2025年03月13日 最終更新
社内ポータルの製品一覧社内の情報共有や業務効率化を図るうえで、社内ポータルサイトは欠かせない存在となっています。
この記事では、社内ポータルサイト作成サービスの概要や主な機能、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。さらに、おすすめのサービスを比較し、自社に最適な選び方のポイントも紹介。導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
社内ポータルサイト作成サービスとは、企業内で情報を一元管理し、従業員が必要な情報に簡単にアクセスできる仕組みを提供するシステムです。プログラミングやデザインの知識がなくてもサイトを作成できるため、自社でポータルサイトを構築する企業が増加しています。
社内ポータルサイト作成サービスは、社内情報の一元管理や業務の効率化、スムーズなコミュニケーションの実現に向けて、多彩な機能を備えています。
機能 | 内容 |
---|---|
情報共有 | 社内のお知らせ掲示や文書管理、FAQ・ナレッジベース機能により、情報の集約と迅速な共有を実現します。 |
コミュニケーション | 社内SNSや掲示板、アンケート機能を活用し、部署間の交流や意見交換を促進します。 |
ワークフロー管理 | 申請・承認フローやタスク管理、スケジュール調整など、業務の進行管理をサポートします。 |
カスタマイズ・拡張性 | レイアウト変更やウィジェット追加、外部システムとの連携により、自社の仕様にあわせた柔軟なカスタマイズが可能です。 |
セキュリティ・アクセス管理 | 権限設定やSSO対応、ログ管理機能で安全性を確保し、内部統制を強化します。 |
モバイル対応・リモートアクセス | スマートフォンやタブレットでの利用やプッシュ通知機能で、場所を問わず業務遂行を支援します。 |
社内ポータルサイトの導入は、多くの業務改善効果を期待できる一方で、適切な計画や運用がなければ課題が発生することもあります。ここでは、サービス導入の主なメリットとデメリットを整理します。
業務効率や働きやすさの向上など、社内ポータルサイト作成サービスの導入メリットとして以下が挙げられます。
一方で、導入や運用には注意すべき課題もあります。事前にデメリットを把握しておくことで、失敗リスクを軽減し、効果的に活用できます。
社内ポータルサイト作成サービスを導入する際は、機能をはじめ、使いやすさやセキュリティ面まで総合的に確認することが重要です。特に押さえておきたい4つのポイントを解説します。
企業によって、社内ポータルサイトに求める機能は異なります。例えば、社内情報の共有、ワークフロー管理、掲示板や社内SNSによるコミュニケーション促進など、業務改善に必要な機能が揃っているかを確認しましょう。
自社の目的にあわない機能が多すぎると、操作性が悪くなるだけでなく、不要なコストが発生する原因にもなります。事前に搭載機能を慎重に見極め、自社に必要な機能がバランスよく備わっているかを確認することが大切です。
企業ごとに業務フローや承認ルールは異なるため、自社の業務プロセスに柔軟に対応できるかどうかは重要なポイントです。経費精算や申請・承認業務、タスク管理など、日々の業務を効率化できるワークフローを構築できるか確認しましょう。
自社専用のカスタマイズが可能なサービスであれば、よりスムーズな運用が実現します。
社内ポータルサイトは、従業員が毎日利用する業務ツールの一つです。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからも快適に操作できるか、またITリテラシーに関係なく誰でも直感的に使える設計になっているかを確認しましょう。
操作が複雑で使いこなすのに時間がかかるシステムは、利用率が低下しやすく、結果的に業務効率が悪化する恐れがあります。導入前に実際の操作画面やデモを確認しておくのがおすすめです。
社内ポータルサイトは単体で利用するだけでなく、ほかの業務システムとの連携によりさらに便利性が高まります。ERPやCRM、会計システム、グループウェアなど、現在使用しているシステムとスムーズに連携できるかを確認しましょう。
また、API連携の対応状況や拡張性、将来的に新しいシステムを追加した際に柔軟に対応できるかどうかも重要なポイントです。長期的な運用を見据えて検討しましょう。
社内規定や契約書類などの機密情報を扱う社内ポータルサイトは、万全なセキュリティ対策が不可欠です。不正アクセスや情報漏えいを防ぐため、アクセス権限の管理やデータ暗号化、操作ログの取得機能などが備わっているかを確認しましょう。
また、外部からのアクセスやリモートワークでの利用を考慮し、多要素認証(MFA)やIP制限など、より強固なセキュリティ機能があるかも重要な判断材料になります。安全性を確保したうえで、安心して運用できるサービスを選びましょう。
社内ポータルサイトを効率的に作成できるおすすめのサービスを厳選して紹介します。情報共有や業務効率化、社内コミュニケーション活性化を目指す企業は、ぜひ参考にしてください。
サイボウズ株式会社が提供する「Garoon」は、大規模組織向けの社内ポータルサイト作成に適したグループウェアです。掲示板やスケジュール管理、ワークフロー、ファイル管理など、社内業務を効率化する機能が充実しています。全社共通の情報基盤として活用でき、部署間の連携強化や情報共有のスピードアップを実現します。
参考価格:初期費用無料、月額900円/ユーザー(~1,000ユーザー)
株式会社ネオジャパンが提供する「desknet's NEO」は、手軽に社内ポータルサイトを構築できるグループウェアです。スケジュールや掲示板、ワークフローなど30以上の標準機能を備え、社内情報を一元管理。シンプルで使いやすいインターフェースも特徴で、誰でも簡単にポータルサイトを活用できます。働き方改革や業務改善に役立つでしょう。
参考価格:初期費用無料、月額800円~/ユーザー(クラウド版)
※5ユーザーから契約可能
株式会社プロジェクト・モードが提供する「NotePM」は、ナレッジ共有に特化した社内ポータルサイトを作成するツールです。マニュアルや議事録、業務ノウハウを蓄積し、社内の情報資産を効率的に管理・活用できます。検索機能やフォルダ管理も充実し、全社員で共有したい知識や情報を整理したポータルサイトの構築に最適です。
参考価格:初期費用無料、月額4,800円~
マイクロソフト社が提供する「Microsoft SharePoint」は、柔軟性の高い社内ポータルサイトを構築できるクラウドサービスです。ドキュメント管理や社内掲示板、プロジェクト管理機能を備え、Microsoft 365と連携して社内の業務効率化をサポート。チームや部署ごとに最適なポータルを作成でき、多拠点での情報共有にも優れています。
参考価格:月額899円/ユーザー(Business Basic)※1年契約の場合
Google LLCが提供する「Googleサイト」は、Google Workspaceと連携して手軽に社内ポータルサイトを作成できるツールです。ドラッグ&ドロップの直感的な操作でページを作成し、Google ドキュメントやカレンダーなどの情報をポータル内に表示可能。シンプルで低コストに社内ポータルを整備したい企業に適しています。
参考価格:月額800円/ユーザー(Business Starter)※1年契約の場合
社内ポータルサイト作成サービスは、情報共有の効率化や社内コミュニケーションの活性化を実現するための重要なツールです。自社の目的や業務フローにあった機能が備わっているか、操作性やセキュリティ対策が十分かを確認して選ぶことが大切です。
この記事で紹介したサービスを参考に、最適なポータルサイトを構築し、より快適で生産性の高い社内環境を整えましょう。
話題のIT製品、実際どうなの?
導入ユーザーのリアルな体験談
IT製品を導入しDXに成功した企業に
直接インタビュー!
営業・マーケ・人事・バックオフィス
様々なカテゴリで絶賛公開中