
社内SNSでの顔写真の使用は強制できない
社内SNSの顔写真の掲載は、強制されるものではありません。社内SNSで顔写真をどうしても使用したい場合は社員の同意をとるのが一般的です。
同意なしに掲載すると社内に不満が広がり、社内SNSの活用に支障が出る可能性があります。個人情報保護の観点からも問題があるでしょう。
同意に際しては使用目的を明確にし、規定された使用目的以外に社員の顔写真を利用することはできません。使用目的の変更は、変更前の目的と関連がある場合に限り可能です。
以上のことから、社内SNSで顔写真を使用する際は、使用目的を伝え、社員の承諾を得ることが重要です。
社内SNSで使用するアイコンの現状
社内SNSで顔写真を掲載するのは、誰が発信したメッセージなのかをわかりやすくするためです。メッセージの送信元をはっきりさせることで、社員同士のやり取りをスムーズにします。
しかし現状は、動物やキャラクターなどの画像をアイコンに使用している社員が多く、社内SNSの顔写真機能を有効に活用できているとはいえません。また、好きな有名人やキャラクターの画像をアイコンにすることは、著作権侵害の可能性もあります。
社内SNSはプライベートではなくビジネスで利用するため、名刺と同じように顔写真を使用した方がよい場合が多いでしょう。
社内SNSで使用するのに適した顔写真
顔写真であれば何でもいいわけではありません。ここでは、社内SNSに適している顔写真について紹介します。
適度な距離で誰だかわかる写真
誰からのメッセージなのかわかりやすくするため、顔全体がはっきりわかる写真を用意する必要があります。
プライベートで利用するSNSのように、特殊な加工を加えたものや、顔の一部が隠れているものは適しません。当人が非常に小さく写っている写真も避けましょう。
自社の特徴を踏まえた上で、被写体が一番目立つように撮影されている写真がおすすめです。
好印象を与える笑顔の写真
好印象を与える笑顔の写真は、職場関係を良好にさせたい場合に効果的です。たとえば趣味を楽しんでいる様子なら、休憩時の会話ネタにもなります。
社内SNSは社員同士のコミュニケーションを活性化させる目的があります。そのため、笑顔の顔写真を用いて、社員同士が打ち解けやすくなる環境をつくるとよいでしょう。
社内SNSは笑顔の顔写真を使用してやり取りをスムーズに!
顔写真を社内SNSに掲載すると、誰からのメッセージなのかわかりやすくなります。また、笑顔の社員だと職場環境を良好にする効果も期待できます。しかし、顔写真は個人情報となるため、無断で使用できません。使用したい場合は、社員の許可を取る必要があります。
適切な方法で、社内SNSに顔写真を使用し、スムーズなコミュニケーションをとりましょう。
