Webデータベースとは
Webデータベースとは、インターネット上にデータを蓄積するサービスを指します。Webブラウザ上でデータの管理ができるため、場所を問わず情報の活用が可能です。近年ではクラウド型のデータベースをWebデータベースと呼ぶことも増えています。
以下の記事では、おすすめのWebデータベース(クラウド型データベース)製品をまとめて紹介しています。価格や機能、特徴を比較できるので、ぜひ導入検討の参考にしてください。
データベースとの違い
従来のデータベースは社内にサーバを構築し、社内ネットワークを用いてデータを管理します。また、データベース管理システムを通じてデータベースの情報管理を行なうのが一般的です。システム構築には専用の言語であるSQLを使用するため、IT部門の従業員やベンダーなど専門家の介在が欠かせません。
対してWebデータベースは、知識や技術をもたない従業員がデータベースを構築することを前提につくられています。そのため、エクセルライクな操作感やノンプログラミングが特徴といえます。
ノーコード・ローコード開発ツールとの違い
ノーコード開発ツールとは、プログラミングの知識をもたなくてもアプリケーションの開発が可能なサービスを指します。専門言語を用いずとも、画面上でのマウス操作で設計が可能です。また、アプリケーションの一部にコードを記述し、より複雑な要件にも対応できる特徴をもつのがローコード開発ツールです。
Webデータベースは、ノーコード・ローコード開発ツールの一種として分類されることもありますが、主にデータの管理や可視化を目的としたツールです。アプリ開発を前提としたノーコード・ローコードツールとは、利用目的や機能の範囲に違いがある点に留意が必要です。詳しくは以下の記事をご覧ください。
Webデータベースの機能
Webデータベースは、従来のデータベースに比べて誰でも直感的に扱えるよう、多彩な機能が備わっています。主な機能は次のとおりです。
- ●データベース構築機能
- ●データ登録・更新・消去機能
- ●データ検索機能
- ●データ集計機能
製品により搭載機能はさまざまですが、例えばエクセルファイルをそのまま取り込んで簡単にデータベースを構築できたり、複数の担当者が同時にデータを編集できたりと、日々の業務が大きく効率化します。
Webデータベースのメリット
Webデータベースならリアルタイムで共有でき、二重入力やデータ探しのムダを解消します。ここからはWebデータベースのメリットについて解説します。
リアルタイムで情報共有できる
Webデータベースは従業員が個々に所有していたデータを一元管理し、誰もが時間や場所を問わず気軽にアクセスできます。そのため、データの登録・更新・共有がスピーディーに行えます。業務に関する報告・連絡・相談が迅速になることで、業務効率化にもつながるでしょう。
導入・運用コストが低い
Webデータベースは自社で設備を用意する必要がないため、低コストかつ短時間でデータベースを活用したい場合におすすめです。また、メンテナンスなどの運用維持に必要な人材コストを削減できるほか、導入開始時の教育コストも減らせます。
エクセルなどの既存データを移行できる
Webデータベースのなかには、エクセルで自作していたデータベースをそのまま移行できる製品も多くあります。Webデータベースに移行すれば、バージョン管理やログ管理も一括でできるようになり、管理の手間が省けるでしょう。
こうしたメリットを最大限に活かすためにも、自社にあったWebデータベースを比較して選びましょう。以下のボタンから主要なデータベースソフトの資料請求が可能です。ぜひご活用ください。
Webデータベースのデメリット
Webデータベースは万能なシステムではないため、デメリットを知り、カバーできる体制を整えることが重要です。ここからはWebデータベースのデメリットを紹介します。
ネット環境に依存する
Webデータベースはインターネット環境が無ければ使用できません。通信環境に依存するため、条件によっては通信速度も遅くなってしまうでしょう。
データベースは社内でも重要度が高いシステムのため、安定した通信ができる環境を整えなければなりません。通信障害が発生したときのために、バックアップを保存しておきましょう。
セキュリティ面に不安がある
Webデータベースは、社内のあらゆるデータをインターネット上に蓄積しますが、セキュリティ対策はベンダーに依存します。顧客情報や機密情報などの重要なデータを守るためには、セキュリティ対策の充実度や信頼できるベンダーかどうかを導入前に確認しましょう。
Webデータベースの選び方
Webデータベース製品を選ぶ際の比較ポイントは次のとおりです。
- ●オンプレミス型かクラウド型か
- ●ノーコード・ローコードで開発可能か
- ●利用ユーザー数や必要なアプリ数はどの程度か
- ●管理画面の使いやすさ
- ●必要な機能が揃っているか
- ●予算に見合っているか
多くの製品は利用人数やデータベースアプリの数に応じて料金プランが異なるため、事前にどの程度の規模で利用したいのか、必要な機能はなにかなどの条件を洗い出しておくとよいでしょう。
またノーコードで簡単にデータベースを作成できても、管理画面が使いにくくては業務に負担が生じます。無料トライアルやデモ体験を通じて、できるだけ操作性を事前に確認しておくのがおすすめです。
Webデータベース製品を含む、おすすめのデータベースソフトは以下の記事で紹介しています。価格や機能、特徴を比較できるため、ぜひ導入検討の参考にしてください。
まとめ
WebデータベースをWebブラウザ上で活用すれば、さまざまな業務を効率化できます。ネット環境さえあれば簡単に運用できる点は大きな魅力ですが、一方でセキュリティ面に不安が残るのも事実です。
データベースは企業の根幹を支える重要な情報資産です。その影響力は非常に大きいため、導入を検討する際は慎重な比較が欠かせません。まずは気になるWebデータベース製品を比較し、自社に最適なサービスを選んでください。下のボタンから一括資料請求も可能です。


