株式会社NetSDLが提供する「AMI(G2)」は、オムニチャネル・マルチ言語に対応した物流管理システムで、販売ルートに広がりを持つ企業やグローバル志向の企業に最適です。発注入荷や在庫管理、受注発送管理に加え、倉庫管理を一元化できる点も特長のひとつです。
ECサイトや百貨店、量販店など、あらゆる販売ルートに適用できるインターフェイスで、わかりやすさや操作性の良さも追求されています。EXCELやCSVとの連携も可能なので、作業効率アップも目指せます。
- 「AMI(G2)」の製品情報
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- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 提供形態:オンプレミス / クラウド / SaaS / ASP / サービス
- 対応機能:在庫管理・入出庫管理
東芝情報システム株式会社が提供する「RFID活用ソリューション」は、RFID(RFタグ・電波や電磁波を使って、非接触で情報を識別・管理する自動認識技術)を活用し、物流現場の業務効率化をサポートするシステムです。RFタグは一度で複数スキャンできるため、ひとつずつスキャンの必要があるバーコードと比べて効率がよく、人的ミスの軽減にも役立てられます。
RFID導入に必要な機器の選定や自社システムとの連携にも対応しているため、自社に最適な方法を選択でき、導入までの工数軽減や時間短縮にもつながるでしょう。
- 「RFID活用ソリューション」の製品情報
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- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 提供形態:オンプレミス / クラウド / パッケージソフト
- 対応機能:在庫管理・入出庫管理・輸送管理・配車管理・車両管理・運賃計算
Connected Linc の比較ポイント
- 自社にあわせて3種類のプランから選択可能
- クラウド、オンプレミスの両形態で利用可能
- 導入から保守までワンストップで対応
「Connected Linc」は株式会社コネクテッドが提供する、倉庫管理のためのパッケージソフトウェアです。日付やロットの間違いを防ぐロケーション指示機能があるため、確認やチェック作業の手間を省けます。作業者に考えさせない・探させない運用を実現することにより、作業負荷の軽減や効率アップへと導きます。
入出庫をメインとしたエントリー版から、在庫引当やABC分析などの機能がついたフルモデル版まで3種類のプランの中から自社に適したものを選択でき、徐々にアップグレードすることも可能です。
- 「Connected Linc」の製品情報
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- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 提供形態:オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / ASP
- 対応機能:在庫管理・入出庫管理
クラウド型WMS(倉庫管理システム)です。長年の提供ノウハウを生かして入庫から出庫まで、無駄のない作業をサポートできることに定評のあるシステムです。商品の入庫時は、事前登録した商品数と実際の数に相異がないか確認します。入庫時に異常がないか管理を徹底することで、のちの業務を安心して進められるようになるでしょう。また、ハンディターミナルを利用したピッキングにより、人為的ミスを減らせます。
スマホ端末型なのでwifi工事が不要な点や、導入後に物流改善のアドバイスが受けられる点も魅力です。
クラウド型の倉庫管理システムです。生産性を向上するために作業者ごとに作業効率を算出する機能を備えています。データを基に、最適な人員配置や給与査定、目標設定が実現するでしょう。また、納品書やピッキングリストなどをまとめた一体型帳票により、作業の効率化や封入ミス防止が期待できます。
日本語のほかにベトナム語・英語・中国語に対応しており、多国籍なスタッフがいる場合や「越境EC」に対応できるのも特徴です。
病院・医療向け!おすすめの物流管理システムを比較
病院などの医療機関における物流管理システムは、専門業務に携わる職員の負担を軽減させるためにも重要度の高いものです。ここでは業界に特化した医療機関向けの物流管理システムを2つ紹介します。
Medyus2病院物流管理システム(医療材料版)
株式会社メディアスが提供する「Medyus2病院物流管理システム」は、病院内で使うさまざまな物品の在庫を一元管理するシステムです。部署ごとの管理と比べて透明度が高くなるため、余計な在庫の保持を回避できるようになるでしょう。また、納入業者と情報共有可能な機能を備えているため、認識のずれによるトラブルを避けられます。
医療材料版以外に医薬品版もあります。
Medical Stream 物流管理
株式会社サン・システムが提供する「MedicalStream 物流管理」は、預託品や持ち込み品といった特殊な購買形態の商品にも対応し、病院内のあらゆる物品を管理できるシステムです。在庫数をくまなく管理可能なため、不動在庫を把握し、適正在庫を実現します。また、伝票レスを実現する機能を備えており、事務作業の効率化につながります。
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物流管理システムの選び方
物流管理システムはどのように選べばよいのでしょうか。
システム化する範囲で選ぶ
一口に物流管理システムといっても、システム化できる対象は多岐に渡ります。入出荷や倉庫での管理、在庫把握など、どのような範囲をカバーしたいのかによって、選ぶべき製品は変わるでしょう。
一部の機能に特化した製品もあれば、総合的な機能を備えた製品もあります。一見、総合的なものを選べば良さそうですが、不要な機能が多いせいでコストがかさむ場合もありますので注意が必要です。
また、いくつかの製品を組み合わせて広範囲をカバーするという方法もあるでしょう。その場合は、製品同士が連携できるかが選定時のポイントになります。このようなことを考慮しながら、最適な製品を選ぶことが大切です。
サービスの提供形態で選ぶ
提供形態はクラウド型とオンプレミス型に大別され、それぞれにメリット・デメリットがあります。
クラウド型は、気軽に利用できるのが特徴です。契約から利用開始までの期間が短く、初期費用もあまりかかりません。サーバなどの機器を用意する必要もないため、導入の敷居が低いといえます。
逆にオンプレミス型は、機器などをそろえて自社内に設置する必要があり、期間や費用がかかります。しかし、その分自社で自由にできる範囲が広く、柔軟性の高い運用が可能です。
物流管理システムを導入するメリット
物流管理システムを導入することにより、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
物流の状況をリアルタイムに把握できる
既存の在庫とその出入りをすべて管理できるため、わざわざ実際に確認しなくても状況が分かります。エクセルのようにデータを手入力する必要もないので、データと現状にタイムラグが生じません。現状把握の遅れによる判断ミスを回避できるでしょう。
また、トラックのナンバーを管理することで、入出庫の状況を簡単に確認可能です。積み荷の情報も分かるため、その荷物の出入りに適した駐車場所に誘導できるといったメリットも考えられます。余計な手間が減り、経費の削減につながるでしょう。
物流業務を最適化できる
円滑な情報共有により、物流業務を最適化できるようになります。
たとえば、物流ルートの最適化が可能です。従来は工場で作った製品を一度メーカーの倉庫に移し、そこから小売業の物流センターに移動させるのが主流でした。しかし、システムでメーカーと小売店が情報共有すれば、工場から直接小売業の物流センターに輸送が可能。
さらに、物流管理システムは日進月歩しています。AIによる最適な配置プランの提案やロボットによる自動化など、さまざまな面で業務の最適化が図られています。今後もさらに進化を続けていくでしょう。
コストを削減できる
物流管理システムの導入は、コスト削減にもつながります。具体的には、以下のようなメリットが得られます。
- ■棚卸業務にかかる人件費をカット
- ■在庫数の把握ミスによる売上機会損失を回避
- ■状況把握によって無駄な運転が減り、燃料費を削減
- ■倉庫内の無駄なスペースを削減
このような点で、倉庫業務にかかるコストを削減できるでしょう。浮いた費用を新規の事業や製品開発に回すことで、より企業を成長させられます。円滑なビジネスのために、このようなコストカットは不可欠といえるでしょう。
物流管理システムを活用するポイント
物流管理システムを活用する際のポイントを見ていきましょう。
数量の管理を徹底する
いくら物流管理システムによるスムーズな数量管理が実現しても、人間が触る以上ミスは発生します。人手を介する工程は、マニュアルやダブルチェックを行うなどして、ミスの発生防止に努めましょう。
また、発生したミスは記録しておきましょう。どんなに厳重なチェック体制を整えても、初めから完全にミスをなくすのは困難です。自社で起きやすいミスを記録することで、より精度の高い防止策を検討できるようになります。
現場で対応できるようにユーザー教育を行う
物流管理システムの円滑な運用には、各現場の協力が欠かせません。システム運用に付随する作業(マスタの登録やデータの更新、システムの改修など)をIT部門だけで担当することは、業務負荷も大きく非効率的です。日常的に発生する登録やデータ更新作業は、各現場で対応できるように体制を整えておきましょう。
システム導入前後で各現場メンバーへ使い方レクチャーをしたり、ユーザー教育を行うことで効率的な活用へとつながるでしょう。
自社に合ったシステムの導入で、正確な物流管理を!
物流管理システムを選ぶ際は、以下の2点に注意しましょう。
導入により得られるメリットは以下のとおりです。
- ■物流状況をリアルタイムで把握できる
- ■業務を最適化できる
- ■コストを削減できる
システム活用時には、以下のことに注意しましょう。
- ■数量管理の徹底
- ■現場で対応できるようにユーザー教育を行う
ぜひ参考にして、正確な物流管理を目指してください。