オンプレミス型の動画配信システムを比較
では早速オンプレミス型の動画配信システムを紹介していきます。
《viaPlatz》のPOINT
- 3つのシステム形態があり、自社に合ったものを使用できる
- 2段階認証や視聴ログによる高いセキュリティ性
- 理解度テストによる配信効果の確認が可能
「viaPlatz(ビアプラッツ)」はNTTテクノクロス株式会社が提供する動画配信システム・映像配信サービスです。オンプレミス型のほか、パプリッククラウドとプライベートクラウドにも対応しています。
コンテンツごとに公開範囲を設定でき、動画と資料の連動表示や切り替え機能が搭載されており、社内向け動画コンテンツの配信に適しているでしょう。なお、ライブ配信とオンデマンド配信が可能です。
クラストリーム
「クラストリーム」は株式会社アイ・ピー・エルが提供する動画配信システムです。オンプレミス版とクラウド版が用意されており、動画販売やECサイトとの連携にも対応できます。なお、負荷分散サーバだけをオンプレミス環境に置き、それ以外はクラウド版で利用するということも可能で、柔軟性があります。
PrimeStage
株式会社NTTデータ・スマートソーシングの「PrimeStage」は、動画配信や映像制作ができるサービスです。通常はサービス提供型になりますが、オンプレミスシステムの構築にも応じてくれます。動画の企画から作成、編集、配信までを支援してくれるサービスなので、初心者向けといえるでしょう。
GLORIAS-HD
「GLORIAS-HD」は、株式会社ワイドテックが提供するオンプレミス型の動画配信システムです。10年以上の経験・ノウハウがあり、スマホやタブレットでも高画質の動画をライブ配信できます。配信予約機能やチャット機能が搭載されており、自動的にライブ配信を開始・終了したり、視聴者と簡単にコミュニケーションを取ったりできます。
Bizlat
株式会社EVCが提供する「Bizlat」は、ライブ配信とオンデマンド配信に対応したオンプレミス型動画配信システムソフトウェアパッケージです。動画配信に必要なサーバ、動画コンテンツなどを管理し、動画ファイルアップロードなどを自動化しているので専門知識がなくても使えます。専任スタッフによるサポートもあるので安心でしょう。
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オンプレミス型の動画配信システムを導入するメリット
ここで改めて、オンプレミス型動画配信システムを導入するメリットを見ていきましょう。
セキュリティ面で安心
まずオンプレミス型の動画配信システムのメリットとして考えられるのは、セキュリティ面で安心であることです。
クラウド型であればサービスを利用する際に、インターネットに接続してデータを外部サーバに保存します。そのため、サービスを提供する事業者がセキュリティ対策をしっかり行っていなければサイバー攻撃などのリスクがあります。
一方、オンプレミス型の動画配信システムであれば、外部のネットワークと隔離されており、サーバやデータを自社内で管理するので情報漏えいが起こる可能性は低いといえるでしょう。
特に、金融機関や個人情報を取り扱っているなど強固なセキュリティが求められる企業であれば、オンプレミス型の動画配信システムがおすすめです。
システムの機能追加や連携に対応可能
オンプレミス型は自社内にサーバを構築して、自分たちで開発できるため自由度が高いです。クラウド型の場合だと、サーバを管理しているのがサービスを提供する事業者になるため、比較的拡張性が低くなります。
オンプレミス型の動画配信システムであれば、社内の要望に合わせて既存システムとの連携や機能のカスタマイズが可能です。また、利用する社員の数が増えたとしても簡単に対応できるでしょう。
ランニングコストを抑えられる
オンプレミス型の動画配信システムは、導入費用など初期費用が高くなりますが、クラウド型のように月額費用はかかりません。クラウド型のシステムだと、プランによってはユーザー数単位で費用がかかる場合もあり、追加料金がかさんでしまうこともあるのです。
従業員数が多い企業では、オンプレミス型のほうが1人あたりのコストを下げられるでしょう。導入費用と運用費用を比較して考えることが重要です。
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クラウド型の動画配信システムの特徴
最後に、オンプレミス型と比較できるよう、クラウド型の動画配信システムの特徴を見ていきましょう。
すぐに利用できる
クラウド型の動画配信システムはオンプレミス型のシステムと比較すると、短期間で導入できるためすぐに利用可能です。オンプレミス型のシステムはサーバを設置して、システムを構築するのに時間がかかるでしょう。
場合によっては1ヶ月から半年近くかかるため、すぐには利用できません。急ぎで環境を整える必要があるときはクラウド型の方が有利です。
保守・維持費用がかからない
クラウド型のシステムは、月額費用は発生するものの、自社内で保守管理を行わないため維持費用などはかかりません。また、設備を整える必要がなく、管理は全てサービスの提供元が行っています。
対して、オンプレミス型の場合は、自分たちでシステムの開発から保守・運用まで行わなければなりません。そのため、専門的な知識や技術を持つエンジニアの存在が不可欠です。専任のエンジニアがいない場合はクラウド型のシステムが役立ちます。
カスタマイズ性が低い
クラウド型のデメリットは、オンプレミス型と違ってカスタマイズ性が低いことです。中にはカスタマイズの要望に対して柔軟に対応できるサービスもありますが、オンプレミス型よりも自由度は低いでしょう。クラウド型を選択するなら、事前に必要な機能を明確にすることが大切です。
自社の環境に最適な動画配信システムを導入しよう
オンプレミス型の動画配信システムであれば、セキュリティが強固であり、安定した環境で動画を配信できます。対して、クラウド型は比較的導入期間が短く、保守や運用面を気にする必要はありません。
自社の環境や規模に合わせて、最適な動画配信システムを導入しましょう。