録画機能の3つの活用事例
テレビ会議システムの録画機能を活用することで、映像として記録を残し共有することができます。ここでは、実際に、録画機能にはどんな効果があるのか、活用事例を元にみていきましょう。

事例1 医療技術の伝授に活用
医療専門学校のA校は、複数のサテライト校を持っている大規模な専門学校です。多くの学生が本校はもちろん、サテライト校で熱心に授業を受けています。医療では座学だけではなく、実践での解説やノウハウの伝授が求められます。
そこで同校が導入したのが、録画機能付きのテレビ会議システムでした。講師の授業風景をそのまま録画し、教材として学生のリクエストに応えて再生できるような仕組みを構築したのです。
このシステムは、臨場感あふれる授業風景を、理解できるまで何度でも再生でき、出先のスマートフォンからでも再生できます。そのため、学生からも極めて好評で、学校側からも「国家試験の合格率アップにつながるのでは」と期待が寄せられているとのことです。
2 大学間で授業を交換する際に活用
B大学では、地域の大学と連携し、5大学による連携プロジェクトを発足させました。共通の研究課題に取り組み、地域に根ざした解決策を提案していこうという活動です。
この会議に利用したのがテレビ会議システムでした。距離を意識することなく、授業を受けたり、打ち合わせが可能になり、さらに、授業や討議を録画して、教材として蓄積できるようになったのです。
3 会議の議事録に活用
製造業を営むC社では、国家レベルの機密情報を扱うこともあり、会議内容は必ず議事録を取り、数年間は保存を義務づけています。その議事録作成が担当者の大きな負荷となっていました。
そこで採用したのが録画機能付きのテレビ会議システムです。このシステムの導入により、会議内容を録画し、議題となった資料とともにデータ保管が可能になりました。また、必要に応じて簡単にリサーチすることもできます。
この成功を踏まえ、新人の研修にも活用。当日出席できなかった新人には、後日研修内容を録画したデータを見せてレポートを提出させ、研修済みとする判断基準を設けました。これにより再度研修を行うことで発生していた時間とコストを大幅に削減できたのです。
テレビ会議システムの活用方法はまだまだあります。以下の記事で活用方法について詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
テレビ会議システムで録画する方法
テレビ会議システム録画機能の利用方法を紹介していきます。テレビ会議システムの録画方法は主に2つあります。以下で詳しく見ていきましょう。
1 ビデオデッキやDVDプレーヤーを接続する
1つ目は、テレビにビデオデッキやDVDプレーヤーを接続する方法です。実際にテレビ会議システム、またはビデオデッキの取扱説明書に接続方法が詳述されていますので、それを参考に接続してみることをおすすめします。
2 専用ハードウェアを活用する
2つ目は、専用ハードウェアを活用する方法です。専用ハードウェアはストリーミングやリアルタイム配信可能なシステムが販売されており、後付けができます。また、ビデオデッキやDVDプレーヤーと比較して、DVDなどの記録用の媒体が必要ないため、紛失の危険性がないことが特徴です。
テレビ会議システムには、録画機能以外にも様々な機能があります。以下の記事で機能について、詳しく紹介していますのでぜひ参考にしてください。
テレビ会議システムの録画機能を活用しよう!
テレビ会議システムに録画機能が搭載されることで、様々なメリットを受けることができます。リアルタイムな会議ばかりがテレビ会議システムではありません。この機会にテレビ会議システムの可能性を拡大してみることをおすすめします。