データベースにおける「テーブル」とは
データベースにはさまざまな種類のデータが格納されています。そのデータはバラバラではなく、データの種類ごとに規則正しく保存されているのが特徴です。このデータベースの種類ごとの単位を「テーブル」と呼びます。
データベースのテーブルはエクセルで例えられることが多く、エクセルのシートがテーブルを表します。データベースは複数のテーブルを保持し、テーブルごとにデータを管理しています。
データベースのテーブルに関連する用語
適切にデータベースを管理するためには、最低限必要な専門用語を理解しておくと、上手な活用に繋がります。また、テーブルとエクセルは似ているため比較しながら覚えるのがおすすめです。ここからはテーブルの関連用語を説明します。
カラム
カラムは「コラム」とも呼ばれ、「属性」を意味します。エクセルで例えると「列」に該当する垂直方向にあるデータのことです。
レコード
レコードはデータそのものを意味する言葉です。エクセルでいうとレコードは「行」に該当する、水平方向にあるデータのことです。「行」はほかにも「ロウ」という用語を使用する場合もあるため、あわせて覚えておくとよいでしょう。
フィールド
フィールドはデータベースに存在しているデータの最小単位のことです。このフィールドの集合体がカラムやレコードであり、テーブルに該当します。エクセルで例えると「セル」を意味する言葉です。
テーブルを用いる「リレーショナルデータベース」とは
リレーショナルデータベースは、データベースのデータ検索能力を上げ、重複を避ける仕組みとして、広く利用されています。
ここからはテーブルを用いるリレーショナルデータベースについて説明します。
RDB:複数のテーブルでデータ管理するデータベース
リレーショナルデータベース(RDB)とは、複雑なデータの集まりを事前に定義することで、データ管理を効率化するデータベースです。
RDBは複数のテーブルでデータを管理し、検索能力が高いという特徴があります。それは、RDBで管理しているデータの重複を排除できるからです。
同じデータが複数あり、データベース内に関連性なく散らばっていると、検索に時間がかかってしまいます。このように重複をなくし管理しているデータの無駄がない、RDBであれば利便性が高いでしょう。
情報抽出にはSQLを用いる
SQLとは「Structured Query Language」の略であるプログラミング言語の一種です。
RDBでデータの操作を行うときはこのSQLを主に使用します。また、データベースからデータを抽出したり挿入したりなど、データベースに要求することを「クエリ」と呼びます。このクエリにSQLというプログラミング言語を用いることで、プログラムを起動し検索が可能になるのです。
RDBでは手動でデータを検索するのではなく、プログラムを使って検索を行うため検索能力が高くなります。
テーブル・関連用語を理解し、データベースを活用!
「テーブル」とはデータベースを理解するうえで避けては通れない基本的な用語です。データベースは企業の業務において重要な役割を担っているため、正しく理解することが求められます。テーブルなどの関連用語をマスターし、データベースを有効活用しましょう。
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