リモートアクセスとは?
リモートアクセスとは、社外など離れた場所にあるネットワークやパソコンに接続し、遠隔で操作することです。このようにリモートアクセスの環境を構築することで、外出先や自宅でも会社にある自分のパソコンと同じように操作でき、社内にいるのと変わらない環境で仕事ができます。
この技術を活用することで、働く場所を選ぶことがなくなるため、在宅勤務でできる業務の幅が増え、出張が多い社員の働き方を効率化できます。そのため、ワークスタイルを広げていこうとする企業が積極的に導入しています。
このリモートアクセスの環境をインターネット経由で構築する場合、VPNやSSLなどの通信を暗号化する技術が必要になり、専用のセキュリティ対策を行うことが重要になります。業務で利用するソフトやアプリケーションは利用するデバイスにのみ導入するため、小規模での展開が可能であり、無駄なコストを削減し導入コストを抑えることができます。

リモートアクセスの導入効果
リモートアクセスは必要なときに必要な情報にアクセスする技術になるため、業務の効率化と経費削減を実現できます。
ここからはリモートアクセスの導入効果を説明していきます。
効果1:業務の効率化
リモートアクセスの最も大きい効果は「業務改善」です。事務所以外でも仕事をすることができれば、移動する必要がなくなるため、その分の時間を業務に充てることが可能です。このような業務の効率化を図ることで、外出が多い社員でも、社外で業務を行うことができるため、時間を有効活用でき残業を削減できます。
無駄な時間を削減できるだけでなく、従業員の最適な働き方を実現できるため、従業員のモチベーション維持やメンタルヘルスの向上に効果があります。
効果2:経費の削減
リモートアクセスの導入により、在宅勤務を行ったり、社外でも仕事を行ったりすることができるため、通勤にかかる時間と交通費を削減できます。従業員の交通費は人数に比例して大きくなるため、大幅な経費削減に繋がります。
リモートアクセスの課題と解決策
リモートアクセスはメリットだけでなく、導入や活用時に注意するべきことが多くあります。リモートアクセスは社外でデバイスを操作するため、セキュリティの対策が欠かせません。ここからはリモートアクセスの課題と解決策を説明していきます。
不正アクセスの危険性には、ファイアウォール
リモートアクセスを導入する際にはサーバが必要になり、このリモートアクセスサーバに不正アクセスなどサイバー攻撃を仕掛けられることがあります。このような不正アクセスを防止するためには、強固なファイアウォールで対策を行います。リモートアクセスサーバにはネットワークを通じて、業務に必要なデータが多く保存されているため、不正アクセスを受けると重要な情報が外部に流出してしまう危険性があります。ファイアウォールにも強度があるため、外部からの侵入を許さないセキュリティ対策が重要になります。
なりすましには、ICカードによる本人確認
リモートアクセスを活用するときにはIDとパスワードを入力し、ログインする必要があります。この認証パスワードを入力してログインする仕組みだけでは「なりすまし」の危険性があるため、社員証にICカードとしての機能を持たせ本人確認を行うことが大切です。他にも声紋認証や指紋認証などで本人確認を行い、なりすましを防ぐことが重要です。
情報漏えいの危険性には、スクリーンショットなどの禁止
リモートアクセスによる情報漏えいの危険性は外部からの脅威だけではありません。アナログな手法ですが、スマートフォンやタブレットでリモートアクセスを利用し、業務に関する情報をスクリーンショットなどで本体に保存することで、情報漏えいが起きる危険性があります。デバイスにリモートアクセスのソフトが入っていても認証パスワードを入力しない限りログインはできません。
しかし、スクリーンショットなどでデバイス本体に情報を保存した状態で紛失してしまうと、重要な情報が外部に漏れてしまいます。このような情報漏えいを防ぐためにはスクリーンショットや印刷、保存を禁止するように設定を行うことが重要です。リモートアクセスのサービスでは、利用中に操作を制限することが可能です。
リモートアクセスの導入事例
リモートアクセスを導入し、有効活用するためには実際にどのような事例があるか知ることも大切です。ここからはリモートアクセスの導入事例を紹介していきます。
外出先や在宅業務の場合
リモートアクセスの最も一般的な活用例は、外出先や在宅業務になります。例えば、外出が多い営業社員は訪問が終わった後に事務処理を事務所に帰って行いますが、外出先でも作業を行うことができれば、帰社する必要もなくなるため、時間を有効活用できます。
また、リモートアクセスの技術を利用すれば、自宅でも業務を行うことができるため在宅業務の仕事の幅を広げることも可能です。今までは在宅業務というと簡単で単純な作業しか行えませんでしたが、会社にいるのと同じ環境で仕事ができるため、従業員の状況や希望に合わせて働き方を変えることが可能です。
Web会議の場合
リモートアクセスを活用することで、複数拠点を持つ企業や社員が本社ではなく点在している場合でも、インターネットを介したWeb会議を行うことで業務を効率化できます。従来の会議であれば、全国に展開している支店の担当者が本社に集まって会議を行っていました。
この場合、移動にかかる時間や交通費が大きくなるため、無駄が多くなり非効率です。リモートアクセスを活用することでWeb上で会議を行うことができ、社内の資料なども同時に共有できるためペーパーレスにも繋がり効率化できます。
リモートアクセスの課題と解決策を理解して導入を考えよう
ここまで、リモートアクセスの導入効果や課題、解決策を紹介してきました。リモートアクセスを有効活用することで業務の効率は上がり、働き方も幅広くなるため、企業にとってメリットは大きいです。リモートアクセスを導入するときは、自社の必要性と効果を比較し、課題と解決策を理解した上で導入を検討することが重要です。
