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IP電話と固定電話の違いとは?図表でわかりやすく解説

IP電話と固定電話の違いとは?図表でわかりやすく解説

この記事では、IP電話と固定電話の違いについて、図や表を用いてわかりやすく解説します。IP電話のメリットや、IP電話の導入が適している企業についても説明するので、自社の電話環境の見直しに役立ててください。

また、ITトレンドで人気の高いIP電話サービスも紹介します。固定電話からの切り替えや、新規でIP電話の導入を検討している企業は、ぜひ参考にしてください。

この記事は2024年7月時点の情報に基づいて編集しています。

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IP電話とは

IP電話とは、インターネット回線を用いた電話のことです。プロバイダによって提供されることが多く、PCやスマートフォン、固定電話機などで利用できます。

IP電話は通話機能だけでなく、通話録音システムやWeb電話帳、顧客管理システムなどさまざまな社内システムと連携が可能です。また、電話回線の通話サービスと比べて基本料金や通話料金が安くなるケースも多いため、近年多くの企業で導入されています。

IP電話の種類

IP電話の種類は大きく3つにわけられます。「0ABJ型」「050型」「電話番号不要型」の各種類について、それぞれ詳しく解説します。

0ABJ型

総務省が定めた品質基準を満たした通信事業者のみ取得できる10桁のIP電話番号のことです。従来の固定電話番号と同じく「市外局番(03や06)+市内局番+加入者番号」で構成され、通話品質も担保されています。

0ABJ番号IP電話は、通信事業者やプロバイダ提供の光電話が該当します。代表的なものに、NTT東日本・NTT西日本のひかり電話があります。

以下の記事では、光電話と比較しながらIP電話の概要を解説しているので、あわせて参考にしてください。

関連記事 IP電話と光電話の共通点・違いとは?メリットとデメリットも解説!

050型

「050+通信事業者の識別番号+加入者番号」で構成される11桁のIP電話番号のことです。どこから発信しても050からはじまる番号になるため、市外局番のように発信地は特定できません。ただし、どの通信事業者と契約しているかは特定されます。また、050型のIP電話同士なら無料通話となるケースが多いため、通話コストの削減に効果的です。

050型IP電話の導入メリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

関連記事 050から始まる電話番号とは?概要やメリット、料金相場を解説

電話番号不要型

LINEやSkype、Facebook Messengerなど、電話番号がなくても音声通話できるアプリが電話番号不要型の代表格です。電話回線や携帯キャリアの電話を利用せず、インターネット回線を使用して通話するため、インターネット電話とも呼ばれます。同じアプリ間であれば無料通話が可能です。ただし、固定電話への発信はできません。

IP電話の仕組み

IP電話は、音声をIPパケットに変換することで、インターネット経由での通話を可能にします。IP電話の仕組みは以下のとおりです。

  • 1.発信者の音声情報を電気信号に変換
  • 2.VoIPゲートウェイという中継機器を用いて、電気信号をIPパケットへと変換
  • 3.インターネット回線を通じて着信側へと送信
  • 4.IPパケットのままでは音声を確認できないため、再度VoIPゲートウェイを介し、電気信号に復元
  • 5.電気信号を音声情報に復元

IP電話の仕組みについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事 【図解】IP電話の仕組みとは?プロトコルやIP-PBX、携帯電話との違いもわかりやすく解説

固定電話(アナログ電話)とは

固定電話とは、アナログ回線やデジタル(ISDN)回線を用いた電話のことです。

アナログ回線は、メタル線とアナログ信号を用いて通話する電話回線です。信号の違いによってダイヤル回線とプッシュ回線に分類でき、ダイヤル回線はダイヤルパルス信号、プッシュ回線はプッシュボタン信号を利用します。

固定電話(アナログ電話)の仕組み

固定電話(アナログ回線)の仕組みは以下のとおりです。

  • 1.発信者が電話番号を入力する
  • 2.メタル線を介して、ダイヤルパルス信号またはプッシュボタン信号が発信者の最寄りの電話局(交換機)へ送られる
  • 3.中継回線を通じて着信者の最寄りの電話局(交換機)に到達し、呼び出し音を鳴らす
  • 4.着信者が受話器を取ると両者の回線が接続され通話できる

なお、NTT東日本・NTT西日本のアナログ回線とデジタル回線は、2024年1月にIP網へと移行されました。

参考:固定電話のIP網への移行時期について|NTT東日本
参考:固定電話網の円滑な移行|総務省

IP電話と固定電話(アナログ電話)との違いを比較

IP電話と固定電話では、電話料金や回線の安定性、通話可能な電話番号などが異なります。そのため、自社の業務内容に適した電話環境を構築するのがおすすめです。ここでは、IP電話と固定電話の違いを解説します。

IP電話と固定電話(アナログ電話)の違いは?

回線の安定度や通話品質

IP電話固定電話
安定度と通話品質通信環境に左右されやすい良好

IP電話はインターネット回線を使用するので、通信環境によっては固定電話ほど回線が安定しません。ただし、ひかり電話(光電話)など0ABJ型のIP電話であれば、固定電話と同等の安定性が期待できます。

電話音声品質によって、総務省がIP電話事業者をA・B・Cの3つにランクわけしています。特に安定した回線を求める場合は、AランクのIP電話事業者と契約するとよいでしょう。

導入費用や料金

IP電話固定電話
導入費用2,000円~3,000円前後(ネット回線がすでにある場合)35,000円前後(電話加入権を新規購入した場合)
基本料金500円前後1,500円~2,000円前後
通話料金距離によって変動しない
携帯電話宛よりも固定電話宛の通話料金のほうが高い
距離によって変動する
固定電話宛よりも携帯電話宛の通話料金のほうが高い

IP電話は固定電話と比べて、導入費用も月額費用も安価です。電話加入権を購入する必要がなく、相手との距離に限らず通話料金が一定のためです。また、IP電話アプリ同士なら通話料無料のサービスも登場しています。

なお、IP電話の通話料金は、通話先が携帯電話か固定電話かによって違いがあります。多くの場合、携帯電話よりも固定電話への通話のほうが通話料金は高くなります。

電話番号や機能

IP電話固定電話
電話番号0ABJ型(03や06はじまり)/050型/電話番号不要型0+市外局番+市内局番+加入者番号
機能1(110番や119番への発信)0ABJ型を除き不可可能
機能2(フリーダイヤルへの発信)不可(一部可能なものもある)可能

発信者の位置情報を通知する機能がない050型のIP電話では、「110番」や「119番」などの緊急通報や緊急電話が利用できません。市外局番を使用する0ABJ型のIP電話からは発信可能ですが、通信事業者によってサービス内容は異なるため事前に確認が必要です。緊急通報や緊急電話が利用不可の場合は、最寄りの警察署・消防署などの通常番号を事前に登録し、直接電話をかけるといった対策が必要です。

また大半のIP電話では、フリーダイヤルへの発信もできません。フリーダイヤルとは0120からはじまる番号で、通話料金を着信側が負担する形態です。IP電話からフリーダイヤルにかけたい場合は、携帯電話と同様に専用の番号にかける必要があります。

インフラ要件

IP電話固定電話
利用回線インターネット回線アナログ回線
工事の必要性不要(インターネット回線がすでにある場合)必要
利用形態電話機/PC/スマートフォン電話機

IP電話はインターネット環境があれば、配線工事の必要はありません。ただし、インターネット環境がない状態でIP電話を導入したい場合は、インターネット回線の契約が必要です。また、固定電話は専用の電話機を用いた音声通話しか行えませんが、IP電話は固定電話機・PC・スマートフォンを利用でき、ビデオ通話にも対応可能です。

参考:令和3年版 情報通信白書|総務省

なお、IP電話の種類によっても、通信品質や利用料金などは異なります。以下の記事では、機能や価格別におすすめのIP電話サービスを比較しています。具体的な製品情報が知りたい方は、あわせてご覧ください。

関連記事 【2025年版】IP電話アプリ(050アプリ)おすすめ10選を比較!無料製品も紹介

IP電話の導入メリット

IP電話は、コストと利便性において固定電話より優位でしょう。ここではIP電話のメリットと、IP電話導入が適している企業について解説します。

  • ●コスト削減ができる
  • ●企業規模を問わない
  • ●システム連携がしやすい
  • ●時間をかけずに導入できる

コスト削減ができる

IP電話は、固定電話と比べて基本料金や通話料金が安価な傾向にあり、使用量によっては大幅なコスト削減につながります。遠方や海外との通話料金も安価なため、全国に拠点のある企業や海外との通話を頻繁に行う企業におすすめです。

また、IP電話はこれまで使用していた電話機やPC・スマートフォンなどを継続して利用可能です。新たに電話機を購入する必要がなく、コストをかけずに導入できます。

企業規模を問わない

IP電話は初期コストや運用コストを抑えられるため、電話環境にあまり予算をかけられない中小企業でも導入しやすいでしょう。一方で、複数拠点の電話システムの統合や一元管理を行いたい大企業にも適しています。複数拠点の保守管理を本社でまとめて実施することで、企業組織の簡素化や人件費の削減につながります。

システム連携がしやすい

IP電話はスマートフォンやPCのほか、顧客管理システムや通話録音システムなど、さまざまな業務システムやアプリケーションと連携できる製品があります。さらに、IP-PBXやクラウドPBXなどの電話交換機を用いることで、社外からも会社の代表番号で発着信できるなど、柔軟な電話対応が可能になります。

そのため、拡張性や柔軟性のあるIP電話は、テレワークを導入している企業や外回り営業が多い企業、電話応対や取次などの業務効率化を図りたい企業にもおすすめです。

時間をかけずに導入できる

IP電話なら、導入のための配線工事だけでなく、従業員数や拠点数の増減による工事や撤去も必要ありません。そのため、オペレーター数の増員や、事務所や営業所の移転などを検討している企業にも最適です。また、導入の手間が少なく低コストで利用できるため、スタートアップ企業にとっても有用でしょう。

IP電話の注意点

IP電話を効果的に利用するためには、注意すべきポイントが3つあります。

  • ●停電時に利用できない
  • ●インターネット回線の影響を受ける
  • ●セキュリティ対策が必要になる

それぞれ詳しく解説します。

停電時に利用できない

アナログ回線を利用する固定電話は、電話線から電力を供給しているケースもあり、停電発生時にも電話がつながる可能性は高いでしょう。しかしIP電話は、専用機器をコンセントに接続して利用するため、停電時には使用できません。

固定電話からIP電話に切り替えた場合は、停電発生時にスマートフォンを利用するなどの対策が必要です。また停電時に備えて、IP電話と固定電話を併用するのも一手です。

インターネット回線の影響を受ける

IP電話はインターネット回線を使用した電話のため、電波が不安定な場合に影響を受ける可能性は否めません。ネットワークにトラブルが発生した際は、通話ができなくなる恐れもあります。考えられるトラブルと、対応方法をあらかじめ決めておくことが大切です。

通話の安定性を求める場合は、0ABJ型のIP電話事業者と契約するのがおすすめです。

セキュリティ対策が必要になる

ネットワークに接続している通信機器の設定が不適切であったり、セキュリティ対策が不十分だったりすると、第三者による乗っ取りやなりすましなどの不正アクセスを招きます。実際に、第三者によるIP電話の不正利用が発生しており、総務省は注意を呼びかけています。

ルータやPBXの設定を確認するとともに、ソフトウェアを最新バージョンにアップデートする、IDやパスワードの定期的に変更するなどの対策を講じましょう。

参考:停電の際の固定電話サービスの利用について|総務省
参考:第三者によるIP電話等の不正利用に関する注意喚起|総務省

固定電話(アナログ電話)をIP電話に切り替える方法

固定電話からIP電話への切り替え手順は、以下のとおりです。

  • 1.通信事業者やプロバイダへIP電話を申し込む
  • 2.専用機器を受け取り、コンセントと電話に接続する

IP電話への移行は特別な作業を必要としないケースも多く、比較的簡単に切り替えられます。ただし、IP電話をアナログ回線の固定電話で使用する場合には、アナログ信号をデジタル信号に変換するVoIPアダプターが必要です。切り替え方法や手順は通信事業者によって異なるため、導入前に確認しましょう。

おすすめのIP電話サービスを紹介

ITトレンド編集部おすすめのIP電話サービスを紹介します。提供形態や機能、参考価格などもまとめているので、自社にあう製品の選定にお役立てください。

MiiTel Phone(ミーテルフォン)

株式会社RevComm
製品・サービスのPOINT
  1. アポ率・成約率が向上する『成果の出る営業トーク』が身につく
  2. 教育工数を削減し新人も短期間で即戦力へ!マネジメント効率改善
  3. 正確・迅速な共有で顧客対応を高速化!営業ノウハウの俗人化解消

株式会社RevCommが提供する「MiiTel」は、AI機能搭載のクラウドIP電話です。AIが電話対応を自動解析し可視化することで、改善点を把握しやすくなり、オペレーターの生産性向上につながるでしょう。また、会話内容はクラウド上で自動録音されるので、社員教育やコンプライアンス遵守などの目的でも活用されています。

提供形態クラウド無料トライアル
参考価格初期費用無料
月額5,980円~/ユーザー
機能通話録音/自動文字起こし/システム連携

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

MiiTel Phone(ミーテルフォン)を利用したユーザーの口コミ

いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 1,000名以上 5,000名未満

録音機能もあり、会話をいつでも再生しチェックしたりすることができるので他のメンバーの会話を共有し、スキル向上へと繋げることができています。

続きを読む


改善してほしい点 コンサル・会計・法律関連 250名以上 500名未満

保留中の時間や受付の方とのやり取りも分析に反映されてしまうため、自動でカットするなどの機能が欲しい。また、電話内容の自動文字起こしの精度もそこまで高くない。

続きを読む

RemoTEL

株式会社ジェイドコーポレーション
《RemoTEL》のPOINT
  1. 最短1営業日で利用を開始可能!
  2. 1か月単位で契約できる柔軟な料金体系!
  3. オプションで通話録音にも対応!

株式会社ジェイドコーポレーションが提供する「RemoTEL」は、スマートフォンアプリから会社の番号で高品質な通話ができるIP電話サービスです。オフィス外でも、代表番号での対応や内線通話が可能です。さらに保守管理の負担がなく、設置工事も不要なため、簡単かつスピーティーに導入できるのも特徴です。

提供形態クラウド / SaaS / ASP無料トライアル
参考価格初期費用11,000円(税込み)、月額6,050円(税込み)/5ID機能外線番号管理/外線発着信/通話録音など

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

RemoTELを利用したユーザーの口コミ

いい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 10名以上 50名未満

ビジネスフォンだと比較的難しいお客様の履歴参照の業務が簡単に行えるようになりましたし、コロナ禍などの急なテレワーク対応もスムーズに行えました。

続きを読む


改善してほしい点 卸売・小売業・商業(商社含む) 10名以上 50名未満

管理画面のUIをより詳細にアレンジできたり、音質などのよりクリア化、システムの安定化などを期待します。不便な部分などは特にないですね。

続きを読む

まとめ

IP電話とは、インターネット回線を利用した電話のことです。固定電話に比べ初期費用や通話料金が安く、企業の通信コストの削減につながります。ただし、通信音声品質や利用料金などは製品によって異なるため、導入を検討する際は各社製品をよく比較し、自社に最適なIP電話製品を見つけましょう

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03月31日(月)更新
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