【比較表】おすすめのクラウド型EAIツール
おすすめのクラウド型EAIツールを、対象従業員規模や参考価格について比較しやすくまとめました。クラウド以外の提供形態にも対応した製品もあります。気になる製品は製品名から詳細を確認できるので、ぜひご活用ください。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
おすすめのクラウド型EAIツール
ここでは、比較表で紹介しているクラウド型EAIツールをさらに詳しく解説します。気になる製品は「+資料請求リストに追加」ボタンを選択し、のちほど資料請求も可能です。自社にあう製品選びの参考にしてください。
《Magic xpi Cloud Gateway》のPOINT
- Magic xpi 標準のアダプタ・コネクタすべて利用可能
- 各クラウド専用アダプタ提供!各種サービスとAPIで連携可能
- 連携フロー数やトリガー数、さらに接続先数が無制限!
「Magic xpi Cloud Gateway」は、マジックソフトウェア・ジャパン株式会社が提供する定額料金でクラウド間のデータ連携や統合できるデータ連携クラウドサービスです。DBMS各種やREST、ODataなどのアダプタが標準装備しています。また、66種類500機能のアダプタが使用できるプランもあります。
SalesforceやAWSなどの専用アダプタもあり、各種サービスとAPI連携も可能です。24時間365日受付対応しているサポートセンターもあるため、安心して運用できるでしょう。
《Reckoner》のPOINT
- クラウド型ETLサービスの決定版‼100種以上のデータ連携先と接続
- データ連携作業の工数を大幅削減!プログラム作業不要で実現!
- 直感的なインターフェースで簡単操作!ドラッグ&ドロップで連携
「Reckoner」は、株式会社スリーシェイクが提供する100種類を超える連携先と接続できるクラウド型ETLサービス です。クラウドや自社の業務機器に蓄積されたデータを統合して、活用するシステムへ転送します。
初期設定から、調査やプログラム設計、実装やテストなどすべて直感的な操作ができるため、データ連携作業の工数削減につながるでしょう。セキュリティ対応もしているため、別途基盤での準備は不要です。
改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 10名未満
《Qanat2.0》のPOINT
- 直感的なドラッグ&ドロップ操作で設計可能!
- トリガーによるスケジューリングで業務の自動化を実現!
- オプションで帳票のダイレクト作成も可能!
「Qanat2.0」は、JBアドバンスト・テクノロジー株式会社が提供する各種システムのデータを抽出し、加工や変換をして他システムへ連携するシステムです。データの出力も連携もドラッグ&ドロップで実施できるため、操作しやすいといえるでしょう。
また、自動連携のスケジューリング設定では、日時の指定やファイル更新や作成時などを選択できます。オプションで、変換したデータを帳票として出力できるのもうれしいポイントです。
《DataSpider Cloud》のPOINT
- SOAP API、REST APIのほかさまざまなAPIに対応
- クエリ言語SOQLで頻繁に使われるパターンを網羅
- ユーティリティ系の機能も多数
株式会社テラスカイが提供する「DataSpider Cloud」は、 多くのシステムと連携できるアダプタが搭載されているクラウド型連携サービスです。専門知識をもたなくとも、ノンプログラミングでデータ連携処理フローの構築ができます。Salesforceとの10年を越える連携で、経験を活かした機能性の高い専用アダプタが搭載されています。
日本製のシステムで、ひらがなやカタカナ、漢字などの使い分けや和暦や西暦をふまえた精度の高いデータ変換が可能です。
いい点 情報処理、SI、ソフトウェア 500名以上 750名未満
改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 10名以上 50名未満
再認識しよう!EAIツールの必要性
現在、多くの企業が販売管理や財務管理・情報解析などといった多様なシステムを利用しています。それらのデータを連携させるためには、各システムの仕様を個別に確認し、システムごとにプログラム開発を行う必要があります。
実行するには工数もコストもかかってしまいます。強行的に各システムのデータを連携できたとしても、複雑に絡み合い、システムの仕様変更をする際に手がつけられないという状態にも陥ります。
そこで、EAIツールが必要とされます。EAIツールならシステムごとのプログラム開発は不要で、短期間のうちにデータ連携が可能です。企業内の各システムにあるデータをスムーズに連携させたい場合には、EAIツールが有効です。
ただし、製品によっては連携にあたってプログラミングの知識を必要とするものも。どのEAIツールが一番スムーズに使うことができそうか?操作性やアダプタの種類などにも注目して選びましょう。
オンプレミス型と比較!クラウド型EAIツールのメリット
EAIツールを導入するにあたって、オンプレミス型EAIツールを検討していた方も多いでしょう。ここからは、オンプレミス型EAIツールと比較しながら、クラウド型EAIツールのメリットをご紹介します。どちらが最適なのか判断する参考にしてください。
クラウドサービスや他社とのデータ連携が容易になる
オンプレミス型EAIツールは自社内にサーバを設置しますが、クラウドサービス間をつなぐには不向きです。
例えばクラウドサービスAとクラウドサービスBをつなぐ場合、クラウドサービスA→自社内のオンプレミスEAIツール→クラウドサービスB、という流れでデータ連携します。つまり、一旦自社内のサーバを経由しなければならないのです。
対して、クラウド型EAIツールは、クラウド上でデータ連携が完結します。クラウドサービス間の連携がシームレスになるのがメリットといえるでしょう。
導入コストを抑えられる
導入コストの面でみても、クラウド型EAIツールは、メリットが大きいです。オンプレミス型EAIツールはソフトウェアライセンス費用に加えて、サーバなどハードウェアの購入費用がかかり、導入コストが高くなる傾向です。
オンプレミス型に比べてクラウド型EAIツールは、すでに構築されたサーバを利用するため、ハードウェアの購入費用がかかりません。ほとんどが月額制か従量制で、初期費用がかからないものもあります。ただし、運用コストは利用規模や機能拡張などによって大きく変動するので、総額費用を算出し、自社にとって最適なのか考えましょう。
運用管理の負担が少ない
EAIツールを運用していくうえで、定期的なメンテナンスが必要です。オンプレミス型EAIツールは、サーバの監視やバックアップなどを自社で行わなければならず、運用管理に負担がかかってしまいます。
一方、クラウド型EAIツールであれば、統合基盤のサーバ運用・メンテナンスをベンダーに任せられます。ユーザー企業は別の作業に集中できるという点で、大きなメリットとなるでしょう。
データ連携を楽にするならクラウド型EAIツールの導入を!
必ずしもクラウド型EAIツールがよいというわけではありませんが、データ連携の幅が広がり、導入コストや運用負担を軽減できるメリットがあります。実際、クラウド型EAIツールは確実に市場を席巻しており、利用企業が増えています。現在オンプレミス型のEAIツールを利用されている方も、ぜひこの機会にクラウド型EAIツールを比較検討してみてはいかがでしょうか。