ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■重視する機能別
- スキルや勤務条件を考慮した配置:Qolus(コーラス)、Optamo、快決!シフト君NEO
- 人員数・人件費の計画や試算:oplus、Loglass 人員計画
- 複数の人件費シナリオの比較:Loglass 人員計画
- 時間外労働の上限(36協定)の管理:ジンジャー勤怠、マネーフォワード クラウド勤怠Plus
- ■工場の運営体制別
- 部署別の人員数・人件費の予算と実績を管理:Loglass 人員計画
- 複数拠点のシフトや応援を管理:Qolus(コーラス)、oplus、快決!シフト君NEO
- 勤怠管理や給与計算との連携:ジンジャー勤怠、マネーフォワード クラウド勤怠Plus、快決!シフト君NEO
製造業の人員計画で決めること
製造業の人員計画は、生産量の見込みを人の数に置き換え、その人数をどの雇用形態とスキルで満たすかを決める作業です。シフト作成との違いと、計画で扱う期間の考え方を整理しておきましょう。
シフト作成と人員計画の違い
シフト作成は、すでにいる従業員を日々の勤務帯に割り当てる作業で、扱う期間は数週間から1か月程度です。これに対して人員計画は、来期の生産量に対して人が足りるかを見通し、採用や派遣の受け入れ、配置転換、教育をいつ始めるかを決める作業です。
人員計画で決めたライン別の人数枠や必要スキルが、日々のシフト作成の前提となります。両方を同じシステムで扱うか、別のシステムで分担するかは、工場の規模や既存システムによって判断が分かれます。
計画する期間と見直しのタイミング
製造業の人員計画は、年度の生産計画と予算にあわせた年間計画と、受注や需要の変化を反映する月次や四半期の見直しを組み合わせて運用することがあります。採用や教育には時間がかかるため、数か月先の人数を早めに見通すことが重要です。
システムを選ぶ際は、年単位と月単位の計画を同じ画面で扱えるか、生産計画が変わったときに人数を再計算できるかを確認しましょう。見直しのたびに表計算ファイルを作り直している工場では、この再計算の手間が大きく変わります。計画の版を残しておけば、当初計画と見直し後の違いを関係者に説明する際にも役立ちます。
生産計画から必要人数を算出する考え方
製造業の人員計画システムでは、生産数量に製品ごとの標準工数を掛けて必要な工数を求め、それを1人が働ける時間で割って必要人数を算出する考え方が基本です。計算に使う値をどこまで細かく設定できるかを確認しましょう。
標準工数と稼働時間の設定
標準工数は、製品1個や1ロットを作るのにかかる作業時間の目安です。製品や工程ごとに標準工数を登録し、生産計画の数量と掛け合わせると、月ごと、ラインごとの必要工数を求められます。
必要人数に換算する際は、1人あたりの所定労働時間から、有給休暇や教育、朝礼などで生産に使えない時間を差し引いた稼働時間を使います。この差し引きを考慮しないと、計画上の人数が実態より少なく算出される可能性があります。そのため、控除項目を自社の実情にあわせて設定できるかを確かめましょう。
直接作業と間接作業の人員
生産量に比例して増減する直接作業の人員だけでなく、品質管理や設備保全、物流、段取り替えなどの間接作業にも人が必要です。間接作業の人数は生産量と単純に比例しないことがあり、別の基準で計画する必要があります。例えば設備保全の人数は、生産量よりも設備の台数や点検の頻度に左右されます。
システムで直接作業と間接作業を分けて管理できれば、増産時にどちらの人員が不足するかを把握しやすくなります。間接作業の人数を固定値で持つか、稼働ライン数などの指標から算出するかを選べるかも確認しておきたい点です。
多能工化とスキルマップを計画に組み込む
製造業の人員計画では、人数だけでなく、どの工程を担当できる人が何人いるかが重要です。スキルマップを人員計画と結びつけると、人数は足りていても特定の工程で人が足りない状態を事前に見つけられます。
スキルマップと必要スキルの照合
スキルマップは、従業員ごとにどの工程や設備を担当できるか、どの程度の習熟度かを一覧にした表です。人員計画システムにスキルマップを登録し、工程ごとに必要なスキル保有者の人数と照らし合わせると、不足する工程が分かります。
資格や特別教育が必要な作業では、取得日や受講日、定期的な更新が必要なものはその期限も管理できると安心です。習熟度を段階で登録できるか、独り立ちできる人と指導が必要な人を区別して数えられるかも確認しましょう。
教育計画と育成期間の反映
特定の工程を担当できる人が少ない場合は、多能工化の教育で補う方法があります。ただし、新しい工程を任せられるまでには一定の育成期間がかかり、その間は指導役の工数も必要です。繁忙期に教育を詰め込むと生産と教育の両方が滞るおそれがあるため、閑散期に教育を集中させる計画も検討しましょう。
教育の対象者や完了予定の時期を計画に登録し、育成後にスキル保有者が何人になるかを見通せると、採用で補うか教育で補うかを比べやすくなります。教育の進み具合を実績として記録できるかも、計画の見直しに役立つ項目です。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でシフト管理・人員計画(WFM)の一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
繁閑差にあわせた人員の調達計画
製造業では、季節や受注の変動によって必要な人数が大きく変わる場合があります。人員計画システムで正社員、期間従業員、派遣社員などの構成を計画すると、繁閑差への備えと人件費の見通しを両立しやすくなります。
雇用形態ごとの人数と人件費
繁忙期の増員を、正社員の残業や休日出勤で補うのか、期間従業員や派遣社員の受け入れで補うのかによって、人件費や手配にかかる期間は変わります。雇用形態ごとの単価や手配の期間を登録し、複数の案で人件費を比べられる機能があれば、増員の方法を検討する際の判断材料として使えます。
あわせて、残業や休日出勤で補う案では、36協定で定めた時間外労働の上限を超えないかの確認が必要です。部門ごとの残業時間の見込みを計画段階で確認できるかも、比較の際に見ておきましょう。
派遣や期間従業員の受け入れ期間
派遣社員の受け入れには、労働者派遣法にもとづく期間の制限があります。期間従業員にも契約期間があるため、いつ誰の契約が終わるかを把握していないと、繁忙期の途中で人数が足りなくなる可能性があります。
人員計画システムで契約の開始日と終了日を管理し、将来の在籍人数の見込みに反映できるかを確認しましょう。受け入れ期間の扱いは個別の条件によって異なるため、具体的な判断は人事部門や社会保険労務士に確認することが大切です。
工場間やライン間の応援の計画
複数の工場やラインがある企業では、繁忙期の工場に別の工場から応援を出すことで、外部からの調達を抑えられる場合があります。そのためには、どの工場がいつ人に余裕があるかを同じ基準で見られることが前提です。
全拠点の必要人数と在籍人数を1つの画面で比べ、応援の予定を計画に登録できるかを確認しましょう。応援者の移動時間や宿泊の手配、受け入れ先での教育期間も考慮すると、応援の効果を見誤りにくくなります。
製造業向け人員計画システムの連携先
製造業の人員計画システムは、生産計画、勤怠、人事の各データとつながることで、手入力が減り、計画の精度も上げやすくなります。工場で使っている既存システムとどのように連携できるかを確認しましょう。
生産管理システムとの連携
生産計画の数量や品目を生産管理システムやERP(基幹業務システム)から取り込めると、計画の変更を人数の再計算にすぐ反映できます。取り込む単位が品目別か工程別か、どの頻度で更新するかによって、計画の細かさが変わります。
連携の方法は、CSVファイルの受け渡しやAPI(システム同士がデータをやり取りする窓口)など製品によって異なります。取り込みに失敗した際に通知が届くか、どのデータが反映されていないかを確認できるかも見ておきましょう。
勤怠・人事システムとの連携
勤怠管理システムから実際の労働時間を取り込むと、計画した工数と実績の工数を比べて、標準工数や稼働時間の設定を見直せます。人事システムからは在籍者や異動の情報を取り込み、現在の人数を最新の状態に保ちます。
複数の工場がある場合は、工場ごとに異なる勤怠システムを使っていないかも確認が必要です。拠点ごとのデータを同じ形式にそろえられるかが、全社の人員計画をまとめる際のポイントです。勤務区分や組織コードの対応表を連携の前に整えておくと、取り込み後の手作業による修正を減らせます。
工場の要員計画で比べたい製品一覧
スキルを考慮した配置、人件費の管理、複数拠点の調整のどこに強みがあるかを比べられるよう、この記事で紹介する製品をまとめました。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| Qolus(コーラス) | 雇用形態やスキルを考慮したシフトの自動作成と、複数拠点の応援管理・労働時間集計に対応 |
| ジンジャー勤怠 | シフト作成や予実管理、36協定にもとづく残業上限の管理に対応。給与システムとの連携も可能 |
| Optamo | スタッフごとのスキルや勤務条件を考慮してシフトを最適化。公平な人員配置を支援 |
| oplus | 複数拠点のシフト状況や時間帯別の人員数を確認可能。人件費計算や自動シフト作成にも対応 |
| マネーフォワード クラウド勤怠Plus | 36協定の超過リスク検知や変形労働時間制、勤務間インターバルに対応。勤怠データの外部連携も可能 |
| 快決!シフト君NEO | スキルや雇用条件を考慮したAIシフト原案作成に対応。拠点の計画・実績を本部で集約 |
| Loglass 人員計画 | 部署別の人員数・人件費を管理。複数の人件費シミュレーションや予実差異分析が可能 |
スキル配置や拠点間の調整に使える製品
生産計画から人数を算出する機能の有無は製品によって異なるため、ここではスキルを考慮した配置、人件費の管理、複数拠点の調整といった観点で確認できる製品を紹介します。生産管理システムとの連携可否は、各社の資料で確認してください。
Qolus(コーラス)
- フリー(時間帯)とパターンシフト(日勤、夜勤)を自動作成!
- メンバー間の勤務調整、店舗間調整と複数店舗管理の効率化!
- いつでも、どこからでも簡単に勤務希望の提出と勤務表の確認!
株式会社NTTデータセキスイシステムズが提供する「Qolus(コーラス)」は、従業員のスキルや勤務希望を考慮したシフト作成と、複数拠点の人員調整を支援するクラウドサービスです。日勤・夜勤などのパターンシフトと時間帯を指定するフリーシフトが混在する職場でも、雇用形態や勤務条件を考慮してシフトを自動作成します。拠点間の応援管理や複数拠点の労働時間集計にも対応。各拠点の人員配置を調整したい企業に適しています。対象従業員規模は10名以上で、従業員20名単位・年単位の契約です。
ジンジャー勤怠
- 給与システムとの連携も簡単!
- アプリも対応!スマホやタブレットで簡単操作
- 希望シフト収集や募集、休暇申請/承認を効率化できます!
jinjer株式会社が提供する「ジンジャー勤怠」は、シフト作成から勤怠実績の集計、時間外労働の管理までを効率化するクラウド型システムです。勤務希望の収集やシフトの申請・承認に対応し、夜勤や変形労働時間制など多様な勤務形態を管理できます。36協定にもとづく残業上限の管理やアラート機能も備え、繁忙期の時間外労働の把握を支援。給与システムとの連携にも対応しており、シフトの予定と勤怠実績をもとに人件費を管理したい企業にも適しています。
Optamo
- 労働計画管理、加重労働対策によって職場環境が改善します。
- 勤務シフトの作成時間短縮で業務効率化、コスト削減が可能です。
- 公平な勤務シフトで不平不満の解消などにつながります。
兼松コミュニケーションズ株式会社が提供する「Optamo」は、スタッフのスキルや勤務条件を考慮し、シフトを最適化するクラウドサービスです。スタッフごとの勤務条件や必要な人員数などを設定し、最適化技術を活用してシフトを自動作成します。複雑な条件を踏まえた人員配置を支援するため、管理者が手作業でシフトを調整する負担を軽減。公平な勤務シフトの作成や過重労働への対策にも役立ちます。対象従業員規模は50名以上です。
oplus
- スマホやPCからシフトを提出・編集
- 条件に応じたシフトをAIを活用して自動作成
- 多彩な勤怠・労務管理サービスとの外部連携
Oplus株式会社が提供する「oplus」は、複数拠点のシフト状況や時間帯ごとの人員配置を把握できるクラウド型シフト管理サービスです。スタッフが提出した勤務希望は管理画面へ自動転記され、日別のシフト画面ではガントチャート形式で配置人数を確認できます。Proプランでは複数拠点管理や人件費計算などに対応し、自動シフト作成のオプションでは曜日別・日付別の必要人数も設定可能。打刻・勤怠管理機能を組み合わせれば、勤務実績の管理にも活用できます。
マネーフォワード クラウド勤怠Plus
- 生体認証を活用した打刻で厳格な勤怠記録体制を構築
- 勤怠状況はダッシュボードでリアルタイムに確認可能
- 在宅や出社が混在する環境や、変則勤務にも柔軟に対応
株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワード クラウド勤怠Plus」は、変形労働時間制や勤務間インターバル、時間外労働の管理を支援するクラウド型勤怠管理システムです。36協定の超過リスクを早期に検知でき、ダッシュボードでは残業時間や勤怠の締め状況を確認可能。シフト管理にも対応しており、勤務予定と実績をあわせて管理できます。CSVによる勤怠データの入出力や公開API、クラウド給与との連携にも対応し、既存システムと組み合わせた運用を支援します。
快決!シフト君NEO (株式会社NTTデータセキスイシステムズ )
- 2,400法人以上に導入!効率的な勤務計画作成を支援!
- スマートデバイスをフル活用してスタッフの満足度向上!
- 勤務データを有効活用した他システムとのスムーズな連携が可能!
Loglass 人員計画 (株式会社ログラス)
- 集計作業から解放し、簡単にミスを発見する人員数管理機能
- 事業計画への影響や予実ギャップを正確に把握する人件費管理機能
- 人事情報の閲覧権限管理がより簡単になった権限管理機能
まとめ
製造業の人員計画システムは、生産計画から必要工数と人数を逆算し、スキルや雇用形態の構成まで含めて数か月から1年先の要員を見通すために使います。標準工数と稼働時間の設定、スキルマップと教育計画の反映、派遣や期間従業員の契約期間の管理、生産管理システムとの連携を確認しましょう。シフト管理・人員計画(WFM)の資料請求で、自社の工場にあう製品を比べてみてください。

