クラウド型メールセキュリティとは
クラウド型メールセキュリティとは、メールのセキュリティ対策をクラウド上で提供するサービスや製品のことです。スパムやウイルス、フィッシング攻撃などからメールを保護し、リアルタイムで脅威に対応します。
セキュリティの更新がクラウド上で自動的に行われるため、常に最新の脅威に対応できます。また、オンプレミスのようなシステムの管理やメンテナンスが不要で、手間をかけずにメールの安全性を維持できるのが特徴です。
【比較表】おすすめのクラウド型メールセキュリティ製品の比較表
ITトレンドおすすめのクラウド型メールセキュリティ製品を紹介します。まずは、製品のポイントや機能などを一覧にまとめた比較表で見比べてみましょう。各製品の詳細情報については、後ほど紹介しています。
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おすすめのクラウド型メールセキュリティを比較
ここからは、各製品の情報を詳しく見てみましょう。気になる製品は「+資料請求リストに追加」ボタンでカート追加しておくと、あとからまとめて資料請求ができるので便利です。
《IIJセキュアMXサービス》のPOINT
- 多層フィルタによってあらゆる脅威を強力ブロック
- 脅威対策と誤送信対策をワンストップに実現
- Microsoft 365 と連携し、セキュリティ機能を強化
株式会社インターネットイニシアティブが提供する「IIJセキュアMXサービス」は、外部からの攻撃と内部における情報漏えいリスクに対して、統合的に対策を行うクラウド型メールセキュリティサービスです。業界最多6社のエンジンによる多層防御を実現し、脅威メールの侵入をブロックします。なおMicrosoft 365との連携に対応します。
《使えるメールバスター》のPOINT
- かんたん設定で強力なスパムメール対策を実現
- PCへの個別ソフトインストールが不要
- Office365等の主要メールサービスにも対応
使えるねっと株式会社が提供する「使えるメールバスター」は、学習型AI技術搭載の完全クラウド型メールセキュリティサービスです。メールフィルタリングサービスが、新しいスパムやマルウェアの流行を検出し、即座にブロック。スパム撃退率99.98%を誇り、あらゆるサイバー攻撃からネットワークを守ります。Microsoft 365をはじめ主要メールにも対応します。
《Microsoft 365 with IIJ》のPOINT
- うっかりミスによる誤送信はメール取り消し機能で対策
- それぞれのセキュリティ機能でメール受信リスクを極小化
- 添付ファイル自動暗号化機能でメール誤送信時の情報漏えいを防止
株式会社インターネットイニシアティブが提供する「Microsoft 365 with IIJ」は、Microsoft 365にメールセキュリティ機能を付与したサービスです。通常のMicrosoft 365と同じ価格で利用できます。メールの添付ファイルを自動で暗号化したり、送信を一時保留にしたり、メールの誤送信を防止する機能が搭載されています。
まるっとメールセキュリティ for Outlook
製品・サービスのPOINT
- チェック機能とガード機能の両方を備えたシンプルで頼もしい設計
- 必要な機能だけを絞り込んだことでリーズナブルな価格を実現
- 社外への送信時は暗号化やパスワード自動生成機能等で誤送信防止
株式会社トインクスが提供する「まるっとメールセキュリティ for Outlook」は、誤送信防止と標的型攻撃メール対策の両機能を備えたツールです。送信前のチェック画面や受信時の警告機能で、利用者の「気づき」をサポート。自動でパスワード保護を施し、メール送信を安心・安全に行えるよう設計されています。
製品・サービスのPOINT
- 最新の脅威から会社を守る!アンチスパム・ウイルス対策
- 選べる機能でメールセキュリティを万全に
- お使いのメールサーバはそのままにゲートウェイ型でも利用可能!
株式会社TOKAIコミュニケーションズが提供する「OneOfficeメールソリューション」は、導入実績1,300社のクラウド型メールサービスです。AIと検出率99%のクラウドサンドボックスにより、ランサムウェアや標的型攻撃メールなどの脅威にも対応。Microsoft 365やGoogle Workspaceと連携し、ゲートウェイ型での導入も可能なため、既存のメール環境を維持したい企業にも適しているでしょう。
製品・サービスのPOINT
- クラウド時代のセキュリティへ最適解!安心・安全を提供します
- 高度なフィルタリング機能!どんなセキュリティーポリシーも実現
- 国内自社開発・サポートで脱PPAPなどの市場ニーズに即応します
キヤノンマーケティングジャパン株式会社が提供する「GUARDIANWALL Mailセキュリティ」は、オールインワンのメールセキュリティ製品です。情報漏えいや誤送信対策として、添付ファイルのダウンロードリンク化や送信時のダブルチェック機能を提供。法令遵守や監査対策にも有効です。
《IRONSCALES》のPOINT
- AIでビジネスメール詐欺の常套手段のなりすましを検出
- 不審メール報告機能ですり抜けた後の対処を自動化
- APIを使いて簡単にOffice 365やG Suiteと連携
株式会社アズジェントが提供する「IRONSCALES」は、クラウド型のフィッシングメール対策ソリューションです。AIを搭載しており、なりすましメールの判別や削除を自動で行います。さらに、ほかの従業員にも同様のメールが届いているかどうかを自動で分析し、管理者の負担を軽減します。Microsoft 365やGoogle Workspaceと連携可能です。
《matriXscan ApexIII》のPOINT
- 独自の「msecテクノロジー」で最新のスパムも徹底防御!
- 通常は検知できない暗号化されたZIPファイルの危険も検知可能!
- ニーズに応じてクラウド・アプライアンス・仮想環境で導入可能!
アイマトリックス株式会社が提供する「matriXscan ApexIII」は、スパムメール・マルウェアへの対策に適したセキュリティゲートウェイです。AI技術を活用したアンチウイルス機能により、最新のマルウェアにも対応。暗号化されたZIPファイルの検知も可能で、なりすまし防止や通信の暗号化機能も備えています。
《Sophos Email》のPOINT
- 機械学習で会社をターゲットにする脅威をより深く理解しブロック
- 社員のセキュリティ意識を高めるトレーニング機能!
- 27,000社超の導入実績!確実なセキュリティを実現!
ソフォス株式会社が提供する「Sophos Email」は、マルウェアやフィッシング攻撃を含むさまざまな外部脅威から防御します。なりすましメールのブロックや送信元認証、マルウェア検知を通じて、リアルタイムでのリスク分析を実施。また、送信メッセージの暗号化で機密データ保護とコンプライアンスを維持します。
Active! gate SS
「Active! gate SS」は、株式会社クオリティアが提供するクラウド型メール誤送信対策サービスです。Google AppsやMicrosoft 365との連携に対応しており、メール一時保留や時間差配信などの7つの機能によりメールの誤送信を防止します。
Symantec Email Security.cloud
Broadcomが提供する「Symantec Email Security.cloud」は、スピアフィッシングメールやランサムウェアなどの脅威に対応する電子メールソリューションです。ユーザートレーニングや攻撃のシミュレーションを実施することで、従業員のトラブル対応能力を高められます。またMicrosoft 365やGoogle Workspaceとの連携にも対応しています。
以下の記事では、おすすめのメールセキュリティ製品をタイプ別に比較しています。クラウド型以外のメールセキュリティ製品も比較したい方はぜひチェックしてみてください。
クラウド型メールセキュリティ製品の選び方
クラウド型メールセキュリティ製品を選ぶ際に注目すべきポイントを解説します。
スパムやフィッシング対策の精度
スパムメールやフィッシング攻撃は業務に大きなリスクを与えます。そのため、製品選定時には、これらの脅威に対してどれほどの精度でブロックできるかが重要です。AIや機械学習を取り入れた製品は、巧妙に作られた攻撃メールの検出力が向上します。また、リアルタイムでの更新や脅威情報の共有ができる製品を選ぶことで、新たな攻撃にも迅速に対応可能です。
誤送信防止機能の充実度
メールセキュリティにおいて、ヒューマンエラーによる誤送信を防ぐ機能は必須です。特に、宛先確認や添付ファイルのチェック機能を備えている製品は、誤送信リスクを大幅に軽減します。また、送信前にメールの内容を再確認するプロンプトを表示する機能や、特定の条件下で送信を自動的にキャンセルする機能も有用です。これにより、重要な情報の漏えいを防ぎます。
インシデント対応と監視体制
セキュリティインシデントが発生した際の対応スピードと、監視体制の強化も大切な選定ポイントです。リアルタイムの監視機能をもち、異常な通信や攻撃の兆候を迅速に検知できる製品は、被害を最小限に抑えられます。また、万が一のインシデント発生時には、管理者への自動アラートや攻撃レポート機能で迅速な対応が可能です。
まとめ
クラウド型はコストを抑えられるうえ、稼働までの期間が短いので導入の敷居が低いのが特徴です。また、ユーザー数やセキュリティ要件に応じてサービスを簡単に拡張できるため、クラウド型を選ぶ企業が増えています。
製品によって強みや特徴は異なるため、導入前に各製品を十分に比較・検討することが重要です。まずは資料請求や無料トライアルなどを活用し、クラウド型メールセキュリティについて詳しく知ることからはじめましょう。