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クロスプラットフォームとは?種類や代表的な開発手法を紹介

2023年07月18日 最終更新

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クロスプラットフォームとは?種類や代表的な開発手法を紹介

クロスプラットフォームとは、一つの開発言語をもとにWindowsやmacOSなど異なるプラットフォーム上で、同じ仕様のアプリケーションを動作させるプログラムのことです。iOSとAndroidの両方に対応したアプリを開発するなら、この技術は必須です。

この記事では、クロスプラットフォームの概要と種類を解説するとともに、代表的なツールを紹介します。関連製品の一括資料請求も可能なため、製品をじっくり検討したい方はぜひご利用ください。

この記事は2023年7月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    クロスプラットフォームとは

    クロスプラットフォームとは、iOS、Android、Windows、macOSなど異なるプラットフォーム上で、同じ仕様のアプリケーションを動かせるプログラムのことです。一つの開発言語で複数対応できるため、開発コストを抑えられます。類似のプログラムとして、マルチプラットフォームがあります。マルチプラットフォームは、複数のプラットフォームに対応していますが、個々のOSに対して開発を要するため、手間とコストがかかるのが特徴です。

    基本的に、ソフトウェアは動作させる環境を想定し、それにあわせて開発を行います。したがって、ある環境を想定して作ったソフトウェアは、ほかの環境では活用できません。

    しかし、動作環境が多様化している昨今、そのような状態はユーザーの幅を狭めます。そこで、単一のプログラムで、複数の動作環境に対応できるクロスプラットフォームのソフトウェアが望まれています。実際、スマホ対応のアプリに関してはiOS・Android両対応であることが多く、クロスプラットフォームアプリ開発が一般化しているといえるでしょう。

    クロスプラットフォームの種類

    一口にクロスプラットフォームといっても、それを実現する仕組みは複数存在します。ここでは代表的な3種類を見ていきましょう。

    OS上のシステムを操作する「ネイティブ型」

    ネイティブ型は、OSプラットフォーム上の描画エンジンを利用するタイプです。フレームワークからOSのUI部分を操作する感覚のため、扱いやすいでしょう。また、後述するほかのタイプと比べ、処理が高速なのも特徴です。

    ネイティブ型のクロスプラットフォームの開発環境は、iOS、Android、Windowsなど複数のプラットフォームで動作するクラスライブラリや、ランタイムが装備されている必要があります。なお、オフライン環境でも操作できるゲームアプリや、ヘルスケアアプリなどの開発に向いています。

    WebView上でネイティブ機能を利用する「ハイブリッド型」

    WebViewとは、OS上で動作するソフトウェアで、WebページをSafariやChromeなどのブラウザと同じように表示する機能をもち、スマホのアプリに組み込まれています。WebViewを利用したソフトウェアは、OS上で動作しWebページを表示するため、ハイブリッド型と呼ばれています。

    OSの機能を直接活用して、クロスプラットフォーム開発をすることは難しいですが、Web上の機能であれば、HTMLやCSS、JavaScriptなどを駆使して容易に開発できるでしょう。ただし、機能の一部をWebに頼る分、処理速度が遅いのが難点です。また、ネイティブ型ほど高度な機能も実装できません。

    自前でレンダリングする「独自レンダラ型」

    プログラミング言語を解釈し、描画するシステムのことをレンダリングエンジンといいます。例えば、WebブラウザやWebViewは、HTMLレンダリングエンジンによってHTMLを解釈・描画します。上述したネイティブ型、ハイブリッド型は、OSのレンダリングエンジンやWebViewを用いているのが特徴です。一方、独自レンダラ型は、その名のとおり独自のレンダリングエンジンを利用しているため、OSに関係なく活用できます。

    ネイティブ型は、OSへの適合によるクロスプラットフォームです。それに対して独自レンダラ型は、OSに依存しないことでクロスプラットフォームを実現する方法であり、主にゲーム開発に向いています。

    なお、クロスプラットフォームに対応した開発ツールについては、こちらから資料請求も可能です。興味のある方はぜひお申し込みください。

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    クロスプラットフォーム開発に活用できる代表的なツール

    クロスプラットフォームの開発手法として、代表的なツールを紹介します。

    Magic xpa Application Platform

    マジックソフトウェア・ジャパン株式会社
    製品・サービスのPOINT
    1. 【クロスプラットフォーム】ワンソース・マルチデバイス
    2. 基幹業務システムの運用基盤としてグローバルで35年の実績
    3. 【超高速開発!】CやJavaの10倍の開発生産性

    マジックソフトウェア・ジャパン株式会社が提供する「Magic xpa Application Platform」は、マルチデバイスに対応するアプリケーションを、コーディングせずに開発できるプラットフォームです。基幹業務システムのプラットフォームとして35年以上の実績をもち、構築フローが標準化されています。また作成者の経験を問わず、クオリティの高いアプリケーション開発が実現するでしょう。一つの開発手法で多くの端末やOSでの展開ができ、カスタマイズに対応しやすい点も魅力です。

    Magic xpa Application Platformを利用したユーザーの口コミ

    いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 10名以上 50名未満

    プログラミング初心者で全く経験がない新入社員でもローコードで簡単にプログラミングしやすいのが良い。

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    改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 10名以上 50名未満

    イベント処理のロジックでショートカットキーがあるが、テンキーでのイベント処理ができるように実装されると嬉しい。

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    Unity

    ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社
    《Unity》のPOINT
    1. パーツの組み合わせでプログラムできる初心者に優しい環境
    2. マルチプラットフォームでゲームジャンルを問わない
    3. 開発から実行までをひとつで担う

    「Unity」は、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社が提供するゲーム開発環境です。「プレイステーション」や「任天堂スイッチ」などのゲーム開発に特化しており、初心者でも簡単な組み合わせで利用できる点がポイントです。WindowsやiOS、Androidのほか、多様なゲーム機にも対応しており、初心者向けの無料プランも提供されています。

    Unityを利用したユーザーの口コミ

    いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 1,000名以上 5,000名未満

    素材をゼロから作るのはとても大変なことですが、Unityにはたくさんのアセットがあるため、素材づくりに時間をかけることなく、得意な作業に集中することができます。

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    改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 1,000名以上 5,000名未満

    データ量が多くなりがちで、現在使っているPCのディスクをかなり圧迫してしまっています。また開発規模が大きいのもありますが、立ち上がるまでに結構な時間がかかることがあります。

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    Firebase

    グーグル合同会社
    《Firebase》のPOINT
    1. クラウド上で効率的にアプリ開発が可能なバックエンド開発環境!
    2. さまざまな工夫がされているリリース機能と性能監視機能!
    3. Googleアナリティクスなどを活用したエンゲージメント分析!

    グーグル合同会社が提供する「Firebase」は、スマートフォンアプリやWebアプリケーションを開発できるmBaaS(Mobile Backend as a Service)です。クラウド上で開発可能なため、場所や端末を選ばず活用できます。リリース前にバグを検出する機能やアプリケーションの性能を分析する機能を搭載しています。クロスプラットフォームに対応しており、無料でスタートできる点も魅力的でしょう。

    Firebaseを利用したユーザーの口コミ

    いい点 放送・広告・出版・マスコミ 50名以上 100名未満

    Googleが出しているアプリ管理ツールなのでまず仕様について安心できる。 急なアップデートや要件変更はあるがサポートも手厚い、Googleの営業と繋がりがあれば専用部署にサポートしてもらえるケースもあり十分使いやすいと言えると思う。

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    改善してほしい点 放送・広告・出版・マスコミ 50名以上 100名未満

    運用型広告目線では、サードパーティツールの方が複数の媒体に接続できるケースが多い。 特にApps flyerの利便性は高くYahoo・Twitterはそちらがメインな印象。 Googleに特化しまくってしまっている印象があるので、他媒体への連携も今後よりスムーズになってくれるとありがたい。

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    Visual Studio

    日本マイクロソフト株式会社
    《Visual Studio》のPOINT
    1. あらゆるソフト開発の基盤を担う万能ツール
    2. 高性能な診断能力で不具合を瞬時に解明
    3. 分散型コード管理システムと併用して機能性を向上

    「Visual Studio」は、日本マイクロソフト株式会社が提供する統合開発環境です。プログラムの開発やコード作成、動作チェックなど豊富な機能が搭載されています。また、作業途中でデータを損失することのないよう、作業履歴の保存も可能です。またC#、Visual Basic(VB)、C++など豊富な言語に対応している点もポイントです。

    Visual Studioを利用したユーザーの口コミ

    いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 5,000名以上

    20年以上前のVisualBasicから始まり、C#と業務システムアプリを開発する上で非常に強力な開発環境です。ステップ実行等のデバック機能も優れており、プロパティ等の入力補完機能が実装されたときは開発効率が格段にアップしたことを覚えています。最近はデータ分析でPythonを利用していますが、使い慣れた開発環境は最高です。

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    改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 5,000名以上

    強いて挙げるなら以前はVisual Studio自体もインストールしないでブラウザ上で同等の開発環境を利用できたら良いなと感じていましたが、現在はそれも可能なので特に無いです。

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    Xamarin

    「Xamarin」は、Microsoft社が提供する開発環境です。iOSやAndroid、Mac向けのネイティブアプリを開発できます。それらのOSに対するネイティブアプリの開発言語を、C#に置き換えることでクロスプラットフォームに対応できます。

    Flutter

    Google社が提供する開発環境「Flutter」は、AndroidとiOS向けのアプリを、Google社独自のDartという言語で開発します。描画は独自レンダラで対応しています。また、ホットリロード機能により、リアルタイムで変更が確認できるのも特徴です。

    React Native

    「React Native」は、メタ・プラットフォームズ社が開発した、モバイル向けのJavaScriptの開発環境です。Android・iOS向けのネイティブアプリを作成できます。処理速度の早さに定評があり、有名企業での導入実績も豊富です。

    Swift

    「Swift」は、Apple社が開発したプログラミング言語です。iOS・Mac・Linuxで利用でき、現在はiPhoneアプリで活用される基本的な言語として知られています。従来利用されていたObjective-Cの後継的存在で、学習コストの低さや迅速性が特徴です。

    Kotlin Native

    JetBrains社が開発したプログラミング言語「Kotlin Native」は、Kotlinでプログラムを記述し、LLVMでネイティブ向けのバイナリデータを作成する仕組みです。Windows・Mac・Android・iOS・Linuxのネイティブアプリを作成できます。

    Apache Cordova

    「Apache Cordova」は、Apacheソフトウェア財団が提供するモバイルアプリ開発環境です。HTML5やCSS3、JavaScriptなどWeb開発の基本的な技術により、ハイブリッド型クロスプラットフォームを実現します。プラグインが豊富な点が特徴です。

    Cocos2d-x

    「Cocos2d-x」は、オープンソースのゲーム開発環境で、主にPythonを使いますが、C++やJavaScriptの利用も可能です。iOSやAndroid、Windowsなど多数のOSに対応し、ネイティブアプリを開発できます。描画は独自のレンダラで行います。

    クロスプラットフォームについて理解し、開発を効率化しよう

    クロスプラットフォームとは、異なるプラットフォーム上で、同じ仕様のアプリケーションを動かせるプログラムのことです。また、クロスプラットフォームは、ネイティブ型、ハイブリッド型、独自レンダラ型に分類されます。それぞれ特徴があるため、自社に適したタイプを選択し、開発ツールを用いて開発しましょう。さっそく気になる製品の資料を取り寄せ、比較検討してみてはいかがでしょうか。

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