ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■提供形態別
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- PC・サーバ中心の管理:MCore、System Support best1(SS1)、HCLBigFix
- スマートフォン・タブレットも含めた管理:LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版、MaLionCloud、IIJセキュアエンドポイントサービス、QND Premium/Standard、ISM CloudOne (IT資産管理)
- ネットワーク機器も含めた管理:SKYSEA Client View、LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版
IT資産管理ツールの乗り換えを検討するタイミング
IT資産管理ツールの乗り換えは、管理対象や働き方の変化に現行ツールが追いつかなくなったときに検討するとよいでしょう。ここでは、見直しのきっかけになりやすい3つの場面を紹介します。自社の状況と照らしあわせてみてください。
管理対象の端末やOSが増えた
Windows端末に加えてMacやスマートフォンが増えた場合、現行ツールで管理しきれないことがあります。導入当時はPCの管理だけで足りていても、端末の種類が増えると台帳に載らない資産が生まれやすくなるためです。
例えば、タブレットの貸与状況を別のExcelで管理しているなら、管理の分散が起きているサインといえます。対応OSや端末の種類を確認し、一元管理できるかを見直すとよいでしょう。
社外で使う端末を把握できない
テレワークの広がりで、社内ネットワークにつながらない端末が増えると、オンプレミス型のツールでは情報を集めにくい場合があります。端末が社外にある時間が長いほど、OSの更新状況やインストール済みソフトの確認が遅れやすくなります。
インターネット経由で端末情報を収集できるかどうかは、乗り換えを判断する大切な材料です。VPN接続を前提にした運用で手間が増えている場合も、見直しを検討しましょう。
保守終了や価格改定を控えている
現行ツールのサポート終了や契約更新に伴う価格改定は、乗り換えを検討するよいきっかけです。保守が終了したツールを使い続けると、新しいOSへの対応や不具合の修正が受けられなくなるおそれがあります。
ただし、更新期限の直前に検討を始めると、比較や検証に十分な時間を取れません。契約満了の半年から1年前には情報収集を始めると、余裕をもって移行を進められます。
乗り換え前に整理しておきたい現状と要件
乗り換えをスムーズに進めるには、新ツールを探す前に現状を整理することが大切です。何を使っていて、何に困っているのかが明確になれば、比較の基準がぶれにくくなります。ここでは事前に整理したい3つの項目を解説します。
現行ツールで使っている機能の棚卸し
まず、現行ツールの機能のうち、実際に使っているものと使っていないものを洗い出しましょう。資産台帳やソフトウェア配布、操作ログの取得など、日常業務で欠かせない機能を把握するためです。
使っていない機能まで要件に含めると、乗り換え先の候補が必要以上に絞られたり、費用が膨らんだりします。逆に、Excelなどで補っている作業があれば、新ツールで置き換えたい機能として記録しておきます。
台帳データと収集項目の整理
次に、移行対象となる台帳データの中身を確認します。登録されている端末のなかに、廃棄済みや持ち主不明のものが残っていないかを点検しておくことが重要です。
古い情報をそのまま移すと、新ツールでも不正確な台帳が引き継がれてしまいます。あわせて、資産番号や設置場所、利用者など、自社独自で管理している項目を一覧にしておくと、新ツールの項目設定へスムーズに反映できます。
新ツールに求める要件の優先順位付け
洗い出した課題をもとに、新ツールに求める要件を「必須」「あれば望ましい」に分けて整理しましょう。すべての要望を同じ重さで扱うと、製品同士の違いが見えにくくなるためです。
例えば、社外端末の情報収集を必須とし、レポートの見た目は望ましい要件に分けるといった形です。情報システム部門だけでなく、総務部門やセキュリティ担当者の意見も集めておくと、導入後の不満を減らせます。
IT資産管理ツール乗り換えの手順
IT資産管理ツールの乗り換えは、比較検討、検証、並行稼働、旧ツールの停止という段階を踏んで進めます。一度に全端末を切り替えるより、範囲を区切って進めるほうがトラブルに対応しやすくなります。代表的な流れは次の3段階です。
1. 比較検討と試用環境での検証
整理した要件をもとに候補を2~3製品に絞り、無料トライアルやデモで実際の動作を確認します。カタログ上の機能だけでなく、自社の端末で情報が正しく収集できるかを確かめることが大切です。
検証は、情報システム部門の端末や一部の部署など、影響の小さい範囲で行いましょう。エージェントと呼ばれる常駐ソフトが、既存のセキュリティソフトと干渉しないかもこの段階で確認しておきます。
2. エージェントの入れ替えと並行稼働
検証で問題がなければ、部署や拠点ごとに新ツールのエージェントを配布します。一定期間は旧ツールと並行して動かし、収集される情報に差がないかを比べると安心です。
並行稼働中は、新旧の台帳で端末数やソフトウェアの一覧が一致しているかを確認します。差がある場合は、エージェントの配布漏れや通信設定の誤りなど、複数の原因が考えられるため、端末ごとに状況を確かめましょう。
3. 旧ツールの停止と運用ルールの更新
新ツールで必要な情報が収集できることを確認したら、旧ツールのエージェントを削除し、サーバや契約を停止します。旧ツールのデータは、監査などで必要になる場合に備えて、保管期間を決めて書き出しておきましょう。
あわせて、端末の貸与や返却、ソフトウェア申請の手順書を新ツールにあわせて更新します。手順を複数の担当者で共有しておけば、担当者の異動があっても運用を続けられます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でIT資産管理の一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
乗り換え時に注意したいポイント
手順どおりに進めても、データの扱いや社内への周知が不十分だと、移行後に混乱が起こる場合があります。ここでは、IT資産管理ツールの乗り換えで見落としやすい3つの注意点と、その対策を紹介します。
ライセンス情報の移行漏れを防ぐ
ソフトウェアの保有ライセンス数や契約期限は、端末から自動収集できない情報のため、手作業での移行が必要になる場合があります。移行が漏れると、ライセンスの不足や過剰に気づけず、監査で指摘を受けるおそれがあります。
移行前に購入記録や契約書と照合し、保有数と利用数の一覧を作っておきましょう。移行後は新ツール上の数値と一覧を見比べ、差がないかを確認します。
操作ログなどの履歴データの扱いを決める
旧ツールに蓄積された操作ログや資産の変更履歴は、新ツールへそのまま移せない場合があります。データの形式が製品ごとに異なるためです。
社内規程で保存期間が決まっているログは、旧ツールから書き出して別途保管するなどの方法を検討します。どの履歴を移し、どの履歴を保管にとどめるかを事前に決めておくと、情報漏えいの調査が必要になった際にも対応できます。
従業員への周知と問い合わせ対応を準備する
エージェントの入れ替え時には、端末の再起動や一時的な動作の変化が起こる場合があります。事前に作業日程と影響を従業員へ伝えておくと、不安や問い合わせを減らせます。
また、問い合わせ窓口と回答の手順を決め、よくある質問をまとめておくと対応が分散しにくくなります。対応内容を記録して共有すれば、ほかの拠点へ展開するときにも役立ちます。
乗り換え先のIT資産管理ツールの選び方
乗り換え先を選ぶ際は、現行ツールの不満を解消できるかに加えて、今後の運用を見据えて判断することが重要です。ここでは、提供形態や連携範囲、移行支援の3つの観点から選び方を解説します。
クラウド型とオンプレミス型の選択
IT資産管理ツールには、インターネット経由で使うクラウド型と、自社サーバに構築するオンプレミス型があります。社外で使う端末が多い場合は、社内サーバを経由せずに端末情報を集められるクラウド型が有力な選択肢です。
一方、社内ネットワークで完結させたい場合や、データを自社内に置く必要がある場合は、オンプレミス型が向いているケースもあります。セキュリティポリシーや保守体制とあわせて検討しましょう。
既存システムとの連携範囲
IT資産管理ツールは、ヘルプデスクツールや人事システムなどと連携できると、管理の手間を減らせます。例えば、入退社の情報と連動して端末の貸与や回収を管理できれば、返却漏れを確認しやすくなります。
連携方法はCSVファイルの取り込みやAPIなど製品によって異なります。現在使っているシステムと連携できるか、連携に追加費用がかかるかを確認しておきましょう。
移行支援とサポートの範囲
乗り換えでは、台帳データの取り込みやエージェントの配布設定など、慣れない作業が発生します。そのため、ベンダーがどこまで支援してくれるかが選定のポイントです。
移行支援には、手順書の提供や設定方法の案内、作業の代行など、さまざまな段階があります。見積もりの段階で支援内容と費用の範囲を確認し、自社で担う作業を明確にしておくと安心です。
乗り換え先候補となるIT資産管理ツールの比較表
乗り換え先の候補になるIT資産管理ツールを、提供形態と特徴で一覧にまとめました。現行ツールで不足している点と照らしあわせ、試用環境で検証する製品を絞り込む際の参考にしてください。
| 製品名 | 提供形態 | 特徴 |
|---|---|---|
| LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版 | クラウド/SaaS | PC・スマホ・Microsoft 365をクラウドで一元管理でき、IT資産管理と操作ログ管理、MDMの機能を備える |
| SKYSEA Client View | オンプレミス/クラウド/パッケージソフト/SaaS | ハードウェア・ソフトウェア情報に加え、ルーターやプリンターなどのネットワーク機器情報も自動収集して台帳で管理できる |
| MaLionCloud | クラウド/SaaS | Windows・Mac・スマホを一元管理し、操作ログの収集や操作制限、インベントリ収集、ライセンス管理に対応する |
| IIJセキュアエンドポイントサービス | クラウド/SaaS | IT資産管理とアンチウイルスなどのセキュリティ機能を1サービスで提供し、PCに加えてiOS・Android端末も管理できる |
| AssetView Cloud + | クラウド/SaaS | 利用者を軸にIT資産やSaaSを一元管理でき、4つのプランから業務に必要なものを選んで利用できる |
| MCore | オンプレミス/クラウド/パッケージソフト/SaaS | 1サーバで数百台から数万台まで管理でき、IT資産管理とセキュリティ対策、コンプライアンス対策を1システムで担える |
| System Support best1(SS1) | オンプレミス/クラウド/パッケージソフト/SaaS | PCやソフトウェアなどのIT資産を一元管理し、ログ管理やセキュリティ管理などのオプションを必要な分だけ追加できる |
| QND Premium/Standard | オンプレミス/クラウド/SaaS | PC・ソフトウェアなどの資産情報管理と、不正アクセスや外部メディアによるセキュリティリスクの管理を同時に行える |
| ISM CloudOne (IT資産管理) | オンプレミス/クラウド | PCからスマートデバイス、プリンタ・複合機まで一元管理でき、自動脆弱性診断で端末のセキュリティ状態を把握できる |
| HCLBigFix | パッケージソフト/その他 | PC、サーバー、クラウドの資産を一元管理し、パッチ適用や構成変更、自動修復で運用を支援する |
移行先として検討したいIT資産管理ツール
ここでは、管理できる端末の範囲や提供形態を基準に、乗り換え先として比較したいIT資産管理ツールを紹介します。
LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版
- 使いやすい管理コンソールでPC・スマホ・M365をクラウド一元管理
- IT 資産管理・操作ログ管理など PC 管理に必要な機能を網羅
- Microsoft 365 にアクセスするユーザーの利用状況を見える化
エムオーテックス株式会社が提供する「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版」は、PC・スマホ・Microsoft 365をクラウドで一元管理できるIT資産管理・MDMツールです。デバイスのハードウェア情報や設定情報を自動取得して台帳として活用できるほか、プリンターやルーターなどエージェントを導入できない機器もまとめて管理できます。PCの操作ログは自動で取得し、最大5年分を保存できるため、旧ツールのログ運用を見直す際の比較材料として役立ちます。
クライアント運用管理ソフト SKYSEA Client View
- 「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2026-2027」で1位を獲得!
- IT資産情報を自動で収集し安全な運用管理をサポート
- 情報を素早く可視化し管理業務の負荷を軽減
Sky株式会社が提供する「SKYSEA Client View」は、資産管理やセキュリティ管理、ログ管理などの機能を搭載したクライアント運用管理ソフトウェアです。サーバーやクライアントPCのハードウェア・ソフトウェア情報に加え、ルーターやプリンターなどのネットワーク機器情報も24時間ごとに自動で収集し、1つの台帳で管理できます。クラウドとオンプレミスから運用にあわせて選べるため、現行の環境を踏まえて移行方法を検討できます。
MaLionCloud
- Windows、Mac、スマホを一元管理
- IT資産を見える化して、ライフサイクルを徹底管理
- 労働状況の見える化で、長時間労働・サービス残業を把握・是正
株式会社インターコムが提供する「MaLionCloud」は、PCやスマートフォンを一元管理できるクラウド型の運用管理ツールです。WindowsとMacのPC操作監視に対応し、操作ログの収集や操作制限、インベントリ収集、ライセンス管理などを行えます。管理者はWebブラウザーを通じてどこからでも従業員PCの利用状況を把握できるため、在宅勤務や多拠点の端末をまとめて管理したい企業の移行先として検討できます。
IIJセキュアエンドポイントサービス
- IT資産管理と各種セキュリティ機能をアセットレスに導入
- AIを駆使した「Aurora Protect」で、未知のマルウェアも検知
- 脆弱性の自動抽出から対策までをワンストップで実現
株式会社インターネットイニシアティブが提供する「IIJセキュアエンドポイントサービス」は、IT資産管理から内部情報漏えい対策まで、各種エンドポイント機能を統合したクラウド型の管理ツールです。資産情報の自動取得やアプリ配信に加え、PCとiOS・Androidのスマートフォン、タブレットの資産管理にも対応し、遠隔から端末を管理できるMDM機能も搭載しています。アンチウイルスやEDRなどの外部脅威対策も1つのサービスで提供されるため、セキュリティ製品とあわせて見直したい場合の候補です。
AssetView Cloud +
- ヒトを軸とした人事情報連携による管理でセキュリティ対策
- 業務に必要なプランのみ選択しコスト削減と高効率な運用を実現
- 目的に沿った運用ができるよう導入から運用まで幅広くサポート
株式会社ハンモックが提供する「AssetView Cloud +」は、クラウド型の運用管理ツールです。SaaSやデバイスを利用する「ヒト」を軸に、IT資産・情報資産・SaaSを一元管理できます。「IT資産管理」「情報漏洩対策」「PC更新管理」「SaaS管理」の4つのプランから、業務に必要なものを選べます。現行ツールで使っていた機能を整理しながら、乗り換えの範囲を決められる点が特徴です。管理コンソールとサポート窓口が一本化され、サーバー管理も不要です。導入から運用まで幅広いサポートが案内されています。
MCore
- 1サーバで~数万台を支える高スケーラビリティ。大規模実績豊富
- 管理対象PCで動作するプログラムは、業界トップクラスの低負荷!
- 中継サーバ不要!P2P配信で低ネットワークで効率良く配信!
住友電工情報システム株式会社が提供する「MCore」は、IT資産管理に加えて、セキュリティ対策とコンプライアンス対策を1システムで実現する統合型のIT資産管理システムです。1サーバで数百台から数万台まで幅広い規模の管理に対応し、構成を変更せずにライセンスを追加できます。中継サーバーを置かずにP2P配信で効率よく配信できるため、拠点や端末の数が多い環境での乗り換え先として候補に挙がります。外部システムとの連携に使えるデータ連携ツールも搭載しています。
System Support best1(SS1)
- シンプルで使いやすい画面で誰でもすぐ操作可能
- 必要な機能だけ選択してコストを抑制
- 安心のサポート体制で顧客満足度No.1(※)!
株式会社ディー・オー・エスが提供する「System Support best1(SS1)」は、運用者の使いやすさを重視して開発されたIT資産管理ツールです。社内のPCやソフトウェアなどを一元管理し、デバイスの使用制限やセキュリティパッチの適用管理、ログを活用した労務管理などを支援します。オプション機能は必要なものだけを選んで後から追加できるため、現行ツールで使っていた機能に絞って移行を始められます。サーバー構築が不要なクラウド版「SS1クラウド」も用意されています。
QND Premium/Standard (クオリティソフト株式会社)
- 社内外問わずマルチデバイスの一元管理が可能!
- 32億以上のデータベースに登録された不審なサイトへの接続制限!
- 個人情報・機密情報を自動探査でリネームし可視化!
ISM CloudOne (IT資産管理) (クオリティソフト株式会社)
- PCからスマートデバイス、プリンタ・複合機まで一元管理
- 自動脆弱性診断により、社内外端末のセキュリティ状態を簡単把握
- グローバル環境対応で、海外端末の管理も可能
HCLBigFix (株式会社エイチシーエル・ジャパン)
- 多様な環境のエンドポイントを一元管理。
- 自動化で運用負荷を抑え、迅速対応。
- コンプライアンスと脆弱性対策を可視化し継続的に改善を支援。
まとめ
IT資産管理ツールの乗り換えは、現行ツールの機能と台帳データを棚卸ししたうえで、試用環境での検証と並行稼働を経て切り替えると、移行時の混乱を抑えられます。ライセンス情報や操作ログの扱いを事前に決め、従業員への周知も忘れずに行いましょう。乗り換え先は提供形態や連携範囲、移行支援の内容を比べて選ぶことが大切です。気になる製品があれば資料請求して、自社の要件にあうか比較してみてください。

