データベースアプリとは
データベースアプリとは、業務に必要なデータを決まった形式で蓄積し、検索や更新、共有を行うためのアプリです。専門的な開発をしなくても、現場で使う業務管理の仕組みを作れる製品もあります。
業務データを整理するアプリ
データベースアプリは、バラバラに管理されている情報を整理するために使います。顧客管理や案件管理、問い合わせ管理、在庫管理、日報管理など、扱うデータは企業によって異なります。
決まった入力項目を用意することで、記入漏れや表記ゆれを減らしやすくなります。検索や絞り込みも行いやすくなるため、必要な情報を探す時間の短縮にもつながるでしょう。
Excel管理との違い
Excelは手軽に使える一方で、複数人で同時編集したり、更新履歴を管理したりする場面では限界があります。ファイルが増えるほど、最新版がわからなくなるケースもあるでしょう。
データベースアプリでは、情報をアプリ上に集約し、閲覧や編集の権限を管理できます。複数人で同じデータを扱う業務ほど、アプリ化の効果を感じやすいといえます。
クラウド型とオンプレミス型
クラウド型は、インターネット経由で利用する形態です。社外や複数拠点からアクセスしやすく、初期構築の負担を抑えたい企業に向いています。
オンプレミス型は、自社環境に構築して利用します。既存システムとの連携や社内規定にあわせた管理を重視する企業では、検討しやすい形態です。
データベースアプリでできること
データベースアプリは、情報の保管だけでなく、入力や検索、集計、権限管理、外部連携まで支援します。現場で発生するデータを業務に活用できる状態へ整えることが目的です。
| 機能 | 主な使い方 |
|---|---|
| フォーム作成 | 顧客情報、日報、申請内容などを入力する |
| 検索 | 条件を指定して必要なデータを探す |
| 集計 | 件数や金額、進捗状況を一覧化する |
| 権限管理 | 利用者ごとに閲覧や編集範囲を制御する |
| 外部連携 | 既存システムや表計算ファイルと連携する |
入力フォームを作成する
顧客情報や作業報告、申請内容などを入力するフォームを作成できます。入力項目を統一すれば、担当者ごとの書き方の違いを減らせます。
選択式の項目や必須入力を設定できる製品なら、入力ミスの抑制にも役立つでしょう。紙やメールで集めていた情報をアプリ上で受け付ける運用にも向いています。
検索や集計を行う
蓄積したデータは、条件を指定して検索できます。顧客名や担当者、ステータス、日付などで絞り込めると、目的の情報に早くたどり着けます。
集計機能を使えば、売上見込みや対応件数、進捗状況を一覧化できます。レポート作成や会議資料の準備にかかる作業を減らしたい場合にも有効です。
権限を分けて管理する
データベースアプリでは、利用者ごとに閲覧や編集の権限を分けられる製品があります。部署や役職、担当範囲に応じてアクセス範囲を調整できると安心です。
顧客情報や契約情報を扱う場合は、誰がどのデータを見られるかを明確にしましょう。操作履歴を確認できるかも、セキュリティ面の重要な比較ポイントです。
外部システムと連携する
データベースアプリは、既存の業務システムや表計算ファイルと連携できる製品があります。顧客管理システムや会計システム、BIツールとつなげれば、データの二重入力を減らしやすくなります。
CSVの取り込みや出力、API連携に対応しているかを確認しましょう。外部連携を活用すると、蓄積したデータを他の業務にも展開しやすくなります。
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データベースアプリが向いている利用シーン
データベースアプリは、情報共有や入力作業に課題がある業務と相性がよい製品です。特に、複数人で同じデータを扱う場面では、管理方法を統一しやすくなります。
Excel管理を見直したい場合
部署ごとにExcelファイルが分かれていると、同じ情報を何度も入力することがあります。更新漏れや重複登録が起きると、正しい情報を判断しにくくなるでしょう。
データベースアプリに移行すれば、入力先を一本化しやすくなります。ファイル管理から脱却し、チームで同じ情報を確認したい企業に向いています。
現場で業務アプリを作りたい場合
業務部門が自分たちでアプリを作りたい場合にも、データベースアプリは役立ちます。ノーコード対応の製品なら、専門的なプログラミングをせずに管理画面を作成できます。
小さな業務改善から始められるため、現場の要望にあわせて柔軟に改修しやすい点も魅力です。ただし、全社利用では管理ルールを決めておく必要があります。
データ分析を進めたい場合
売上、在庫、顧客対応、問い合わせ件数などを分析したい場合は、データを蓄積する基盤が必要です。入力形式が統一されていないと、分析前の整備に時間がかかります。
データベースアプリで情報を整理すれば、集計や可視化に使いやすくなります。BIツールや帳票ツールと連携できる製品なら、分析用途にも広げやすいでしょう。
データベースアプリの比較ポイント
データベースアプリを選ぶ際は、作りやすさだけで判断しないことが大切です。扱うデータや利用者、連携先、セキュリティ、サポートまで確認し、自社の運用にあう製品を選びましょう。
作りたいアプリに対応するか
まず確認したいのは、自社が作りたい業務アプリに対応するかです。顧客管理や案件管理、日報、申請、在庫管理では、必要な項目や画面が異なります。
テンプレートを使える製品なら、導入初期の設計負担を抑えやすくなります。一方で、特殊な業務フローがある場合は、項目追加や画面変更の自由度も見ておきましょう。
データ連携がしやすいか
既存のExcelや基幹システム、顧客管理システムと連携できるかを確認しましょう。CSVの取り込みや出力に対応していれば、移行時の作業を進めやすくなります。
API連携に対応する製品なら、他システムとの自動連携も検討できます。二重入力を減らしたい場合は、連携できる範囲と設定方法を資料で確認してください。
利用者が操作しやすいか
現場で使うデータベースアプリは、操作性が定着に影響します。入力画面が複雑すぎると、利用者が入力を後回しにする可能性があります。
スマートフォンやタブレットから使えるかも重要です。外出先や店舗、現場で入力する業務では、端末ごとの見やすさや操作手順を確認しましょう。
セキュリティを管理できるか
データベースアプリでは、顧客情報や取引情報、社内の管理情報を扱います。アクセス権限やログ管理、認証方式、バックアップの仕組みを確認しましょう。
クラウド型を利用する場合は、データの保管場所や障害時の対応も重要です。自社の情報セキュリティ方針にあうか、導入前にチェックしてください。
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おすすめのデータベースアプリ(業務アプリ作成向け)
ここからは、ITトレンドに掲載されているデータベース製品を紹介します。まずは、業務アプリ作成向けの製品です。申請、案件管理、顧客管理など、部門ごとの業務をアプリ化したい場合は、画面作成のしやすさや権限設定、運用後の変更しやすさを確認しましょう。
JUST.DB
- 【完全ノーコード×生成AI】マウス操作と"ことば"でシステム開発
- 【多彩な標準機能】高い拡張性により、全社DXをJUST.DB1つで実現
- 【同時ログインライセンス】全社展開してもコストを抑制
株式会社ジャストシステムが提供する「JUST.DB」は、ノーコードで業務システムを構築できるクラウドデータベースです。マウス操作や生成AIを活用し、社内稟議や案件管理、日程管理、問い合わせ管理などのアプリ作成を検討できます。現場部門が主体となり、業務にあわせてアプリを整備したい企業に向いています。
キントーン
- AIとノーコードで業務アプリをシュシュッとつくれる
- 「アプリ」同士はデータで紐付けて連携できる
- プラグイン・連携サービスと組み合わせてデータ活用を促進
サイボウズ株式会社が提供する「キントーン」は、ノーコードやローコードで業務アプリを作成できる業務改善プラットフォームです。顧客管理や問い合わせ管理、申請承認などをアプリ化し、データを集約できます。アプリ同士の連携や権限設定も利用できるため、部門横断で情報共有を進めたい企業に適しています。
HotBiz8
- 専門知識不要で誰でも簡単にデータベースを作成可能
- Excel(CSV)ファイルから取り込んで作成できるので簡単
- IP制限+メンバーごとの権限設定でセキュリティ面も安心
株式会社ASJが提供する「HotBiz8」は、Web上でデータベースを作成し、業務データを一元管理できる製品です。ExcelやCSVファイルから取り込んでデータベースを作成できるため、既存の表管理を活かしながら移行したい場合に検討できます。メンバーごとの権限設定やIP制限も確認したいポイントです。
おすすめのデータベースアプリ(Excel業務改善向け)
Excelで管理している台帳や一覧表をWeb化したい場合は、既存ファイルを活かせる製品が候補になります。入力や集計の手間を減らすだけでなく、複数人で同じ情報を確認しやすい仕組みを整えたい企業に向いています。
楽々Webデータベース
- 活エクセル|Excelを活用したままExcel業務の課題解決
- かんたん構築|ノーコードでだれもがIT人材に
- つなげて活用|貯めたデータも人もつなげて新たな価値を
住友電工情報システム株式会社が提供する「楽々Webデータベース」は、Excel業務の課題解決を支援するノーコード型のWebデータベース製品です。基幹システム周辺のスキマ業務や、部門で管理している台帳をアプリ化したい場合に検討できます。Excelを活用しながら、情報共有や集計を効率化したい企業に向いています。
軽技WebDB
- ノーコードでExcel/CSVを取込みWebアプリを即生成
- 複数アプリを結合しPostgreSQL上で一元管理
- BIツール軽技Web連携でレポートやダッシュボード作成
富士電機ITソリューション株式会社が提供する「軽技WebDB」は、ExcelやCSVを取り込み、Webデータベースと業務アプリを構築できるオンプレミス型の製品です。PostgreSQLを基盤としてデータを管理し、ブラウザから検索や編集を行えます。社内環境でデータを管理しながら、Excel業務を見直したい企業に適しています。
おすすめのデータベースアプリ(データ活用基盤向け)
蓄積したデータを経営判断や業務改善に活用したい場合は、データ統合や高速集計に強い製品を確認しましょう。複数システムのデータをまとめて分析し、部門別レポートや経営資料の作成を効率化したい企業に適しています。
Dr.Sum
- 導入実績7,700社超!顧客満足度No.1・サポート品質ランク★★★
- 散在したデータを一元化、10億件のデータも1秒台で◆高速集計◆
- 直感的な操作で誰でも簡単にデータ分析が可能
ウイングアーク1st株式会社が提供する「Dr.Sum」は、企業内に散在するデータの統合や集計、分析を支援するデータ分析基盤です。データベースエンジンを核に、Excelやブラウザから集計、分析、可視化を行えます。大量データの集計や部門横断のデータ活用を進めたい企業に検討しやすい製品です。
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データベースのアプリ利用に関するFAQ
データベースアプリを検討する際は、導入前の準備や既存データの移行、セキュリティに不安を感じることがあります。よくある疑問を整理し、比較時の確認に役立てましょう。
- Q1:データベースアプリは無料で使えますか?
- 無料プランや無料トライアルを用意している製品もあります。ただし、利用者数やデータ容量、権限管理、外部連携などに制限がある場合があります。業務利用では、将来の利用人数や管理範囲まで想定して比較しましょう。
- Q2:Excelから移行できますか?
- CSVやExcelファイルの取り込みに対応する製品であれば、既存データを活かして移行できます。移行前には、項目名や入力ルール、重複データを整理しておくとスムーズです。まずは一部の台帳から試す方法もあります。
- Q3:専門知識がなくても使えますか?
- ノーコード対応のデータベースアプリなら、プログラミングの知識がなくてもアプリを作成できる場合があります。ただし、全社で使う場合は、項目設計や権限管理のルールが必要です。情報システム部門と現場部門で役割を分けると運用しやすくなります。
- Q4:スマートフォンでも使えますか?
- スマートフォンやタブレットに対応する製品があります。外出先で顧客情報を確認したい場合や、現場で作業報告を入力したい場合に便利です。利用端末やブラウザ、画面の見やすさは事前に確認しましょう。
- Q5:導入前に何を整理すべきですか?
- まず、管理したいデータの種類や利用者、更新頻度、閲覧権限を整理しましょう。あわせて、既存のExcelやシステムとの連携範囲も確認します。目的が明確であれば、必要な機能を判断しやすくなります。
まとめ
データベースアプリは、業務データを一元管理し、検索や共有、集計をしやすくする製品です。Excel管理の見直しや業務アプリ作成、データ分析など、目的によって適した製品は変わります。
導入時は、機能だけでなく操作性や連携、権限管理も比較しましょう。自社にあう製品を効率よく探したい場合は、ITトレンドの一括資料請求を活用してください。



