資料請求リスト
0件

工程管理システムの構築は何から始める?現場の工程を図にする進め方

工程管理システムの構築は何から始める?現場の工程を図にする進め方

工程管理システムの構築は、現場の工程の流れを図にして関係者で共有するところから始めると、要件がぶれにくくなります。画面や機能を決める前に、現場で何が起きているかを整理することが大切です。この記事では、工程管理システム(工程管理)の構築を進める手順と注意点を解説します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
\ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
目次

    ITトレンドがおすすめする製品・サービス

    ■構築の進め方別
    ■既存システムとの連携別

    工程管理システムの構築前に行う現場の把握

    構築の成否は、現場の実態をどれだけ正しくつかめるかで決まります。画面を作る前に、工程の流れと困りごとを整理しましょう。

    工程の流れを図にして共有する

    最初に、受注から出荷までの工程を、現場の担当者と一緒に図にします。どの工程で何を行い、誰が担当し、どこで待ちが発生するかを書き出す作業です。

    図にすることで、担当者ごとに違っていた認識のずれが見つかります。システムに登録する工程の単位を決める際の土台にもなるため、時間をかけて整えましょう。図は、模造紙や付箋を使って手書きで作っても構いません。

    現場の困りごとを聞き取る

    管理者が把握している課題と、現場が感じている課題は異なる場合があります。作業者や班長から、進捗の確認や報告で困っている点を直接聞き取りましょう。

    聞き取りの結果は、システムで解決したいことの優先順位づけに使います。すべての困りごとを一度に解決しようとせず、効果の大きいものから取り組む姿勢が大切です。聞き取りの内容は記録し、構築の途中でも見返せるようにしておきます。

    管理したい指標を決める

    工程管理で見たい指標は、納期の遅れ、作業時間、仕掛品の数など、現場によって異なります。何を見て判断したいのかを、先に決めておきましょう。

    指標が決まれば、現場が入力すべき項目も絞れます。入力の項目が多すぎると現場の負担が増えるため、指標の算出に必要な最小限の項目から始めるのが現実的です。稼働後に必要性が分かった項目を、あとから足す方法もあります。

    要件を決めてから工程管理システムを絞る流れ

    現場の把握ができたら、必要な機能を要件としてまとめます。要件があいまいなまま製品を比べると、機能の多さに引きずられやすくなります。

    必須の要件と望ましい要件の分け方

    要件は、これがなければ業務が回らないものと、あれば便利なものに分けます。必須の要件だけで製品を絞ると、比較の軸がぶれません。

    分けるときは、現場と管理者の双方の意見を聞きます。立場によって重要度の判断が違う場合は、図にした工程の流れにもどって、必要性を確認しましょう。優先度の判断は、1人で決めず、複数人で話し合って決めると納得感が高まります。

    試用やデモで確かめること

    資料だけではわからない使い勝手は、試用やデモで確かめます。自社の実際の工程を数件登録して、入力のしやすさや画面の見やすさを現場の担当者に評価してもらいましょう。

    試用の可否や期間は、製品によって異なります。デモを依頼する際は、自社の業務の流れを事前に伝えておくと、実際の運用に近い形で確認できます。確認の結果は、評価表にまとめて関係者と共有しましょう。

    見積もりで確認する範囲

    見積もりでは、利用料に含まれる範囲と、別途費用がかかる範囲を明確にします。初期設定の作業、データの移行、研修、他システムとの連携は、別料金の場合があります。

    費用の内訳は、書面で受け取って比べましょう。構築後に追加の費用が発生しないよう、対応できる範囲と条件を契約前に確かめておくと安心です。契約の期間や解約の条件も、あわせて確認しておきます。

    工程管理の構築を進める体制と役割分担

    構築は、情報システム部門だけで進められるものではありません。現場、管理者、ベンダーがそれぞれの役割を担う体制を整えましょう。

    導入プロジェクトのメンバー構成

    プロジェクトには、現場の業務に詳しい人、システムの扱いに通じた人、判断の権限をもつ人も入れます。現場の代表者がいないと、運用で使われないシステムとなるおそれがあります。

    メンバーの業務負担も考慮しましょう。通常の業務と兼任する場合は、会議や検証の時間をあらかじめ確保しておかないと、構築が遅れる原因となります。上司の理解を得て、業務の調整をしておきましょう。

    ベンダーと自社の作業分担

    初期設定やデータ登録をどこまでベンダーが担い、どこから自社が担うかを、契約前に確認します。支援の範囲は製品や契約によって異なり、設定の代行まで含まれるとは限りません。

    分担が不明確だと、作業の抜けや遅れが発生します。作業の一覧を作り、担当者と期限を決めて、定期的に進捗を確認しましょう。遅れが出た作業は、早い段階で原因を共有して対処します。

    スケジュールと稼働時期の決め方

    稼働の時期は、繁忙期を避けて設定するのが基本です。現場が忙しい時期に切り替えると、入力が定着せず、運用が混乱するおそれがあります。

    余裕を持った日程を組み、予定が遅れた場合の調整幅も見込んでおきましょう。期限を優先して機能を削るより、範囲を絞って確実に稼働させるほうが定着しやすくなります。稼働の日は、現場から質問を受けられる体制も用意しておきましょう。

    ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で工程管理の一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。

    \ 工程管理システム の製品を調べて比較 /
    製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら

    試行運用から本稼働へ移す段取り

    いきなり全体で稼働させると、問題が見つかったときの影響が大きくなります。小さく試して調整する段取りを組みましょう。

    特定のラインでの試行運用

    最初は、1つのラインや1つの班に絞って試します。実際の作業で入力してもらうと、画面の分かりにくさや項目の不足など、机上では見つからない課題が出てきます。

    試行の期間中は、現場の意見をこまめに集めて設定に反映させます。意見を反映した結果を現場に伝えると、システムへの信頼が高まり、本稼働後の入力も定着しやすくなります。試行の結果は、本稼働の可否を判断する材料にもなるため、記録しておきましょう。

    関連記事 工程管理はエクセルで可能?ガントチャート作成法・メリットも解説

    従来の管理方法との並行稼働

    本稼働の前後は、従来の紙や表計算ソフトでの管理と並行して運用する期間を設けると安心です。システムの数字と従来の数字を照らして、ずれがないかを確認できます。

    並行稼働が長引くと、現場の二重入力の負担が大きくなります。終了の基準と期限を決めておき、基準を満たしたら従来の方法をやめる判断をしましょう。ずれが見つかった場合は、入力の誤りか設定の誤りかを調べて直します。

    本稼働前の教育とマニュアル

    操作方法は、現場の作業者に実際の画面で説明します。入力を間違えたときの直し方や、わからないときの問い合わせ先も、あわせて伝えましょう。

    マニュアルは、現場の言葉と画面の写真を使い、短くまとめたものが読まれやすくなります。ベンダーが用意した資料があるか、自社用に作り直す必要があるかも確認します。更新のたびに直せるよう、作成の担当者も決めておくことが必要です。

    関連記事 遅延で納期が守れない?工程管理の課題を解決する方法を徹底解説

    工程管理システムの構築でつまずきやすい点と対処

    工程管理システムの構築では、同じような場面でつまずく例があります。事前に把握しておけば、対処を準備できます。

    現場が入力しないという問題

    入力が続かない原因は、操作の手間が大きい、入力の目的が伝わっていない、入力した結果が現場に返ってこないなど、複数の場合があります。単一の原因と決めつけず、現場に理由を尋ねましょう。

    対処として、入力項目を減らす、端末の置き場所を見直す、集計結果を現場に共有するといった工夫があります。入力が自分たちの仕事に役立つと実感できる仕組みが重要です。班長が朝礼で結果を共有するなど、小さな工夫でも効果が期待できます。

    範囲を広げすぎてしまう問題

    構築を進めるうちに、あれもこれもと要望が増え、範囲が広がる場合があります。範囲が広がると、期間と費用が膨らみ、稼働が遅れる原因となります。

    要望は、いったん記録して優先順位をつけ、稼働後の第2段階に回す方法が有効です。最初の稼働で必須の機能に絞ることを、関係者で合意しておきましょう。合意の内容は文書に残し、途中で方針がぶれないようにします。

    他システムとの連携が後回しになる問題

    生産管理システムや勤怠管理システムとの連携は、後回しにされがちです。稼働後に連携を追加しようとすると、データの項目や番号体系の違いが判明し、手戻りが生じます。

    連携の要否は、要件を決める段階で確認しておきます。連携の方式や費用は製品によって異なるため、見積もりの時点でベンダーへ確かめましょう。連携先のシステムが更新されたときの対応も、あわせて確認しておくと安心です。

    関連記事 ストップウォッチ法とは?観測の種類・工程管理実施の手順も解説!

    構築の進め方で比べる工程管理システム一覧

    導入支援の内容や初期設定の手間に注目し、工程管理システムを比較します。試用の可否や既存システムとの連携方法も確認してください。

    製品名特徴
    スマートF導入前のトライアルやコンサルタントによる導入支援に対応。必要な機能から段階的に導入可能
    エムネットくらうどマスター登録不要で運用を開始。プランに応じてオンラインレクチャーや訪問支援を提供
    ものレボ工程管理製造業出身者が導入から運用定着まで支援。ワンタッチ操作で進捗をリアルタイムに共有
    IG Work Managerマスター登録不要。バーコードによる作業記録で、専任のシステム担当者がいなくても運用を始めやすい
    カムイオラーリオ/オシカオラーリオ導入支援サービスを提供。カムイオラーリオは生産管理システムなどの計画データを活用したスケジューリングに対応

    初期設定と導入支援の違いで見る製品

    ここでは、初期設定の負担を抑えながら導入を進められる製品や、運用定着まで支援を受けられる製品を紹介します。自社の導入体制にあわせて比較してください。

    スマートF

    株式会社ネクスタ
    《スマートF》のPOINT
    1. 工程管理や在庫管理など、必要な機能からスモールスタート可能
    2. 導入コンサルつきのトライアル可能、既存システムにも柔軟に連携
    3. バーコード管理やタブレット活用でペーパーレスIoTを実現

    株式会社ネクスタが提供する「スマートF」は、必要な機能から段階的に導入できるクラウド型の生産管理システムです。工程管理や在庫管理などの機能を選んで導入し、運用状況に応じて追加できます。導入前のトライアルに対応しており、製造現場に詳しいコンサルタントがヒアリングや導入支援を実施します。また、基幹システムや会計システム、計量器などとの連携設定も支援。ハンディ端末やタブレットを用いたバーコード管理にも対応しています。まずは一部の工程から試し、段階的に利用範囲を広げたい企業に適しています。

    エムネットくらうど

    日本ツクリダス株式会社
    《エムネットくらうど》のPOINT
    1. マスター登録不要ですぐに運用スタート!バーコードで簡単運用
    2. 社内・外注の工程進捗を一元管理。現場の見える化を実現
    3. 図面管理・チャット・進捗を案件単位でをトータル管理

    日本ツクリダス株式会社が提供する「エムネットくらうど」は、マスター登録不要で運用を始められる、製造業向けのクラウド生産管理システムです。受注時に発行するバーコードを起点に工程進捗や作業実績を記録でき、紙の運用を続けながら段階的に移行できます。サポート内容は契約プランによって異なり、スタンダード以上では導入から3か月間のオンラインレクチャーと相談会を提供。プレミアム以上では訪問レクチャー、プレミアムプラスでは管理の仕組みづくりも支援します。初期設定の負担を抑え、導入支援を受けながら運用を定着させたい企業の選択肢です。

    ものレボ工程管理 (ものレボ株式会社)

    《ものレボ工程管理》のPOINT
    1. ワンタッチ操作で誰でも簡単に利用可能
    2. 登録された進捗状況はリアルタイムにシステム上へ反映
    3. 現場を熟知した製造業出身者による手厚いサポート

    IG Work Manager (ムラテックフロンティア株式会社)

    《IG Work Manager》のPOINT
    1. バーコードで作業を記録!仕事の進捗を一覧で「見える化」
    2. 高性能ストレージでデータを安全に保存&手軽に共有
    3. 保存データはウイルスチェック!クラウドバックアップでBCP対策

    カムイオラーリオ/オシカオラーリオ (株式会社ウェッブアイ)

    製品・サービスのPOINT
    1. 工程・資源情報から会社中のプロジェクトに作業と資源を最適配置
    2. 運用毎の意思決定ルールを制約条件に多種多様なスケジューリング
    3. 導入実績2400社を超すOrarioシリーズの工程最適化スケジューラー

    まとめ

    工程管理システムの構築は、現場の工程を図にして、困りごとや管理したい指標を整理するところから始めます。体制づくりと試行運用を経て、段階的に本稼働へ移すことが大切です。自社の工程にあう製品は、資料請求で比較してみてください。

    \ 先月は3,000人以上の方が資料請求しました /
    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「工程管理システムの構築は何から始める?現場の工程を図にする進め方」というテーマについて解説しています。工程管理システムの製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
    このページの内容をシェアする
    facebookに投稿する
    Xでtweetする
    このエントリーをはてなブックマークに追加する
    pocketで後で読む
    工程管理システムの製品をまとめて資料請求