ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■提供形態別
- インストール型(買い切り):会計らくだ
- インストール型(保守・年間契約あり):弥生会計
- クラウド型:マネーフォワード クラウド会計、ジョブカン会計、PCA Arch 財務経理、OBIC7会計情報ソリューション
- ■利用環境別
- 1台・少人数で利用:弥生会計、マネーフォワード クラウド会計、ジョブカン会計
- 複数人・複数拠点で利用:弥生会計、ジョブカン会計、PCA Arch 財務経理、OBIC7会計情報ソリューション、らんらん財務会計10
会計ソフトの価格は提供形態で費用の出方が変わる
会計ソフトの価格は、提供形態によって「最初に払う費用」と「使い続けるために払う費用」の割合が変わります。主な形態は次の3つです。まずは違いを表で確認し、それぞれの費用構造を見ていきましょう。
| 提供形態 | 主な費用の出方 |
|---|---|
| インストール型(買い切り) | 購入時に本体価格を支払い、法改正への対応などで追加費用が発生する場合がある |
| インストール型(保守・年間契約あり) | 本体価格や年間の利用料に加え、保守やサポートの費用を継続して支払う |
| クラウド型 | 初期費用を抑えやすく、月額または年額の利用料を契約期間中支払う |
買い切り型の費用構造
買い切り型は、パソコンにインストールして使う会計ソフトを、購入時に一括で支払う形態です。導入時の支払いは大きくなりますが、そのバージョンを使い続ける限り、毎月の利用料は発生しません。
ただし、税制改正やOSの更新に対応するには、新しいバージョンの購入が必要になる場合があります。買い切りでも、数年ごとに追加の費用がかかる可能性を見込んでおきましょう。購入前に、そのバージョンの更新やサポートがいつまで提供されるかを確認しておくと、買い替えの時期を予測しやすくなります。
保守・年間契約型の費用構造
インストール型でも、保守サービスや年間契約とセットで提供される製品があります。この形態では、本体の購入費や初年度の利用料に加え、保守やサポートの費用を毎年支払います。
保守の費用には、法改正にあわせた更新プログラムの提供や、電話・メールでの問い合わせ対応が含まれる場合があります。含まれる内容は製品やプランによって異なるため、何に対する費用なのかを確認しましょう。保守契約を更新しなかった場合に、どの機能やサポートが使えなくなるかも比較のポイントです。
クラウド型の費用構造
クラウド型は、インターネット経由で会計ソフトを利用し、月額または年額の利用料を支払う形態です。初期費用を抑えやすく、法改正への対応が利用料に含まれる製品も見られます。
一方で、利用している間は費用が発生し続けるため、長く使うほど支払総額は増えます。料金は利用人数や機能の範囲によってプランが分かれている場合があります。プランの仕組みは製品ごとに確認が必要です。利用者を追加したときの料金や、年額払いと月額払いの違いも、総額に影響する項目です。
インストール型会計ソフトの価格で見落としやすい費用
インストール型の会計ソフトは、本体価格がわかりやすい反面、購入後に発生する費用を見落としやすい傾向です。導入後に予算が不足しないよう、本体以外にかかる費用を事前に確認しておきましょう。ここでは主な3つの費用を紹介します。
法改正対応とバージョンアップの費用
インボイス制度や電子帳簿保存法のように、会計処理に関わる法令が改正されると、ソフトの更新が必要です。保守契約に加入していない場合は、新しいバージョンを購入して対応する方法が考えられます。
更新の費用が保守契約に含まれるのか、別途購入が必要なのかは製品によって異なります。法改正の時期は事前に予測しにくいため、更新費用の扱いを購入前に確認しておきましょう。過去の法改正時にどのような形で対応が提供されたかを、提供元に問い合わせる方法もあります。
複数台・ネットワーク利用の費用
複数の担当者が同時に会計ソフトを使う場合、パソコンの台数分のライセンスや、ネットワークに対応した版の購入が必要になることがあります。1台用の価格だけで比較すると、実際の費用と差が出る場合があります。
拠点が複数ある場合や在宅勤務で使う場合は、社外から接続する環境の整備に費用がかかる場合もあります。利用する人数と場所を整理したうえで、見積もりを依頼しましょう。将来の増員や拠点の追加にあわせてライセンスを追加できるかも、あわせて確認しておくと安心です。
パソコンとバックアップの費用
インストール型では、会計ソフトを動かすパソコンの費用も考慮が必要です。ソフトが求める動作環境を満たさない場合は、パソコンの買い替えが必要になる場合があります。
データは社内のパソコンやサーバに保存されるため、故障に備えたバックアップの仕組みも自社で用意します。外付けの記録媒体やバックアップ用サービスの費用も、総額に含めて考えましょう。バックアップを取る手順や担当者を決め、複数人で状況を把握できるようにしておくことも大切です。
会計ソフトの価格を総額で比較する方法
提供形態が異なる会計ソフトを公平に比べるには、同じ条件で総額を試算することが有効です。利用期間、利用人数、必要な機能をそろえて計算すると、表示価格だけでは見えない差がわかります。試算の進め方を3つのポイントで整理します。
利用期間を決めて総額を試算する
総額を比べる際は、5年程度など一定の利用期間を決めて試算します。インストール型は本体価格と保守費用、更新費用を、クラウド型は月額または年額の利用料を、同じ期間で合計します。
期間が短いと初期費用の小さいクラウド型が有利に見え、長いと買い切り型が有利に見える場合があります。どちらが安いかは期間によって変わるため、自社が想定する利用期間で計算することが大切です。試算した結果は社内で共有し、予算の根拠として残しておきましょう。
利用人数と機能の追加を見込む
導入時の条件だけで総額を計算すると、事業の拡大にあわせて費用が増えることを見落としがちです。担当者の増加や、部門別管理などの機能追加を見込んで、数年後の費用も試算しておきましょう。
クラウド型ではプランの変更、インストール型ではライセンスの追加購入が必要になることがあります。追加時の料金体系を確認しておくと、将来の費用の見通しを立てやすくなります。逆に利用人数が減った場合に、契約を縮小できるかも確認しておくと安心です。
見積もりの条件をそろえる
複数の製品で見積もりを取る場合は、利用人数や機能、サポート内容などの条件をそろえて依頼します。条件が異なる見積もりを並べても、価格の差がどこから生じているのかを判断できません。
見積もりには、税抜か税込か、初期費用が含まれるかといった表記の違いもあります。表にまとめて同じ基準で並べ直すと、比較がしやすくなります。不明な項目は提供元に問い合わせ、回答を記録しておくと、社内での説明にも役立ちます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で会計ソフトの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
価格以外に発生する会計ソフトの導入・運用コスト
会計ソフトの導入では、ソフトの価格以外にも費用や社内の工数が発生します。外部に支払う費用だけでなく、担当者の作業時間も含めて考えると、導入にかかる負担を正しく見積もれます。見積もりの段階で、あわせて確認しておきましょう。
データ移行と初期設定の費用
既存のソフトから乗り換える場合は、勘定科目や残高、仕訳データの移行が必要です。自社で作業すれば外部費用はかかりませんが、担当者の作業時間が発生します。移行するデータの量が多いほど、作業時間も増える傾向です。
提供元や販売店に初期設定や移行の支援を依頼する場合は、別途費用がかかることがあります。支援の範囲が設定方法の案内なのか、作業の代行なのかによって費用は変わるため、内容を確認して見積もりを取りましょう。
税理士との連携や周辺システムの費用
顧問税理士とデータを共有する場合、税理士側の利用料や、データの受け渡し方法によって費用が変わることがあります。税理士と同じソフトを使うか、データを出力して渡すかを事前に相談しておきましょう。
請求書発行や経費精算、給与計算などのシステムと連携する場合は、連携先の利用料も発生します。会計ソフト単体の価格だけでなく、連携するシステムを含めた費用で比べることが大切です。
会計ソフトの費用を抑える方法
会計ソフトの費用を抑えるには、必要な機能の見極めと、使える支援制度の確認が有効です。安さだけで選ぶと、必要な機能が足りずに業務へ支障が出る場合もあります。費用と機能のバランスを見て判断しましょう。
必要な機能と利用範囲の絞り込み
費用を抑えるには、まず自社に必要な機能を整理し、使わない機能が含まれるプランや版を避けることが基本です。上位の版やプランには、部門別管理や複数人の承認機能などが追加されている場合があります。
ただし、数年以内に必要になる機能を外すと、後から買い替えやプラン変更が必要になります。現在の業務と近い将来の計画をあわせて考え、利用範囲を決めましょう。必要な機能を一覧にして社内で確認しておくと、過不足のない選択につながります。
補助金と無料ソフトの検討
IT導入補助金(2026年度はデジタル化・AI導入補助金)では、事務局に登録された会計ソフトの導入費用が補助対象となる場合があります。クラウド型の利用料も最大2年分が対象です。枠ごとの補助率や要件は公式サイトで確認しましょう。
無料で使える会計ソフトや無料プランもありますが、取引件数や機能、サポートに制限がある場合があります。無料の範囲で業務が回るかを確認し、有料版へ移る条件も把握しておくと安心です。
参考価格と特徴で見る会計ソフト一覧
この記事で紹介する会計ソフトの特徴と参考価格を、製品ページの表示にもとづいてまとめました。表示価格は最小構成やプランの目安のため、総額は見積もりで確認しましょう。
| 製品名 | 特徴 | 参考価格(製品ページの表示) |
|---|---|---|
| マネーフォワード クラウド会計 | 請求書や経費精算、給与計算など、複数のバックオフィスサービスを基本料金内で利用できるクラウド会計ソフト | 2,480円~ |
| ジョブカン会計 | 法改正への対応版を無料のアップデートで提供するクラウド会計ソフト。料金プランに応じて、権限管理や承認機能、操作ログなども利用できる | 2,500円~ |
| OBIC7会計情報ソリューション | 財務会計や管理会計、債務・支払管理、固定資産管理などで構成される会計システム。複数会社管理や本支店会計に対応 | 別途お問い合わせ(詳細は個別見積) |
| 弥生会計 | パソコンにインストールして使う会計ソフト。2台同時利用やネットワークでの運用に対応したラインアップがある | 50,000円~ |
| PCA Arch 財務経理 | 中堅・中小企業向けのクラウド会計ソフト。固定資産や経費精算、債権・債務管理などをオプションで追加できる | 9,000円~ |
| 会計らくだ | 記帳に特化した中小企業向けのパッケージ型会計ソフト。保守期間中は法改正対応やアップデートを無料で適用できる | 【会計らくだ23】12,000円(税別)の買い切り |
| らんらん財務会計10 | 小規模法人向けの財務会計ソフト。取引入力で帳簿や決算書、消費税を自動作成し、最大5台まで単独/ネットワーク利用できる | 別途お問い合わせ |
価格体系の異なる会計ソフトを比較
保守付きのインストール型や買い切り型、プラン制のクラウド型など、価格体系が異なる会計ソフトを紹介します。総額を試算する際は、見積もりで初期費用や保守費用の内訳を確かめましょう。
マネーフォワード クラウド会計
- 自動入力・自動仕訳で会計業務がどんどんラクに
- 法人運営に必要な12のサービスを基本料金内で利用可能
- 無料のメールサポートや有人チャットサポートで初心者も安心
株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワード クラウド会計」は、会計業務の効率化を支援するクラウド型会計ソフトです。製品ページの参考価格補足では、ひとり法人プランが2,480円~、スモールビジネスプランが4,480円~、ビジネスプランが6,480円~と表示されています(税抜)。料金プランの月額費用は年払い選択時の金額です。請求書や経費精算、給与計算など複数のバックオフィスサービスを基本料金内で利用でき、法改正時のアップデートも無料で提供されます。
ジョブカン会計
- クラウドなのに驚きの速さ!自動集計で作業効率が大幅にアップ!
- 予算/実績管理機能で経営状況もリアルタイムで確認
- プロジェクトごとの収支管理で的確な経営判断をサポート!
株式会社DONUTSが提供する「ジョブカン会計」は、専用ソフトのダウンロードが不要なクラウド会計ソフトです。製品ページの参考価格は2,500円~で、料金プランによって利用できるユーザー数が異なります。法改正への対応版は無料のアップデートで提供され、データ保管も無料です。試算表から総勘定元帳を表示する機能や決算書の作成機能を備え、権限管理や承認機能、操作ログといった内部統制に関わる機能も利用できます。
OBIC7会計情報ソリューション
- 単体会計から連結会計、債権・債務や原価管理まで一貫サポート
- 豊富な業務系システムと業界ソリューションとの連携で全社最適化
- スキャナ保存など先進技術を採用。制度改正にもタイムリーに対応
株式会社オービックが提供する「OBIC7会計情報ソリューション」は、会計情報を一元管理するERPの会計システムです。財務会計や管理会計、債務・支払管理、固定資産管理、連結会計などのシステムで構成され、複数会社管理や本支店会計にも対応しています。全ての伝票でワークフロー承認機能を使用できます。価格は製品ページで個別見積と案内されているため、利用するシステムの範囲を整理したうえで問い合わせるとよいでしょう。
弥生会計
- かんたん取引入力と質問形式設定で初心者も迷わない
- 銀行・カード明細やレシートを自動取込しAIで自動仕訳
- インボイス制度と電子帳簿保存法の要件に即応
弥生株式会社が提供する「弥生会計」は、パソコンにインストールして使う会計ソフトです。製品ページでは、スタンダードの初年度優待価格が50,000円(税抜)と表示されており、これは「あんしん保守サポート付き販売価格」です。あんしん保守サポートの通常価格(年間)は、セルフ・ベーシック・トータルの区分で設定されています。インストールは1台につき1ライセンスが必要で、プロフェッショナル 2ユーザーやネットワークなど、利用人数にあわせたラインアップがあります。
PCA Arch 財務経理
- 日々の業務をスムーズにする財務管理の効率化をサポート
- AIアシスタントが24時間365日、いつでも回答
- データ連携により銀行入出金に関する仕訳処理を大幅削減
ピー・シー・エー株式会社が提供する「PCA Arch 財務経理」は、中堅・中小企業向けのクラウド会計ソフトです。製品ページの参考価格は9,000円~です。料金プランには、中小企業向けのスタンダード版と、グループ企業の管理を効率化する中堅規模企業向けのエンタープライズ版があります。固定資産や経費精算、債権・債務管理などはオプションとして追加できるため、必要な機能にあわせて費用を検討できます。支払い方法は銀行振込とカード決済に対応しています。
会計らくだ (株式会社ビーエスエルシステム研究所)
- 12,000円で買い切り!安価に会計ソフトでの記帳を実現
- OneDrive等のクラウドにバックアップが可能!
- 保守期間中は法改正対応やアップデートを無料で適用可能!
らんらん財務会計10 (株式会社コラボ)
- 取引入力で帳簿・決算書・消費税を自動作成。
- Web画面で財務データやグラフを参照可能。
- 最大5台まで単独/ネットワーク利用可能。
まとめ
会計ソフトの価格は、買い切りのインストール型、保守契約付きのインストール型、クラウド型で費用の出方が異なります。表示価格だけで判断せず、法改正対応や保守、パソコン、データ移行まで含め、同じ利用期間と条件で総額を試算して比べましょう。必要な機能を整理し、補助金も確認すると費用を抑えやすくなります。自社にあう価格帯の会計ソフトを比べたい方は、資料請求を活用してください。

