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インサイドセールスとは?意味と役割、立ち上げ手順やKPI設計までわかりやすく解説

インサイドセールスとは?意味と役割、立ち上げ手順やKPI設計までわかりやすく解説

インサイドセールスとは、電話やメール、Web会議などを使い、顧客のもとへ訪問せずに商談機会を育てる営業手法です。訪問営業の前工程を担い、見込み客との接点を切らさずに検討状況を見極める点に価値があります。この記事では、言葉の意味や担当者の役割、テレアポとの違いといった基本から、導入の効果と課題、立ち上げの進め方、成果を測るKPIの考え方までを順に整理します。これから体制を整える方が、最初の一歩を踏み出せる内容です。

この記事は2026年9月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    インサイドセールスとは何か

    まずは言葉の意味と、似た営業手法との違いを押さえます。名称だけでは業務範囲が伝わりにくく、社内で認識がずれたまま立ち上げると成果が出ません。ここでは定義、他の手法との線引き、注目されるようになった背景の3点から全体像をつかみます。

    非対面で見込み客を育てる営業手法という意味

    インサイドセールスは、日本語では「内勤営業」と呼ばれることもあります。担当者はオフィスや自宅から電話、メール、Web会議ツール、チャットなどを使って見込み客と対話し、課題や検討時期をヒアリングしながら関係を深めていきます。訪問を前提としないため、遠方の企業とも短い準備時間で接点を持てます。

    重要なのは、単に電話をかける仕事ではないという点です。展示会や資料請求で得た見込み客の情報を確認し、まだ検討が浅い相手には情報提供を続け、機が熟したタイミングで商談へつなぎます。すぐに売り込むのではなく、購買の準備が整うまで伴走する役割だと理解すると、業務の輪郭がはっきりします。

    テレアポや訪問営業との違いを整理する

    テレアポは、電話でアポイントを獲得すること自体が目的で、件数が評価の中心に置かれることが多い手法です。一方インサイドセールスは、獲得したアポイントが受注につながるかどうかまでを視野に入れ、確度の低い相手を無理に商談化しません。同じ電話を使っていても、追う成果が異なります。

    訪問して提案・クロージングを担う営業はフィールドセールスと呼ばれ、インサイドセールスはその前段で見込み客を選別し、質の高い商談を引き渡す立場です。両者は上下関係ではなく分担関係にあり、引き渡しの基準をすり合わせておくほど連携がなめらかに進みます。

    働き方の変化と分業型営業の広がりが後押し

    この手法が広く知られるようになった背景には、購買行動の変化があります。買い手は営業に会う前にWebサイトや比較サイトで情報を集め、候補をある程度絞ったうえで接触することが多くなっています。訪問して一から説明する進め方だけでは、検討の初期段階にいる相手を取りこぼしてしまいます。

    加えて、リモートワークの広がりでWeb会議を使う機会が増え、非対面でも意思疎通が取りやすくなりました。営業活動をマーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスに分ける分業型のモデルが知られるようになったことも、導入を検討する企業が増えた一因です。

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    インサイドセールスの役割とフロー

    インサイドセールスと一口にいっても、担当する範囲は企業によって異なります。代表的な2つの型と、部門間での位置づけ、そして日々の業務がどのような流れで進むのかを確認し、自社に当てはめて考えてみましょう。

    反響対応型と新規開拓型という2つの型

    1つ目は、資料請求や問い合わせなど、すでに関心を示している見込み客へ対応する反響対応型です。英語の頭文字からSDRと呼ばれます。相手の関心が高いうちに連絡する速さが成果を左右するため、通知を受けたらできるだけ早く一次接触する運用が取られます。

    2つ目は、こちらから狙った企業へアプローチする新規開拓型で、BDRと呼ばれます。大企業や特定業界など、取引したい相手をあらかじめ決めて接点をつくる進め方です。求められる知識や話し方が異なるため、両方を同じ担当者に任せず、役割を分けて設計する企業も見られます。

    マーケティングと営業をつなぐ結節点

    インサイドセールスは、見込み客を集めるマーケティング部門と、提案・受注を担う営業部門の間に立ちます。集めた見込み客をそのまま営業へ渡すと、確度の低い案件が混ざって現場の負担が増えます。間に立って会話し、課題や予算感、検討時期を確かめる工程があることで、渡す案件の質がそろいます。

    この立ち位置は、情報を戻す役目も担います。現場で聞いた断り文句や競合の名前をマーケティング部門へ共有すれば、次の施策の精度が上がります。営業からは失注理由を受け取り、引き渡し基準を見直します。双方向のやり取りが機能するほど、組織全体の成果が積み上がります。

    接触から商談引き渡しまでの基本的な流れ

    業務の流れは、見込み客の獲得、優先順位づけ、一次接触、状況のヒアリング、情報提供による関係維持、商談化の判断、フィールドセールスへの引き渡しという順に進みます。すぐに商談化しない相手も切り捨てず、一定期間をおいて再度連絡する仕組みを組み込む点が特徴です。

    各工程では、通話内容や次回連絡日を記録として残します。担当者の記憶に頼ると、引き継ぎの際に会話の文脈が失われ、顧客に同じ質問を繰り返してしまいます。記録の形式をそろえておけば、誰が対応しても一定の品質を保てます。

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    導入で得られる効果と課題

    インサイドセールスは万能ではなく、向き不向きがあります。期待できる効果と、導入企業がつまずきやすい点の両方を知ったうえで判断すると、立ち上げ後の落差を小さくできます。

    接触機会を増やし機会損失を減らせる

    代表的な効果は、限られた人数で多くの見込み客と接点を持てることです。移動時間がかからない分、1日に対応できる件数が増え、遠方の企業や小規模な案件にも手が届きます。これまで放置されていた過去の問い合わせを掘り起こせる点も見逃せません。

    また、対応履歴が記録として残るため、活動が個人の頭の中で完結しません。どの話し方が商談につながったかを共有でき、新しく加わったメンバーの立ち上がりも早められます。訪問営業を商談に専念させられるので、提案の準備時間を確保しやすくなる効果もあります。

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    陥りやすい課題と部門間の摩擦

    よくある課題は、営業部門との対立です。インサイドセールス側は商談数を増やそうとし、営業側は確度の高い案件を求めるため、引き渡し基準があいまいだと「質が低い」「渡した案件を放置された」といった不満が生じます。基準を数値と言葉で定義し、定例の場ですり合わせる必要があります。

    担当者が孤立しやすい点も注意が必要です。断られる場面が続くうえ、受注という分かりやすい成果が自分の手元に残りません。貢献が見えるように評価の設計を工夫し、商談化に至った経緯を共有する機会を設けることで、定着率の低下を防げます。

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    インサイドセールスの立ち上げ手順

    導入を決めたら、目的の設定から体制づくり、道具の準備へと進みます。いきなり人を集めて電話を始めると、何を話すかが定まらず疲弊します。順序立てた準備が、初期の成果を左右します。

    目的とターゲット、引き渡し基準を先に決める

    最初に決めるのは、何のために設けるのかという目的です。新規商談を増やしたいのか、失注案件を再び動かしたいのか、大型顧客を開拓したいのかによって、追うべき相手も会話の内容も変わります。目的が定まると、対象とする業種や企業規模、担当者の役職も絞り込めます。

    次に、どの状態になったら営業へ引き渡すのかという基準を文章にします。課題が明確である、予算の見通しがある、検討時期が決まっている、決裁に関われる人物と話せている、といった条件を関係部門で合意しておくと、後の摩擦を大きく減らせます。

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    体制づくりとトークの型、情報基盤の整備

    体制は、少人数で始めて改善を回す形が現実的です。既存の営業から兼任で始める方法もありますが、訪問業務に時間を取られて活動が滞りやすいため、専任者を置ける規模になった時点で切り替える判断が求められます。責任者を明確にし、日々の相談先を用意しておきましょう。

    道具の面では、顧客情報や商談の進捗を一元管理する仕組みが欠かせません。営業支援システムであるSFAや顧客管理のCRM、見込み客の育成を担うMAといったツールを組み合わせ、履歴が自動で残る状態をつくります。あわせて、想定問答を含むトークの型を用意すれば、担当者ごとの品質差を抑えられます。

    KPI設計と成果を伸ばす運用

    活動を続けるには、成果を測る物差しが必要です。数値の置き方を誤ると、件数だけを追う組織になりかねません。指標の選び方と、成果を伸ばしている企業が実践している工夫を見ていきます。

    行動量と質のバランスをとったKPIの置き方

    KPIは、行動量を示す指標と、質を示す指標を組み合わせます。架電数やメール送信数といった行動量だけを追うと、話を聞いてもらえない相手にも機械的に連絡する運用に傾きます。会話できた件数、商談化した件数、商談化率、その先の受注率までを並べて見ることが大切です。

    あわせて、問い合わせから最初の連絡までにかかった時間を指標に加える考え方もあります。反響対応では速さが結果に直結するためです。指標は多く置きすぎず、担当者が毎日確認して行動を変えられる数に絞り、定例会で振り返る運用にすると形骸化を防げます。

    成果を伸ばしている企業に共通する取り組み

    うまく機能している企業でよく見られるのは、記録を資産として扱う姿勢です。通話内容を要約して残し、成果につながった会話を教材として共有します。断られた理由も分類して蓄積し、資料や想定問答の改善に反映させる循環をつくっています。

    もう一つよく挙がるのは、営業部門との定期的な対話です。引き渡した案件がその後どうなったかを追い、基準の見直しを重ねています。加えて、既存顧客の追加提案や休眠顧客の掘り起こしなど、扱う領域を段階的に広げることで、活動の価値を組織全体に広げています。

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    インサイドセールスを支える営業支援システム

    実際に運用を始めると、通話内容や次回連絡日、引き渡しの判断材料を手作業で管理しきれなくなります。ここでは、活動記録の蓄積と商談の進捗管理を担い、立ち上げ後の運用を支える営業支援システムを紹介します。

    Agentforce Sales (旧:Sales Cloud)

    株式会社セールスフォース・ジャパン
    製品・サービスのPOINT
    1. 15万社の圧倒的な導入実績とノウハウ
    2. 導入企業は売上30%アップを実現!
    3. 世界でも日本でもトップシェアのCRM/SFA

    株式会社セールスフォース・ジャパンが提供する「Agentforce Sales (旧:Sales Cloud)」は、営業活動と案件管理を可視化する営業支援システムです。取引先や取引先責任者の情報管理、リード管理、商談・見積、売上予測、レポート・分析といった機能を備え、見込み客への接触から受注までの流れを追えます。対応の記録を残す運用により、活動が担当者個人の中で閉じてしまう状態を防げる点も特徴です。モバイルアプリにも対応し、外出先からの入力や確認が行えます。

    esm(eセールスマネージャー)

    ソフトブレーン株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. 定着率95%!定着支援の専門チームが課題に合わせて徹底支援。
    2. 6,000社超、185業種以上で採用されているCRM/SFA
    3. 確かな効果。売上192%、営業会議時間1/6を実現するCRM/SFAツール

    ソフトブレーン株式会社が提供する「esm(eセールスマネージャー)」は、営業活動の情報を一元管理する営業支援システムです。1件の活動報告を入力すると、各種のグラフやレポート、集計表へ自動で反映される仕組みを備えており、同じ内容を複数の資料へ書き写す手間を抑えられます。顧客管理や商談管理、リード管理、案件管理、レポート・分析に対応し、進捗を待たずに把握できます。スマートフォンやタブレットからも顧客情報や履歴を確認できます。

    SalesHub (HubSpot Japan株式会社)

    《SalesHub》のPOINT
    1. AI搭載でリード優先度付けや営業アプローチを最適化。
    2. 取引パイプラインと収益予測をダッシュボードで可視化
    3. Eメール追跡、自動送信、ミーティング調整を一元管理。

    Kairos3Sales (カイロスマーケティング株式会社)

    《Kairos3Sales》のPOINT
    1. 日本商習慣と顧客体験を融合
    2. 10年以上の開発実績と継続的な機能アップデート。
    3. 専門知識不要、直感操作でデータドリブンなチーム構築を支援。

    まとめ

    インサイドセールスとは、非対面の手段で見込み客と関係を築き、質の高い商談を営業へつなぐ役割を担う手法です。テレアポとは追う成果が異なり、確度を見極める工程そのものに価値があります。立ち上げでは、目的とターゲット、営業への引き渡し基準を先に決め、小さな体制で始めて改善を重ねる進め方が現実的です。KPIは行動量と質の両面から設定し、記録を蓄積して次の会話に生かす循環をつくることが、成果を安定させる近道といえます。

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