SMS市場は世界規模で成長し続けている
SMSは、1984年にフィンランド人マッティ・マッコネンが、携帯電話のサービスとして開発した技術です。その後、ヨーロッパの電気通信の標準化組織である欧州電気通信標準化協会(ETSI)がSMSを国際標準規格に採用しました。日本を除く、ほぼ世界共通のショートメッセージサービスとして定着しています。
日本は「ガラパゴス」とも呼ばれるように、この世界共通規格化に大きく出遅れ、2011年になってようやく3大キャリア同士でのショートメッセージのやり取りが可能になりました。さらにこの後PHS(現Y!mobile)も対応しています。
現在は法人から個人に送信する形態のSMS送信サービスも登場しています。その配信数は年々増加し続け、2016年度の配信数2億2460万通が、2021年には約10倍の26億8,800万通までに上ると予想されています。SMSは今後ビジネス向け通信インフラとして定着していくでしょう。
参照:ITRがSMS送信サービス市場規模推移および予測を発表|株式会社アイ・ティ・アール
SMS人気上昇の理由
SMSは電話番号が分かればメッセージのやり取りができ、受信側にコストはかかりません。またSMSの開封率は80%を超えるとされています。*メルマガの平均開封率は10~15%
こうした特徴からSMS送信サービスは広告やキャンペーンの告知によく使われており、ビジネスシーンで人気が急上昇しています。
この項では、SMS送信サービス人気の理由をひも解いていきましょう。
こちらの記事ではSMS送信サービスのメリットをご紹介しています。SMSを使う際のメリットをもっと知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
世界標準APIでシステム連携
現在、大手SMS提供事業者が世界標準となるAPIを公開し、企業システムとの連携を支援しています。これにより、SMSのAPIを利用したオリジナルの顧客サービスシステムの開発も可能となります。たとえば、「家賃等の督促業務」「物流・配達での連絡」「人材派遣など人材サービス」「車検整備/中古車販売」などの分野でシステム構築が事例としてあげられます。
そもそも、API(Application Programming Interface)とは、自己のソフトウェアを一部公開して、他のソフトウェアと機能を共有できるようにしたものです。
これを使えば、自分のソフトウェアに他のソフトウェアの機能を埋め込むことができるようになり、アプリケーション同士を簡単に連携することができます。
「双方向SMS」が利用できる!
「双方向SMS」とは、配信だけでなく、顧客から返信されたメッセージの受信や管理を可能とする機能です。企業側から顧客にメッセージを配信するだけではなく、顧客からのリアクションが可能となります。
アンケート収集など、返信が必要となる業務に応用できるほか、債権回収業務などにも利用できます。
たとえばキャンペーンへの参加では、顧客がSMSでキャンペーンに応募すると、すぐにSMSで自動応答します。メッセージにURLを挿入してWebページに誘導することもできます。自動応答(IVR)システムとの連携により、音声のみではなく、テキストでの双方向コミュニケーションも可能になるのです。
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「クラウドSMS」で一気に身近に!
「クラウドSMS」とは文字どおり、インターネット回線と電話回線を接続するクラウド上のサービスです。企業がSMSにより新たなサービスを開発する際、クラウドから種々の設定ができ、即戦力として活用できます。
その最大のメリットは簡単な管理画面にあります。1通ずつでもまとめてでも配信できます。クリック追跡機能も搭載されており、電話番号ごとに到達/非到達、クリック/未クリックをチェックすることができます。
わかりやすい利用例では、SMS認証があります。サイトにおける特典交換の際、なりすましや不正を防ぐために、SMSを利用して本人確認が可能となります。その電話番号にしか送信できないパスワードをSMSなら送ることができるからです。ECサイト、ゲームサイト、アプリ、チケットサイトなどで採用されています。
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近年のビジネスシーンでの注目度の高まりに合わせて、SMS市場は日々成長し続けています。自社のビジネス促進のため、ぜひ導入をご検討ください。