RPAツールとは
RPAツールとは、「Robotic Process Automation」の略であり「ロボットによる業務プロセスの自動化」を意味します。一定のルールがある定型作業や人間の判断を必要としない単純作業の自動化が得意です。業務スピード向上や人件費削減などのメリットがあるほか、少子高齢化による人手不足を補うため、近年多くの企業で注目度があがっているでしょう。
無料トライアルのあるRPAツール
新しくRPAツールを選ぶにあたり、まずはトライアルを利用して使用感を試すことで、導入後の失敗も防げるでしょう。ここでは、一定期間無料トライアルの提供があるRPAツールを紹介します。
有料製品のお試し版であり、効果を感じられるのであれば製品導入も検討したいという方にはおすすめです。サポート体制の充実している製品が多いため、RPAエンジニアがいない企業などにも最適です。
製品・サービスのPOINT
- パソコン1台からのミニマムスタートで導入が簡単
- 時間がかかる大量の処理を行いたいときにぴったり
- RPA技術者検定保有者による勉強会を定期的に開催
「WinActor」は、スターティアレイズ株式会社が提供する複雑な業務処理に対応可能な純国産RPAツールです。複数パターンのロボット作成方式があり、大量データの高速処理や高度な作業にも対応可能です。1か月の無料トライアルがあり、トライアル期間中の勉強会も実施しているので、活用してみてもよいでしょう。
《AUTORO》のPOINT
- ブラウザでロボット起動が可能!テレワークでもアクセスOK!
- 様々なツールやサービスとのコネクションが充実!
- 5分で回答するサポート体制!フローの代理構築も可能です。
株式会社チュートリアルが提供する「Robotic Crowd」は、ブラウザのみで利用できるSaaS型RPAプラットフォーム です。操作対象を認識する機能やキーボードマウスの操作機能、条件分岐・繰返し制御機能などを搭載しています。2週間の無料トライアルを提供しており、トライアル中は機能制限なくすべての機能を試せるのも、嬉しいポイントでしょう。
《Robo-Pat》のPOINT
- ご契約は1ヶ月ごと!初期費用も必要ありません
- ロボ作成が簡単!パソコンを使える方であればロボ作成ができる!
- PCに直接インストールするのでネットに繋がなくても使用可能!
「Robo-Pat」は、スターティアレイズ株式会社が提供するスタンドアロン型のRPAツールです。プログラミング知識が一切不要なので、現場担当者でも簡単に運用できる点も魅力でしょう。1か月の無料トライアルを提供しています。
《RoboTANGO(ロボタンゴ)》のPOINT
- 1ライセンス複数のPCで利用でき、単月契約、ライセンス増減可能
- PC画面上で録画するだけ!導入初日からロボットが完成、運用可能
- Excel、独自のアプリケーション、WEBブラウザ上の操作も記録可能
「RoboTANGO(ロボタンゴ) 」も、スターティアレイズ株式会社が提供する1つのライセンスを共有して利用できるRPAツールです。録画機能搭載のため、普段どおりの作業を行うだけで簡単にロボット作成ができます。無料トライアルも提供していますので、お問い合わせください。
《OCEVISTAS》のPOINT
- 1ヶ月間の無料トライアルで事前に試せる!
- プログラミング知識不要、日本語対応でロボットの作成が容易!
- チャットサポート、ナレッジ等の充実したサポート体制!
株式会社大崎コンピュータエンヂニアリングが提供する「OCEVISTAS」は、デスクトップ型・クラウド型・サーバ型の複数タイプのRPAツールです。従業員数100名以上の企業に対応しており、民間企業から地方自治体まで豊富な導入実績も魅力でしょう。1か月の無料トライアルを提供しています。
《WinActor(R)》のPOINT
- お得な導入徹底支援実施中!/シナリオ作成支援
- 無料導入コンサルティングで事前に適応業務を選定・安心して導入
- 操作性に優れた国産WinActorで、現場主導でのRPA導入を実現
「WinActor(R)」は、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供する現場の誰でも利用できる操作性に優れたRPAツールです。Salesforceとの連携により複数ロボットの動作状態などを自席で簡単に確認できます。リモート・一元管理できるため管理者の負担軽減につながるでしょう。30日間の無料トライアルに加え、手厚い導入コンサルティングを受けられる点も魅力です。
《Automation 360》のPOINT
- 「Enterprise A2019 プラットフォーム」が進化してより高度に
- 自動化すべき業務の発見から最適化までのプロセスを網羅
- e-ラーニングでRPAの知識・技術を習得できる
「Automation 360」は、オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社が提供するAIの活用で自動化から最適化まで支援するプラットフォームです。またeラーニングコンテンツ「Automation Anywhere University」が提供されているため、活用方法を習得できるのもほかにはないポイントでしょう。30日間の無料トライアルを提供しています。
《UiPath Platform》のPOINT
- SaaSやIaaS/PaaS、オンプレミスといった多彩な導入形態に対応
- ISO 27001認証を取得するなど高度なセキュリティを確保
- 分析ツールでRPAの導入効果を測定可能
「UiPath Platform」は、RPAの導入から管理までのすべてのプロセスを支援するプラットホームです。高度な分析ツール「Insights」を搭載しているのも強みでしょう。無償トライアルは60日間です。
《BizRobo!》のPOINT
- 1ライセンスで複数のロボットを稼働できる
- 機械学習機能(ISA)を搭載
- サポートサービスが充実
「BizRobo!」は、1ライセンスで複数のロボットが稼働できるバックグラウンド型デジタルレイバープラットフォームです。サーバ型・デスクトップ型・クラウド型などさまざまなタイプを提供しています。無料トライアルは1か月間で、その間の技術サポートやラーニングコンテンツも利用できるのも、魅力でしょう。
《Autoジョブ名人》のPOINT
- 「RPA」という用語が登場する前から培われてきた自動化技術
- シンプルで明快な料金プラン
- RPA導入前後の充実したサポート体制
ユーザックシステム株式会社が提供する「Autoジョブ名人」は、シンプルなインターフェースのRPAツールです。シナリオ作成セミナーや、開発から運用までの支援、運用保守など専門のシステムエンジニアによるサポートが魅力です。無料トライアルは2か月間提供しているので、じっくり使用感を試してみてください。
《BizteXcobit》のPOINT
- 導入から運用までサポートが充実
- 営業・人事・マーケティングなど幅広い業種で利用可能
- クラウド型ならではの継続的なアップデート
「BizteXcobit」は、BizteX株式会社が提供するクラウド型のRPAツールです。インターネットにつながればどこからでも利用できるため、欠点改善や必要機能の追加などに迅速に対応できるでしょう。Webサイトからの情報収集やスプレッドシートの連携など、ブラウザベースの作業を自動化するのに最適です。7日間の無料トライアルを提供しています。
《EzAvater》のPOINT
- 契約前の無料ハンズオントレーニングあり
- シナリオ作成数は無制限
- よく使われるシナリオのサンプルが提供
「EzAvater」は株式会社テリロジーが提供する動作の不安定さを解消すべく開発されたRPAツールです。導入企業の7割以上が非IT部門であり、非エンジニアでも簡単に操作できるでしょう。ロボット停止のエラー通知も設定できるため素早い対処が可能です。2週間の無料トライアルを提供しています。
《アシロボ》のPOINT
- 【月額5万円】+研修&サポート無料
- 官公庁・大手~中小企業が利用の【圧倒的実績】
- 【8時間】で習得できるシンプル操作
ディヴォートソリューション株式会社が提供する「アシロボRPA」は、インストール型のRPAツールです。ローカル環境にパスワードやファイルを保管するため安全性が高く、官公庁や上場企業でも導入されています。ロボットの挙動を監視できる日報管理機能や利用者権限機能があり、野良ロボット対策が施されている点も特長のひとつでしょう。1か月の無料トライアルが可能です。
《BluePrism》のPOINT
- オンプレミス・パブリッククラウド・SaaSから選択可能
- 強固なセキュリティでコンプライアンスを支援
- オンラインストアで自動化機能を購入可能
「BluePrism」は、Blue Prism株式会社が提供するオブジェクトの組み合わせでロボットを作成するRPAツールです。作ったオブジェクトは蓄積されるため、使うほど効率がよくなり生産性の向上も期待できるでしょう。また複数のプロセスを同時並行で処理できるなど拡張性の高さも強みです。最大30日間利用可能な無償評価版があります。
《オークファンロボ》のPOINT
- あらゆるPC業務をすべてRPAで自動化!
- 使い勝手のいい契約形態・価格設定!
- 万全なサポート体制と簡単設定で導入可能!
株式会社オークファン提供する「オークファンロボ」は、の24時間365日ロボットが監視をするRPAツールです。日常のデータ入力や集計や照合、レポート作成や監視や連絡まで業種を問わず導入できるます。無料トライアルに加え初期費用0円1アカウントから利用できるため、気軽に導入ができるでしょう。無制限無料サポートがあるため初心者にもおすすめです。
《SynchRoid》のPOINT
- 開発から導入まで手厚いサポート!
- 生産性を向上させるためのRPA導入支援!
- 実践的な内容のコンテンツによるオンライン学習!
タクトシステム株式会社が提供する法人顧客向けのRPAツールです。自社内でサーバ構築せずとも利用可能で拡張性もあるため、必要な業務を段階的に自動化できるでしょう。自社の業務に合わせたサンプルロボット無料作成サービスで導入前に試せます。
より詳しくRPAについて知りたいという方は、以下のボタンより資料請求ができます。
RPAツール の製品を調べて比較
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完全無料のRPAツール
一定期間の無料トライアルは導入に向けてテストできる大きなメリットがあります。トライアル終了後、継続する場合は有料プランへの移行が必須です。企業によっては予算的に導入そのものが厳しいケースもあるかもしれません。有料版と比較すると、使える機能が限られる場合もありますが、業種や自動化したい作業内容によっては十分活用できる可能性があります。ここでは、完全無料で導入できるRPAツールを紹介します。
Power Automate Desktop
Microsoft社は2021年3月より無料で利用できるRPAツール「Power Automate Desktop」を提供開始しました。Windows11のユーザーであれば、追加費用なしで利用できます。さまざまな構築済み操作を利用して、高速なフロー作成が可能。ドラッグアンドドロップで自動化も簡単です。
マクロマン
「マクロマン」は、人材派遣会社であるコクー株式会社の完全無料のRPAツールです。導入企業へRPAツールに知見のある社員が、スポットまたは長期常駐し、サポートする新しいスタイルの製品です。基本操作を行えるセミナーもあるため、導入前に試せるのも魅力のひとつでしょう。
有料製品も含めさらにRPAツールを知りたい方は、以下のページをご覧ください。
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無料で使えるRPAツールのメリット
無料のRPAツールがもつ、2つのメリットを見ていきましょう。
運用コストの削減
RPAツールを使うと、思考・判断を必要としない一般的な定型業務の自動化が実現します。無料のRPAツールでも、下記のような基本的な定型業務の自動化は問題なく行えます。
- ■ワークフローの作成
- ■データの送受信
- ■Excelへの出力
また、条件に該当すれば商用や営利目的での利用を認めているRPAツールも存在します。そこで、「予算が限られている」「業務の1部分だけ自動化したい」企業こそ、無料のRPAツールをおすすめします。この条件に合致する企業であれば、運用コスト削減の効果を十分に実感できるでしょう。
導入ハードルの低下
RPAツールは高額な製品が多く、失敗を恐れてしまい導入のハードルが高くなりがちです。しかし、一度ツールを使って機能面に納得できれば、このような不安は払拭されるでしょう。したがって、無料ツールの利用は導入ハードルの低下に役立ちます。
また、RPAツールですべての業務を自動化できると誤解をしている方も少なからずいるものです。無料のRPAツールを導入すると、業務における自動化の可否が明確となります。リアルな使用感がわかり、過度な期待を抱かなくなるため、本格的に導入してから後悔することもないでしょう。
無料で使えるRPAツールのデメリット
ここからは、無料のRPAツールがもつ2つのデメリットを紹介します。
利用できる機能が限定的
RPAツールを無料で利用できるのは、「製品のよさを実感して有料版を検討してもらう」というベンダーの思惑があります。そのため、無料版の機能は限定的であり、RPAツールのよさを充分に感じられないケースがほとんどです。
無料のRPAツールを使えば使うほど、「あれもこれも」と自動化したい業務は増えるかもしれません。しかし本当に自動化したい業務は、無料では実現できないケースがあることも覚えておいたほうがよいでしょう。
サポート体制が整っていない
無料のRPAツールはサポート体制が万全ではありません。そのため、操作がわからないときや問題が発生した場合は、不便さを感じます。
日本語に対応していない海外製品も多く、無料の場合はユーザーに対して快適な利用環境を提供していないケースが多いでしょう。また、日本は海外と比較するとRPAツールの普及が進んでいません。したがって、RPAツールの利用・活用方法に関する情報を共有するコミュニティが少ない傾向にあります。
サポートが万全でなく、情報を共有できる場所もわずかとなると、トラブル発生時は業務が滞る可能性もあるでしょう。
RPAツールにおける無料・有料の違い
有料のRPAツールは使える機能に制限がありません。また学習サポートやセミナーの開催など、ベンダーごとに万全な導入支援が用意されているケースも多いでしょう。有料ツールはユーザーに快適な利用環境を提供しているのが特徴です。
一方、無料製品の場合は、機能面やサポートなど利用に条件を設けていることがあります。企業の規模が条件を満たしていないとRPAツールを利用できないケースは珍しくないため、注意してください。
コストを抑えてRPAツールを導入したい場合は、有料製品のトライアル版を検討するとよいでしょう。利用期間の制限はありますが、搭載している機能を余すことなく試せます。また、しっかりした導入サポートを受けられるというメリットもあります。
最新の人気RPA製品の導入をさっそく検討したい方はランキングも参考にしてください。資料請求はすべて無料ですので、気になった製品はぜひこの機会に資料請求リストに追加して、比較検討に役立ててください。
無料RPAツールの特徴を理解し最適な製品を導入しよう
無料のRPAには、運用コストの削減や導入ハードルの低下などメリットがあります。一方、利用できる機能やサポートが不十分なケースもあります。
まずは、無料のRPAで使用感を一通り試し、制限のない有料版を導入してみるのも一つの手でしょう。自社にあった製品を導入し業務を効率化させましょう。