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会計ソフトの使い方|初期設定から仕訳入力・決算までの操作手順

会計ソフトの使い方|初期設定から仕訳入力・決算までの操作手順

会計ソフトの使い方は、初期設定、日々の仕訳入力、月次の確認、決算という4つの工程で考えると理解しやすくなります。最初の設定を正しく行えば、あとは取引を入力するだけで帳簿や試算表が自動で集計される仕組みです。この記事では、会計ソフトを初めて使う方に向けて、各工程で何を入力し、どの画面で何を確認するのかを順に解説します。簿記に詳しくない方でも作業の全体像をつかめる内容です。

この記事は2026年10月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

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    ■仕訳の入力スタイル別
    ■提供形態別

    会計ソフトの使い方の全体像

    会計ソフトは、取引を仕訳として入力すると、総勘定元帳や試算表、決算書が自動で作られる仕組みです。操作に入る前に、作業の流れと準備する資料を押さえておくと、途中で手が止まりにくくなります。

    設定から決算までの4つの工程

    会計ソフトの作業は、初期設定、仕訳入力、月次の確認、決算の4つに分かれます。初期設定は導入時に1回行い、仕訳入力は取引のたびに、月次の確認は毎月、決算は年1回行うのが基本の流れです。

    手書きの帳簿と違い、仕訳を1回入力すれば、元帳への転記や科目ごとの集計はソフトが行います。そのため利用者が注意すべき点は、正しい科目と金額での入力、集計結果の定期的な確認の2つに絞られます。

    関連記事 会計ソフトのメリット・デメリット!導入の必要性を解説

    使い始める前にそろえる資料

    初期設定では、会社の基本情報と前期末の残高が必要です。法人であれば前期の決算書と勘定科目内訳明細書、預金通帳、借入金の返済予定表、固定資産の一覧を手元に用意しておきましょう。

    あわせて、利用する環境も確認しておきましょう。クラウド型はブラウザからログインして使い、インストール型はパソコンにソフトを入れて使います。クラウド型は複数の端末から同じデータを扱え、インストール型はデータをパソコン内に保存する点が異なるため、バックアップの方法も変わります。

    最初に行う会計ソフトの初期設定

    初期設定は、以降の入力と集計を支える土台です。事業年度や消費税の設定を誤ると、仕訳の計上月や税額の計算がずれてしまいます。会計ソフトの使い方のなかでも特に慎重に進めたい工程で、ここでは主な設定項目を3つに分けて説明します。

    事業年度と開始残高の登録

    最初に、会社名や事業年度の開始月と終了月を登録します。事業年度は定款で定めた期間と一致させる必要があり、ここを誤ると月次の集計や決算の対象期間がずれます。

    次に、前期末の決算書を見ながら、現金や預金、売掛金、借入金などの残高を開始残高として入力します。取引先別の売掛金や口座別の預金のように内訳がある科目は、補助科目ごとの残高も登録しましょう。入力後は貸借の合計が一致しているかを確認します。

    勘定科目と補助科目の整理

    会計ソフトには、標準の勘定科目があらかじめ登録されている製品があります。基本はそのまま使い、自社の業務に必要な科目だけを追加するほうが、決算書の表示区分を崩さずに済みます。

    補助科目は、勘定科目の内訳を管理するための区分です。普通預金を口座ごとに、売掛金を取引先ごとに分けておくと、残高の確認がしやすくなります。使わない科目を非表示にできる製品であれば、入力時の選択ミスを減らす目的で整理しておくとよいでしょう。

    関連記事 会計ソフトの失敗しない選び方とは?5つの選定ポイントを紹介!

    消費税とインボイス関連の設定

    消費税の設定では、課税事業者か免税事業者か、原則課税か簡易課税か、税込経理か税抜経理かを選びます。これらは消費税の計算方法そのものに関わるため、顧問税理士に確認してから設定すると安心です。

    インボイス制度に対応するには、自社の登録番号の入力に加え、仕入れ先が適格請求書発行事業者かどうかを区別できる設定が必要です。取引先ごとに登録番号を管理できるか、税区分をどう選ぶかは製品によって異なるため、マニュアルで手順を確認しましょう。

    会計ソフトで日々の仕訳を入力するやり方

    日々の作業の中心は、取引を仕訳として入力することです。会計ソフトには複数の入力画面や、明細を自動で取り込む機能があります。取引の種類に応じて入力方法を使い分けると、作業時間と入力ミスを減らせます。

    入力画面の使い分け

    入力画面は大きく分けて、出納帳形式、振替伝票形式、取引形式があります。出納帳形式は現金や預金の入出金を通帳のように記録する画面で、日々の支払いや入金の入力に向いています。

    振替伝票形式は借方と貸方を指定して入力する画面で、減価償却や未払金の計上など、お金が動かない取引の入力に使います。取引形式は「収入か支出か」と内容を選ぶと仕訳が作られる画面で、簿記に慣れていない方でも入力を進めやすい方法です。

    銀行口座やカード明細の取り込み

    銀行口座やクレジットカードと連携できる会計ソフトでは、明細データを取り込み、内容に応じた勘定科目を推測して仕訳の候補を作れます。手入力の量を減らせる一方、候補の科目が正しいとは限らない点に注意が必要です。

    取り込んだ明細は、内容を確認してから登録する運用にしましょう。同じ取引を手入力と取り込みの両方で登録すると、二重計上が発生します。連携の設定状況によっては明細の取得が止まる場合もあるため、通帳の残高と定期的に照らし合わせます。

    証憑の添付と取引データの保存

    仕訳を入力するときは、根拠となる領収書や請求書を後から確認できるようにしておきます。証憑の画像やPDFを仕訳に添付できる製品であれば、入力内容と原本を画面上で照合できます。

    メールやWebで受け取った請求書などの電子取引データは、電子帳簿保存法により、電子データのまま保存することが求められています。会計ソフト側で保存するのか、別の文書管理サービスで保存するのかを、使い始める段階で決めておきましょう。

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    月次で行う会計ソフトの確認作業

    仕訳を入力しただけでは、帳簿が正しいとはいえません。毎月の区切りで残高を確認し、誤りがあれば早めに直すことで、決算時の修正作業を小さくできます。ここでは月に1回行いたい2つの確認を紹介します。

    試算表による残高の照合

    月末には試算表を出力し、現金や預金の残高が実際の金額と一致しているかを確認します。預金は通帳やインターネットバンキングの残高、売掛金や買掛金は取引先ごとの請求額や支払予定と照らし合わせます。

    残高が合わない場合は、入力漏れや二重入力、日付の誤りが考えられます。総勘定元帳で科目ごとの動きをたどると、どの取引がずれているかを見つけやすくなります。前月と比べて大きく増減した科目がないかも、あわせて確認しましょう。

    誤った仕訳の修正方法

    誤りを見つけたら、会計ソフトの仕訳一覧や元帳から該当の仕訳を探して修正します。科目や金額を直接書き換える方法と、取り消しの仕訳を入れてから正しい仕訳を入力し直す方法があり、どちらを使うかは社内ルールで決めておきます。

    月次の締め処理を行った後は、その月の仕訳を変更できないように制限できる製品もあります。修正の履歴を残すことは、電子帳簿保存法の要件にも関わります。誰がいつ何を直したかを確認できる状態にしておくと安心です。

    関連記事 会計ソフトに法改正が与える影響とは?3つの制度から解説!

    会計ソフトを使った決算の進め方

    決算では、1年分の仕訳をもとに決算整理を行い、決算書を作成します。日々の入力が正しければ、会計ソフトの決算作業は整理仕訳の入力と出力が中心です。最後に翌期へデータを引き継ぐ処理も忘れずに行います。

    決算整理仕訳の入力

    決算整理仕訳は、期末時点の正しい財産と損益を示すための調整です。代表的なものに、固定資産の減価償却費、期末に残った在庫の計上、当期分の未払費用や翌期分の前払費用の振り替えがあります。

    固定資産台帳の機能がある会計ソフトでは、資産を登録しておくと減価償却費を計算し、仕訳を作成できる場合があります。どの整理仕訳が必要かは会社の取引内容で変わるため、初めての決算では顧問税理士と確認しながら進めましょう。

    決算書の出力と申告への受け渡し

    決算整理が終わったら、貸借対照表や損益計算書などの決算書を出力します。前期の数字と並べて表示し、大きく変化した科目の理由を説明できるかを確認すると、入力の誤りに気づきやすくなります。

    法人税や消費税の申告書は、会計ソフトとは別の申告ソフトで作成するケースもあります。会計ソフトから申告ソフトや税理士へデータを渡す方法には、ファイルの出力や連携機能などがあり、製品によって対応する形式が異なります。

    関連記事 企業規模別の最適な会計ソフトとは?6ステージ別で解説

    翌期への繰越処理

    決算が確定したら、翌期の帳簿を作成する繰越処理を行います。この処理によって、資産や負債の期末残高が翌期の開始残高として引き継がれ、損益の科目はゼロから集計が始まります。

    決算の確定前に新年度の入力を始める場合は、繰越後に前期の数字を修正したとき、翌期の開始残高へ反映されるかを確認しておきます。帳簿は法人の場合、原則7年間の保存が必要なため、過去の年度のデータも閲覧できる状態で残しておきましょう。

    使い始めやすさで比べる会計ソフトの特徴一覧

    この記事で紹介する会計ソフトについて、入力方法や明細の取り込み、提供形態の違いを一覧にまとめました。初期設定から日々の入力まで、操作のイメージをつかむ参考にしてください。

    製品名特徴
    弥生会計 Next初期設定は質問に答えるだけ。明細の自動取得とAIによる勘定科目の提案で記帳を進められる
    マネーフォワード クラウド会計銀行口座やカードの明細を自動取得し、仕訳候補を確認して登録できる。AIが勘定科目を提案
    freee 会計口座・カード明細を自動取得して仕訳を提案。請求書データから売掛金・買掛金も自動で登録
    ジョブカン会計キーボード中心の操作で、振替伝票や出納帳などの帳簿から入力できる。明細の取り込みにも対応
    弥生会計パソコンにインストールして使う。かんたん取引入力や帳簿入力、伝票入力から入力方法を選べる
    PCA Arch 財務経理伝票入力で元帳・試算表・決算書を作成。口座明細やPDF・CSVからの自動仕訳に対応
    フリーウェイ経理Liteほとんどの機能を期限なしで無料利用できる会計ソフト。仕訳形式・出納帳形式の入力に対応
    ツカエル会計オンラインほぼキーボード操作で完結。複数タブで帳簿を開き、まとめて操作できる
    会計らくだ中小企業向けのパッケージ型。出納帳や伝票と同じ形式で入力でき、記帳に特化したシンプルな構成
    エプソンの財務会計伝票・帳簿・仕訳など複数の入力方式を選べ、AI-OCRで証憑をデータ化できる

    入力方法と提供形態で選ぶ会計ソフト

    取引形式や伝票形式といった入力画面、銀行・カード明細の取り込み、クラウド型かインストール型かという観点から、操作を始めやすい製品を紹介します。

    弥生会計 Next

    弥生株式会社
    《弥生会計 Next》のPOINT
    1. 簿記や経理の知識がない初心者でもすぐに始められる会計ソフト
    2. これ1つで請求書発行などバックオフィス業務をまるごと効率化
    3. 経営状況の見える化を実現することで、事業の成長をサポート

    弥生株式会社が提供する「弥生会計 Next」は、初めて会計業務を行う方でも使い始めやすいクラウド会計ソフトです。初期設定はいくつかの質問に答えるだけで完了し、金融機関の明細を自動で取得して仕訳を登録できます。AIが勘定科目を提案するため、どの科目で記録するかに迷いがちな方の入力を支えます。帳簿や決算書の作成に加え、請求書の発行や経費精算もこれ1つで対応可能です。設定から日々の記帳までの流れを手早く整えたい企業に向く製品です。

    マネーフォワード クラウド会計

    株式会社マネーフォワード
    製品・サービスのPOINT
    1. 自動入力・自動仕訳で会計業務がどんどんラクに
    2. 法人運営に必要な12のサービスを基本料金内で利用可能
    3. 無料のメールサポートや有人チャットサポートで初心者も安心

    株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワード クラウド会計」は、個人事業主から上場企業まで、成長段階にあわせてプランを選べるクラウド型会計ソフトです。銀行口座やクレジットカードなどと連携して明細を自動で取得し、作成された仕訳候補を確認して登録すれば入力が完了します。AIが過去の仕訳を学習して勘定科目を提案するため、毎月繰り返す入力の手間を減らせます。貸借対照表や損益計算書も、日々のデータから自動で作成される仕組みです。明細の取り込みを中心に記帳を進めたい企業の選択肢です。

    freee 会計

    フリー株式会社
    《freee 会計》のPOINT
    1. 経営レポートを自動作成、リアルタイムな意思決定が可能に
    2. 経費精算やワークフローにも対応。転記や人的ミスを減らす
    3. 上場準備企業様にも最適な内部統制機能

    フリー株式会社が提供する「freee 会計」は、請求・支払業務から帳簿・決算書の作成までを1つで扱えるクラウド会計ソフトです。クレジットカードや銀行口座の明細を自動で取得し、勘定科目を推測して仕訳を提案します。請求書データを入力すれば売掛金や買掛金を自動で仕訳登録でき、入出金の明細を取り込むと既存の仕訳と照合して消し込みます。明細の自動取得や仕訳提案を活用することで日々の入力負担を軽減でき、蓄積した会計データをもとに決算書を作成できます。

    ジョブカン会計

    株式会社DONUTS
    《ジョブカン会計》のPOINT
    1. クラウドなのに驚きの速さ!自動集計で作業効率が大幅にアップ!
    2. 予算/実績管理機能で経営状況もリアルタイムで確認
    3. プロジェクトごとの収支管理で的確な経営判断をサポート!

    株式会社DONUTSが提供する「ジョブカン会計」は、パッケージソフトの操作性をクラウドで実現した会計サービスです。基本の操作はキーボードで行え、現金出納帳や振替伝票、仕訳日記帳などの帳簿から入力できます。よく使う取引や摘要を登録しておくライブラリ機能や、銀行・クレジットカード明細の取り込みにも対応しています。試算表の科目をダブルクリックすると総勘定元帳や補助元帳を表示できるため、月次の確認も進めやすいでしょう。伝票形式での入力に慣れた担当者がいる企業の候補です。

    弥生会計

    弥生株式会社
    《弥生会計》のPOINT
    1. かんたん取引入力と質問形式設定で初心者も迷わない
    2. 銀行・カード明細やレシートを自動取込しAIで自動仕訳
    3. インボイス制度と電子帳簿保存法の要件に即応

    弥生株式会社が提供する「弥生会計」は、パソコンにインストールして使うデスクトップ型の会計ソフトです。かんたん取引入力や現金出納帳などの帳簿入力、伝票入力から入力方法を選べ、質問形式の設定画面やスタートアップガイドで初期設定を進められます。銀行明細やクレジットカード、レシートのデータを取り込み、自動仕訳につなげることも可能です。法人決算書や消費税申告書、勘定科目内訳書の作成にも対応しています。データを手元のパソコンで管理したい企業の選択肢です。

    PCA Arch 財務経理

    ピー・シー・エー株式会社
    《PCA Arch 財務経理》のPOINT
    1. 日々の業務をスムーズにする財務管理の効率化をサポート
    2. AIアシスタントが24時間365日、いつでも回答
    3. データ連携により銀行入出金に関する仕訳処理を大幅削減

    ピー・シー・エー株式会社が提供する「PCA Arch 財務経理」は、中堅・中小企業向けのクラウド会計ソフトです。日々の伝票入力だけで元帳や試算表、決算書を作成でき、領収書や請求書のPDF、CSVデータから仕訳の元となるデータを取り込めます。金融機関と連携して口座明細を取得し、仕訳データを自動で作成する機能も備えています。操作でわからない点はAIアシスタントに質問できるため、使い始めの疑問を解消しやすいでしょう。伝票入力を軸に運用したい企業の候補です。

    フリーウェイ経理Lite (株式会社フリーウェイジャパン)

    《フリーウェイ経理Lite》のPOINT
    1. 会計ソフトとして十分な機能をずっと無料で使用できる
    2. 初めての会計ソフト導入でも安心なマニュアルを用意
    3. 各種帳票など多様な書類が出力可能

    ツカエル会計オンライン (株式会社ジョブカン会計)

    《ツカエル会計オンライン》のPOINT
    1. インストール不要!インターネットがあればどこからでもアクセス
    2. 複数タブ起動で複数帳簿を一括操作!
    3. 複数メンバーで同じ帳簿を同時に操作・閲覧可能!

    会計らくだ (株式会社ビーエスエルシステム研究所)

    《会計らくだ》のPOINT
    1. 12,000円で買い切り!安価に会計ソフトでの記帳を実現
    2. OneDrive等のクラウドにバックアップが可能!
    3. 保守期間中は法改正対応やアップデートを無料で適用可能!

    エプソンの財務会計 (セイコーエプソン株式会社)

    《エプソンの財務会計》のPOINT
    1. 伝票・帳簿・仕訳入力など複数の入力方式を選べ初心者にも対応。
    2. クラウドで会計事務所と最新データを共有し柔軟に連携。
    3. AI-OCRや口座連携で入力作業とミスを大幅削減。

    まとめ

    会計ソフトの使い方は、初期設定、日々の仕訳入力、月次の確認、決算の4つの工程に分けると整理できます。特に事業年度や開始残高、消費税の設定は、その後の集計全体に影響するため丁寧に進めましょう。日々は入力画面を使い分け、月末には試算表で残高を照合すると、決算の負担を抑えられます。入力方法や決算の支援機能は製品ごとに異なるため、資料請求をして操作の流れを比べてみてください。

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    IT製品・サービスの比較・資料請求が無料でできる、ITトレンド。「会計ソフトの使い方|初期設定から仕訳入力・決算までの操作手順」というテーマについて解説しています。法人向け会計ソフトの製品 導入を検討をしている企業様は、ぜひ参考にしてください。
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