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UTMを導入したら何をする?初期設定・日々の確認・誤ブロック対処

UTMを導入したら何をする?初期設定・日々の確認・誤ブロック対処

UTM(統合脅威管理)の使い方は、導入直後の初期設定、日々の状況確認、通信が止められたときの対処という3つの場面に分けて覚えると整理しやすくなります。UTMは設置して終わりではなく、管理画面で定期的に状態を確かめ、業務の変化にあわせて設定を見直しながら使う機器です。この記事では、初めてUTMを担当する方に向けて、場面ごとの操作と確認のポイントを順に解説します。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

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    ■管理の方法別
    ■日々の確認の手段別

    UTMの使い方は3つの場面で考える

    UTMの操作は、場面ごとにやることが異なります。全体像を先に押さえておけば、管理画面のどこを開けばよいか迷いにくいでしょう。ここでは場面の分け方と、管理画面で最初に確かめる項目を紹介します。

    初期設定・日々の確認・トラブル対応の違い

    初期設定は、導入した直後に一度だけ行う作業が中心です。管理者アカウントの変更や、有効にする機能の選択がこれにあたります。日々の確認は、UTMが正しく動いているかを短時間で見る作業で、毎日や毎週など頻度を決めて続けます。

    トラブル対応は、業務で使うWebサイトが開けない、通信が遅いといった連絡を受けて行う作業です。それぞれの場面でやることを手順書にまとめておくと、担当者が替わっても同じ品質で対応できます。手順書には、操作する画面の名前や確認する項目も具体的に書いておきましょう。

    関連記事 UTMの役割とは?セキュリティの代表ファイアウォールとの違いも

    管理画面で最初に確かめる項目

    管理画面にログインしたら、まず機器の稼働状況とライセンスの有効期限を確認します。UTMの多くの機能は年間ライセンスで提供されており、期限が切れると定義ファイルの更新などが止まる場合があるためです。

    あわせて、ウイルス定義やシグネチャが最近更新されているか、更新の日時を確認します。シグネチャとは、攻撃の特徴を記録した照合用のデータのことです。更新が止まっていた場合は、ライセンスの状態や機器のインターネット接続を確認しましょう。

    導入直後にUTMで設定しておく項目

    導入直後の設定は、販売代理店が代行するケースもありますが、内容は社内でも把握しておく必要があります。設定の意図を把握していないと、後から設定を変える場面で作業が止まりやすくなるためです。最低限確認したい3つの項目を紹介します。

    管理者アカウントの変更

    初期のパスワードのまま運用すると、第三者に管理画面へログインされる恐れがあります。導入後すぐに推測されにくいパスワードへ変更し、可能であれば管理者を個人ごとのアカウントに分けます。

    管理画面に接続できる端末やネットワークを社内に限定する設定がある場合は、あわせて有効にしておきましょう。アカウントを個人ごとに分けておくと、誰がいつ設定を変えたかを後から履歴で確認できます。退職や異動の際に、不要なアカウントを止める手順も決めておきます。

    有効にするセキュリティ機能の選択

    UTMには、ファイアウォール、ウイルス対策、不正侵入防御、Webフィルタリング、迷惑メール対策など複数の機能があります。契約したライセンスで使える機能のうち、どれが有効になっているかを管理画面で確認しましょう。

    機能を有効にするほど検査の処理が増え、通信速度に影響する場合があります。導入時に有効にした機能と、その理由を記録しておくと、後で速度の問題が起きたときに原因を絞り込みやすくなります。どの機能を有効にするか迷う場合は、通信量や守りたい対象を伝えて販売代理店に相談するとよいでしょう。

    Webフィルタリングのカテゴリ設定

    Webフィルタリングは、Webサイトをカテゴリに分け、閲覧を許可するか止めるかを決める機能です。不正なサイトや危険性が指摘されているカテゴリは止め、業務に必要なカテゴリは許可する、という方針で設定します。

    最初から細かく制限しすぎると、業務で使うサイトまで止まる可能性があります。導入後の一定期間は記録だけを取る設定にして、どのようなサイトが閲覧されているかを確かめてから制限を広げる方法もあります。方針は社内の情報セキュリティ規程とそろえておきましょう。

    関連記事 UTMを選ぶための4つのポイントとは?丁寧に解説

    毎日・毎週のUTMの使い方

    日々の確認は、時間をかけずに続けられる形にすることが大切です。毎日見る項目と、週や月ごとにまとめて見る項目を分けておくと、忙しい時期でも確認が途切れにくくなります。

    ダッシュボードで見る項目

    ダッシュボードは、UTMの状態をひと目で確認できる画面です。毎日の確認では、機器の稼働状況、検知や遮断の件数、通信量の推移を見ます。件数が普段より急に増えていないかを見るだけでも、異常の兆候に気づくきっかけを得られます。

    普段の数値を知らないと、増えたかどうかを判断できません。導入後の数週間は数値を記録し、平常時の目安をつかんでおきましょう。曜日や月末など、業務の繁忙によって通信量が変わる点も考慮します。気になる変化があった場合は、ログの画面で該当する時間帯の記録を確認します。

    定期レポートとメール通知の活用

    週次や月次のレポートを自動で作成し、メールで送る設定ができる製品もあります。レポートでは、検知した脅威の種類、通信量の多い端末、止められたWebサイトの傾向などを確認し、設定の見直しにつなげます。

    ウイルスの検知や機器の異常が起きたときに、管理者へメールで通知する設定も有効です。通知の宛先は1人に限らず、複数の担当者や共有のメールアドレスにしておくと、不在時にも対応が止まりにくくなります。通知が多すぎると重要な連絡を見落とす恐れがあるため、重要度で絞り込みましょう。

    関連記事 【図解】UTM(統合脅威管理)とは?機能やメリット・デメリット

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    業務の通信がUTMに止められたときの対処

    UTMを使い始めると、業務に必要な通信が誤って止められる場面が起こる可能性があります。慌てて機能を無効にすると守りが弱くなるため、原因を確かめてから必要な範囲だけ許可することが重要です。

    ログからブロックの理由を確かめる

    社員から「サイトが開けない」と連絡を受けたら、まず日時と利用した端末、開こうとしたWebサイトのアドレスを聞き取ります。そのうえで、UTMのログを日時と端末で絞り込み、どの機能が通信を止めたかを確認します。

    Webフィルタリングのカテゴリで止められたのか、ウイルス対策や不正侵入防御で止められたのかによって、対処は異なります。ログに記録がない場合は、回線や端末、相手側のWebサイトに原因がある可能性も考え、確認の範囲を広げましょう。

    例外登録は範囲を絞って行う

    業務に必要な通信だと確認できた場合は、そのWebサイトや通信だけを許可する例外登録を行います。カテゴリ全体を許可したり、機能そのものを止めたりすると、ほかの危険な通信まで通してしまう恐れがあるためです。

    例外登録をした際は、登録日と理由、依頼した部署を記録しておきます。定期的に一覧を見直し、使われなくなった例外を削除すると、不要な抜け道を残さずに済みます。ウイルス対策で止められた場合は、ファイルの安全性を慎重に確かめてから判断しましょう。判断が難しい場合は、販売代理店や情報システム部門に相談します。

    社員の追加やテレワークへの対応

    入社や異動、働き方の変化にあわせて、UTMの設定を変える場面もあります。設定変更は業務全体の通信に影響する可能性があるため、変更前の準備と変更後の確認をセットで行いましょう。

    リモートアクセスVPNの利用者の追加

    テレワークの社員が社外から社内のシステムを使う場合、UTMのリモートアクセスVPNを利用する方法があります。VPNとは、インターネット上に暗号化された専用の通り道をつくる仕組みです。新しい利用者を追加する際は、管理画面でアカウントを作成し、接続用のソフトや設定情報を配布します。

    同時に接続できる人数には機種やライセンスによる上限がある場合があります。利用者が増える見込みがあれば、上限を事前に確認しておきましょう。退職者や異動者のアカウントは速やかに無効にし、作業した日付を記録しておくと、棚卸しの際に確認しやすくなります。

    関連記事 UTMの必要性とは?導入すべき企業と期待効果も解説!

    設定変更の前後で行う確認

    ポリシーの追加や変更を行う前には、現在の設定をバックアップとして保存します。変更後に問題が起きても、保存した設定に戻せば元の状態に復旧できるためです。作業は業務への影響が少ない時間帯を選びましょう。

    変更後は、インターネットの閲覧、メールの送受信、VPNの接続、社内システムの利用など、主要な業務の通信が問題なく使えるかを確認します。確認項目をあらかじめ一覧にしておくと、確認漏れを防げます。変更内容と結果は、ほかの担当者も見られる場所に記録しておきましょう。

    関連記事 UTM(統合脅威管理)導入の失敗例とは?失敗を避ける方法も解説!

    日々の確認がしやすいUTMの比較表

    管理画面の操作のしやすさや、通知・レポートで状況を把握する方法に注目して、この記事で紹介するUTMを一覧にまとめました。毎日の確認を誰がどのように行うかを想定しながらご覧ください。

    製品名特徴
    FLESPEEQ UTM Lite攻撃の検知時に通知メールが届き、管理画面での状況確認や週次・月次レポート出力に対応
    SG-ONEサポート窓口が操作・設定方法の相談や、ファームウェアの遠隔更新の依頼を受け付ける
    ビジネスセキュリティ(VSR)nシリーズ管理者用コントロールパネルを備え、設定変更にも24時間365日対応するマネージド型のUTM
    Pico-UTM 100 S日本語表記の管理画面で脅威ログを確認でき、脅威の検出時にはメールで知らせる
    Sophos XGS FirewallSophos Centralで可視化とポリシー管理を一元化できる次世代ファイアウォール
    WatchGuard FireboxWatchGuard Dimensionを標準搭載し、100種類以上のレポートダッシュボードで状況を可視化
    MALUTOグラフィカルなログレポートとダッシュボードを備え、すべてのプランに運用サポートが付く

    管理画面や通知で運用しやすいUTM

    導入後の設定や日々の確認、トラブル時の相談といった使い方の場面で、担当者の負担を抑える機能やサポートを備えた製品を紹介します。自社で操作する範囲と任せる範囲を考えながら比較してみてください。

    FLESPEEQ UTM Lite

    日本通信ネットワーク株式会社
    《FLESPEEQ UTM Lite》のPOINT
    1. セキュリティ機能に特化!低価格で安心のセキュリティ対策を実現
    2. 既存ルータの配下に接続するだけ!迅速かつスムーズに導入可能
    3. 安心のサポート付き!専任者がいなくても運用できる

    日本通信ネットワーク株式会社が提供する「FLESPEEQ UTM Lite」は、標準設定が施された状態で届き、接続後すぐに使い始められる法人向けUTMです。操作や脅威ログの確認がわかりやすい管理画面を備え、いつでも状況を確かめられます。攻撃を検知すると遮断と同時に通知メールが届き、週次・月次のレポートも出力可能ため、毎日の確認と定期的な振り返りを無理なく続けやすいでしょう。困ったときは電話やメールで相談でき、無料トライアルで使い勝手を試してから導入を検討できます。

    SG-ONE

    株式会社 USEN ICT Solutions
    《SG-ONE》のPOINT
    1. 複数の強力なセキュリティ機能!サイバー攻撃対策を1台でカバー
    2. 簡単設置!既存ルーターとスイッチの間へ差し込むだけ
    3. セキュリティ機能が有効状態でも高速なスキャンが可能

    株式会社 USEN ICT Solutionsが提供する「SG-ONE」は、運用中の困りごとをサポート窓口に相談しながら使えるUTMです。窓口では、操作・設定方法の相談や故障の連絡、検査レポート、リモートでのファームウェアアップデートの依頼などを受け付けており、Webフォームでの受付は24時間365日です。本体は既存のルーターとスイッチの間に差し込んで使う形式で、導入に特別な専門知識や設置工事は必要ありません。設定や更新の作業に不安がある担当者でも、窓口に相談しながら運用を進めやすい製品です。

    ビジネスセキュリティ(VSR)nシリーズ

    株式会社 USEN ICT Solutions
    製品・サービスのPOINT
    1. 業界最多クラスのセキュリティ機能の中で独自のカスタムが可能
    2. 管理者負担軽減!導入から運用、保守まですべて一括対応。
    3. 24時間365日の障害検知・切り分けから復旧対応までサポート!

    株式会社 USEN ICT Solutionsが提供する「ビジネスセキュリティ(VSR)nシリーズ」は、管理者用コントロールパネルとサポートセンターを基本サービスに含むマネージド型のUTMサービスです。設定変更や運用監視、オンサイト保守に24時間365日対応しており、日々の操作の一部を提供会社に任せられます。リモートVPNなどの機能はオプションで追加できます。社員の増減やテレワークへの対応にあわせた設定変更を、社内の担当者だけで抱えずに進めたい企業に向いています。

    Pico-UTM 100 S (株式会社ビープラス)

    《Pico-UTM 100 S》のPOINT
    1. 強力なコンパクトUTM!複数のセキュリティ機能を1台に。
    2. LAN全体を低コストで守る!自動的にアップデートで常に最新
    3. 脅威対策のスループット約700Mbps!ストレスフリーで使用可能

    Sophos XGS Firewall (ソフォス株式会社)

    《Sophos XGS Firewall》のPOINT
    1. Xstreamで暗号化トラフィックも検査可能。
    2. Synchronized Security対応でエンドポイントと連携。
    3. Sophos Centralで可視化・ポリシー管理を一元化。

    WatchGuard Firebox (ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社)

    《WatchGuard Firebox》のPOINT
    1. リアルタイムにネットワーク状況を監視するWatchGuard Dimension
    2. スパイウェアやウイルスなど多様な脅威への対策を網羅
    3. 多拠点での導入を効率化するRapidDeploy機能

    MALUTO (株式会社コムネットシステム)

    《MALUTO》のPOINT
    1. 複数のセキュリティ機能を1つで利用可能!
    2. ログレポートやダッシュボードがグラフィカルで分かりやすい
    3. 月額で常に最新のUTMが利用できる!

    まとめ

    UTM(統合脅威管理)の使い方は、導入直後の初期設定、ダッシュボードやレポートによる日々の確認、通信が止められたときの対処に分けて考えると整理できます。例外登録は範囲を絞り、設定変更の前後にはバックアップと動作確認を行いましょう。管理画面の操作のしやすさや、運用サービスの有無は製品によって異なります。自社の体制にあう製品を資料請求で比較してみてください。

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    11月02日(月)更新
    FLESPEEQ UTM Lite
    日本通信ネットワーク株式会社
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