テレアポ管理ツールとは
テレアポ管理ツールとは、テレアポを支援する機能が備わったITツールのことです。
例えば、リスト作成機能を活用すれば、テレアポ管理ツールがインターネット上から企業情報を収集してリストを作成します。また、トーク作成機能を活用してあらかじめトーク内容をツール上に設定しておくことで、通話時にそれを見ながら会話できます。
そのほか、スケジュール管理や進捗管理、スタッフ間でのコミュニケーション機能など、さまざまな業務支援が可能です。
またテレアポの業務効率化に役立つシステムとして、CTIを導入するケースもあります。CTIとは、パソコンと電話を連携させるシステムであり、コールセンターなどで活用されています。テレアポ管理には、架電をメインとするアウトバウンド型のCTIが利用しやすいでしょう。アウトバウンド型には以下のような機能を備えています。
- ●オートコール:架電リストに自動発信し、オペレーターにつなぐ機能
- ●プレディクティブコール:自動発信でつながった電話のみをオペレーターに転送する機能
- ●プレビューコール:顧客情報を発信前に表示・確認し、クリックで発信する機能
以下の記事では、CITについての種類・機能・メリットを紹介しています。
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テレアポ管理ツールを効果的に活用するポイント
テレアポ管理ツールの効果を最大限に引き出すにはどうすればよいのでしょうか。
顧客像の設定
テレアポを成功させるには、顧客像の設定が欠かせません。自社にとって多くの利益を見込める顧客とは、どのような特徴をもつ顧客なのか考えましょう。
相手が一般客であれば、性別や年齢、家族構成や住所といった情報をもとに顧客像を設定します。しかし、BtoBにおいては役職や勤続年数、その企業の業種といった企業内での情報も必要です。
どのような特徴をもつ顧客が自社にとって理想的なのかは、既存顧客の特徴を洗い出して決めましょう。
例えば取引期間が長く、利益の大きい取引を探し、それらの顧客の共通点を見つけ出します。導き出された顧客像にマッチする顧客に対しては、これまでの成功事例にもとづいたアプローチが可能です。また顧客にとっても、自社と取引経験があるベンダー相手であれば安心感を抱けるでしょう。
優先順位の設定
一口に理想の顧客像に該当する顧客といっても、見込み度は千差万別です。すでに取引経験のある顧客が相手ならこれからも利益を見込める可能性があります。しかし、まったく関わりのない企業とゼロから関係を構築するのは困難を極めるでしょう。
したがって、理想の顧客像に当てはまる企業に優先順位を設定する必要があります。これまでの関わりや自社の実績、競合他社の状況などをもとに順位を決定しましょう。
また、同時に失注顧客の分析も重要です。過去に失注したことがあれば、その顧客と似た特性をもつ顧客とは相性が悪い可能性もあるため、順位は低く設定すべきでしょう。ただし原因を分析し、改善の見込みがあるのであれば、それも踏まえて順位を決定します。
テレアポでの成果を向上させるヒント
テレアポを含む営業活動は、スタッフ個人の力量に成否が左右されがちです。しかし、社員の力量頼みでは企業として安定した成果を出し続けるのは困難でしょう。安定的な成果を実現するには、営業活動を組織的に管理する必要があります。
そこで役に立つのがSFAです。これは日本語で営業支援システムと呼ばれ、その名のとおり営業活動を支援する機能の備わったITツールです。
いくつか代表的な機能を紹介します。
- 目標管理
- 売上高や受注金額など、営業目標を管理する機能です。担当スタッフや部門ごとに達成率を計測し、スムーズな軌道修正を支援します。
- 案件管理
- 商談進捗率や受注確度などを案件ごとに管理する機能です。
- 行動管理
- コール回数やアポイント回数など、営業活動に関するアクションを管理できます。定量的に記録することで改善点が浮き彫りになり、より効果的な活動が実現します。
法人向けIT製品の中で、認知度・利用経験率No.1のITトレンドでは、さまざまなSFA製品を取り扱っています。以下の赤いボタンから無料で資料請求できるので、比較検討する際はぜひご利用ください。
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おすすめ製品の比較表
この記事で紹介している一部製品の比較表を紹介します。各製品の詳細情報については、後ほど紹介していますので、気になる製品をチェックしてみてください。また、ITトレンドは無料で資料資料請求する事が可能であり、資料請求した製品の比較表をダウンロードする事が可能です。社内検討する際に活用してみてください。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
おすすめのテレアポ管理ツールを紹介
CTIやコールセンターシステムなど、テレアポの業務に活用しやすい管理ツールを紹介します。
《List Navigator.》のPOINT
- オペレーターごとの実績をワンクリックで可視化
- 初めてでも分かりやすいシステムUI で早期定着
- 電話による直接サポートで、問題もすぐに解決
株式会社Scene Liveが提供するクラウド型CTI「List Navigator.」は、アウトバウンド業務で必須となるリスト管理・案件管理・オペレーター管理をまとめて実行できるシステムです。「地域」「時間帯」「有効コール率」など架電データを自動収集し、テレアポ獲得数を増加させます。利用ユーザーからは、「60歳を過ぎたテレアポ従業員も問題なく操作できて簡単」という声もあり、使いやすさもポイントです。
《サスケ》のPOINT
- 通話料金以外は発生しない
- CTIとCRMが一体化で豊富な機能を利用可能
- コストを50%削減した事例あり
株式会社インターパーク提供の「サスケ」は、クラウド型テレアポ管理サービスです。CTIだけでなくCRMも一体化しており、テレアポ管理業務の効率化に役立つ顧客管理やレポートなどさまざまな機能を搭載しています。また利用料金も安く、クラウド型のため初期費用や工事も必要ありません。
1,000社以上もの導入実績があるのも、安心のポイントでしょう。
《楽テル》のPOINT
- 早期稼働OK:電話業務にぴったりの『テンプレート』標準搭載
- カスタマイズ:マウス操作だけで入力画面や集計軸を自由に変更!
- 拡張性:顧客管理以外にも、他部署へのメール送信等の機能も充実
株式会社ラクスが提供する「楽テル」は、コールセンター業務に特化したクラウド型顧客・対応履歴管理(CRM)システムです。テレアポだけでなく、問い合わせやFAQ管理などにも対応しています。テレアポのテンプレートも初期搭載されているため、コールセンターを早期立ち上げ時にも利用しやすいでしょう。
アポ王コネクト
株式会社 WinSoftが提供している「アポ王コネクト」は、低コストでテレアポの架電業務を最大限に効率化するコールシステムです。リストから未架電の電話番号のみ抽出してオペレーターに配布する「プレビューコール」とシステムから自動発信してつながった回線のみオペレーターへ接続する「プレディクティブコール」の2つから選択できます。
アポ放題
モズエンタープライズ株式会社が提供している「アポ放題」は、スマートフォンで利用できるCTIシステムです。定額のかけ放題プランが利用できるため、通話料が0円で利用できます。顧客管理・スタッフ管理・通話自動録音管理などさまざまな機能を搭載しており、テレワークにも活用しやすいでしょう。
テレアポ管理に役立つSFAを紹介
テレアポを管理するには、SFAツールの利用も有効です。当社で特にお問い合わせの多かった最新のおすすめSFAツールを紹介します。
《InfAjast インフアジャスト》のPOINT
- 営業売上アップに必要な情報の共有・可視化をワンストップ提供
- 独自の顧客履歴で営業ノウハウも蓄積、営業状況を即座に把握
- はじめてでも安心!導入から定着まで手厚い充実したサポート
株式会社エーエスピーコム提供の「InfAjast - ES3.7 インフアジャスト」は、グループウェアをベースに顧客管理・日報や案件の管理・ワークフローなど
自社に必要な機能のみを導入できる「選択型システム」です。顧客管理機能は、メール・アタック・電話など顧客とのやり取りを時系列で可視化し、データベース化します。
製品・サービスのPOINT
- 定着率95%!定着支援の専門チームが課題に合わせて徹底支援。
- 5,500社超、185業種以上で採用されているCRM/SFA
- 確かな効果。売上192%、営業会議時間1/6を実現するSFA/CRMツール
ソフトブレーン株式会社が提供する「eセールスマネージャーRemix Cloud」は、現場での使いやすさを重視して作られたSFA/CRMツールです。営業活動内容を一度入力すれば、ダッシュボードや商談リスト、Excelなどに即時反映されます。さらに専門アドバイザーによる定期的なサポートがあり、定着率96%、5,500社超の導入実績もポイントです。
《Knowledge Suite》のPOINT
- SFA、CRM、グループウェアがワンセット!総合ビジネスアプリ
- 営業日報入力だけで商談・案件情報を手間なく一元管理!
- 名刺管理と顧客台帳が連携!手入力なしで顧客情報が最新に更新!
ナレッジスイート株式会社が提供する「Knowledge Suite」は、SFA以外にグループウェアやCRMなどさまざまなビジネスアプリケーションが搭載されています。カスタマイズしやすく、自社に合わせて必要な機能のみを導入できるほか、レイアウトや項目も自由に設定できます。さらにデータ蓄積量に応じた料金体系のため、ユーザー数無制限で利用できるのもポイントです。
法人向けIT製品の中で、認知度・利用経験率No.1のITトレンドでは、さまざまなSFA製品(営業支援システム)を取り扱っています。2022年最新の人気SFAランキングは以下のボタンからチェックしてみてください。
テレアポ管理ツールやSFAを用い、成果を上げよう!
テレアポ管理ツールはリストやトークの作成などの機能によりテレアポを支援してくれます。綿密に顧客像を設定し、優先順位をつけてテレアポ活動をすれば、高い成果を上げられるでしょう。
しかし、より本格的に営業活動の効果を高めたいのであれば、SFAも有効です。テレアポ管理ツールよりも組織的な営業活動の取り組みを支援してくれます。これらのツールの活用を視野に入れ、高い成果を目指しましょう。