無料で使えるビジネスチャットツールを比較
便利な機能が搭載されたビジネスチャットツールですが、中には無料で使えるものもあります。ここでは、主要の無料ツールをご紹介します。ただし、機能や容量など部分的に制限がある場合があるので、導入前にしっかり確認しておきましょう。
Chatwork
「ビジネスが加速するクラウド会議室」として注目を集めているツールです。無料版では14のグループチャットを開設でき、ストレージ容量は5GBです。グループメンバーとのタスク管理機能があるのが特徴です。
Slack
2013年の登場以来、世界中で急速に普及しているビジネスチャットツールです。業務で使っている他サービスとも連携することができ、仕事の効率化が図れます。フリープランの場合、閲覧、検索ができるのは直近のメッセージ10,000 件のみという制限があります。
Typetalk
必要な機能が揃っているだけでなく、チームの働きに対して「いいね」を送れるなどSNS機能もあり、モチベーション向上にもつながります。無料版は10ユーザーまで利用可能なので、少人数で利用したい企業におすすめです。
Workplace
グループチャット、ビデオ通話などの機能を備え、瞬時のコミュニケーションとハイレベルな連携を可能にします。またFacebookと仕様が同じなので、使い慣れた操作感を実現します。無料版の場合はチームグループの作成が最大50まで、ファイルの保管が1人5GBまでなど、機能に制限があります。
LINE WORKS
LINEと同じ使い勝手で、導入後すぐに使えるのが特長です。通常版のLINEの機能に加え、社内周知ができる掲示板機能や、社員の予定を把握できるカレンダー機能、資料やファイルをどこからでも保存し閲覧できるDrive機能など、必要な機能が揃っています。フリー版では最大100名まで利用でき、ストレージ容量は5GBまで、音声・ビデオ通話は1対1までとなります。
Microsoft Teams
Microsoftが提供するチャットツールです。無料版も無制限でチャットが可能です。オンライン会議や、音声とビデオでの通話ができます。ファイルストレージはチーム用の10GBに加え、個人用の2GBが使えます。大人数で利用する場合や、高度なセキュリティやサポートが必要な場合は有料版が向いているでしょう。
確認すべきビジネスチャットツールの機能
ビジネスチャットには、以下のような機能があります。無料版ではこれらの機能に制限がかけられている場合があるので、しっかりと確認する必要があります。
グループチャット機能
チームや部署ごとにチャットルームを開設し、複数人で会話することができます。メールだと複数人で同時にやり取りするのは難しいですが、ビジネスチャットツールなら一度チャットルームを設定してしまえばいつでも会話が可能です。
プッシュ機能
メッセージを受信した際に、プッシュ通知がされます。これにより、メールのやり取りではよくあるメッセージの見落としを防ぐことができます。
複数デバイス対応機能
モバイルや各種デバイスに対応している製品もあります。例えばメッセージの通知がモバイルに届く機能があれば、時間や場所を問わずメッセージの対応をすることができます。
メッセージの編集・検索機能
メールであれば送った内容を修正することはできません。しかし、ビジネスチャットツールでは、送信後もメッセージの編集が可能です。また、検索機能も充実しており、過去のやり取りも簡単にすばやく検索できます。
ファイル添付機能
ビジネスチャットであれば、チャット中であっても気軽に画像や資料などを共有することができます。アップロードもドラッグ&ドロップで簡単にできる製品が多く、そのデータにコメントを付けて送ることも可能です。
有料ビジネスチャットツールを導入するメリット
無料ツールは気軽に導入できますが、一方で利用可能人数や機能に制限がある場合が多いです。ここでは有料ツールのメリットをご紹介しますので、本格的にビジネスに活用したい企業は、有料版も検討してみてはいかがでしょうか。
また、有料ツールのなかには無料トライアルを実施しているものもありますので、気になるツールがあればぜひベンダーへ問い合わせてみましょう。
1.セキュリティが強い
無料ツールの中にもセキュリティが安全と謳ったものもありますが、やはり有料ツールの方が、通信の暗号化やアクセス制限などの万全な対策がされている場合が多いでしょう。
2.グループ・人数の制限がない
無料ツールでは作成できるグループや利用できる人数に制限がありますが、有料ツールではその制限がない場合がほとんどです。大人数での利用を検討しているならば、有料ツールの方が最適かもしれません。
3.ストレージ容量を拡張できる
無料ツールではストレージ容量に制限がある場合が多いですが、有料ツールでは無制限、もしくは追加料金で大容量にすることができます。
以下の記事では、有料ツールを比較しています。こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。
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ビジネスチャットの効果的な活用には、有料版の導入検討を!
今や社内コミュニケーションに不可欠ともなっているビジネスチャットツール。無料で使えるツールも数多く登場しているので、必要な機能をコストをかけずに手軽に始めたい企業にはよいかもしれません。
有料ツールといっても、1ユーザー月々数百円から始められる格安プランも多くあります。長期的な利用を考えている場合は、有料ツールのメリットも理解したうえで、検討してみましょう。