ES調査サービスで使いにくさが生じる場面
ES調査とは、従業員が職場や仕事に対してどう感じているかを把握するための調査です。関わる人が複数いるため、使いにくさの内容も立場によって異なります。
回答者側で負担になる場面
回答する従業員にとっての負担は、設問数の多さ、1問あたりの選択肢の多さ、画面の進み方の分かりにくさに表れます。所要時間の目安が示されていないと、途中で離脱する回答者が出る可能性もあります。
確認したい点としては、途中で保存して再開できるか、残りの分量が画面に表示されるか、戻って修正できるかが挙げられます。回答は年に1回か2回といった頻度で行われるため、操作に慣れる機会は多くありません。説明を読まずに進められる作りかどうかを、公開前に複数の担当者で確かめておきましょう。
運営側で負担になる場面
人事の担当者にとっての負担は、設問の作成、対象者の登録、集計と報告資料の作成といった工程に表れます。年に数回しか使わない機能は操作を覚え直す必要があり、そのたびに時間がかかる可能性があります。
比較する際は、前回の設定を複製して次回に使えるか、作成した報告資料の様式を再利用できるかを確認しましょう。同じ作業を毎回最初から行う作りだと、実施のたびに時間を要します。操作の手順書が用意されているか、画面上に説明が表示されるかもあわせて見ておくと、負担の程度を判断しやすくなります。
運営側の操作で確認したい要素
日常的に触れる時間は限られますが、実施の時期には集中して使うことになります。実際の作業を想定して確認しておきましょう。
設問を作成する操作
設問の作成では、形式の選択、選択肢の入力、必須の設定、表示の条件といった項目を指定します。項目が多いほど、目的の設定にたどり着くまでの手数も増えます。
確認したいのは、あらかじめ用意された設問の雛形があるか、過去の設問を呼び出して使えるか、並び順を後から入れ替えられるかという点です。あわせて、作成中の内容を回答者の画面と同じ形で確認できる機能があるかも見ておきましょう。完成後にまとめて確認するより、作りながら確かめられるほうが手戻りを減らせます。
集計結果を確認し共有する操作
集計の画面では、部門別や属性別に絞り込んで結果を見る操作が中心になります。絞り込みの条件を変えるたびに画面を移動する作りだと、確認に時間がかかります。
確認したいのは、条件の切り替えが何回の手数で行えるか、報告資料の形式で出力できるか、出力の様式を自社の体裁に合わせられるかという点です。あわせて、部門の管理者へ結果を渡す方法も確認しましょう。画面を直接見てもらう方式なら、閲覧できる範囲を役割ごとに設定できるかが重要になります。
初期設定でつまずきやすい箇所
導入の段階でつまずくと、最初の実施までに時間がかかります。開始までの流れも比較の対象にしましょう。
対象者の情報を準備する工程
初期設定では、対象となる従業員の情報を登録する必要があります。氏名や所属に加えて、集計に使いたい区分の情報も持たせる形になります。人事の情報が複数の場所で管理されている場合、この整理に時間がかかる可能性があります。
準備を進めるには、集計に使いたい単位を先に決め、それに対応する項目を洗い出す方法が有効です。拠点、部門、雇用形態、勤続年数といった項目のうち、必要なものを選びます。人事システムと連携できる場合は、取り込める項目の範囲と更新の方法を確認しておきましょう。ファイルで取り込む場合は、様式が指定されているかも確認が必要です。
作業を依頼できる範囲を確認する
初期設定の負担は、どこまでを自社で行うかによって変わります。設定作業の代行を依頼できる場合と、手順の案内までにとどまる場合とでは、必要な社内工数が大きく異なります。
見積もりを受け取る際は、作業項目ごとに実施する側を明記してもらいましょう。対象者の登録、設問の作成、連携の設定、回答者への案内といった項目に分けると、抜けを防げます。あわせて、設問の設計について相談できるかも確認しておくと、初めて実施する場合の不安を減らせます。導入から最初の実施までの目安期間も聞いておきましょう。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料を取り寄せて機能や特徴をさまざまな製品で比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でES調査サービスの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
サポートで待ち時間が生じる要因
実施の時期は問い合わせが集中しやすく、回答までの時間が業務の進み方へ影響します。
契約内容によって変わる点
問い合わせへの対応は、契約する内容によって時間帯や範囲が異なります。平日日中のみの対応では、回答期間中の夜間や休日に生じた事象は翌営業日の扱いになる可能性があります。
確認したいのは、対応する時間帯、回答までの目安、問い合わせの手段、専任の担当者が付くかという点です。調査の実施時期が決まっているなら、その期間の対応について事前に相談しておくとよいでしょう。設問の設計や結果の読み方まで相談できるかは、社内に経験者がいない企業にとって重要な項目です。
問い合わせの内容で変わる点
回答までの時間は、伝える情報の内容によっても変わります。発生した時刻、影響の範囲、使用している端末、行った操作がそろっていれば、確認が進みやすくなります。
備えとしては、問い合わせの際に伝える項目を一覧にしておく方法があります。回答者から報告を受ける際の確認項目も決めておくと、必要な情報を集めやすくなります。あわせて、よくある事象と対処法をまとめた資料が提供されているかも確認しましょう。自分で調べられる資料があると、問い合わせの前に解決できる場面が増えます。
スマートフォンから回答する際の制約
現場で働く従業員が多い企業では、スマートフォンでの回答が中心になる場合があります。
表示と操作で確認したいこと
画面が小さいため、選択肢の多い設問や表形式の設問は見にくくなる可能性があります。横に項目が並ぶ形式は、小さい画面では操作しにくい場合があります。
公開前に、実際に使われる端末で通して確認しておきましょう。確認したいのは、文字の大きさ、選択肢の押しやすさ、次へ進む操作の分かりやすさ、途中で中断した場合の扱いです。設問の形式を変えることで見やすくなる場合もあるため、確認の結果を設計へ反映してください。対応している端末の種類と推奨する閲覧環境も、事前に確認しておきましょう。
回答の環境で確認したいこと
個人の端末から回答してもらう場合、通信の費用や利用のルールについて社内の方針を確認する必要があります。業務時間内に回答する時間を確保できるかも、回答率へ影響します。
あわせて、専用アプリが必要か、Web画面から直接回答できるかも確認します。アプリの導入が必要な場合は、その手順を案内する工数も見込んでおく必要があります。業務用のメールアドレスを持たない従業員がいる場合は、掲示や配布物など別の案内方法も検討してください。QRコードなどを印刷して配布できるかも確認しておくとよいでしょう。
使い勝手を確かめたい従業員満足度調査サービス
回答する側と運営する側では、負担を感じる場面が異なります。両方の画面を確かめたいサービスを紹介します。
ラフールサーベイ
- 導入アカウント数累計350,000!
- 自社の課題に合わせた豊富な対策パッケージ!
- 使い慣れない方にも安心の徹底サポート!
株式会社ラフールが提供する「ラフールサーベイ」は、従業員の状態や職場の環境を把握するための調査サービスです。回答の収集から集計、結果の確認までをサービス上で進められます。回答者側の画面と管理側の画面を、どちらもデモで確かめておくと比較しやすくなります。
Wevox
- 月額9万円〜全機能利用可能!初期費用・契約期間の縛りなし。
- AIサポートや他社比較など、データの分析に役立つ機能が豊富。
- 実名閲覧やセキュリティ設定、活用支援...多様なオプションあり
株式会社アトラエが提供する「Wevox」は、従業員の状態を短い設問で定期的に把握するための調査サービスです。短時間で回答できる形を想定した作りのため、回答者の負担を抑えたい場合の材料になります。スマートフォンからの回答の見え方も、実際の端末で確かめておきましょう。
ミキワメAI ウェルビーイングサーベイ
- 社員のコンディションを可視化し、離職リスクを検知
- 社員の性格情報とかけ合わせて見ることで取るべき打ち手がわかる
- 専任コンサルタントが課題の読み解きから改善策まで徹底サポート
株式会社リーディングマークが提供する「ミキワメAI ウェルビーイングサーベイ」は、従業員の状態を把握するための調査サービスです。回答の収集と結果の確認をサービス上で進められます。運営側で行う設定の手数を、試用の機会に確かめておくとよいでしょう。
テガラみる (株式会社テガラミル)
- IT資産の棚卸と台帳管理を自動化し、工数を削減
- 診断と対策でサイバー攻撃リスクを低減
- 導入から運用までIT担当者の負担を軽減するサポート体制
ES調査に関するFAQ
ES調査サービスの使い勝手について、よく寄せられる質問と回答をまとめました。
- Q1: 使いやすさはどうやって比較すればよいですか?
- 回答者側と運営側に分けて、実際の作業を試す方法が有効です。設問の作成、集計の絞り込み、報告資料の出力といった作業について、手数や所要時間を記録しておきましょう。
- Q2: 初期設定にはどのくらい時間がかかりますか?
- 対象者の情報をどこまで整理できているかによって変わります。集計に使いたい単位を先に決め、必要な項目を洗い出してから着手すると見通しが立ちやすくなります。
- Q3: 実施期間中のサポートは受けられますか?
- 契約内容によって対応の時間帯と範囲が異なります。実施時期が決まっている場合は、その期間の対応について事前に相談しておくことをおすすめします。
- Q4: スマートフォンだけで回答できますか?
- 多くのサービスが対応していますが、設問の形式によっては見にくくなる場合があります。実際に使われる端末で公開前に確認し、必要に応じて形式を調整してください。
まとめ
ES調査サービスの使いにくさは、回答者側の負担、運営側の操作の手数、初期設定で求められる準備、サポートの対応範囲、端末ごとの表示という項目に分けると比較できます。いずれも資料だけでは判断しにくいため、確認する内容を決めたうえでデモや試用の機会を活用しましょう。関わる人と作業を整理したうえで、複数の製品資料を取り寄せて比較検討を進めてください。

