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アクセス解析におけるクッキーとは?Google Analyticsとの関連も解説

2023年01月17日 最終更新

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アクセス解析におけるクッキーとは?Google Analyticsとの関連も解説

サイトの運営には欠かせないアクセス解析。そのアクセス解析に用いられる「クッキー(Cookie)」をご存知でしょうか。

クッキーにはユーザーの訪問状況やサイトの利用頻度、流入経路が残されています。つまり、クッキーの情報によりユーザーの傾向や行動が分かるので、サイトをどう改善すべきかヒントを得ることができるのです。今回は、アクセス解析を理解する上で欠かせないクッキーについて詳しくご紹介していきます。

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アクセス解析におけるクッキーとは

アクセス解析にクッキーが用いられることを冒頭でご説明しましたが、そもそもクッキーとはどのようなものなのでしょうか。まずは基本的なクッキーの知識についてご紹介していきます。

ユーザーのサイト利用情報を識別するもの

クッキーとは、サイト運営者がユーザーの情報を保持するために、ユーザーのPCに保存するファイルのことです。

たとえば、IDやパスワードでのログインが必要なサイトがあったとします。一度ログインした後、しばらく経ってからそのサイトに行くと、パスワードが記録されていて自動ログインできたという経験はありませんか?

それは、あなたのIDやパスワードをクッキーとしてPCに保存しているためです。このように、サイトの利用情報を記録できるクッキーを使い、アクセス解析ではユーザーの傾向や行動の把握に活かしているのです。

クッキーの種類

クッキーは発行元の違いにより区分され、大きく分けるとファーストパーティクッキーとサードパーティクッキーの2種類があります。まずはこの2種類の特徴を覚えておきましょう。

ファーストパーティクッキー

ファーストパーティクッキーとは、訪問したサイトのドメインサーバから発行されたクッキーのことです。

たとえば、ショッピングサイトの買い物かごの記録保持にはファーストパーティクッキーが使われています。ショッピングサイトを運営しているサーバからクッキーが発行されるので、一度買い物かごに入れた商品が維持されています。

ファーストパーティクッキーはユーザーにブロックされにくいという特徴があり、精度の高い効果測定が可能です。一方で、サイトを横断して保存できないことや通信量の増加でサイトに負荷がかかるので、注意が必要です。

サードパーティクッキー

サードパーティクッキーとは、訪問したサイトのドメインサーバ以外のサーバから発行されたクッキーのことです。

たとえばサイト上にある広告などは、訪問したサイトとは別のドメインである可能性が高く、サードパーティクッキーと判断できます。

サードパーティクッキーはサイトのドメインに依存しないため、横断的にクッキーを保存することが可能です。しかし、サードパーティクッキーはブロックされてしまうことが多く、正確な効果測定がしにくいデメリットもあります。

Google Analyticsで利用されるクッキーとは

Googleが無料で提供しているアクセス解析サービスに、Google Analytics(グーグルアナリティクス)があります。実はこのGoogle Analyticsは、クッキーを利用してユーザーの分析をしているのです。

続いて、Google Analyticsで利用されているクッキーについてご紹介していきます。

Google Analyticsで利用されるクッキーは4種

Google Analyticsでは主に4種類のクッキーが利用されています。

  • ■ビジターIDクッキー(_utma):訪問者を特定するクッキー
  • ■セッションIDクッキー(_utmb):セッションを把握するクッキー
  • ■キャンペーンクッキー(_utmz):参照元の計測をするクッキー
  • ■ビジターセグメンテーションクッキー(_utmv):カスタム変数が格納されるクッキー

それでは、それぞれのクッキーの持つ役割についてご紹介していきます。

訪問者を特定するクッキー

まずはビジターIDクッキーと呼ばれる訪問者を特定するクッキーです。

このクッキーはドメイン名や初回~今回までの訪問日時、訪問回数などを記録する役割を持っており、ユーザーのサイト利用頻度などを知ることができます。クッキーには保存できる有効期間がそれぞれあり、ビジターIDクッキーの有効期間は2年です。

セッションを把握するクッキー

次はセッションIDクッキーと呼ばれるセッションを把握するクッキーです。

このクッキーはドメイン名や、ページビュー数、ページ更新日時を記録し、セッションの開始から終了まで全体を把握しています。保存の有効期間は30分です。

セッションIDクッキーには元々”_utmb”と”_utmc”の2種類がありました。しかし、”_utmb”だけで2種類の役目を果たせるようになったため、現在”_utmc”は使われていません。

参照元の計測をするクッキー

続いてはキャンペーンクッキーと呼ばれる参照元を計測するクッキーです。

簡単に言えば、どこからサイトに来たかを知ることができます。このクッキーはドメイン名や、訪問日時・回数、参照元情報を記録します。保存の有効期間は6か月なので、保存期間内に再度訪問したユーザーは過去の履歴に紐づけして計測を行うことが可能です。

カスタム変数が格納されるクッキー

最後はビジターセグメンテーションクッキーと呼ばれるカスタム変数が格納されるクッキーです。カスタム変数とはGoogle Analyticsの機能の1つで、特定のユーザーやページを計測できます。

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アクセス解析ツールの種類

ここまで、アクセス解析に用いられるクッキーについてご紹介してきましたが、そもそもアクセス解析を行うには解析ツールの導入が必要です。解析ツールは測定方式の違いによって「サーバログ取得型」「Webビーコン型」「パケットキャプチャリング型」の3種類に分けられます。

それぞれのツールでメリット、デメリットがありますのでご紹介していきます。

サーバログ取得型

サーバログ型はWebサーバに記録されたユーザーのアクセスログを集計して解析を行います。

【メリット】
  • ■ログが残ってさえいれば過去に遡って解析ができる
  • ■JavaScript(※)が作動しないブラウザや端末でも分析が可能
【デメリット】
  • ■リアルタイムでの解析ができない
  • ■ログの容量が大きい場合は解析に時間がかかる

※JavaScript:サイトやアプリ開発で使われるプログラミング言語の1つ。

Webビーコン型

Webビーコン型はブラウザのぺージが表示されるとjavascriptが作動しデータを取得。それを解析する方法です。

【メリット】
  • ■設置が簡単で導入費用が抑えられる
  • ■豊富なデータを取得することが可能
【デメリット】
  • ■javascriptの設置に手間がかかる

パケットキャプチャリング型

パケットキャプチャリング型はユーザーがサイトにアクセスしたときのパケットからデータを取得し、解析を行います。

【メリット】
  • ■やり取りする全てのパケットを解析し詳細な情報を得ることが可能
  • ■リアルタイムでの解析が可能
【デメリット】
  • ■専用の解析サーバの設置が必要
    →導入費用は高い
  • ■外部のASPサービスにデータが蓄積される設定の場合は分析が行えない

クッキーを用いたアクセス解析でサイト改善しましょう

今回はアクセス解析に用いられるクッキーについてご紹介してきました。

クッキーを用いたアクセス解析ツールを使うことでサイト改善に有効なユーザー情報の取得が可能です。アクセス解析ツールはさまざま種類がありますのでそれぞれのツールの特性をよく比較し、自社に合うかしっかり検討しましょう。

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