中堅・大企業向けデスクトップ仮想化とは
中堅・大企業向けデスクトップ仮想化とは、従業員が利用するデスクトップ環境をサーバやクラウド上に構築し、ネットワーク経由で利用できるようにする仕組みです。
自社で仮想基盤を構築するVDIや、クラウドサービスとして利用するDaaSなどがあり、端末にデータを残さない運用や、場所を問わない業務環境の整備に役立ちます。中堅・大企業では、リモートワークの推進やセキュリティ強化、PC管理の効率化、BCP対策などを目的に導入が進んでいます。
デスクトップ仮想化が中堅・大企業で注目される背景
中堅・大企業では、拠点数や従業員数が多く、PCのキッティングやアプリケーション更新、セキュリティパッチ適用、端末紛失時の対応などが大きな負担になります。また、テレワークや出張先、外部委託先から社内システムにアクセスする機会も増えており、利便性とセキュリティを両立する仕組みが求められています。
デスクトップ仮想化を導入すれば、業務環境を一元管理しながら、利用者は自宅や外出先からでも同じ環境で作業できます。端末側にデータを残さない運用もしやすくなるため、情報漏えい対策やBCP対策の一環としても有効です。
中堅・大企業がデスクトップ仮想化を導入するメリット
デスクトップ仮想化は、リモートワーク対応にとどまらず、端末管理やセキュリティ、業務継続性、運用標準化など、情報システム部門が抱えやすい課題の解決に役立ちます。
端末にデータを残さず情報漏えいリスクを低減できる
デスクトップ仮想化では、業務データやアプリケーションをサーバやクラウド上で管理します。利用者の端末には画面情報を転送する形になるため、PCの紛失・盗難時にも端末内に重要データが残りにくい運用を実現できます。
特に、個人情報や機密情報、設計データ、顧客情報を扱う企業では、端末ローカルへの保存を制限できる点が大きなメリットです。多要素認証やアクセス制御、ログ管理と組み合わせることで、より強固なセキュリティ対策につながります。
PC管理やアプリケーション更新の負担を軽減できる
中堅・大企業では、利用者ごとのPC設定やアプリケーション更新、セキュリティパッチ適用に多くの工数がかかります。デスクトップ仮想化により業務環境を集中管理すれば、端末ごとの個別対応を減らし、標準化された環境を効率よく提供できます。
新入社員や異動者への環境配布、短期プロジェクト用の環境準備、OSやアプリケーションの更新作業もスムーズになります。情シス部門の運用負荷を抑えたい企業にとって、有力な選択肢です。
リモートワークや多拠点勤務に対応しやすい
デスクトップ仮想化を導入すると、自宅や外出先、サテライトオフィスなどから、社内と同等の業務環境へアクセスしやすくなります。端末や場所に依存しない働き方を整備できるため、リモートワークやハイブリッドワークを全社展開したい企業に適しています。
また、複数拠点をもつ企業では、拠点ごとにPCやサーバを管理する負担が生じます。デスクトップ環境を集約することで、拠点間での運用ルール統一やセキュリティレベルの均一化を図れる点もメリットです。
災害時や緊急時のBCP対策に役立つ
災害や感染症、交通障害などによりオフィスへの出社が難しくなった場合でも、仮想デスクトップ環境があれば、従業員は別の場所から業務を継続できます。オフィスや特定端末に依存しない業務環境を整えることで、事業継続性を高められます。
BCP対策として活用する場合は、データセンターの冗長性やクラウド基盤の可用性、ネットワーク障害時の対応、緊急時のサポート体制などを確認しましょう。
中堅・大企業向けデスクトップ仮想化製品の3つのタイプ
デスクトップ仮想化製品は、提供形態や運用範囲によって複数のタイプに分けられます。中堅・大企業向け製品を比較する際は、「クラウドVDI/DaaS型」「マネージドサービス型」「仮想アプリ/VDI基盤型」の3タイプで整理すると、自社に適した製品を選びやすくなります。
クラウドVDI/DaaS型
クラウドVDI/DaaS型は、クラウド上に用意された仮想デスクトップ環境をサービスとして利用するタイプです。自社で大規模なサーバ基盤を保有する必要がなく、比較的導入しやすい点や、利用者数の増減に対応しやすい点が特徴です。
リモートワークの全社展開や短期プロジェクト、外部委託先への業務環境提供、BCP対策などに適しています。比較時は、利用料金や対応OS、認証連携、既存システムとの接続、データ保存先、サポート体制を確認しましょう。
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マネージドサービス型
マネージドサービス型は、仮想デスクトップ環境の設計・構築・運用・監視などをベンダーが支援するタイプです。自社にVDIの専門人材が不足している企業に加え、ネットワークや認証、セキュリティまで含めて最適化したい企業に向いています。
中堅・大企業では、既存環境との連携や利用部門ごとの要件整理が複雑になりやすいため、導入支援や運用代行を受けられるサービスも有力な選択肢です。比較時は、支援範囲や運用代行の内容、問い合わせ対応、障害対応、導入実績を確認しましょう。
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仮想アプリ/VDI基盤型
仮想アプリ/VDI基盤型は、デスクトップ全体だけでなく、特定の業務アプリケーションを仮想化して配信したい企業や、既存のVDI基盤を活かして柔軟に構築したい企業に適したタイプです。
CADや基幹システム、社内専用アプリなどを、安全に社外から利用させたい場合に向いています。比較時は、アプリ配信機能や同時接続性能、既存基盤との連携、ライセンス管理、ユーザー体験、管理画面の使いやすさを確認しましょう。
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中堅・大企業向けデスクトップ仮想化製品の選び方
中堅・大企業がデスクトップ仮想化製品を選ぶ際は、機能や料金だけで判断せず、全社展開を見据えた拡張性、既存システムとの連携、セキュリティ統制、運用負荷まで確認することが重要です。ここでは、情シス・IT部門が比較時に重視したいポイントを解説します。
- ●自社の導入目的にあうタイプか
- ●既存の認証基盤・業務システムと連携できるか
- ●セキュリティポリシーや監査要件を満たせるか
- ●部門・職種ごとの利用要件に対応できるか
- ●利用規模の拡大や拠点追加に対応できるか
- ●業務に支障のないパフォーマンスを確保できるか
- ●運用管理をどこまで効率化できるか
- ●3年から5年の総コストで比較できるか
自社の導入目的にあうタイプか
まずは、デスクトップ仮想化をどの範囲で導入するのかを整理しましょう。一部部門でのリモートワーク対応なのか、全社的なPC環境の標準化なのか、外部委託先や海外拠点を含めた利用なのかによって、適したタイプは異なります。
短期間で利用開始したい場合はクラウドVDI/DaaS型、設計・構築・運用まで外部支援を受けたい場合はマネージドサービス型、既存基盤や特定アプリを活かしたい場合は仮想アプリ/VDI基盤型が候補になります。中堅・大企業では将来的な利用拡大も見据え、ユーザー数や拠点数の増加に対応できるかを確認しましょう。
既存の認証基盤・業務システムと連携できるか
中堅・大企業では、Active DirectoryやMicrosoft Entra ID、シングルサインオン、社内ネットワーク、ファイルサーバ、基幹システムなど、既存環境との連携が欠かせません。仮想デスクトップ単体で利用できても、認証や権限管理、社内システムへの接続が複雑だと、導入後の運用負荷が高まります。
比較時は、既存のID管理基盤と連携できるか、閉域網やVPNに対応しているか、Microsoft 365やGoogle Workspace、ERP、CRMなどの業務システムとスムーズに利用できるかを確認しましょう。既存環境を大きく変更せずに導入できる製品であれば、移行時の負担を抑えやすくなります。
セキュリティポリシーや監査要件を満たせるか
中堅・大企業では、情報漏えい対策だけでなく、社内規程や業界ごとのセキュリティ基準、監査対応も重要です。多要素認証やアクセス制御、ログ取得、通信の暗号化、印刷・コピー制御、ファイル持ち出し制限など、自社のセキュリティポリシーに必要な機能を確認しましょう。
金融・医療・製造・公共関連など、機密性の高い情報を扱う企業では、管理者権限の分離や操作ログの保管、データ保存先、データセンターの所在地、第三者認証の有無も比較ポイントになります。全社利用を前提とする場合は、部門ごとの権限設定や利用ルールを柔軟に管理できるかも確認が必要です。
部門・職種ごとの利用要件に対応できるか
デスクトップ仮想化は、すべての従業員に同じ環境を提供すればよいわけではありません。営業・管理部門・開発・設計・コールセンター・外部委託先など、部門や職種によって必要なアプリケーション、性能、セキュリティ要件は異なります。
例えば、事務系部門では標準的なOfficeアプリやブラウザ利用が中心でも、設計部門ではCADや高負荷な業務アプリへの対応が必要になる場合があります。比較時は、ユーザーごとにリソースや権限を分けられるか、GPU利用や高負荷アプリに対応できるか、部門別のポリシー設定が可能かを確認しましょう。
利用規模の拡大や拠点追加に対応できるか
中堅・大企業では、最初は一部部門で導入し、効果を確認したうえで全社展開するケースもあります。そのため、導入時点の利用人数だけでなく、将来的な拡張性も重要です。ユーザー数や同時接続数、拠点数、ストレージ容量、ネットワーク帯域の増加に対応できるかを確認しましょう。
クラウドVDI/DaaS型は拡張しやすい一方で、利用規模が大きくなると月額費用が増加しやすくなります。マネージドサービス型や専有型のサービスでは、契約単位や増設時のリードタイムも確認が必要です。全社展開を想定する場合は、スモールスタートから段階的に拡張できる製品が適しています。
業務に支障のないパフォーマンスを確保できるか
仮想デスクトップは、通信環境やサーバ性能によって操作性が左右されます。画面表示の遅延やアプリケーションの起動時間、Web会議の安定性、大容量ファイルの操作、印刷や周辺機器の利用など、実際の業務に近い条件で確認しましょう。
特に、全社利用では同時接続が集中する時間帯の負荷を想定する必要があります。高負荷アプリや複数画面利用がある部門では、GPU対応やストレージ性能も重要です。導入前にPoCを実施し、部門ごとの利用シーンで問題なく使えるかを検証しましょう。
運用管理をどこまで効率化できるか
中堅・大企業では、ユーザー追加や権限変更、端末管理、アプリケーション更新、問い合わせ対応、障害対応など、導入後の運用業務が多く発生します。そのため、管理画面の使いやすさや運用自動化の範囲、レポート機能、管理者権限の分担機能を確認しましょう。
自社の情シス部門で運用する場合は、日常的な管理作業をどれだけ内製できるかが重要です。運用リソースが限られている場合は、監視や障害対応、問い合わせ窓口まで任せられるマネージドサービス型も候補になります。導入後の運用体制まで含めて比較することが大切です。
3年から5年の総コストで比較できるか
デスクトップ仮想化の費用は、月額料金やライセンス費用だけでは判断できません。初期構築費やクラウド利用料、ライセンス費、ネットワーク費用、ストレージ費用、セキュリティ対策費、運用代行費、既存システムとの接続費用などを含めて比較しましょう。
クラウドVDI/DaaS型は初期費用を抑えやすい一方、利用人数やリソースが増えるほどランニングコストが大きくなる場合があります。オンプレミスや専有型サービスは初期費用が高くなりやすいものの、長期利用ではコストを最適化できるケースもあります。中堅・大企業では、3年から5年程度のTCOで比較することが重要です。
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中堅・大企業向けデスクトップ仮想化製品(クラウドVDI/DaaS型)
ここからは、中堅・大企業向けに検討しやすいデスクトップ仮想化製品・サービスをタイプ別に紹介します。まずは、クラウド上の仮想デスクトップ環境を利用できる製品・サービスです。自社で大規模なサーバ基盤を構築せずに導入しやすく、リモートワークや多拠点勤務、BCP対策に活用しやすい点が特徴です。
AQStage仮想デスクトップ
- インスタントクローンで全端末に設定変更を即時反映
- プライベート型クラウドで閉域網接続の高セキュリティ環境
- 基盤運用を委託しIT人員不足による負担を軽減
NTT西日本株式会社が提供する「AQStage仮想デスクトップ」は、国内のデータセンターで提供されるクラウド型の仮想デスクトップサービスです。端末にデータを残さない運用により、テレワーク時の情報漏えいリスクを低減します。セキュリティ対策やBCP対策、IT運用負荷の軽減にも活用でき、中堅・大企業の働き方改革を支援します。
Amazon WorkSpaces (アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社)
- 99.9%ものアップタイムSLAを誇る安定性
- 端末上にデータを残さない高セキュリティ体制
- 高性能インフラによりリモートワークを支援
Azure Virtual Desktop (日本マイクロソフト株式会社)
- Windowsのマルチセッション仮想化を多人数に低コストで提供。
- デスクトップ環境と単一アプリの配信に対応する柔軟な利用形態
- Azure管理でGW不要。運用・スケールが容易に。
Citrix DaaS (シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社)
- シンクライアント環境を構築し安全なテレワーク環境を
- Citrix Virtual Appsでアプリケーションの仮想化
- Citrix Virtual DesktopsでOSの仮想化
freebitcloudX-DaaS (フリービット株式会社)
- リソースプール方式で柔軟なデスクトップ構成が可能
- VMware HorizonとFortigateを標準搭載
- 1台から利用可能なスモールスタート対応
中堅・大企業向けデスクトップ仮想化製品(マネージドサービス型)
ここでは、仮想デスクトップ環境の導入や構築、運用まで支援を受けられるサービスを紹介します。自社にVDIの専門人材が不足している場合や、既存システムとの連携からセキュリティ設計、運用負荷の軽減までまとめて相談したい企業に適しています。
Amazon WorkSpaces導入支援サービス
- オンプレミスと同等の強固なセキュリティを実現
- 正確なコストシミュレーション
- APNパートナーの豊富なノウハウ
株式会社TOKAIコミュニケーションズが提供する「Amazon WorkSpaces導入支援サービス」は、クラウド型仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」の導入から構築後の運用までワンストップで支援するサービスです。既存システムとの連携やセキュリティ対策、コストシミュレーションまで相談でき、AWS環境で安全なVDIを整備したい企業に適しています。
IIJ仮想デスクトップサービス (株式会社インターネットイニシアティブ)
- 調達から運用・サポートまでIIJが一元管理。
- クラウド経由で場所や端末を問わず業務環境へ安全にアクセス。
- 端末にデータを残さずクラウドで業務環境を実行
BizXaaS Office (株式会社NTTデータ)
- テレワークでもいつでも自分の会社PCに安全に接続できる!
- 画面転送方式なのでローカル側にデータが残らず漏洩リスクを削減
- 利用状況を可視化し監視することで情報漏えい対策にも繋がる!
M³DaaS (日鉄ソリューションズ株式会社)
- ネット回線があればすぐに社内と同じデスクトップ環境が使える!
- 仮想デスクトップ環境なのでスマートデバイスが活用できる!
- デスクトップ環境の一元管理ができセキュリティ強化に繋がる!
デスクトップサービス スタンダード (ソフトバンク株式会社)
- 30デスクトップの小規模から利用可能
- 端末のセキュリティプラットフォームに対応
- オプションや運用サービスが充実
仮想デスクトップサービス V-DaaS (富士通株式会社)
- 端末にデータは残さないので情報漏えいリスクを減らします
- ソフトウェアの管理等は管理者ポータル画面にて一括管理
- 富士通データセンターのVDI環境を利用し短納期にも対応可能
中堅・大企業向けデスクトップ仮想化製品(仮想アプリ/VDI基盤型)
ここでは、特定の業務アプリケーションの仮想化や、既存VDI基盤を活かした環境構築に対応する製品を紹介します。CADや基幹システム、社内専用アプリなどを安全に利用させたい企業や、部門ごとに柔軟な利用環境を整えたい企業に向いています。
CitrixVirtualAppsandDesktops (シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社)
- あらゆるデバイスにアプリとデスクトップを配信
- ハイブリッドワーク環境の最適化と生産性向上
- 高度なセキュリティでデータ保護
Parallels RAS (コーレル株式会社)
- シンプルかつ安全性の高い一元管理された環境を提供!
- 強靭なセキュリティで機密データも保護できる!
- 充実した安心の高いサポート体制を完備!
Oracle Secure Global Desktop (日本オラクル株式会社)
- 多様なデバイスとプラットフォームをサポート
- 強力なセキュリティ機能によるデータ保護
- 集中管理による運用コストの削減
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中堅・大企業がデスクトップ仮想化を導入する際の注意点
デスクトップ仮想化には多くのメリットがある一方で、導入前の設計や検証が不十分だと、操作性の低下やコスト増加、運用負荷の増大につながる可能性があります。ここでは、導入前に押さえておきたい注意点を解説します。
全社導入前にPoCを実施する
製品資料だけでは、実際の操作性やレスポンス、既存システムとの相性を判断しにくいことがあります。まずは一部の部署や特定業務でPoCを実施し、業務に支障がないか確認しましょう。
PoCでは、ログイン時間やアプリケーションの起動速度、ファイル操作、Web会議、印刷、周辺機器の利用、ネットワーク負荷などを確認します。利用者からのフィードバックも収集し、本番導入前に改善点を洗い出すことが重要です。
ネットワーク環境を見直す
仮想デスクトップはネットワーク経由で利用するため、通信品質が業務効率に大きく影響します。拠点ごとの回線帯域やインターネット接続の安定性、VPNや閉域網の構成、遅延の発生状況を確認しましょう。
特に、同時接続ユーザーが多い時間帯や、Web会議・大容量ファイル操作が多い部門では、十分な帯域を確保する必要があります。導入時には、ネットワーク設計も含めて検討することが大切です。
利用部門ごとに要件を整理する
全社で同じ仮想デスクトップ環境を用意すればよいとは限りません。営業・開発・設計・管理部門・コールセンターなど、部門によって必要なアプリケーションや性能、セキュリティ要件は異なります。
利用部門ごとに業務内容を整理し、標準ユーザーや高負荷ユーザー、外部委託先ユーザーなどに分けて設計しましょう。過剰なスペックを避けながら、用途に合った環境を提供しやすくなります。
中堅・大企業向けデスクトップ仮想化に関するよくある質問
デスクトップ仮想化の導入を検討する際は、VDIとDaaSの違いや、クラウド型とマネージドサービス型の選び方に迷うことがあります。ここでは、比較検討時によくある質問を紹介します。
Q1:VDIとDaaSの違いは何ですか?
VDIは、自社または委託先のサーバ上に仮想デスクトップ基盤を構築して利用する方式です。DaaSは、クラウド上で提供される仮想デスクトップ環境をサービスとして利用する方式です。自社で細かく設計したい場合はVDI、導入スピードや拡張性を重視する場合はDaaSが向いています。
Q2:中堅・大企業ではどのタイプを選ぶべきですか?
短期間でリモートワーク環境を整えたい場合はクラウドVDI/DaaS型、運用負荷を抑えたい場合はマネージドサービス型、既存環境や特定アプリを活かしたい場合は仮想アプリ/VDI基盤型が候補になります。自社の導入目的や運用体制、セキュリティ要件を整理したうえで比較しましょう。
Q3:導入前に確認すべきことは何ですか?
既存システムとの連携や認証基盤、ネットワーク品質、利用人数、必要なアプリケーション、セキュリティ要件、運用体制、総コストを確認しましょう。また、全社導入の前にはPoCを実施し、実際の操作性や業務適合性を検証することが重要です。
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まとめ
中堅・大企業向けデスクトップ仮想化製品は、リモートワークや多拠点勤務の推進、端末管理の効率化、情報漏えい対策、BCP対策に役立ちます。比較する際は、クラウドVDI/DaaS型・マネージドサービス型・仮想アプリ/VDI基盤型のうち、自社の目的や運用体制に合うタイプを整理しましょう。
あわせて、既存システムとの連携やセキュリティ要件、パフォーマンス、運用サポート、総コストを確認することが重要です。導入前にはPoCを実施し、実際の業務で問題なく利用できるか検証しましょう。



