【比較表あり】おすすめの動画配信システム
まずは、ITトレンド編集部がおすすめする動画配信システムを見ていきましょう。各製品の特徴や提供形態、料金、無料トライアルの有無などを一覧にした比較表もぜひ参考にしてみてください。
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特徴 |
提供形態 |
料金 |
無料トライアル |
necfru Media Cloud |
拡張性が高く、サポートも充実しているので初心者向け |
クラウド |
別途お問い合わせ |
ー |
Kaltura |
動画の作成や視聴数などの分析を行いたい企業向け |
クラウド / SaaS |
4,380,000円~ |
ー |
viaPlatz(ビアプラッツ) |
クローズド配信を行いたい企業向け |
オンプレミス / クラウド / サービス |
別途お問い合わせ |
ー |
メガDOGA |
最短1営業日以内に導入できるので、すぐに利用したい企業向け |
クラウド / SaaS / ASP |
30,000円~100,000円 |
◯ |
フレッツ・キャスト |
フレッツ光を契約しているユーザー向け配信 |
サービス |
440,000円 ~ |
ー |
ソーシャルキャスト |
動画サイトを構築したい企業向け |
クラウド / オンプレミス / SaaS |
別途お問い合わせ |
ー |
C-stream |
配信データ量に応じた料金プランなのでスモールスタートしたい企業向け |
クラウド / SaaS / ASP |
月5,000円~ |
ー |
necfru Media Cloud の比較ポイント
- AWSパートナーが提供する動画配信ソリューション
- 想定されているほぼ全ての動画サービスが可能(資料参照)
- 配信〜コンテンツ管理まで、動画関連の仕組みは何でも構築可能
特徴 |
ライブ配信 |
オンデマンド配信 |
拡張性が高く、サポートも充実しているので初心者向け |
◯ |
◯ |
株式会社ネクフルが提供する「necfru Media Cloud」は、AWSを利用した動画オンデマンド/ライブ配信ソリューションです。拡張性が高く、ECサイトにライブチャットを融合させるなど、さまざまな利用環境に対応できます。
さらに、AWSに障害が生じた場合の復旧対応や、技術スタッフによる電子メール技術相談サポートなど、支援体制も充実しています。既存システムを組み込めて、エンジニアがいなくても利用できるので、初心者に最適な製品といえるでしょう。
特徴 |
ライブ配信 |
オンデマンド配信 |
動画の作成や視聴数などの分析を行いたい企業向け |
◯ |
◯ |
アシストマイクロ株式会社が提供する「Kaltura」は、動画の配信はもちろん動画の作成や分析などを行える統合動画プラットフォームです。動画の加工・編集といった基本的な機能に加え、視聴時間・再生率・離脱ポイントなどを分析できます。
社外への動画配信だけでなく、採用活動や人材育成に役立てられるでしょう。研修用動画を配信した場合、ユーザーの学習状況も把握可能です。また、IPアドレスやドメインなどでアクセスを制限し、限定的に公開することもできるためセキュリティ面も安心です。
viaPlatz(ビアプラッツ) の比較ポイント
- 社内のノウハウや技術映像、説明会などの動画を社員に配信
- 配信するグループ(組織や役職など)の設定がコンテンツ毎に可能
- いつでも、どこでも、簡単に利用可能
特徴 |
ライブ配信 |
オンデマンド配信 |
クローズド配信を行いたい企業向け |
◯ |
◯ |
「viaPlatz(ビアプラッツ)」は、NTTテクノクロス株式会社が提供する動画配信システム・映像配信サービスです。動画と資料を連動させて表示させる、月単位の視聴ログを取得する、などの機能を搭載しており、社員研修や社内の情報発信に役立つでしょう。動画のトリミングなど簡単な編集も可能です。
また、コンテンツごとに視聴できるユーザーやグループを制限できます。提供形態は3種類あり、スモールスタート向けの「パブリットクラウド」、大規模向けの「プライベートクラウド」、セキュリティを重視する企業向けの「オンプレミス」が用意されています。
メガDOGA の比較ポイント
- 低価格かつ最短1営業日以内に利用開始できる動画配信システム。
- 研修や教育、セミナー、動画販売など幅広く活用が可能。
- 様々な目的の動画配信に対応できる機能が標準搭載。
特徴 |
ライブ配信 |
オンデマンド配信 |
最短1営業日以内に導入できるので、すぐに利用したい企業向け |
ー |
◯ |
「メガDOGA」は株式会社カテノイドが提供するVOD動画配信プラットフォームサービスです。最短1営業日以内に導入でき、短期的な利用も可能です。2週間限定のフリーコースがあり、事前に管理画面を確認したうえで導入できます。
なお、動画販売や研修向けの動画配信、動画マニュアルなどさまざまな用途で使えます。会員認証やアクセスIP制限、公開期間設定などを行えるので、機密性の高い動画配信にも対応できるでしょう。ストリーミング配信かつSSL通信を採用しているので動画の複製も防止します。
特徴 |
ライブ配信 |
オンデマンド配信 |
フレッツ光を契約しているユーザー向け配信 |
◯ |
◯ |
「フレッツ・キャスト」は東日本電信電話株式会社が提供するネットワークサービスで、大量のコンテンツを高速かつ高セキュリティで配信します。インターネットを介さず、閉鎖的なNGN網を経由するのでセキュリティが高いことが特徴です。
なお、NTT東日本エリアの「フレッツ光」を契約しているユーザーにデータの配信が可能ですが、オプションで配信エリアの拡大ができます。4Kコンテンツの配信などにも対応しています。
特徴 |
ライブ配信 |
オンデマンド配信 |
動画サイトを構築したい企業向け |
◯ |
◯ |
株式会社ストランダーの「ソーシャルキャスト」は、動画の限定公開や販売が行える動画サービス構築システムです。250サイト以上で導入された実績があり、独自ドメインでのサイト運営やサイトデザインのカスタマイズにも対応しています。
入力すると動画視聴できる視聴コードを発行したり、サブスクリプションなどさまざまな方法で動画を販売したり、イントラネット配信も可能です。
C-stream の比較ポイント
- 月額料金5,000円からの超低価格
- 動画投稿からエンコード、ログ出力まで管理サイトから簡単に可能
- 動画配信用会員サイト(E-learningASP)も+5,000円/月で利用可能
特徴 |
ライブ配信 |
オンデマンド配信 |
配信データ量に応じた料金プランで、スモールスタートしたい企業向け |
◯ |
◯ |
株式会社大宮商会が提供する「C-stream」は、配信データ量に応じた料金体系のストリーミング配信サービスです。配信するデータ量が10GBまでなら月5,000円で初期費用は無料と低コストである点が魅力でしょう。同時配信数や配信動画容量は無制限です。
HTMLタグをWebサイトに埋め込むだけで動画の公開が可能であるうえ、タグを埋め込めるホストを制限するので、タグの流出や不正を防げます。そのほか、動画の再生後に関連リンクが表示される機能や、SNSへの動画共有機能が搭載されています。
Mediasiteはオンプレミス・クラウドに対応した動画配信システムです。基本的な動画配信機能を搭載しており、自社に最適な配信環境を構築できます。サポートも充実しており、知識がない場合でも、システムの導入から映像制作、動画配信、分析まで対応可能。
動画配信システムの導入に不安がある企業におすすめです。
株式会社 USEN ICT Solutionsが提供する「02 STREAM」は手軽に動画配信を行える環境を構築できるシステムです。画像のアップロードや共有、管理といった操作も1つの画面上で可能。使い勝手が良くWebシステムに慣れていない方でも簡単に管理や分析、設定を行えます。
株式会社サイト・パブリスが提供する「MediaPack」はわかりやすく直感的なUIを特徴とする動画配信システムです。
動画を登録すればMediaPackが自動的にワークフローを作成。エンコーディングなど動画配信に必要な複雑な設定はすべて自動で行ってくれます。
特徴 |
ライブ配信 |
オンデマンド配信 |
無料トライアルがあり、手軽に利用したい企業向け |
◯ |
◯ |
プレミアコンファレンシング株式会社が提供する「GlobalMeet® ウェブキャスト」は、クラウド型の動画配信サービスです。専用のソフトウェアやエンジニアは不要で、ブラウザさえあれば視聴も配信も可能です。
定額ライセンス型やスポット契約型など柔軟な料金プランで、無駄なく使えるでしょう。セキュリティにも配慮されており、ネットワークドメインやクリック元によって視聴制限をかけたり、パスワードを設定したりできます。
まだまだある!人気の動画配信システム
つづいて、ほかの動画配信システムも見ていきましょう。
クラストリーム
株式会社アイ・ピー・エルが提供する「クラストリーム」は、視聴者を限定して動画配信を行うクラウド型映像配信プラットフォームです。オンデマンド配信とライブ配信に対応しています。SSL対応、暗号化などセキュリティ対策がされているので安全でしょう。また、保存容量が大きく、約3,000時間の動画を保存できるほか、2倍速で動画を再生しても音声がしっかり聞き取れる「聞こえる倍速」という便利機能も搭載しています。
ULIZA
株式会社PLAYの「ULIZA」はクラウド型の動画配信システムで、VOD配信向けとライブ配信向けの配信プラットフォームを提供しています。用途に合わせて必要な機能だけを利用することが可能です。500社の企業で導入された実績と専門スタッフによる導入・運用支援があるので、初心者でも安心でしょう。
millvi
株式会社エビリーが提供する「millvi」は、700社以上での導入実績があるクラウド型動画配信プラットフォームです。オンデマンド配信とライブ配信の両方に対応しています。暗号化ストリーミング配信やドメイン・IPの制限、ワンタイムURLなど、セキュリティ対策が充実しています。また、APIにより、ほかのシステムとの連携も可能です。
MOOGA
株式会社ワンゴジュウゴが提供する「MOOGA」は、機能がシンプルで使いやすい法人向けの動画配信サービスです。ライブ配信やVR動画には対応していませんが、その分低コストになり、月額1.5万円から利用できます。なお、基本的なセキュリティ機能は標準搭載されています。30日間無料で試せるので、導入前に使用感を確認できるのはメリットでしょう。
動画配信システムの選定ポイント
つづいて、動画配信システムの選定ポイントを見ていきましょう。
利用目的に対応した機能
動画配信システムを選定するときは、利用目的を明確にして必要な機能要件を洗い出しましょう。導入目的が社内の研修用なのか、顧客に対する販促動画の配信なのかで、必要な機能が大きく異なります。
社外に対して動画を配信する場合、ユーザー数が多くなることが予想されるため、稼働が安定しているシステムを選びましょう。また、動画を販売することが目的であれば、販売方法などを確認しなければなりません。
まずは、利用目的を明確にして、どのような機能を搭載したシステムを選べば良いか決めてください。
保存可能容量
再生時間が長い動画や頻繁に動画をアップロードする場合は、保存できる容量が多いシステムを選びましょう。
保存容量が少ないシステムの場合、作成した動画をアップロードできないことがあります。もしアップロードできたとしても、圧縮されて画質が低下するかもしれません。自社の利用頻度や動画の内容に合った保存容量のシステムを選ぶことが大切です。
セキュリティレベル
動画を有料コンテンツとして販売する場合は、システムのセキュリティレベルも重要です。セキュリティレベルが低いと動画を違法にダウンロードされてしまうかもしれません。
アップロードした動画が悪用されないように通信の暗号化などを行っているシステムを選びましょう。また、オンデマンド配信やライブ配信のようなストリーミング再生に対応していれば、端末にデータが残らないのでセキュリティレベルが上がります。
操作性・使いやすさ
動画配信システムの操作性や使いやすさも重要です。便利な機能が豊富なシステムでも、専門的な知識がある担当者しか使いこなせないのであれば活用は難しいでしょう。運用担当者のレベルに合わせて使いやすいシステムを選んでください。
システムの中には無料で一定期間トライアルを行える製品もあるため、運用担当者に実際に使用してもらいましょう。
動画配信システムとは
つづいて、動画配信システムの概要について解説します。
動画を配信するために使うシステムのこと
動画配信システムとは社内・社外に対して動画を配信するためのシステムです。主にインターネットを使って動画の配信を行います。動画を多くの人に配信するには、それを可能にするためのシステム基盤が必要です。
基本的に動画配信システムでは、自社で動画を配信・管理できる環境を提供しています。
主に企業の社内情報を共有するために使われる
ビジネスの場面では、主に社内で情報共有を行うために使われます。例えば、重要度が高い会議を録画して配信すれば、参加していない人でも内容の把握が可能になります。ほかにも研修の様子を録画しておくことで、何度も再生できるため効果的に従業員の教育を行えるでしょう。
有料の動画コンテンツを販売しない企業でも、情報共有の観点では有効活用できます。
動画配信システムの仕組み
最後に、動画配信システムの機能や仕組みを見ていきましょう。
ダウンロード配信
ダウンロード配信とは、動画ファイルを端末にダウンロードして閲覧する形式の配信方法です。有料の動画ファイルを配信する場合に多い方法で、一度端末にダウンロードすればいつでも動画を閲覧できます。
しかし、容量が多いファイルであればダウンロードに時間がかかる場合もあるため、注意が必要です。
ストリーミング配信
ストリーミング配信は、動画ファイルを端末にダウンロードせずに閲覧できる方法です。ストリーミングサーバを介して動画を配信し、閲覧できます。
動画サイトでは一般的な方法ですが、通信環境によって動画の速度や画質が変わるので、注意してください。なお、ストリーミング配信はオンデマンド配信とライブ配信に大別されます。
オンデマンド配信
オンデマンド配信とは、すでに録画されている動画を配信する方法です。ストリーミングサーバに録画した動画を保存し、そこにユーザーがアクセスして動画を閲覧します。いつでも閲覧できるうえ、早送りや巻き戻しも可能です。
ライブ配信
ライブ配信とは、撮影している映像をリアルタイムに配信する方法です。配信する動画はストリーミングサーバへ送られ、ユーザーがサーバにアクセスすることで閲覧できます。ライブ配信の場合は同時接続数が増加するほど、強固で安定した環境が求められます。そのため、同時接続数に応じて利用料金が高くなるケースが多いです。
プログレッシブダウンロード配信
プログレッシブダウンロード配信はダウンロード配信とストリーミング配信のハイブリッドタイプです。端末に動画ファイルをダウンロードしながら再生できる形式です。専用サーバを利用しないため低価格で動画配信を行えますが、端末に動画が残るので複製される危険性もあります。
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動画配信システムは映像を配信できる環境を構築し、簡単に動画配信や編集が行えます。選定するときは、目的に合った機能・保存可能容量・セキュリティレベル・使いやすさをチェックしてください。動画配信の方法にはダウンロード配信やライブ配信などがあるため、配信する動画の内容で決めると良いです。
最適な動画配信システムを導入して、社内研修や販促活動を効果的に行いましょう。