中小企業向けSFAとは
SFA(営業支援システム)とは、営業活動を効率化し売上向上を支援するツールです。顧客情報や商談状況を一元管理し、営業プロセスにおける業務負担を軽減します。
中小企業向けのSFAは、導入費用や運用コストが比較的安価で、中小企業の予算にあわせたプランが提供されています。また導入支援やサポート体制も充実しており、人的リソースに限りがある中小企業でも導入しやすいのが特徴です。
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【比較表】おすすめの中小企業向けSFA一覧
中小企業におけるSFAの必要性
中小企業においてSFAが必要とされる理由について解説します。
- ■営業活動の効率化で人手不足をカバー
- 顧客情報の管理から日報の登録、スケジュールの可視化まで営業活動を効率化する機能が網羅されている。ツール一本で、インサイドセールス・フィールドセールスの両業務をカバーし、人手不足を補える。
- ■ノウハウを共有・分析し組織全体の営業力をアップ
- SFAは、高い成果を出した営業担当者の顧客対応、提案内容、クロージング方法などを記録・共有可能。過去の営業データを分析できるため、効果的な営業戦略を立てられる。
- ■進捗を可視化し課題を解決
- 案件の進捗状況を可視化することで、営業担当者の現状把握が容易に。着手状況が悪い担当者には業務開始を促し、成約見込みが高い案件には優先的に対応できる。つまずきポイントを分析しアドバイスすることで営業スキルの底上げも可能。
中小企業がSFAを選ぶ際のポイント
中小企業がSFAの導入を検討する場合、どのようなことに気をつけて選べばよいでしょうか。重視したいポイントについて解説します。
自社の課題に応じた機能が実装されているか
情報共有の遅れや顧客情報の管理不足、営業の機会損失など、まずは営業活動のボトルネックを明確化しましょう。そのうえで、顧客管理・商談管理・売上管理・レポート機能など必要な機能が実装されたSFAを選ぶのがおすすめです。中小企業は大企業に比べて事業規模が小さいため、多機能でなくとも自社の課題をカバーできる機能が備わったSFAで十分です。
直感的なUIで学習コストがかからないか
中小企業の場合、導入レクチャーに十分な時間と人員をかけられないケースも少なくありません。そのため、直感的なインターフェースでマニュアルやチュートリアルが充実しているなど、学習コストの低いものがおすすめです。無料トライアルを活用して、操作性や機能性を確かめるのもよいでしょう。
費用対効果は高いか
SFAツールの価格相場は、クラウド型で初期費用が無料、月額費用が1ユーザーあたり1,000円台~30,000円台と幅があります。一般的には、価格は機能数に比例するため、自社にとって必要な機能を絞り込み、予算に応じた製品を選定しましょう。詳しい価格については、各社製品の資料を取り寄せ見積もりを取ることをおすすめします。なお、以下のボタンから関連製品の一括資料請求(無料)が可能なので、ぜひご利用ください。
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【比較表】おすすめの中小企業向けSFA一覧
ここからは、中小企業向けのSFAツールを比較していきましょう。まずは、各SFAツールの機能や特徴、口コミなどを一覧表にまとめました。
なお以下のページでは、ユーザーから問い合わせが多いSFAをランキング形式で紹介しています。中小企業に対応可能な製品も多いので、導入を検討している方はぜひご覧ください。
中小企業におすすめのSFAを紹介
ここからは、ITトレンドにて、ユーザーから満足度が高いと評価された中小企業向けSFAツールを紹介します。
《Sales Force Assistant》のPOINT
- 【AI秘書】が営業現場の一人ひとりをアシストする「真のSFA」
- 【日報型SFA】だから、一日一覧でデイリーに「営業の見える化」
- 【三種の神器】で顧客との関係性を可視化する「顧客の見える化」
株式会社NIコンサルティングが提供する「Sales Force Assistant」は、営業担当者を支援するために開発されたSFAです。営業活動にもとづくデータが蓄積され、各担当者専属のAI秘書により必要な情報を適宜提供します。さらにゲーム要素を採り入れ、営業担当者のやる気を引き出しつつ、システムの定着と活用を促進します。
【参考価格】初期費用50,000円、月額3,500円~4,500円/ユーザー
《Salesforce Starter Suite》のPOINT
- シンプルかつパワフルなCRMで速やかにスタート
- 統合された顧客データでビジネスの成長を実現
- 少数精鋭のチームが求める今すぐ役立つ機能
株式会社セールスフォース・ジャパンが提供する「Salesforce Starter Suite」は『Sales Cloud』の廉価版であり、中小企業やスタートアップに特化した製品です。会社規模が大きくなった場合はSalesforceへ移行できます。AI機能による活動履歴の把握や、CRM・営業活用・サービスを学べる無料の学習プラットフォームなど、担当者の支援も充実しています。
【参考価格】月額3,000円/ユーザー
《Mazrica Sales》のPOINT
- 現場の定着にもっともフォーカスした営業⽀援ツール
- 誰でも簡単に操作できる画面設計で、運用定着率UP!
- 最短で2週間で利用開始!国内外1,000以上のアプリと連携可能
株式会社マツリカが提供する「Mazrica Sales」は、現場ファーストで作られたSFA/CRMです。AIによるリスク分析や成約予測に加え、リモートワークにも対応した案件ボードで進捗管理を強化できます。さらに、モバイルアプリでのデータ入力やOCR機能で、現場の負担を軽減します。
【参考価格】月額27,500円~/5ユーザー、追加ユーザー月額5,500円
《kintone》のPOINT
- 受発注管理,商品管理,プロジェクト管理など幅広い業務に対応
- コミュニケーション機能も搭載、業務に必要な情報を一箇所に集約
- 多言語対応で、海外拠点でも利用可能
サイボウズ株式会社が提供する「kintone」は、専門知識がなくても自社の業務に必要なアプリケーションを作成可能です。顧客リストや案件管理、日報や営業支援パックなど、100種類以上あるテンプレートの中から自社にとって必要なものだけを選択できます。価格はアプリやスペース(コミュニケーション機能)の数によって異なるので、詳細はお問い合わせください。
【参考価格】初期費用無料、月額1,000円~/ユーザー
《Pro Suite》のPOINT
- セールス・サービス・メール配信を1つに集約
- 統合された顧客データでビジネスの成長を実現
- 少数精鋭の成長企業が求める今すぐ役立つ機能
株式会社セールスフォース・ジャパン提供のオールインワンCRM「Pro Suite」は、マーケティング・営業・サービスのアプリを一つに集約した製品です。同社の「Starter Suite」の機能を拡張したもので、中小企業が導入後すぐに顧客・商談管理を活用できるよう構成されているのが特徴です。ベストプラクティスが組み込まれたダッシュボードテンプレートで、データ活用を支援します。
【参考価格】月額12,000円/ユーザー(※年間契約)
《Translead CRM》のPOINT
- 顧客情報を一元管理することで属人化させない顧客データベース
- 日々の営業活動データを記録し活用することで営業の質を向上
- 現場を知り尽くした営業が監修した圧倒的に使いやすいUI
株式会社Translead提供の「Translead CRM」は、クリック数や画面遷移を最小限に抑えた画面設計が特徴のCRM/SFAツールです。顧客データをクラウド上で管理し、営業現場での生産性向上をサポート。エクセルライクな操作感覚で、簡単にデータ検索・入力ができます。またスマホからの操作も可能です。
【参考価格】お問い合わせください。
中小企業がSFAの導入に成功した事例
ITトレンドに掲載されているSFAの導入事例を紹介します。導入目的や効果、選定ポイントなどを記載しているので、自社での導入をイメージしてみましょう。
情報共有と行動可視化により成約数3倍
研磨フィルムなどを製造・販売する老舗企業のMipox株式会社様は、業績低迷により、経営改革が急務となり「Salesforce」の導入を決意。顧客との接触回数の少なさや情報共有不足が課題でした。Salesforceの導入により、営業活動の可視化や業務効率化が進み、長期間コンタクトを取っていなかった顧客数は大幅に減少。結果、成約数は3年間で3倍以上に増加し、収益構造も改善されました。
参考:導入事例:SFA Sales Cloud(Mipox株式会社様)|ITトレンド
営業情報の全社共有で顧客満足度大幅アップ
MSPサービスやホスティングサービスを提供する株式会社ネットアシスト様では、営業情報の共有に課題がありました。エクセルや紙媒体を使用していたため、情報の管理が煩雑になっていたそうです。SFAとグループウェアが統合された「Knowledge Suite」の導入後、営業情報が全社で共有され、工数削減を実現。案件管理が効率化され、顧客満足度も大幅に向上しました。外出先でアプリを活用できる点も利便性が高いようです。
参考:導入事例:SFA Knowledge Suite(株式会社ネットアシスト様)|ITトレンド
まとめ
SFAで営業活動を効率化することで、人手不足を補い組織全体の営業力向上にも貢献します。また、顧客情報の管理や日報登録、スケジュールの可視化といった機能により、インサイドセールスやフィールドセールスの業務をカバーできます。
導入時には、自社の課題解決となる機能に絞り製品選定を行うことがポイントです。まずは、気になる製品の資料を請求し、詳しい情報をチェックしてみましょう。