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RPAツールの主要機能を解説|ノーコード開発・録画・スケジュール実行・監視の選び方

RPAツールの主要機能を解説|ノーコード開発・録画・スケジュール実行・監視の選び方

RPAツールは製品ごとに機能が異なり、比較すると項目の多さに戸惑いがちです。ただ、機能は「作る」「動かす」「管理する」の3つの役割に整理すると分かりやすくなります。この記事では、ノーコード開発や録画、スケジュール実行などの主要機能を役割ごとに解説します。自社に必要な機能を見極める手がかりにしてください。

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目次

    RPAツールの機能を捉える視点

    個々の機能を確認する前に、RPAツールの全体像を押さえておきましょう。機能を役割別に分類すると、自社に必要なものを判断しやすくなります。まずは基本的な考え方を解説します。

    RPA機能の全体像をつかむ

    RPAツールにはさまざまな機能がありますが、根本にあるのは「人が行うパソコン操作を自動化する」という共通の目的です。ロボットを作成し、決められた条件で実行したうえで、稼働状況を管理します。この一連の流れを支えるものが、RPAツールの各機能です。

    製品によって、どの役割に重点を置いているかは異なります。ロボットの作りやすさを重視したものもあれば、多数のロボットを一元管理する機能に強いものもあります。自社がどの段階を重視するかによって、確認すべきポイントも変わるでしょう。

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    機能を3つの役割に分けて考える

    RPAツールの機能を「作る」「動かす」「管理する」の3つに分けると、製品を比較しやすくなります。作る機能は開発のしやすさ、動かす機能は安定した実行、管理する機能は運用統制に関係します。自社の課題がどこにあるかを整理することで、優先すべき役割が明確になります。

    例えば、現場の担当者が自らロボットを作成する場合は、ノーコード開発や操作録画などの機能が重要です。一方、多数のロボットを運用する企業では、稼働監視やログ管理が欠かせません。すべての機能に高い性能を求めるのではなく、自社に必要な役割を軸に選ぶことが大切です。

    ロボットを「作る」機能

    はじめに、ロボットを開発する段階で利用する機能を紹介します。誰がどの程度手軽に作成できるかは、導入後の活用範囲を左右するポイントです。ノーコード開発や操作録画、画面上の要素を認識する機能を見ていきましょう。

    ノーコードで開発できる

    ノーコードとは、プログラミングの知識がなくてもロボットを作成できる仕組みです。画面上の部品を並べたり、選択肢から処理内容を選んだりすることで、自動化の流れを組み立てられます。国産ツールを中心に、現場の担当者でも扱いやすい製品が増えています。

    ノーコード対応の製品であれば、情報システム部門に依頼せず、業務を担当する部門が主体となって自動化を進められます。ただし、複雑な処理には対応しにくい場合もあるため注意が必要です。自社で作成したいロボットの難易度と、製品の開発機能が見合っているかを確認しましょう。

    操作を録画してロボット化する

    レコーディング機能は、パソコン上で行った操作を記録し、その動きをもとにロボットを作成する仕組みです。実際の作業をなぞるだけで自動化の土台を作れるため、開発にかかる手間を抑えられます。プログラミングに不慣れな担当者でも取り組みやすい機能といえるでしょう。

    ただし、記録した操作をそのまま利用するだけでは、細かな調整が難しいこともあります。録画後に処理内容を編集できるか、条件分岐や繰り返し処理を追加できるかも確認が必要です。操作の手軽さだけでなく、後から調整できる範囲も比較してください。

    UI要素を正確に認識する

    ロボットを安定して動かすには、画面上のボタンや入力欄を正しく認識する機能が欠かせません。画像の見た目だけで対象を判別する方式では、画面の解像度やレイアウトが変わった際に、クリック位置がずれる可能性があります。UI要素そのものを認識する方式であれば、一定の画面変更にも対応しやすくなります。

    認識精度は、ロボットを継続的に稼働させるための重要な要素です。ただし、連携先となるシステムの構造によって、認識しやすさや相性は異なります。トライアルや検証環境を活用し、自社が自動化したい画面を正確に認識できるか確かめましょう。

    ロボットを「動かす・止めない」機能

    作成したロボットを、予定したタイミングで安定して動かす機能も重要です。ここでは、スケジュール実行と例外処理を取り上げます。無人運用やトラブル発生時の対応を想定しながら確認してください。

    スケジュール実行で自動的に動かす

    スケジュール実行は、指定した日時や曜日にロボットを自動で起動する機能です。夜間や休日に処理を実行すれば、通常業務を妨げずに大量のデータを処理できます。始業前に集計を完了させる、月末の定型業務を決められた時刻に開始するといった運用も可能です。

    製品を選ぶ際は、指定時刻に実行できるかだけでなく、複数のロボットの実行順序や同時実行数を管理できるかも確認しましょう。無人で動かす場合、処理が途中で止まった際の通知機能も欠かせません。実際の運用時間帯や処理量を想定したうえで比較する必要があります。

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    例外処理でエラーに備える

    自動化した処理は、入力データの不備やシステムの応答遅延など、想定外の事態によって停止することがあります。例外処理とは、エラーが発生した場合の対応をあらかじめ設定しておく機能です。処理を再実行する、対象データを飛ばして次へ進む、担当者へ通知するといった動きを指定できます。

    例外処理を設定しやすい製品であれば、トラブルによる業務停止を抑えやすくなります。反対に、設定方法が複雑な場合、軽微なエラーでもロボットが停止したままになるかもしれません。エラーの検知方法や通知先、復旧処理をどの程度柔軟に設定できるか確認してください。

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    ロボットを「管理する」機能

    運用するロボットが増えると、それぞれの稼働状況をまとめて管理する機能が重要になります。ここでは、ダッシュボードによる監視と、自社の運用環境で機能を見極める方法を解説します。

    稼働状況をダッシュボードで監視する

    複数のロボットを動かしていると、どのロボットが正常に稼働し、どこで処理が止まっているのかを把握しにくくなります。ダッシュボードによる監視機能があれば、各ロボットの状態を一つの画面で確認できます。異常の早期発見につながり、担当者も速やかに対応できるでしょう。

    実行履歴やエラーログを記録・分析できれば、停止しやすい処理や改善すべき箇所も把握できます。ロボットの数が増えるほど、こうした管理機能の重要性は高まります。現在の運用規模だけでなく、将来的な展開も見据えて監視機能を比較してください。

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    機能を自社の運用で見極める

    機能表を確認するだけでは、実際の操作性や動作の安定性までは判断できません。トライアルや無料体験を利用し、自社が自動化したい業務を実際に動かしてみることが重要です。ロボットの作りやすさ、実行時の安定性、管理画面の使いやすさを確認しましょう。

    検証時には、導入後に操作する予定の担当者にも参加してもらうのが理想です。カタログ上では高機能に見えても、操作が複雑で現場に定着しないケースがあります。必要な機能を絞り込み、自社の担当者や運用体制にあうかを見極めることが、導入後の失敗を防ぐポイントです。

    役割主な機能と確認ポイント
    作るノーコード開発、録画機能、UI要素の認識精度
    動かすスケジュール実行、例外処理の設定しやすさ
    管理するダッシュボードでの稼働監視、実行履歴やログの記録

    作りやすさに配慮したRPAツール

    ここでは、ノーコードによるロボット作成や操作録画、ナビゲーションなど、「作りやすさ」に配慮したRPAツールを紹介します。自社の担当者が使いこなせるか、製品資料やトライアルで確認してみてください。

    WinActor

    スターティアテクノス株式会社
    《WinActor》のPOINT
    1. パソコン1台からのミニマムスタートで導入が簡単
    2. 時間がかかる大量の処理を行いたいときにぴったり
    3. RPA技術者検定保有者による勉強会を定期的に開催

    スターティアテクノス株式会社が提供する「WinActor」は、純国産のRPAツールです。フローチャート形式の画面で処理を組み立てられるため、プログラミングの知識がない担当者でもシナリオを作成できます。操作対象や業務内容に応じて、複数の記録・作成方式を使い分けられる点も特徴です。管理ツールの「WinDirector」と組みあわせれば、複数の端末やロボットを一元管理する運用にも対応できます。現場での作りやすさと、利用規模の拡大に応じた管理機能の両方を重視する企業に適しています。

    AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ

    株式会社キーエンス
    製品・サービスのPOINT
    1. 様々な業務を「ナビ機能」で、誰でもサクッと自動化できます。
    2. 人による「伴走サポート」もあるから安心して使えます。
    3. 充実の「AI機能」で運用から社内展開まで支えます。

    株式会社キーエンスが提供する「AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ」は、ナビゲーション機能を搭載したRPAツールです。画面の案内に沿って操作することでシナリオを作成できるため、ITの専門知識がない担当者でも自動化に取り組めます。実行したい業務をテキストで入力し、AIによる提案を受けながらシナリオを作成できる機能も備えています。経費精算や勤怠管理、データ集計など、現場の担当者がデスクワークを自ら効率化したい企業に適した製品です。

    RoboTANGO(ロボタンゴ)

    スターティアテクノス株式会社
    《RoboTANGO(ロボタンゴ)》のPOINT
    1. 録画機能でパソコン上で操作するだけで簡単にRPAの作成が可能
    2. 低価格なのに1ライセンス複数のPCで利用できる。
    3. Excel、基幹システム、チャット・メールへの転記に強い

    スターティアテクノス株式会社が提供する「RoboTANGO(ロボタンゴ)」は、操作録画を用いてロボットを作成できるデスクトップ型RPAツールです。実際のパソコン操作を記録し、その動きをもとに自動化の流れを組み立てられます。プログラミングに不慣れな担当者でも、日常業務に近い操作でシナリオを作成しやすいでしょう。フローティングライセンスを採用しており、利用する時間帯を分ければ、1ライセンスを複数のパソコンで使用できます。録画機能を活用し、現場主導で自動化を始めたい企業に向いています。

    ロボパットAI

    《ロボパットAI》のPOINT
    1. 現場で作成するために開発されたRPAであり作成が容易
    2. 導入企業には専属の担当者がつき、個別にサポート
    3. コスト削減だけでなく、DX推進サービスを提供

    株式会社FCEが提供する「ロボパットAI」は、画像認識技術を活用した純国産のRPAツールです。画面に表示されたボタンや入力欄などを画像として指定できるため、対象システムの構造に左右されにくく、直感的にロボットを組み立てられます。プログラミングは不要で、現場の担当者が作成から運用まで進められる点も特徴です。専任担当者によるサポートも用意されており、社内での活用拡大を支援してもらえます。現場主体で使いこなせる操作性と、導入後の支援を重視する企業に適した製品です。

    RPAツールの機能に関するFAQ

    RPAツールの機能について、よく寄せられる質問と回答をまとめました。

    Q1:プログラミングができなくても使えますか?
    ノーコード対応の製品であれば、プログラミングの知識がなくてもロボットを作成できます。ただし、複雑な処理には対応しにくい場合もあります。自社が自動化したい業務の難易度に見合っているか確認しましょう。
    Q2:夜間に自動でロボットを動かせますか?
    スケジュール実行機能があれば、指定した日時にロボットを自動で起動できます。夜間や休日の無人実行も可能です。途中で処理が止まった場合の通知方法もあわせて確認してください。
    Q3:録画機能があれば簡単に作れますか?
    操作を録画して自動化の土台を作れるため、開発の負担を軽減できます。ただし、録画したままでは細かな調整が難しい場合もあります。後から処理の編集や条件分岐を追加できるかも確認が必要です。
    Q4:ロボットが増えても管理できますか?
    ダッシュボードで稼働状況を監視できる製品であれば、複数のロボットをまとめて管理できます。停止したロボットやエラーの発生箇所を把握しやすくなり、早期対応につながります。将来の運用規模も考慮して管理機能を選びましょう。

    まとめ

    RPAツールの機能は、ロボットを「作る」「動かす」「管理する」という3つの役割に整理すると比較しやすくなります。ノーコード開発や操作録画は作る機能、スケジュール実行や例外処理は動かす機能、ダッシュボード監視は管理する機能に該当します。

    重要なのは、搭載機能の多さではなく、自社の課題や運用体制にあっているかどうかです。作りやすさ、動作の安定性、管理のしやすさのうち、重視するポイントを明確にしたうえで、トライアルや製品資料を活用して比較しましょう。

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