従業員満足度調査とは
従業員満足度(Employee Satisfaction)とは、従業員が働いている企業に対してどの程度満足しているかを表す指標です。給与などの待遇面や職場の環境・業務内容・人事評価などの項目でアンケートを実施し、満足度を調べるのが従業員満足度調査です。さまざまな業界で人材不足が深刻化するなか、企業は従業員の満足度を正確に把握し、職場環境の改善に努める必要があります。
従業員満足度調査のアンケート項目
一般的に従業員満足度調査(ES調査)では、給与や仕事内容などについて多角的にアンケート調査を行います。具体的には以下のような調査項目でアンケートを作成します。
- ■仕事内容に関する項目
- ・部署内の協力体制は十分なものですか
・現状の仕事に満足していますか
- ■処遇や働き方に関する項目
- ・現在の業務量は適切ですか
・仕事とプライベートのワークライフバランスはとれていますか
- ■職場環境・雰囲気に関する項目
- ・職場の風通しはよいですか
・自分の意見をいえる環境ですか
- ■上司や人間関係に関する項目
- ・上司の指導は満足がいくものですか
・上司の尊敬できるポイントはありますか
- ■会社の方針・戦略に関する項目
- ・会社の戦略に納得していますか
・会社の業績に満足していますか
従業員満足度調査を実施するためには、アンケート項目の設計や集計・分析など手間がかかります。そのため、専門のコンサルティング会社へ依頼したり、専用サービス・ツールを導入したりすることで、作業の効率化が可能です。
以下の記事では、従業員満足度調査の基本概要や調査方法、質問事項について詳しく解説しています。従業員満足度調査について理解を深めてから製品を選定したい方は、ご一読ください。
従業員満足度調査サービスをお探しの方へ
ITトレンドでは、従業員満足度調査の効率化におすすめのサービスを多数掲載しています。この記事では、人気の従業員満足度調査サービスを以下のタイプに分類して紹介するので、導入検討の参考にしてください。
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【比較表】おすすめの従業員満足度調査サービス
従業員満足度調査サービスの導入メリット
従業員満足度調査サービスは、アンケート作成などの調査準備や集計・分析作業も効率化します。スピーディーかつ正確な調査結果が得られ、以下のようなメリットが実感できるでしょう。
従業員の本音を反映できる
面談では話しづらい本音も、従業員満足度調査サービスを活用すれば引き出しやすくなります。専門家監修のもと、労働時間や賃金・メンタルヘルス・ストレスチェック・人材マネジメントなどの質問項目でアンケートが設計されています。テンプレートを活用したり、自社独自のアンケートを作成したりと、さまざまな方法で項目の設計が可能です。
また、スマートフォンからの回答に対応している製品もあり、現場に負荷をかけることなく手軽に調査が実施できます。
データを用いて自社の課題を正確に把握できる
従業員満足度調査サービスでは、業務内容や人間関係、職場環境などの質問項目を設定したアンケートを集計し、分析します。集計データは項目別にスコア化され、組織や個人の課題を診断します。また、人事情報に紐づけた分析ができる場合もあり、課題の原因究明もスムーズに行えるでしょう。
製品によっては、課題に応じた優先順位付けや、具体的な施策の提案も可能です。データから得た課題を職場改善に活用することで、従業員満足度やエンゲージメントも向上し、結果的に生産性向上にも役立つでしょう。
職場環境の改善と離職率の低減が期待できる
従業員満足度が低い場合、離職リスクが高まります。人材が定着しなければ、採用コストや教育コストもかかるでしょう。従業員満足度調査実施により組織課題を見える化すれば、よりよい職場環境の改善につながります。また調査結果から人材定着の糸口を見出して、人事制度や人事評価制度の見直し・整備も可能です。
従業員満足度調査サービスには、アンケートを実施して終わりではなく、組織改革のサポートを行うベンダーもあります。例えば、メンタルケアやカウンセリングを実施したり、各種研修を開催したりなど、組織改善の支援を提供しています。
なお、さまざまなメリットが得られる従業員満足度調査サービスは、以下のボタンから一括資料請求も可能です。興味のある方はぜひご利用ください。
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従業員満足度調査サービスのタイプ
従業員満足度調査サービスは大きく分類して、3つのタイプがあります。ここでは、それぞれのタイプの特徴を詳しく解説します。
- ●調査実施の効率化に特化したタイプ
- ●課題分析に強みがあるタイプ
- ●改善対策のサポートが受けられるタイプ
調査実施の効率化に特化したタイプ
従業員満足度調査のアンケート設計や実施・回収に特化したタイプです。アンケートのテンプレートを豊富に搭載していたり、インターネットを活用した一斉回収ができたりといった特徴があります。そのほか質問項目のカスタマイズがしやすいものや、従業員情報とあわせてアンケート結果を管理できる製品もあります。
課題分析に強みがあるタイプ
アンケート設計や実施にくわえ、従業員満足度調査の結果から自社の課題分析も可能なタイプです。複数の調査方法で詳細な結果を得られたり、分析結果をグラフなどで可視化できたりといった特徴をもつサービスがあります。従業員満足度の課題を詳しく把握し、的確な改善施策の実施に活用したいと考えている場合におすすめです。
改善対策のサポートが受けられるタイプ
従業員満足度調査の結果をもとに、自社の課題解決や改善をサポートするコンサルティングが受けられるタイプです。改善点の提案や、施策の立案・実施までを支援するものもあります。多くのサービスは、課題の分析もあわせて行うため、従業員満足度調査の実施から分析、そして改善策の実行までを一貫して対応したい企業におすすめです。
従業員満足度調査サービスの比較ポイント・選び方
従業員満足度調査サービスを選ぶ際には、機能や予算が自社の要件に沿ったものか確認しましょう。また、回答形式や分析手法にも注目し、調査のしやすさを考慮することもポイントです。詳しく見ていきましょう。
自社の目的に沿う機能は搭載されているか
従業員満足度調査サービスの選定前に、自社の目的を洗い出してみましょう。例えば、シンプルに調査作業を効率化したい場合には、アンケートの作成から回収、分析まで一貫して実施できるサービスがおすすめです。調査結果をもとに、組織改善のサポートを行っている場合もあります。
また、従業員のスキルや経歴を加味した適材適所の人材配置・育成に力を入れたい場合は、人事データと連携可能な製品がよいでしょう。人事データと関連付けたアンケートを作成できるものもあります。
調査の設計方法が自社にあっているか
従業員満足度調査に活用するアンケートは、以下のような方法で設計できます。
- ●テンプレートを活用する方法
- ●テンプレートを自社でカスタマイズする方法
- ●自社でアンケート項目を自作して設計する方法
従業員満足度調査のテンプレートは、仕事内容や職場環境などの一般的な質問を含んで設計しています。そのため、アンケートの設計に人員や手間をかけずに調査が行えます。しかし、自社の業務や従業員の年代・勤続年数などに沿った詳細なデータを得ることは難しいでしょう。
より詳細なデータを得たいが、アンケート設計にあまり手間をかけたくない場合には、テンプレートを自社でカスタマイズする方法が適しています。既存のテンプレートから必要な項目だけを採り入れたり、質問項目を追加したりするだけで、実施目的に沿ったデータの取得が期待できます。
また、自社でアンケート項目を自作して設計する方法は手間が最も大きいですが、自社の業務内容や制度・規則に最適なアンケート設計が可能です。サービスによって質問項目のカスタマイズ・作成がどの程度できるのかは変わるため、自社が想定する設計方法に適した従業員満足度調査サービスを導入するとよいでしょう。
分析方法は適切か
アンケートを回収した後、適切に分析しなければ調査結果を有効活用できません。自社の求める分析データが得られるか、分析方法を確認してみましょう。分析方法には、全体の傾向を把握する「単純集計」や、特定の属性と質問項目をかけあわせる「クロス集計」があります。満足度が高い人の傾向がわかる「満足度構造分析」などもあるため、自社が把握したい内容にあわせて選定しましょう。
分析結果は、早いうちにフィードバックを行うことが大切です。レポートとして出力する機能があると、上層部へ報告する際にも活用しやすいでしょう。
費用は自社の予算に適しているか
従業員満足度調査サービスの料金プランは、調査対象の人数やサービス内容によって変動するケースが多くあります。自社の規模に応じたプランかどうか、各社製品を比較してみるとよいでしょう。以下の従業員満足度調査サービスの費用相場も参考に検討してください。
- ●サービスを活用し自社で調査実施・分析などを行う場合:月額2~15万円
- ●サービス提供会社が調査・コンサルティングを行う場合:1回15~40万円
また、製品ごとに設置できる質問項目数が異なっていたり、組織改善のサポートがオプションになっていたりする場合もあります。プランの内容も十分に確認して導入を検討することが重要です。
【比較表】おすすめの従業員満足度調査サービス
ITトレンドおすすめの従業員満足度調査サービスを2024年上半期ランキング順に比較表にまとめました。また、この記事で紹介している主要なサービスを細かく調査して見えてきた、従業員満足度調査サービスの特徴や傾向を以下にまとめています。ぜひ製品の比較検討にお役立てください。
- ●調査の結果分析ができるサービスは全体の約7割。
- ●従業員満足度の改善サポートが受けられるサービスは約4割。
- ●他社とのベンチマーク比較が可能なサービスは約2割。
- ●約6割のサービスが匿名での回答に対応。なお、そのほぼすべての製品で匿名・記名の選択ができる。
▶調査実施の効率化に特化した従業員満足度調査サービス
ここでは、調査実施の効率化に特化した従業員満足度調査サービスを紹介します。
《カオナビ》のPOINT
- 手間をかけず簡単に定期的なエンゲージメント調査が可能
- 社員アンケートのテンプレートあり!手軽に社員の声を収集できる
- 人事データと調査結果を紐付け。課題への早期対応へ活用可能
株式会社カオナビが提供する「カオナビ」は、高いシェア率を誇る人材管理ツールです。従業員の顔写真と人事データを管理画面に表示することで、顔ぶれを見ながら適材適所な人材配置を実現します。使い続けることで顔と名前が一致しやすくなり、 社員とのコミュニケーションも活性化するでしょう。さらに、従業員の要望や不満をリアルタイムに収集でき、個々のコンディション把握も可能なため、離職防止にもつながります。
アンケートはドラッグ&ドロップですぐに作成できるほか、テンプレートも複数用意されています。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
ー ※ IT導入補助金対象(導入システム費用の50%、最大1,500,000円未満が最長で2年分交付) |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 放送・広告・出版・マスコミ 250名以上 500名未満
タレントパレット
株式会社プラスアルファ・コンサルティング 東証プライム上場 《タレントパレット》のPOINT
- テキストマイニングによる社員の声分析&活用が実現
- アンケート設計や回答者の設定をテンプレートから容易に設定可能
- 満足度の見える化、分析によるエンゲージメント向上施策の実行
「タレントパレット」は、株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供するサービスです。アンケートとあわせて各自のモチベーション情報も収集できます。また、テンプレートが豊富で、満足度調査のほかに独自アンケートなどの自由設計も簡単に実施可能な点も特徴です。 さらに、すべての回答データは従業員情報とあわせて管理されます。
アンケートデータを上層部向けにレポート出力でき、自由回答欄のテキストデータもテキストマイニング機能で収集、解析が可能です。
対象従業員規模 |
250名以上 |
提供形態 |
SaaS / ASP / アプライアンス |
参考価格 |
ー ※プランごとの機能・サポートの制限はなし |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 250名以上 500名未満
《Wevox》のPOINT
- 独自のパルスサーベイ技術で、回答者の負担を最小限に定点観測
- 多角的な分析やAIによるサポートで、現場主体の組織改善を応援
- リアルタイムの集計で組織の状態の変化を見逃さず即時に対応
株式会社アトラエが提供する「Wevox」は、チームや従業員の質問結果をAIが分析する組織力向上プラットフォームです。状況に最適な提案が可能で、チャット形式での相談にも対応しています。
他社データをもとにして、従業員規模や業界別のスコア比較も特徴です。最新の改善事例や学習コンテンツは、随時更新されており、追加料金なく閲覧できる点も魅力の一つです。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
初期費用無料 ベーシック:月額300円/アカウント スタンダード:月額600円/アカウント |
《オーピタスサーベイ》のPOINT
- スピーディーかつお手頃価格
- 調査会社が回収するので従業員も安心
- 質問項目をカスタマイズできるので使いやすい
株式会社オーピタスが提供する「オーピタスサーベイ」は、従業員50人以上の企業で利用できる社内アンケート調査サービスです。発注から最短5営業日で調査ができます。インターネット回答のほか、郵送式やスタッフを派遣した現場での一斉回答にも対応しています。
6つの分析項目から職場の状況把握が行えるほか、ポートフォリオ分析では、取り組むべき課題を順位で示してくれるのも特徴です。また、専門の調査会社が回収するので、社内の人に回答を知られたくない従業員も安心して利用できます。
対象従業員規模 |
50名以上 |
提供形態 |
サービス |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 素材 100名以上 250名未満
《HR-PROG》のPOINT
- 個人の満足度のみでなく会社全体の改善点まで分析できる
- 行動特性の分析から適材適所の人材配置を実現
- 具体的な取り組み施策まで提示してくれる実用的なサービス
株式会社さかえ経営が提供する「HR-PROG」は、個人と組織両方に対応した人材診断ツールです。従業員満足度調査にくわえて適性検査やコンピテンシー調査といった個人診断ツールを網羅するとともに、組織診断も行えます。自社の人材マネジメントやコミットメント向上に役立てられるでしょう。
また、診断結果は現状の分析にとどまらず、具体的な解決方法も明確になるのが最大の強みです。メンター制度の導入や適材適所への人事異動など、さまざまな切り口から人事制度の改革を支援し離職率の低減につなげます。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP / サービス |
参考価格 |
800円~/人 |
いい点 食品、医薬、化粧品 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 食品、医薬、化粧品 1,000名以上 5,000名未満
CBASE 360
「CBASE 360」は株式会社シーベースが提供する従業員満足度調査サービスです。診断結果はわかりやすいシンプルなレポート形式で、従業員の満足度と重視度がわかります。スマートフォンにも対応しているので社外からの回答も手軽に行えるでしょう。対象者が1,000名未満の場合、基本料金を含めて320,000円で利用でき、人数が増えるごとに追加費用が発生します。また、カスタマイズや多言語にも対応しています。
▶課題分析に強みがある従業員満足度調査サービス
ここでは、自社内の従業員満足度向上における課題分析に強みがある従業員満足調査サービスを紹介します。
《SmartHR》のPOINT
- エンゲージメント分析に最適!手間なく簡単にアンケート配信。
- あらゆるデータで詳細分析!傾向を把握し、課題を発見。
- 多角的調査が可能!高い信頼性のある質問設計。
株式会社SmartHRが提供する「SmartHR」は、アンケート配信やエンゲージメント調査など、あらゆるサーベイに活用されています。従業員データ管理と連動しているため、従業員の異動などがあっても入力作業は不要です。
ワンクリックで分析対象の項目を選択でき、結果は円グラフで可視化されます。また、役職や部署、雇用形態などセグメント分けをして、結果の表示や推移分析が可能です。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 放送・広告・出版・マスコミ 50名以上 100名未満
《HRBrain 組織診断サーベイ》のPOINT
- 「ITトレンド年間ランキング2023」第1位を獲得!
- 従業員エクスペリエンス(EX)・エンゲージメントの可視化を実現
- 解像度高く課題を発見!導入企業のうち56.7%が上場企業(※2022.11)
「HRBrain 組織診断サーベイ」は株式会社HRBrain提供のクラウドサービスです。従業員体験に関するサーベイから組織や個人の課題を発見し改善します。課題の分析から優先順位付け、施策実行までワンプロダクトで実現可能です。
タレントマネジメント機能を活用すれば、アンケートのほか、人事データの管理から人事評価、組織分析なども行えます。また、通信データの暗号化やIPアドレス制限の設定など、十分なセキュリティ対策もポイントです。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 機械、重電 250名以上 500名未満
《Geppo》のPOINT
- 課題を可視化!個人のパルスサーベイと組織診断を低コストで
- リクルートとサイバーエージェントの社内サーベイをベースに開発
- 継続率98%!さまざまな業界・組織で価値を実継感されています
株式会社リクルートが提供する「Geppo」は、個人と組織のサーベイを実施し、双方の課題を可視化するツールです。個人サーベイは毎月1回、3問プラスアルファの設問だけのため業務内での実施も負担が軽く、継続して利用しやすいでしょう。
月次で個人の回答傾向や変化をトラッキングしたり、面談内容の振り返りを記録したりできます。また、従業員数に応じて細かく設定された豊富な料金プランも魅力の一つです。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
初期費用無料 月額20,000円/~25人 ※人数に応じて変動 |
いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 金融・証券・保険 750名以上 1,000名未満
《ASQ》のPOINT
- 独自分析ロジックでタイプ別に診断し本質的な課題の発見に繋げる
- 10,000人の幅広い業種のベンチマークデータを基に同業平均と比較
- 施策提言付きなため、結果を施策立案に役立てやすい
「ASQ」は、株式会社アスマークが提供するサービスです。幅広い業種におけるネットモニターのデータ(ベンチマーク)をもとに、従業員満足度調査や組織改善の提案を行います。組織・人材コンサルティング会社の協力のもと、従業員の満足度や離職リスクを多角的に分析します。
分析結果をグラフやポートフォリオでわかりやすく見える化するため、自社の立ち位置や強み・弱みの正確な把握に役立ちます。また、結果をもとにプロからの施策提言を受けられるのもポイントです。
対象従業員規模 |
100名以上5,000名未満 |
提供形態 |
サービス / その他 |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
リアルワン株式会社の従業員満足度調査(ES調査)
調査・評価専門会社であるリアルワン株式会社が提供する「従業員満足度調査(ES調査)」は、360度評価をするシステムです。上司だけでなく、同僚や部下など周囲からの評価も交えて結果を分析できます。料金形態については、対象人数や必要なレポート内容によって費用が異なるため、公式サイトよりお問い合わせください。
モチベーションサーベイ
人事コンサルティング会社である株式会社トランストラクチャが提供する「モチベーションサーベイ」は、従業員のモチベーションと影響を与える要因を把握できるサービスです。特定のテーマに絞った詳細な分析や自社のニーズにあったフィードバックなど、柔軟な設計ができます。費用は公式サイトよりお問い合わせください。
▶改善対策のサポートが受けられる従業員満足度調査サービス
ここでは、従業員満足度向上のためのアドバイスや対策の提案を受けられる従業員満足調査サービスを紹介します。
《ラフールサーベイ》のPOINT
- 導入アカウント数累計320,000!
- 自社の課題に合わせた豊富な対策パッケージ!
- 使い慣れない方にも安心の徹底サポート!
「ラフールサーベイ」は、株式会社ラフールが提供する組織診断ツールです。企業の健康経営に必要な従業員の心の状態とエンゲージメントを可視化します。蓄積されたメンタルヘルスデータを分析し、通常のストレスチェックではわかりにくい離職リスクやハラスメントリスクなども診断できます。
課題に対応した具体的な施策を提案し、さらに実施サポートを受けられるのも強みです。なお、実際の画面を体験できる無料デモが用意されているので、導入前に利用してみましょう。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 電気、電子機器 250名以上 500名未満
改善してほしい点 金融・証券・保険 1,000名以上 5,000名未満
《HRMOSタレントマネジメント》のPOINT
- 簡単にはじめられる!主要な設問項目はあらかじめ設定済み
- 分析・改善方法もご提案!優先度の高い課題をひと目で把握
- 全面サポート!導入から活用まで充実した支援体制
「HRMOSタレントマネジメント」は、株式会社ビズリーチが提供するサービスです。組織と従業員のコンディションを把握し、課題の特定から改善策の提案までサポートします。組織パフォーマンスと従業員エンゲージメントを最大まで向上させ、生産性アップを図ります。
あらかじめ74項目・10カテゴリーの設問項目が設定されており、すぐにサーベイを実施できるのも魅力です。多角的な分析を実施し、結果はわかりやすくグラフ化されます。専任の担当者が、導入支援から操作方法までレクチャーするため、サポート体制も申し分ないでしょう。
対象従業員規模 |
50名以上 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 500名以上 750名未満
製品・サービスのPOINT
- 2分のサーベイで会社への愛着や人間関係など5つの指標を可視化
- 組織の状況とケアが必要な社員がひと目でわかる
- 社員の性格情報とかけ合わせて見ることで取るべき打ち手がわかる
「ミキワメ ウェルビーイングサーベイ」は、株式会社リーディングマークが提供する組織サーベイです。従業員の幸福度を測り離職率を低減します。個人の性格診断を実施し「心の幸福度(ウェルビーイング)」を可視化。診断結果をもとに従業員をケアすることで、離職や休職を防げるでしょう。
また、従業員とのコミュニケーションが不十分な場合でも、それぞれの性格や心理状態を踏まえて適切なアドバイスが受けられます。従業員のウェルビーイングを実現し、生産性アップを図りたい企業にもおすすめです。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 10名以上 50名未満
改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 10名以上 50名未満
《パルスアイ》のPOINT
- 実名と匿名のアンケートを組み合わせて社員の調子と本音を把握
- 気持ちをスコア化してグラフにし、AIが退職リスクを4段階判定
- オンラインで導入し、直感的な操作で簡単に運用可能
「パルスアイ」は、株式会社ジャンプスタートパートナーズが提供するサーベイツールです。月1回Webアンケートを自動配信し、個人や組織の課題を見える化。アンケートは、仕事内容・パフォーマンス・人間関係・健康(睡眠)の4項目に分類され、AIが離職リスクを判別します。
さらに、毎月のアンケートとは別に、四半期または年に1度など自社の設定した頻度で匿名回答のアンケートも実施できます。月額費用はアンケートを配信した月のみ発生するのも特徴です。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
初期費用無料、月額300円~/人 |
いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 100名以上 250名未満
改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 10名以上 50名未満
《wellday》のPOINT
- 個人や組織の状況をリアルタイムに分析!
- 無駄なサーベイコストをかけず組織のコンディションを可視化!
- 解決策の実行から進捗までまとめて一括管理が可能!
「wellday」は、株式会社HRBrain
が提供するクラウドサービスです。コミュニケーションツール上のテキストデータをAIで解析し、従業員のコンディションや課題をリアルタイムに可視化。SlackやTeamsなどのツールと連携でき、メンタルの不調や離職リスクを早期に発見します。
また、課題を可視化するだけでなく、「勤怠状態の管理」「従業員サーベイ」などの項目で、一人ひとりへ解決策を提示します。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / サービス |
参考価格 |
ー ※ご利用人数にあわせて金額が変動 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 100名以上 250名未満
改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 10名以上 50名未満
Niser(ナイサー)ES
「Niser(ナイサー)ES」は、公益財団法人日本生産性本部が提供する従業員満足度調査ツールです。職種や年代など属性別の満足度を指数化し、表面化した課題を経営コンサルタントによる分析や助言で対策します。調査対象の人数により費用が異なり、300名までの場合、税込み550,000円から利用可能です。さらに、コンサルタントによる報告会や追加設問相談などのオプションもあります。
診断型組織開発コンサルティング
「診断型組織開発コンサルティング」は、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提供しているコンサルティングサービスです。現状把握にとどまらず、課題の提案から対応策の実施までをトータルでサポートします。職場でどのような施策を行うかを検討するワークショップの運営など、継続的に従業員満足度向上に向けて支援します。費用は公式サイトよりお問い合わせください。
以下のボタンから、従業員満足度調査サービスの最新ランキングを確認できます。人気のサービスから導入を検討したい方は、あわせてご覧ください。
従業員満足度調査を実施するときのポイント
従業員満足度調査を実施する際には、以下のポイントに注意してみましょう。
- ●従業員が回答しやすいように工夫する
- ●実施する目的を明示する
- ●調査を継続して行い改善していく
従業員が回答しやすいように工夫する
従業員満足度調査を行う際には、従業員が無理なく回答できるよう、二週間ほどの十分な調査期間を設定することが重要です。また、各部署の繁忙期を避けるなど、タイミングにも配慮することで、より多くの回答を得やすくなります。
加えて、アンケートの質問項目は従業員の本音を引き出せる内容でなければなりません。そのため、匿名で回答できるようにし、堅苦しい表現を避けることがポイントです。回収するときも、関係者の目に触れないようにポストなどを設置するとよいでしょう。
実施する目的を明示する
従業員満足度調査は、調査自体が目的ではなく、自社の課題解決を目指して実施されます。そのため、調査を導入する前に「人事評価基準の見直しや人事制度の整備」「離職率の改善」「社員のメンタルケアの実施」など、具体的な目的をはっきりさせることが重要です。
明確な目的を事前に従業員に共有することで、調査への協力意識が高まり、回答率の向上も期待できます。
調査を継続して行い改善していく
従業員満足度調査を行う主な目的は、社内の環境を改善することです。そのため、従業員満足度調査は単発ではなく継続して実施し、効果がみられるまで分析を繰り返し行う必要があります。
調査は、アンケートの実施・結果の集計・分析・社内フィードバック・改善アクションの実行といった流れで進みます。調査を継続的に実施することで、自社の課題や改善のヒントが見つかるでしょう。
なお、従業員満足度だけではなく、企業全体の問題の把握・改善を行いたい場合には組織診断ツールが有効です。以下の記事では、組織診断ツールの概要やおすすめ製品を紹介しているので、興味がある方はあわせて参考にしてください。
まとめ
従業員満足度調査を実施すれば、自社の課題改善につながります。従業員満足度調査サービスを選定する際には、機能や分析方法、料金プランなどを確認してみましょう。
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