ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■活用したいAI機能別
- 生成AIによる視聴・購買データの分析支援:ソーシャルキャスト
- AIによる動画関連タスクの自動化:ブライトコーブVIDEOCLOUD
- 自動字幕の生成と共有辞書による専門用語への対応:ナレッジ動画
AI機能搭載の動画配信システムを比較するポイント
AI機能の有無だけで動画配信システムを比べると、実際の業務で使えるかどうかを見誤ります。どのAI機能が、どの範囲まで、どの条件で使えるのかを具体的に確認しましょう。
搭載するAI機能の種類と対応範囲
動画配信システムのAI機能には、音声を文字にする文字起こし、字幕の自動生成、動画の要約、動画内のキーワード検索、視聴履歴にもとづくおすすめ動画の表示などがあります。製品によって、搭載する機能の組み合わせが異なります。
同じ機能名でも、対応する動画の長さや、ライブ配信にも使えるかどうかは製品で違います。自社が使いたい場面を先に書き出し、その場面で使えるかを提供会社に確認しましょう。例えば、研修動画の字幕だけが目的なら、要約や検索の機能が不要で、費用を抑えられる場合もあります。
認識の精度と対応言語の確かめ方
文字起こしの精度は、音声の明瞭さ、話すスピード、専門用語の多さ、複数の人が同時に話すかどうかなどで変わります。提供会社が示す数値は条件が異なるため、そのまま製品どうしで比べることは避けましょう。
確かめるには、自社の実際の動画を使った試用が有効です。社内で使う専門用語や製品名が正しく認識されるか、用語を登録できる機能があるか、日本語以外の言語に対応するかを、試用の段階で見ておきます。複数の話者が交互に話す会議の録画のように、認識が難しい動画で試すと、製品ごとの違いが分かりやすくなります。
AI機能の料金の考え方
AI機能が基本料金に含まれる製品と、オプションとして別料金になる製品があります。文字起こしの処理時間に応じて課金される場合もあり、動画の本数が増えるほど費用が変わる可能性があります。
見積もりを依頼する際は、AI機能の利用に上限があるかも確認しましょう。月間の処理時間や動画の本数に制限がある場合、超過分の扱いによって、運用開始後の費用が想定と異なるおそれがあります。無料のトライアル期間中に、実際に扱う本数で、どの程度の費用がかかるかを試算しておくと安心です。
動画配信システムの字幕と文字起こしの活用
動画配信システムのAI機能で、導入の効果を実感しやすいのが、字幕と文字起こしです。動画を見る側と、管理する側の両方に役立つ使い方を整理します。
自動字幕で視聴環境の幅を広げる
自動字幕を付けると、音を出せない場所や、音声が聞き取りにくい環境でも、内容を理解しやすくなります。社内研修では、移動中や職場の席で音を出さずに視聴する人にも対応できます。
字幕は、聞き取りが難しい方への配慮にもつながります。ただし、自動生成の字幕には誤りが含まれる場合があるため、重要な動画は担当者が目を通して修正する運用が望ましいでしょう。修正した字幕を保存し、同じ用語の誤りが繰り返されないよう、辞書への登録に活用する方法もあります。
文字起こしテキストで動画内を探す
文字起こしで生成されたテキストを検索の対象にできる製品では、動画のタイトルだけでなく、話した内容からも動画を探せます。長い研修動画の中から、知りたい説明の場面にすぐ移動できます。
動画の本数が増えるほど、探しやすさの差が出ます。検索の結果から該当の再生位置に移れるか、複数の動画を横断して探せるかを、試用で確かめておきましょう。
要約とチャプターを自動で作る
動画の内容を要約したり、話題の切り替わりごとにチャプターを付けたりするAI機能もあります。視聴者は全体の流れを把握でき、見たい場面を選びやすくなります。
制作する側の作業も軽くなりますが、要約やチャプターの内容がずれていないかは確認が必要です。公開前に担当者が確認する流れを決め、修正の手間も含めて作業時間を見積もりましょう。
動画配信システムの視聴データの活用方法
AI機能は、動画の制作後だけでなく、視聴された結果の活用にも使われます。視聴の傾向を知り、次の動画の企画や案内に生かす方法を整理します。
視聴履歴にもとづくおすすめ動画の表示
おすすめ表示の機能を搭載した製品では、視聴者が見た動画の履歴から、関連する動画を提案します。社内研修なら、受講した動画に続く内容を案内でき、学習の流れを作りやすくなります。
おすすめの基準は製品によって異なり、表示のルールを管理者が調整できるとは限りません。優先して見てほしい動画を優先して表示できるかなど、運用の意図を反映できるかを確認しましょう。
離脱の傾向を見つける分析
視聴データから、動画のどの位置で視聴をやめる人が多いかを分析できる製品があります。離脱が集中する場面があれば、その部分の説明を見直す手がかりとして使えます。
ただし、離脱の理由は、内容の分かりにくさ以外にも、動画の長さや視聴する時間帯など複数の要因が考えられます。分析の結果を鵜呑みにせず、視聴者への聞き取りも組み合わせて判断しましょう。動画の構成を変えた場合は、変更前後で視聴の完了率がどう変わったかを比べると、効果を確かめられます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で動画配信システムの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
動画配信システムのAI機能を運用するコツ
AI機能は、導入したあとの運用の仕方で、効果が大きく変わります。AIの出力を人が確認する流れと、動画データの扱い、効果の測り方を整えましょう。
AIの出力を人が確認する流れ
AIが生成した字幕や要約は、誤りを含む可能性があります。公開前に確認する担当者と、確認する範囲を決めておくと、誤った情報が視聴者に届くのを避けやすくなります。
全動画を確認するのは負担が大きいため、社外に公開する動画や、法令や安全に関わる研修動画を優先する方法があります。重要度に応じて確認の深さを変え、確認の結果を記録しておきましょう。誤りが多く見つかる場合は、音声の録り方や、話す速さの改善も検討します。
動画データの取り扱いの確認
AI機能の処理のために、動画や音声のデータが提供会社のサーバーに送られる場合があります。社外秘の会議や、個人情報を含む動画を扱う場合は、データの保管場所や、AIの学習に使われるかどうかを確認しましょう。
確認の結果、一部の動画ではAI機能を使わない設定が必要になる場合もあります。動画ごとにAI機能の利用を切り替えられるかも、製品を比べる際の項目に加えておくと安心です。
効果を測る指標の設定
AI機能の導入の効果は、字幕を付ける作業時間、動画を探す時間、視聴の完了率などで測れます。導入前の状態を記録しておかないと、効果を判断できないため、先に基準を取っておきましょう。字幕の作成にかかっていた時間を、担当者ごとに簡単に記録しておくだけでも、導入後の比較に役立ちます。
指標は、数を絞って定期的に見直します。効果が見えない機能は、利用範囲を縮小するか、別の製品への切り替えを検討する材料の一つです。
用途別に見るAI機能の選び方
AI機能の価値は、動画の使い方によって変わります。配信の用途ごとに、重視したいAI機能の違いを整理します。
社内研修や教育動画の場合
社内研修では、受講者が見たい場面を探せる点と、視聴の記録が残る点が重要です。文字起こしによる検索や、チャプターの自動生成が、復習のしやすさにつながります。
専門用語が多い研修では、用語の登録機能の有無が精度に影響します。受講管理の仕組みとの連携があるかもあわせて確認し、研修の運用全体で使いやすいかを判断しましょう。
ウェビナーや会員向け動画の場合
ウェビナーでは、ライブ配信中に字幕を表示できるか、終了後の録画から要約を作れるかが比較の材料です。会員向けの公開では、おすすめ表示により、視聴の継続を促す使い方が考えられます。
ライブ配信への字幕対応は、製品によって有無や遅延の程度が異なります。配信の本番に近い環境で試用し、実際に表示される速さや、誤りの程度を確認しておきましょう。
AI機能に触れている動画配信システム一覧
ITトレンドの掲載情報でAI機能が紹介されている動画配信システムを一覧にまとめました。視聴データの分析、動画関連業務の自動化、字幕生成など、AIの活用範囲を比較しましょう。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| ソーシャルキャスト | AIアシストで会員情報・視聴履歴・決済履歴を分析。動画の販売や限定配信、収益化にも対応 |
| ブライトコーブVIDEOCLOUD | AI Content Suiteで動画関連タスクを自動化。動画配信・分析・収益化を統合して支援 |
| ナレッジ動画 | 自動字幕と共有辞書で専門用語の認識を支援。チャプター付き撮影や社内動画の共有にも対応 |
AIの使いどころで選ぶ動画配信システム
視聴データの分析、動画関連業務の自動化、字幕生成など、AIの活用場面が異なる製品を紹介します。自社が求める機能に対応しているか、具体的な用途とあわせて比較しましょう。
ソーシャルキャスト
- 動画ビジネスに不可欠な仕組みがこれ1つで揃う
- 収益化を可能にする動画コンテンツの課金機能
- 動画の販売・視聴分析や販売戦略の立案をフォローするAIアシスト
株式会社ストランダーが提供する「ソーシャルキャスト」は、AIアシスト機能を備えた動画配信サービス構築システムです。外部のAIクライアントから会員情報や視聴履歴、決済履歴などの蓄積データにアクセスし、生成AIへの質問を通じて購買傾向や視聴状況を分析できます。単品販売やサブスクリプションなどの課金機能、会員ごとの限定配信、視聴権限管理にも対応。導入企業ごとに専用サーバーを構築して提供し、オンプレミス、クラウド、SaaS、ASPの形態から選べます。料金は問い合わせが必要です。
ブライトコーブVIDEOCLOUD (ブライトコーブ株式会社)
- AI Content Suiteでタスク自動化しエンゲージメント向上
- 動画配信と分析で販売促進
- Media Studioでオーディエンス拡大、収益化
ナレッジ動画 (株式会社LisB)
- 録画ボタン1つでチャプター付き撮影、すぐ投稿できる。
- 自動字幕と共有辞書で専門用語も正確に生成し、編集負荷を軽減。
- 動画設定、検索、いいね機能で情報共有を促進。
まとめ
AI機能搭載の動画配信システムは、搭載する機能の種類、認識の精度、料金の条件を比べて選ぶことが大切です。導入後は、AIの出力を人が確認する流れと、データの扱いを整えると、効果を生かしやすくなります。自社の用途にあう動画配信システムを、資料請求で比較してみてください。

