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物流管理指標(物流KPI)とは?導入するメリットや利用方法を解説

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2019年11月28日 最終更新
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物流管理指標(物流KPI)とは?導入するメリットや利用方法を解説

物流管理指標の物流KPIとは、どのようなものなのでしょうか。物流業務の状況を把握するための指標とは知っていても、具体的に何を測定すべきか分からず困っていませんか。また、導入によって得られるメリットを知りたい人も多いでしょう。

この記事では、物流KPIの概要からメリット、注意点、活用例まで幅広く紹介します。自社の物流業務改善にぜひ役立ててください。

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物流業界で使われるKPIとは?

KPIとは「Key Performance Indicator」の略で、業務を進めるうえで重要となるさまざまな定量的データの総称のことです。一般的にはコストや生産性、品質などが該当します。では、物流業界におけるKPIについて解説します。

物流管理がうまくいっているかチェックする指標

物流KPIとは、物流管理が適切か確認するための指標で、日本語に訳すと「重要業績評価指標」になります。物流業界においてよく用いられるKPIは、実車率や積載率といった指標です。

近年物流業界は人手不足に陥り、企業は業務の効率化を迫られています。その際に有用な概念として、KPIが注目されてきています。業務のKPIを測定し、改善に活かすことで、よりよい経営が実現できるでしょう。

具体的な測定項目については、日本マテリアルフロー研究センターの物流KPI研究会が物流KPIマトリクス図を発表しています。在庫管理や配送などの各プロセスを列に、安全・品質やコストなどのKPIを行にとったマトリクス図です。

参照:物流KPIマトリクス図|日本マテリアルフロー研究センター物流KPI研究会

3つの視点から分析する

物流KPIは、主に以下の3つの視点から経営状態を分析します。それぞれの例と計算式を紹介します。

コスト・生産性

実車率や積載率など、コスト・生産性に関する視点です。いくつかの例を紹介します。

■保管効率(充填率)
「保管間口数/総間口数」で算出します。倉庫などの保管スペースが有効活用できているかを示す指標です。
■庫内作業の人時生産性
「処理ケース数/投入人時」で算出します。ピッキングや検品など、倉庫内作業の生産性を示します。従業員の数やライン別に測定することが多いです。
■実車率
「実車キロ/走行キロ」で算出します。車両の稼働状況を示し、空車走行の無駄を減らすために利用します。
■積載率
「積載数量/積載可能数量」で算出します。車両の積載効率を示し、車格や配送ルートの見直しに利用します。

品質・サービスレベル

誤出荷率、クレーム発生率など、品質・サービスレベルに関する視点です。いくつかの例を紹介します。

■棚卸差異
「棚卸差異/棚卸資産数量」で算出します。紛失や盗難、誤出荷等で生じた帳簿と実際の差異を示します。
■誤出荷率
「誤出荷件数/出荷指示数」で算出します。数量違いや出荷先間違いなどの誤出荷がどのくらい発生しているかを示します。
■クレーム発生率
「クレーム発生件数/出荷指示数」で算出します。誤出荷に加え、書類によるミスや顧客に対するマナーへのクレームを含みます。

物流条件・配送条件

出荷ロットや配送頻度など、物流・配送条件に関する視点です。いくつかの例を紹介します。

■出荷ロット
出荷物の数量や重量です。輸送効率や庫内作業改善に利用します。
■配送頻度
「配送回数/営業日数」で算出します。配送先別の頻度を計測し、多頻度納品の改善に利用します。
■納品先待機時間
納品先別に待機時間の平均値を算出します。無駄な待機時間を減らすために利用します。

いくつかの例を紹介しましたが、必ずしもこれらの指標を活用しなければならないという意味ではありません。また、逆にこれらの基準さえ満たせば良いというわけでもないのです。自社の業務に応じて適切な指標を採用することが大切です。

物流管理指標(物流KPI)を設定するメリット

物流KPIを設定することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

問題が可視化される

物流業務において、各プロセスが適切に行われているかどうかを判断するのは難しいことです。しかし、業務改善には、まず問題点を発見する必要があります。

その際にKPIは有効です。定量的なデータであるため、客観的に業務プロセスの状況を把握できます。可視化されることで、問題改善への意欲向上も期待できるでしょう。

コミュニケーションの促進に役立つ

物流業は異なる地点間におけるモノの移動を担うため、必然的に多くの人が関わっています。引き渡し先の業者はもちろん、発荷主や作業会社など、多くの取引先と接点を持つ仕事です。そのため、業務改善には関係者が一丸となって取り組まなければなりません。

多様な関係者がいるため、問題点を認識するのは難しいですが、KPIを用いることで現状認識や問題点の共有ができます。KPIは客観的な指標であるため、スムーズな意思疎通が実現するでしょう。

公平な評価につながる

どれほど現状を把握し適切な対策を考えても、実際の業務改善には多くの人々の協力が欠かせません。そして、多方面から協力を得るには、努力が報われる環境が不可欠です。KPIは客観的な指標であるため、公平な評価につながり、従業員のモチベーション向上が期待できます。

また、KPIは荷主からの物流業者への評価にも有効です。主観を排除し、多様な視点から客観的に現状を把握することで、より良い関係を構築できるでしょう。

物流管理指標(物流KPI)を利用する際のポイント

KPIの利用に際して、具体的にどのように設定し、業務改善に役立てればよいのでしょうか。

利用目的を明確にする

KPI自体は単なるデータの集まりでしかなく、データは目的があって初めて有効活用できるため、まずはKPIの利用目的を明確にしましょう。物流KPIの利用目的には、以下のような例が考えられます。

  • ■社内の業務効率改善
  • ■荷主と連携した物流改善
  • ■社会的責任の観点からの評価

これらのうち、どれを目的とするかによって、具体的なKPIの設定も変わってくるでしょう。

改善のPDCAサイクルを構築する

PDCAとは「Plan・Do・ Check・Action」の略で、業務を効率的に進めるための一連の流れを指します。

物流KPIにおいては、KPI導入目的の明確化や実施体制づくり、KPIの測定、改善活動のサイクルになるでしょう。KPI測定方法の決定や社内での意識浸透などを進め、このサイクルを円滑に回すことが大切です。

荷主と緊密に連携する

自社でPDCAサイクルを回せるようになったら、次は荷主を含めてPDCAを回す必要があります。物流プロセス全体の課題を把握し、荷主が関わる業務のKPIも測定して、改善を図りましょう。

この段階では、すでに自社でPDCAを回せており、KPIの活用ノウハウが蓄積されています。そのため、荷主に適切な業務改善案を提示できるでしょう。荷主に由来する問題点を的確にあぶり出し、改善に取り組むことが大切です。

物流業務の改善にKPIを活用した事例

物流KPIを活用した企業の事例を2つ紹介します。

【A社の例】
A社は日用品メーカーの輸送業務を受託する物流企業です。着荷主はたびたび発生する遅延を問題視していました。
そこで、日用品メーカー(発荷主)と連携し、共同で遅延に関するKPIの測定体制を整えました。その結果、データを基に客観的に現状を把握できるようになり、ルートの見直しなどの対応を行い遅延減少を達成しています。
【B社の例】
B社は消費財メーカーの物流子会社で、納品先は卸センターや小売専用センターです。一般的に卸や小売の物流センターでは、路上待機や構内待機が頻発し問題視されています。
そこでB社は、センターごとに待機時間を測定し、荷主と共に改善に取り組みました。その結果、荷卸しの開始時間が守られるようになり、物流の効率化が実現しています。

自社に合ったKPIの設定で、物流業務を改善!

物流KPIとは、物流管理を適切に行うための指標です。以下の視点から分析します。

  • ■コスト・生産性
  • ■品質・サービスレベル
  • ■物流・配送条件

KPIを的確に設定すると以下のメリットが得られます。

  • ■問題の可視化
  • ■コミュニケーションの促進
  • ■公平な評価

また、KPIを効果的に利用するために以下の点を意識しましょう。

  • ■目的の明確化
  • ■PDCAサイクルの構築
  • ■荷主との連携

KPIを設定し、物流業務の改善に取り組みましょう。

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