましょう。
▼データ容量課金制クラウドストレージ(全社導入向け)を比較!
【社外・取引先共有向け】共有・転送に強みをもつクラウドストレージ
ファイル共有や転送機能に強みがあるタイプは、顧客対応や共同プロジェクトなど、社外とのファイル共有を頻繁に行う企業におすすめです。外部との安全なデータ共有を実現し、情報漏えいのリスクを最小限に抑えます。また、高解像度の画像ファイルや動画など、容量が大きなファイルのやり取りが日常的に行われている企業にも適しています。
▼共有・転送に強みをもつクラウドストレージ(社外・取引先共有向け)を比較!
クラウドストレージサービスの選び方
ここでは、クラウドストレージサービスを選定する際に、着目すべきポイントを解説します。自社に適した製品を導入するために、以下のポイントを踏まえて詳細に比較しましょう。
- ●セキュリティが確保されているか
- ●ストレージ容量やアップロード速度は適切か
- ●管理者機能が充実しているか
- ●必要な機能が搭載されているか
- ●アクセス性や操作性が優れているか
- ●サポート体制の範囲
セキュリティが確保されているか
企業が大事なデータを外部に保管する場合、セキュリティが確保されているかは非常に重要なポイントです。気になるクラウドストレージのセキュリティが十分なものか、確認をしましょう。
具体的には、以下のようなセキュリティ機能・対策があると安心です。
- ●2段階認証や2重暗号、ワンタイムパスワードなどの認証
- ●ファイル暗号化・通信経路暗号化機能
- ●PDFセキュリティ機能(ファイルのコピー、印刷などに制限をかける)
- ●ログ管理
- ●アクセス制限
- ●BCP対策にも有効な堅牢なデータセンターでの保管
法人向けサービスでは、ログイン認証やファイル・通信の暗号化などセキュリティ機能が豊富です。強固なセキュリティ対策によって、ウイルス感染や持ち出しなどによる不正アクセス・情報漏えいを防げます。企業の機密情報や個人情報などの重要なデータを保存・管理する場合は、強固なセキュリティ対策が施された法人向けクラウドストレージサービスの利用がおすすめです。
以下の記事では、クラウドストレージサービスを利用する際のリスクと対策について解説しています。
ストレージ容量とアップロード速度は適切か
クラウドストレージに保管したいデータの容量は、企業によって異なります。見積書・請求書などのデータ保存だけであれば1アカウントあたり数GBで足りますが、解像度の高い画像や動画を保存する場合には、数TBの容量を確保する必要があります。サービス検討の前に、自社に必要な最大保存容量がどのくらいかを試算しましょう。
なお大容量ファイルを保管する場合は、アップロードにかかる時間も把握することが重要です。共有ファイルのダウンロード速度はサービスによって変わらない場合もありますが、アップロードは法人向けであっても時間を要する場合もあるため注意が必要です。
管理者機能が充実しているか
企業内もしくは取引先も含めて多くのユーザーでクラウドストレージを利用する場合、管理者はさまざまなルールや制限を設ける必要があります。
例えば、ファイル共有は許可した相手のみに限定する設定や、ワークフロー承認後に共有できる仕様にするなどが考えられます。自社のセキュリティ要件にあった運用を行うためには、管理者機能の充実度は重要なポイントです。モバイル端末からの利用時にも同様の設定が可能か、あわせて確認しましょう。
必要な機能が搭載されているか
自社の運用に必要な機能を検討したうえで、その機能が盛り込まれているサービスを選択しましょう。クラウドストレージサービスに備わっている主な機能は、以下のとおりです。
- ●バージョン管理機能
- ●ワークフロー機能
- ●ブラウザ上でのファイル更新
- ●IDがない人へのファイル送信、IDがない人からのファイル受信
- ●ファイル公開期限やユーザーの有効期限など、自動での制限設定
- ●モバイル管理
- ●自動での同期
バージョン管理以外の機能は製品によってばらつきがあります。気になった製品にどのような機能が備わっているか、実際に資料請求して確認・比較するとよいでしょう。
アクセス性や操作性が優れているか
モバイルデバイスからのアクセスが可能であれば、スマートフォンやタブレットを使って移動中にもデータの確認や編集ができ、利便性が高まります。モバイル版のアプリをリリースしているサービスであれば、より簡便なアップロード・ダウンロード・閲覧・共有が可能です。
また、クラウドストレージのUIが直感的で使いやすいことも重要です。誰もが簡単に操作できることで、トレーニングコストや操作ミスのリスクが減少します。
サポート体制の範囲
法人利用をするうえで、有事におけるサポート体制の確認は重要です。特に外資系メーカーのサービスでは、日本語の問い合わせが可能かを確認しておいた方がよいでしょう。また、海外とのデータ共有を想定している場合には、サービス対象の国やサポートしている言語も確認しておく必要があります。
法人向けクラウドストレージ(オンラインストレージ)サービスをさっそく検討したい場合は、以下の一括資料請求をご利用ください。
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【比較表】法人におすすめのクラウドストレージサービス一覧
ここからは、ITトレンドおすすめの法人向けクラウドストレージサービスを紹介します。まずは、おすすめポイントや対象従業員規模、無料トライアルの有無などを一覧にまとめた比較表で製品を見比べてみましょう。また、記事で紹介している主要な製品を調査し、見えてきたクラウドストレージの特徴や傾向を以下にまとめました。製品の比較検討にお役立てください。
- ●アクセス制限機能や2要素認証、SSL暗号化通信などのセキュリティ機能はほとんどの製品に搭載されている
- ●共有リンクの有効期限設定やファイルごとのパスワード設定、上長認証機能などが搭載された製品は、ファイルの共有・転送に強みをもつタイプに多い傾向
- ●操作ログや履歴ログの管理に対応している製品は半数ほど
- ●ほぼすべての製品がスマートフォンやタブレットに対応しているが、アプリがあるものは7割
- ●各プランによって異なるものの、ほぼすべての製品が1TB以上の容量に対応可能
ユーザー課金制クラウドストレージ(チーム・部署単位向け)
データ容量課金制クラウドストレージ(全社導入向け)
共有・転送に強みのあるクラウドストレージ(社外・取引先共有向け)
クラウドストレージ(オンラインストレージ)サービスの最新ランキングは以下のボタンから確認できます。人気製品から導入を検討したい方は、ぜひチェックしてみてください。
▶ユーザー課金制クラウドストレージ(チーム・部署単位向け)
利用人数の少ない小規模会社や部署単体導入などにおすすめの、ユーザー課金タイプの法人向けクラウドストレージサービスをまとめました。気になる製品は、緑の「+資料請求リストに追加」ボタンでカート追加しておき、あとからまとめて資料請求できるのでご利用ください。
《Box》のPOINT
- 事前検討や導入支援から利用開始後の運用保守まで一貫サポート
- 他製品や利用中の既存システムとの連携についてもサポート可能
- 問い合わせ利用回数も無制限。充実したサポート体制
ITトレンド上半期ランキング2024(オンラインストレージサービス)2位
株式会社オプテージが代理店として提供する「Box」は、法人向けクラウドコンテンツ管理プラットフォームです。容量無制限で利用できるストレージを、導入から運用保守までトータルで支援します。情報通信業である同社は、ストレージを快適に利用できる回線の提案が可能で、通信の遅延や混雑対策につながるでしょう。企業の業務形態や課題にあわせ、他システムの連携や活用方法を提案します。
価格 |
Business:年額21,600円/ユーザー、Business Plus:年額 36,000円/ユーザー Enterprise:年額50,400円/ユーザー |
無料トライアル |
〇(最大60日間) |
セキュリティ |
書類の自動年限管理、監査ログ管理ほか |
改善してほしい点 自動車、輸送機器 5,000名以上
《SHARERN(シェアルン)》のPOINT
- データの保管は国内で安心
- データの移行もお手伝い
- 使いやすい
日本ワムネット株式会社が提供する「SHARERN(シェアルン)」は、データ移行のサポートサービスやセキュリティ機能が充実しており、ファイルサーバからクラウド移行に適したクラウドストレージです。SSL/TLS暗号化通信やアクセス制限、権限設定などによって、安全なデータ管理が実現します。国内で管理しているサーバ内は暗号化され、履歴ログも管理するため安心といえるでしょう。
価格 |
初期費用50,000円 3TBプラン:月額85,000円/100ユーザー |
無料トライアル |
◯(2週間) |
セキュリティ |
SSL/TLS暗号化通信、アクセス制限、権限設定、履歴ログ管理ほか |
《Documal-Drive》のPOINT
- 社内のあらゆる文書を一元管理できるクラウドストレージサービス
- 月額10,000円から利用可能。ファイルサーバに似た簡単な操作性
- 電子取引保存の要件にも則り、適切なファイルの保管・運用を実現
株式会社富士通四国インフォテックが提供する「Documal-Drive」は、低コストのビジネス向けクラウドストレージサービスです。社内外から場所を選ばずアクセスできるうえ、ファイル共有はドラッグ&ドロップの簡単操作で格納できます。スモールスタートが可能で、開発・運用・サポートまで一貫して対応するため、はじめての導入でも安心です。
価格 |
基本10GB:初期費用100,000円、月額10,000円/5ユーザー ユーザー追加:月額250円/ユーザー 10GB追加:月額5,000円 |
無料トライアル |
〇(1か月) |
セキュリティ |
アクセス権限、暗号化通信、ウイルスチェック、操作ログの取得、バックアップなど |
改善してほしい点 エネルギー 1,000名以上 5,000名未満
《AOSBOX Business》のPOINT
- 3種類のストレージを組み合わせて低コスト・安全・速いを実現
- 3重の暗号化でセキュアなクラウドバックアップを実現
- 柔軟なブラウザ上のプレビュー機能で効率よくデータ共有
AOSデータ株式会社が提供する「AOSBOX Business」は、3種類のストレージを組みあわせて運用するクラウドバックアップサービスです。使用頻度の低いデータを保管するコールドクラウドストレージ、通常クラウドストレージ、ローカルストレージの3つを利用します。素早い復元が求められるデータは、クラウドバックアップと同時にローカルストレージにも自動バックアップを実施し、従来の100分の1ほどの短時間で復元が可能です。軍事レベルの暗号化技術によって、セキュリティ面も安心といえるでしょう。
価格 |
Business:年額20,000円~/~10ユーザー Pro:年額40,000円~ |
無料トライアル |
〇 |
セキュリティ |
データ暗号化、操作ログ記録・閲覧ほか |
いい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 5,000名以上
《コワークストレージ》のPOINT
- デスクトップ感覚で使える高い操作性
- 安心の国内データ保管、強固なセキュリティ
- リーズナブル、導入しやすい料金体系
東日本電信電話株式会社が提供する「コワークストレージ」は、簡単・セキュアなクラウドストレージサービスです。メールアドレスなどの基本情報を登録するだけで、ID・パスワードを即時発行可能。すぐに利用できる手軽さもポイントです。Microsoft Teamsとの別途契約と連携設定により、Microsoft Teams上でも簡単にファイル共有ができ、さらに使いやすくなるでしょう。経路の暗号化や権限管理、期限付きURLリンク共有など、自社の求めるセキュリティレベルを選択し運用できます。
価格 |
初期費用無料 スタート:月額2,750円/5ユーザー、スタンダード:月額6,600円/10ユーザー アドバンスト:月額23,100円/30ユーザー、プロフェッショナル:月額39,600円/50ユーザー |
無料トライアル |
◯(30日間) |
セキュリティ |
アクセス権限や階層構造の権限設定、通信暗号化、多要素認証ほか |
いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 10名以上 50名未満
改善してほしい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 50名以上 100名未満
▶データ容量課金制クラウドストレージ(全社導入向け)
利用人数の多い大手企業や全社導入におすすめの、データ容量課金タイプの法人向けクラウドストレージサービスをまとめました。各サービスの特徴を確認しましょう。
《使えるファイル箱》のPOINT
- 社内サーバー不要で大幅コストダウン、管理業務の簡素化↑
- ユーザ数無制限だから個別アカウント管理で業務効率大幅UP↑
- 2要素認証/2重暗号化/アクセスブロックなどセキュリティ対策も◎
使えるねっと株式会社が提供する「使えるファイル箱」は、ユーザー数無制限のクラウド型ファイル共有サービスです。独自仮想化技術によりWindowsのエクスプローラーやMacのFinder上で操作できるため、作業効率が落ちる心配がありません。また、2段階認証や2重暗号、ワンタイムパスワードなど、セキュリティ機能も充実しています。
価格 |
初期費用無料 スタンダード1年:月額18,480円~、スタンダード1か月:月額21,780円~ アドバンス1年:月額52,624円~、アドバンス1か月:65,780円~ |
無料トライアル |
〇(2週間) |
セキュリティ |
2要素認証設定、SSL暗号化通信、ニ重暗号化、アクセス制限ほか |
改善してほしい点 建設 1,000名以上 5,000名未満
《セキュアSAMBA》のPOINT
- ユーザ数無制限だから社外利用や従業員数が多い企業様におすすめ
- セキュリティ対策万全、非同期型の純国産オンラインストレージ
- 導入実績数8,000社以上&徹底したサポート体制
Chatworkストレージテクノロジーズ株式会社が提供する「セキュアSAMBA」は、純国産法人向けオンラインストレージです。操作性やサポート体制、料金などの点において高く評価されています。信頼性の高いAWS(アマゾンウェブサービス)のデータセンターでデータを管理しているため、きめ細かなアクセス制限やログ監視機能など、セキュリティ面でも安心です。
価格 |
スモールプラン:初期費用15,000円、月額15,000円 スタンダードプラン:初期費用25,000円、月額25,000円 ビジネスプラン:初期費用:35,000円、月額35,000円 ※無料プランあり |
無料トライアル |
◯ |
セキュリティ |
閲覧制限、アクセス制限、操作ログ記録・閲覧、2段階認証ほか |
いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 100名以上 250名未満
改善してほしい点 建設 100名以上 250名未満
《ActCLOUD DR Storage》のPOINT
- アクセス権限設定やログ管理などセキュリティ機能が充実
- 社内外でファイルを円滑に受け渡し可能
- スマートフォンに対応・iPhoneとiPadには専用アプリあり
株式会社ケイティケイソリューションズが提供する「ActCLOUD DR Storage」は、有事の際に備えるBCP対策用オンラインストレージです。同じデータが西日本・東日本の2拠点で保存されているため、万が一片方が損傷を受けても、もう片方からデータを復元できます。また、IPアドレス制限やSSLでの通信経路暗号化、クライアント認証など、セキュリティ機能も充実しています。
価格 |
ー |
無料トライアル |
ー |
セキュリティ |
SSL/TLS暗号化通信、IPアドレス制限、デバイス制限ほか |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
▶共有・転送に強みをもつクラウドストレージ(社外共有向け)
ここでは、社外との安全なファイル共有や転送が可能なクラウドストレージサービスを紹介します。取引先との情報共有を安全かつ効率的に行いたい、顧客とのデータ共有方法を模索している、といった企業におすすめです。
《GigaCC ASP》のPOINT
- 「パスワード付きZIPファイル送信(PPAP)」の代替手段に最適
- ファイル送信とファイル共有をひとつのプラットフォームで提供
- 柔軟なセキュリティポリシーの設定、詳細なログ履歴管理に対応
日本ワムネット株式会社が提供する「GigaCC ASP」は、あらゆる企業間でセキュアにファイル転送・共有ができるオンラインストレージです。ファイルを送信するときに上長承認を必要とするワークフロー機能などが搭載されており、セキュリティ対策の強化に役立つでしょう。外部企業との安全なファイル共有に欠かせない、アクセス権限の管理機能なども備わっています。
価格 |
ー |
無料トライアル |
〇 |
セキュリティ |
ウイルスチェック、不正アクセス防止、ログ履歴管理ほか |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 金融・証券・保険 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 その他 500名以上 750名未満
《DirectCloud》のPOINT
- PPAPから解放されたファイル共有を実現!管理の煩雑さから解放!
- 取引先とのファイル共有が簡単でセキュア!
- 利用ユーザー無制限!定額制によるコスト削減
株式会社ダイレクトクラウドが提供する「DirectCloud」は、ファイルデータURLの有効期限や、データ送信前の上長承認など情報漏えい防止機能が豊富なクラウドストレージサービスです。ダウンロードの回数制限も設定できるため、不要なアクセスの防止に役立つでしょう。データファイルをクラウド上で管理し、パソコンにダウンロードせずに編集できる点も特徴です。
価格 |
初期費用無料 スタンダードプラン:月額30,000円、アドバンスプラン:月額50,000円 ビジネスプラン:月額90,000円、プレミアムプラン:月額180,000円 エンタープライズプラン:月額300,000円 |
無料トライアル |
〇(2週間) |
セキュリティ |
上長承認、アクセス認証、アクセス制御、共有リンクの有効期限設定、パスワードの自動設定ほか |
いい点 教育・教育学習支援関係 100名以上 250名未満
改善してほしい点 その他 1,000名以上 5,000名未満
《Google Drive》のPOINT
- 文書やスライドを共同編集可能!チーム作業を効率化
- プラン次第で容量無制限!大人数での共有も可能
- AIを活用した高度な検索機能を搭載!情報が埋もれない
グーグル合同会社が提供する「Google Drive」は、さまざまなWebアプリと連携し、リアルタイムに共同編集ができるオンラインストレージサービスです。ブラウザを介さないライブファイルストリーム機能により、自動で同期可能。Googleの検索エンジンと同様の高精度の検索機能もポイントです。データ容量課金制の法人向けプラン「G Suite」では、最大250名まで参加可能なビデオ会議機能やアンケート作成・集計機能など豊富な機能を利用できます。ユーザー課金制の個人向けプランも用意されています。
価格 |
初期費用無料 Google Workspace:月額680円~/ユーザー ※無料プランあり |
無料トライアル |
〇(14日間) |
セキュリティ |
アクセス制限、端末ロックほか |
いい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 250名以上 500名未満
改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 5,000名以上
《Dropbox》のPOINT
- 長期間保存されるバージョン履歴から復元!ミスをしても安心
- 社外の人ともデータ共有!セキュリティも万全
- 30日間の無料トライアルあり!使用感を確認してから導入可能
Dropbox Japan株式会社が提供する「Dropbox」は、機能性の高いオンラインストレージサービスです。スマートシンク機能によりハードディスク容量の圧迫を抑え、バージョン履歴の長期保存・復元も可能です。保存したデータは権限を設定すればチームメンバーと共同編集できるほか、Dropboxを利用していない社外の人ともファイル共有できます。情報漏えい対策の一つとして、デバイス内に残っているデータを遠隔操作で削除する機能を搭載しています。
価格 |
Plus:月額1,200円/ユーザー Essentials:月額2,200円/ユーザー Business:月額2,400円/ユーザー Business Plus:月額3,000円/ユーザー ※無料プランもあり |
無料トライアル |
〇(30日間) |
セキュリティ |
共有リンクへの有効期限・パスワード付与、紛失端末からのデータアクセス制限、2段階認証ほか |
いい点 教育・教育学習支援関係 100名以上 250名未満
改善してほしい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 50名以上 100名未満
紹介した製品は、以下のボタンからまとめて資料請求できます。気になる製品がある方はぜひご利用ください。
\ MDM(モバイル端末管理)ツール の製品を調べて比較 /
製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら
▶無料プランのあるクラウドストレージ
この記事で紹介した製品のなかで無料プランがあるものをピックアップしました。導入・運用コストに課題を感じている企業は無料プランのあるサービスを使い分けたり、試験的に導入したりするのもおすすめです。なお、データ容量や人数に制限があるため、自社で活用できるか見極めましょう。
- ■セキュアSAMBA
- 5GBの容量を3ユーザーまで無料で利用できます。
→セキュアSAMBAの紹介に戻って詳しく見てみる!
- ■Google Drive
- 1ユーザー15GBまで無料で利用できる個人向けのプランが用意されています。
→Google Driveの紹介に戻って詳しく見てみる!
- ■Dropbox
- 無料プランでは1ユーザー2GBまで利用できます。
→Dropboxの紹介に戻って詳しく見てみる!
以下の記事では無料のクラウドストレージサービスについて詳しく紹介しています。無料と有料製品の違いも解説しているので、あわせて参考にしてください。
まとめ
法人向けクラウドストレージサービスについて、概要や選定ポイント、おすすめの製品を紹介しました。導入を検討する際は、まず自社でのクラウドストレージの使い方や想定される容量にあわせて、セキュリティや機能、価格などの条件を整理することが重要です。
気になったサービスは実際に資料請求してよく比較し、自社に最適なクラウドストレージサービスを検討しましょう。