アクセス解析ツールの市場規模は?
アクセス解析ツールは、Webサイトやアプリの訪問者の数や行動を計測・分析する製品です。アクセス解析ツールに限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。顧客データを生かす近い分野では、調査会社のITRが国内の顧客データ基盤(CDP)市場は2024年度に146億円で、前年度比13.4%増だったと発表しています。2029年度までのCAGRは17.0%と予測されていますが、アクセス解析ツールそのものの数字ではありません。
ITトレンドには、アクセス解析ツールとして39製品が掲載され、提供企業も36社です。そのうちITトレンドから資料請求できるのは1製品で、残る38製品は情報のみの掲載です。アクセス解析ツールでできることやデータの活用方法については、アクセス解析ツールでできることは?データ活用方法を徹底解説!をご覧ください。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、アクセス解析ツールの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なアクセス解析ツール
まずは、ITトレンドに掲載されているアクセス解析ツールを紹介します。資料請求ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のアクセス解析ツールはWebサイトやアプリでの行動を計測・分析する製品が39製品中25製品を占めます。資料請求ランキングの1位は、GA4と広告配信データをAIで統合する広告分析のAIR Connectです。広告の成果を分析する製品や、タグ管理などで解析を補う製品も並ぶ点が特徴です。
次の図は、掲載されている製品のうち主な10製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| AIR Connect | 株式会社ガラパゴス | できる(1位) | GA4と広告配信データをAIで統合し、広告効果を共通の指標で可視化する。 |
| Google アナリティクス | グーグル合同会社 | 情報のみ掲載 | 無料でほとんどの機能が使え、分析結果を視覚的に示すGoogleのアクセス解析ツール。 |
| Adobe Analytics | アドビ株式会社 | 情報のみ掲載 | Web分析・アトリビューション分析・予測分析などを備えたマーケティング向けの分析ツール。 |
| AD EBiS(アドエビス) | 株式会社イルグルム | 情報のみ掲載 | 複数の広告媒体のデータを一つに集計し、計測から活用までを支援する広告効果測定ツール。 |
| Ptengine Insight | 株式会社Ptmind | 情報のみ掲載 | サイト上の行動を自動でトラッキングし、離脱ポイントなどをヒートマップで可視化する。 |
| AppsFlyer | AppsFlyer Japan株式会社 | 情報のみ掲載 | アプリの計測や分析、エンゲージメント、不正防止の機能を備えたプラットフォーム。 |
| dejam | 株式会社LeanGo | 情報のみ掲載 | アクセス数やコンバージョン数を増やすための改善策を自動で提案する。 |
| Smartlook | シスコシステムズ合同会社 | 情報のみ掲載 | Webサイト・アプリでのユーザー行動を録画と分析で可視化する。無料プランもある。 |
| Google Analytics360 | グーグル合同会社 | 情報のみ掲載 | 大企業向けのGA4の有料版。大規模データの分析やBigQuery連携に対応する。 |
| etracker | etracker GmbH | 情報のみ掲載 | Cookieレスかつ同意不要の計測に対応したアクセス解析ツール。タグ管理も一体で提供。 |
※「資料請求」の順位は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているアクセス解析ツールは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のアクセス解析ツール市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている39製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.サイト・アプリの行動分析が中心、広告分析の製品も
掲載39製品のうち25製品は、Webサイトやアプリでのアクセスや行動を計測・分析する製品です。アプリの分析に触れる製品も12製品あり、アプリを対象にする製品も目立ちます。残る製品には、AD EBiSのような広告の効果測定や、GoogleTagManagerのようなタグ管理など、解析を支える製品が並びます。
2.AIや行動の可視化、プライバシー対応を掲げる製品
製品ページでAIに触れる製品は39製品中6製品で、AIR Connectは改善レポートやバナー案の自動生成を掲げます。ヒートマップや録画で行動を可視化する製品も7製品あります。etrackerやMatomoのように、Cookieレスの計測やプライバシー規制への対応を打ち出す製品もあります。
3.レビューはGoogle アナリティクスに集中
ITトレンドから資料請求できるのは、AIR Connectの1製品です。レビューは情報のみ掲載のGoogle アナリティクスに587件集まり、ほかの製品は多くても26件です。提供企業は36社で、グーグル合同会社の製品は3製品が並びます。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■Webサイトやアプリのアクセスを、まず全体的に計測・分析したい企業
- Google アナリティクス / Adobe Analytics / Google Analytics360
- ■ヒートマップや録画で、ユーザーの行動を見ながら改善したい企業
- Ptengine Insight / Smartlook
- ■広告の成果をまとめて分析したい企業
- AIR Connect / AD EBiS(アドエビス)
同じアクセス解析ツールでも、全体を計測する製品、行動を可視化する製品、広告の成果を見る製品では役割が違います。何を知り、どんな改善につなげたいのかを先に決めておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●レビューの多くはGoogle アナリティクスに集まっており、ほかの製品は口コミが少ない
- ●Cookieの規制やプライバシー保護への対応は製品ごとに違うため、計測の方法を確かめる
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、サイトやアプリの規模、すでに使っている解析ツールとの連携に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うアクセス解析ツールを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、アクセス解析ツールの市場の様子を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社の業務に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、有料・無料のアクセス解析ツールを比較し、種類や選び方も紹介しています。あわせてご覧ください。

