MDMを無料で利用する方法
MDMを無料で利用するには、オープンソース製品を活用する方法があります。しかし、相当の知識がなくては開発・運用が難しいケースも。また、MDMを運用するための証明書の取得に費用がかかる場合があります。
スムーズな運用と安全なMDMの管理には、有料版のMDMがおすすめです。ほとんどの製品には一定期間無料で試せるトライアルが付帯しているので、活用してみましょう。有料プラン移行後でも、1端末あたり100円程度から利用できる製品もあります。
【比較表】無料で試せるMDM一覧
この記事で紹介しているMDM製品を一覧表にしました。無料期間のほか、有料プランの価格、口コミなども比較してみてください。
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製品名 |
参考価格 |
対応端末 |
無料トライアル |
レビュー評価 |
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CLOMO MDM |
初期費用19,800円 月額300円~/台 |
iOS iPad Android Windows Mac |
〇(30日間) |
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SPPM |
初期費用無料 月額330円~/台 |
iOS iPad Android Windows Mac |
〇(30日間) |
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VECTANT SDM |
初期費用50,000円 月額150円~/台 |
iOS iPad Android Windows Mac |
◯(60日間) |
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LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版 |
初期費用30,000円 月額300円~/台 |
iOS iPad Android Windows Mac |
〇(60日間) |
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なお、この記事ではITトレンド上半期ランキング2024「MDM(モバイル端末管理)ツール 」で、無料トライアルを提供しているMDMのうち上位5製品を厳選して紹介しています。そのほかの製品については、以下の記事で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
無料で試せるMDMを比較
ここからは、無料トライアルを提供しているMDMを厳選し、各製品の特徴や価格を紹介します。有料版に移行した場合の料金も記載しているので、あわせて参考にしてください。
《CLOMO MDM》のPOINT
- 圧倒的な使いやすさ!
- 堅牢なセキュリティ!
- 丁寧なサポート!
株式会社アイキューブドシステムズが提供する国産MDM「CLOMO MDM」は、端末ごとの使用時間を制限できるため、不正利用や残業防止にも有効です。なお無料トライアルでは、本番環境と同等の機能が10デバイスまで利用可能です。
●価格:初期費用19,800円、月額300円~/台
《SPPM》のPOINT
- 次世代のセキュリティ対策「ゼロトラスト環境」の構築をサポート
- サポート満足度97%!トライアル中から回数無制限でサポート
- 基本プランの料金内で利用できる機能が多数 オプションも充実
株式会社AXSEEDが提供している国産のMDM「SPPM」は、格安SIMやWi-Fiモデルにも対応し、さまざまなOSの一括管理が可能です。iOS・Android・Windows・Macの各OSで、無料トライアルは5IDを上限としています。
●価格:初期費用無料、月額330円~/台
《FiT SDM》のPOINT
- モバイルデバイス管理に必要な機能を月額300円で網羅
- 年契約なら月額275円相当!高いコストパフォーマンス
- 販売、開発、サポートをワンストップで対応する国産MDM
株式会社アイ・エス・ビーが提供している「VECTANT SDM」は、リモートロック・ワイプなどの基本機能はもちろんのこと、業務に不要な機能の制御を細かく設定できます。無料トライアルで作成した環境をそのまま本契約へ引き継ぎ可能です。
●価格:初期費用50,000円、月額150円~/台
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版
製品・サービスのPOINT
- 使いやすい管理コンソール・MDM としての基本機能を実装
- Apple Business Manager・Android Enterprise に対応
- iOS・Android に加え、Windows・macOS も一元管理
「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版」は、エムオーテックス株式会社が提供するIT資産管理・MDMツールです。リモートロック・ワイプや位置情報の取得などの基本機能に加え、Apple Business Manager・Android Enterpriseに対応しています。無料トライアルは10台までで、すべての機能を60日間試せます。
●価格:初期費用30,000円、月額300円~/台
各社製品のトライアルを活用するには、以下のボタンから一括資料請求(無料)することをおすすめします。まずは製品情報を手元に取り寄せ、MDMの使用感を確かめてみましょう。
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MDMの選び方
無料トライアルを活用してMDMの使用感を確かめる際には、以下のポイントに着目してみましょう。
利用中のデバイスに対応しているか
MDMを選ぶ際、現在利用中のデバイスやOSへの適合性を確認することが重要です。iPhone・Android・Windows・Macなど幅広く対応しているものもあれば、Androidに限定してサービスを提供している製品もあります。なお、従業員自身のデバイスを業務に活用するBYOD(Bring Your Own Device)を適用する場合は、異なるデバイス・OSを、一つのプラットフォームで管理できるものがおすすめです。
利用目的・範囲に適しているか
多くのMDMは、端末の遠隔操作(リモートロック・ワイプ)と利用把握・制限を主な機能として提供しています。ただし、「プライバシーの観点から過度な監視はしたくない」「最低限の機能のみでコストを抑えたい」といった目的には、利用範囲を絞って利用するのが得策です。製品によっては、利用企業の目的や範囲にあわせてプランを選択できるため、詳細を確認しておきましょう。
キッティングサポートは充実しているか
MDMを選ぶ際には、キッティングサポートの有無をチェックしておきましょう。特に大量の端末を新規で導入しセットアップする場合、手動で行うのは困難です。キッティングサポートがあると、初期設定やアプリのインストール、セキュリティポリシーの適用をベンダーに一任できます。同時に、導入コストや時間を大幅に削減し、スムーズな運用が実現します。
プライバシーが配慮されているか
MDMを導入する際には、プライバシーに配慮する必要があります。製品選定時には、業務データと個人データを明確に分離する機能が搭載されているか、必要最低限の機能に絞った柔軟なポリシー設定が可能かといった点に着目してみましょう。また管理者がどのデータにアクセスするのかを明示し、ユーザーに対して透明性を保つことも大切です。
まとめ
MDMは、モバイルデバイスを効率的に管理できる便利なツールです。しかし、完全無料のMDMには課題が多いのも現状です。セキュアな環境下でスムーズな運用を求めるなら、有料版のMDMをおすすめします。
多くのMDMで無料トライアルを提供しているため、対応デバイスやセキュリティレベル、サポート体制などを基準にし、操作性を確認しましょう。以下のボタンから、おすすめのMDMの資料を一括資料請求(無料)できるので、ぜひご利用ください。