資料請求リストに製品が追加されていません。


IT製品の比較サイト|ITトレンド
ITトレンドNo.1ヘッダー

資料請求リスト

0件
  • ホーム
  • 製品を探す
  • ランキングから探す
  • 記事を読む
  • はじめての方へ
  • 掲載について
  • ITトレンドEXPO
  1. IT製品 比較TOP
  2. 物流・倉庫
  3. 物流管理システム
  4. 物流管理システムの関連記事一覧
  5. 物流ABCとは?計算方法を6ステップで解説!活用方法も紹介

物流ABCとは?計算方法を6ステップで解説!活用方法も紹介

#物流・倉庫
2023年01月27日 最終更新
物流管理システムの製品一覧
Twitterでツイートする
Facebookでシェアする
Pocketで後で読む
ITトレンド 編集部
IT製品の比較サイト
ITトレンド 編集部
物流ABCとは?計算方法を6ステップで解説!活用方法も紹介

物流ABCとはどのようなものなのでしょうか。コストの計算に関係することは知っていても、具体的な方法までは知らない人も多いでしょう。また、算出したABCをどう活用すればよいのか知りたくありませんか。

この記事では、物流ABCの概要から6ステップの算出手順、さらに物流ABCの活用方法まで解説します。ぜひ、自社の物流業務を見直す参考にしてください。

物流管理システム人気ランキング | 今週のランキング第1位は?

物流ABCとは

物流ABCの概要を見ていきましょう。

物流作業ごとの原価を計算すること

ABCとは「Activity Based Costing」の略で、活動ごとの原価を計算することです。日本語に訳すと「活動基準原価計算」となります。

物流ABCにおいては、物流の各作業における原価を計算します。たとえば、梱包1箱にかかったコストや、1台のトラックを稼働するのにかかる燃料費・人件費などです。作業ごとにコストを計算するため、物流量単位で計算するよりも詳細に現状を把握できます。

作業を分解してコストの発生原因を把握できる

コスト削減を図る際には、現状何にどのくらいのコストがかかっているのかを正確に把握することが大切です。全体的なコストしか把握していなければ、どのようにコストカットすればよいのか分からないためです。

作業ごとのコストを計算する物流ABCは、コストを把握・削減するうえで有効な方法といえます。無駄の多い部分を発見し、それを排除することでコストカットが実現します。また、商品や顧客別に作業ごとのコストを比較することで、問題点を発見しやすくなるでしょう。

物流ABCを算出する手順

物流ABCの算出手順を見ていきましょう。

1:物流ABCを算出する目的を明確にする

物流ABCを算出する目的には、以下のようなものが考えられます。

  • ■A社の商品輸送にかかる人件費を削減したい
  • ■B社の過剰在庫を減らしたい

どのような目的でABCを算出するかにより、求められる分析精度や分析方法、作業の分類方法などが変わります。その結果、実際の算出にどのくらいの手間が必要になるか変わるため、始めに目的を明確化しましょう。

2:必要な作業内容を設定する

作業内容とは、物流施設内で行う作業のことです。たとえば、以下のようなものがあります。

  • ■荷受け
  • ■検品
  • ■棚入れ
  • ■ピッキング
  • ■梱包
  • ■伝票作成

このような作業ごとに物流ABCを算出することになります。作業内容を洗い出す際、あまり細かく分類しすぎないように気をつけましょう。どのような作業なのかすぐにイメージできるくらいの粒度が理想的です。また、定常的に行われる作業のみ抜き出しましょう。

そして、これらの作業内容の定義を明文化し、関係者間で認識を共有しておくことが大切です。

3:必要なコストを把握する

続いて、投入要素ごとのコストを算出します。投入要素とは、その作業に投入したすべての要素のことです。この時点では、まだ作業内容ごとに個別計算はしません。経理データをもとに、物流業務全体に必要な投入要素を洗い出します。

たとえば、以下のようなものが投入要素として考えられます。

  • ■ダンボールや緩衝材などの資材(使用量)
  • ■商品を保管するスペース(使用面積)
  • ■運搬にかかる車両・燃料(使用量)
  • ■倉庫内の棚や作業台、機械などの設備(使用時間)
  • ■作業スタッフ(作業時間)

使用量や使用面積など、投入要素によってコストとして計上すべき対象が異なる点に注意しましょう。

4:作業内容ごとに分解し原価を計算する

前の工程で集計した投入要素ごとのコストを、作業内容ごとに分解します。たとえば、スペースは棚入れなどの工程で多く必要になります。逆に、伝票作成ではほとんど必要ありません。

ただし、人以外の投入要素は分解が容易です。使用スペースであれば変動することが少なく、設備であれば使われる作業がほとんど固定されているためです。人だけはどのくらい投入されるかが流動的なため、作業時間を正確に測定する仕組みが求められます。

この工程により、各作業の原価が算出されます。

5:作業内容別の処理量を把握する

作業ごとの処理量は、どのような量を設定するかが大切です。その作業に必要なコストは、処理量に比例して増減します。たとえば、ピッキングであれば受注行数、伝票作成であれば作成伝票枚数が処理量として適切でしょう。

処理量を集計するには、現場での測定が必要になります。ITシステムなどで管理できている場合は不要ですが、そうでない場合は伝票の枚数などから測定しましょう。

6:作業内容と目的ごとの単価を計算する

手順4で算出した作業ごとの原価と、手順5で測定した処理量から、各作業の単価を算出しましょう。以下の計算式で算出できます。

■作業内容単価=作業内容原価/その作業での処理量

作業内容単価が分かれば、以下の計算式で目的別のコストを算出できるようになります。

■目的別コスト=作業内容単価×目的別処理量

たとえば、A行のピッキングをこなす場合、「ピッキング単価×A」でコストが求められます。

物流ABCを有効活用する方法

物流ABMを定着させて、物流ABCを運用しましょう。

ABMは「Activity Based Management」の略で、日本語に訳すと「活動基準管理」となります。物流ABCで明らかになった業務状況をもとに、作業を必要なものと不要なものに分類することを指します。

たとえば、在庫管理システムがあるのに目視で確認を行う機会が多い場合は、改善の余地があるでしょう。システムの運用方法を見直し、目視確認の回数を減らせれば、人件費削減につながります。

必要ないにもかかわらず、以前からの習慣で行われている作業は少なくありません。物流ABCで算出したコストをもとに、無駄だと思われる作業は排除しましょう。

ただし、自社だけで作業の必要・不要を判断すると、正確に分類できないことがあります。顧客やコンサルティング会社など、第三者の目で客観的に判断してもらうのが理想的です。

物流ABCの活用で業務の効率を最大化しましょう

物流ABCとは物流作業ごとの原価を算出することです。以下の手順で算出できます。

  1. 1.目的の明確化
  2. 2.作業内容の設定
  3. 3.全体のコストを把握
  4. 4.コストを作業ごとに分解
  5. 5.作業ごとの処理量を把握
  6. 6.作業ごとのコストと処理量から単価を算出

単価が分かれば目的別コストの算出が可能です。また、算出した物流ABCを物流ABMに活用すれば、コストカットが実現します。ぜひ参考にして、業務の効率化を目指してください。

物流管理システム人気ランキング | 今週のランキング第1位は?
こちらもおすすめ!
物流管理 選び方ガイド
電球 製品を選ぶときのポイントがわかる!
電球 どんな企業が導入すべきかがわかる!
お役立ち資料ダウンロード
選び方ガイドのダウンロードはこちら arrow

このコンテンツの専門家

ITトレンド 編集部
IT製品の比較サイト
勤怠管理・就業管理
CRM
開発ツール
経歴・実績
ITトレンドはイノベーションが2007年より運営している法人向けIT製品の比較・資料請求サイトであり、2020年3月時点で、累計訪問者数2,000万人以上、1,300製品以上を掲載しています。サイトを閲覧し利用する企業内個人であるユーザーは、掲載されている製品情報や口コミレビューなどを参考に、自社の課題に適したIT製品を複数の製品・会社から比較検討ができ、その場で資料請求が一括でできるサイトです。
ITトレンド 編集部

このカテゴリーに関連する記事

院内物流管理システム(SPD)とは? 導入効果やシステムを詳しく解説

院内物流管理システム(SPD)とは? 導入効果やシステムを詳しく解説

国際物流とは?国際物流における課題と解決方法、手続きの知識を紹介

国際物流とは?国際物流における課題と解決方法、手続きの知識を紹介

物流管理指標(物流KPI)とは?導入メリットや利用方法、注意点を解説

物流管理指標(物流KPI)とは?導入メリットや利用方法、注意点を解説

デバンニングとは?コンテナから効率的に荷物を取り出す方法を解説!

デバンニングとは?コンテナから効率的に荷物を取り出す方法を解説!

NVOCCとは?貨物を輸送する際の貿易知識をわかりやすく解説

NVOCCとは?貨物を輸送する際の貿易知識をわかりやすく解説

物流とロジスティクスの違いとは?SCMとの関係性についても解説!

物流とロジスティクスの違いとは?SCMとの関係性についても解説!

物流の歴史!業界の変遷から現代の課題まで解説!

物流の歴史!業界の変遷から現代の課題まで解説!

物流業でのIT活用とは?効率化の事例もあわせてご紹介!

物流業でのIT活用とは?効率化の事例もあわせてご紹介!

物流と流通の違いとは?物流会社と運送会社の違いもあわせて解説!

物流と流通の違いとは?物流会社と運送会社の違いもあわせて解説!

農業における物流の仕組みとは?課題や問題点、解決のポイントを紹介

農業における物流の仕組みとは?課題や問題点、解決のポイントを紹介

IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「物流ABCとは?計算方法を6ステップで解説!活用方法も紹介」というテーマについて解説しています。物流管理の製品導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。

お役立ち資料ダウンロード こちらをクリック
物流管理
基本情報から選ぶ時のポイント、ITトレンドおすすめの製品情報をまとめてご紹介します。
カテゴリー関連製品・サービス
資料請求で
比較表が作れる!
株式会社NetSDL
株式会社NetSDL
多様な販売先、グローバルな事業展開に対応する物流管理システムAMI(G2)
商品の発注入荷・在庫管理・受注発送管理と、倉庫管理を一括管理するシステム。百貨店や量販店、ECサイトなど販路に合わせたインターフェイスをご用意しています。
株式会社セイノー情報サービス
株式会社セイノー情報サービス
☆☆☆☆☆
★★★★★
4
物流に特化したタスク管理ツール『BIZBO』
物流現場で突発的に発生する作業依頼や問合せの「漏れ・遅れ・忘れ」を防止します。仕事の状況を「タスク」で管理し、「チャット」で具体的な指示を発令、作業を確実に完了へ導きます。
株式会社はぴロジ
株式会社はぴロジ
クラウド型流通統合制御システムlogiec<ロジーク>
売り場と物流現場を『つなぐ』プラットフォーム! クラウドでデータを一元化&見える化し、全国のネットワーク化した倉庫と接続。ECカート等へシームレスにつながり、物流サービスにも連携。
株式会社ブライセン
株式会社ブライセン
☆☆☆☆☆
★★★★★
5
物流・倉庫業務の生産性をとことん追求COOOLa(クーラ)
物流・倉庫業務の生産性を高めるための、さまざまな工夫が詰め込まれたクラウド型倉庫管理システム。 スタッフの経験やスキルに頼ることなく、生産性の向上を実現します。
株式会社セイノー情報サービス
株式会社セイノー情報サービス
統合物流管理システムLMS
メーカー物流部門様や物流事業者様へ 「ロジスティクス活動」の最適化をご提案します。
株式会社セイノー情報サービス
株式会社セイノー情報サービス
☆☆☆☆☆
★★★★★
5
グローバル統合物流管理LMS-GLOBAL
輸出入から国内物流までを一気通貫で管理し、 効率的なグローバルSCMを実現
カテゴリー資料請求ランキング
2月6日(月) 更新
第1位
  • グローバル統合物流管理LMS-GLOBAL
  • 株式会社セイノー情報サービス
第2位
  • 物流に特化したタスク管理ツール『BIZBO』
  • 株式会社セイノー情報サービス
第3位
  • 物流・倉庫業務の生産性をとことん追求COOOLa(クーラ)
  • 株式会社ブライセン
4位以下のランキングはこちら
ログイン ログイン
新規会員登録 新規会員登録
ITトレンドへの製品掲載・広告出稿はこちらから
レビュー用バナー
新着記事
  • 物流管理システムを活用するためには?導入後の4ステップを紹介
    物流管理システム導入したあと、うまく活用するた...
  • 物流管理で抱える課題とは?システム導入のメリットを解説!
    物流管理システムを導入することで、物流にかかる...
  • 物流管理指標(物流KPI)とは?導入メリットや利用方法、注意点を解説
    物流管理指標の物流KPIとは、物流管理がうまくいっ...
  • 物流5大機能とは?概要と6つ目の「情報」についても解説!
    物流は「5大機能」と呼ばれる概念が存在します。...
  • コンテナ輸送形態のFCL・LCLとは?概要やメリットを解説
    船を使って商品を運ぶ際のコンテナの使い方には、...
  • 物流の歴史!業界の変遷から現代の課題まで解説!
    日本における物流はどのような歴史をたどってきた...
  • 物流管理でブロックチェーンを活用するメリットとは?
    ブロックチェーンを物流管理に活用することのメリ...
  • EC物流とは?アウトソーシングするメリットやサービスを紹介
    EC物流とは電子商取引に伴う物流のことを指します...
  • 物流業務におけるリスクとは?リスクマネジメントの方法も解説
    物流業務にはさまざまなリスクが存在するため、適...
  • 物流業界の人材不足の原因とは?具体的な改善策もわかりやすく解説!
    人材不足で悩む企業は多いですが、特に物流業界は...
ページトップへ
ITトレンドについて
ITトレンドとは|
ご利用規約|
レビューガイドライン|
プライバシーポリシー|
クッキーポリシー|
運営会社|
サイトマップ|
お問い合わせ
IT製品を探す
製品を探す |
ランキングから探す |
専門家一覧
IT製品を知る
用語集
IT製品を掲載する
掲載について
関連サービス・サイト
List Finder |
Urumo! |
チラヨミ |
Sales Doc |
Matchup

Copyright (C) 2023 IT Trend All Rights Reserved.

物流管理システムの製品をまとめて資料請求
0件の製品が資料請求リストにあります。
資料請求リストをリセットします。
よろしいですか?