
メルマガのクリック率を計算する方法
クリック率は以下の計算式で計算できます。
クリック率=(ユーザーがリンクをクリックした数÷ユーザーに届いたメルマガ数)×100%
メルマガの目的を達成するためには、読者にメルマガ内のリンク(URLやボタン)をクリックしてもらうことが不可欠です。一般的にパソコンの方が、タブレットや携帯よりクリック率は高めだと言われていますが、クリック率の平均値は業種により異なります。これは、読者の趣味・趣向がクリック率に反映されるからです。
政府や芸術、宗教関連分野のクリック率は高く、総合通信販売や美容分野のクリック率は低めです。また、同業種でも読者層が異なると平均値にも差が出ます。たとえば、飲食業は業態によってビジネスマンやファミリー層などさまざまです。
読者層が異なればメルマガを閲覧する時間も異なるため、同業種だからといってクリック率の平均値が同じとは一概にいえません。
メルマガのクリック率を上げるコツ
メルマガのクリック率を上げるにはどうすれば良いのでしょうか。クリック率アップが期待できる4つのコツを紹介します。
リンクの数と配置を工夫する
メルマガ内のリンク数は1つに絞ることをおすすめします。多くのリンクをメルマガ内に設置するとクリック率が分散するので避けましょう。そして、読者が見つけやすいリンクの設置を心がけてください。読者の離脱を防ぐためには、ファーストビューにリンクを設置します。メルマガ内で最も目に留まる場所は「メールの先頭」だからです。
リンクが文章に埋もれて見つけにくい、画面をスクロールしなければリンクにたどり着けない、といったことのないようにしましょう。
クリックの動機づけをする
「期間限定」「人数限定」「残りわずか」といった、希少性・限定性をアピールしましょう。クリックの動機づけをすることで、クリック率のアップを期待できます。
しかし、読者のニーズに合わなければ希少性・限定性をアピールしてもクリックにつながりません。訴求内容ごとに購読者リストから抽出し、ピンポイントなメルマガ配信を行うことが大切です。
文章を簡潔でわかりやすくする
簡潔でわかりやすい文章にすることも、メルマガのクリック率向上のためには有効です。多くの情報を盛り込もうとすると、メルマガの「訴求目的」がぼやける可能性が高いです。
さまざまな情報を詰め込まず、厳選した情報のみを配信しましょう。また、文字がびっしりと詰まったメルマガは読者に敬遠されがちです。さらに、画面スクロールが多いと読者はストレスを感じてしまい、最悪の場合、メルマガを読むのをやめるおそれがあります。
ファーストビューでの訴求は少ないほど良いです。ファーストビューには、一番届けたい情報やリンクを配置します。1文は短めにし、改行を適度に入れた見やすい文面を心がけてください。
見栄えの良いデザインにする
テキストのみのメルマガより、画像を含む見栄えの良いメルマガのほうが訴求力が高く、クリック率が高いです。
このようなメルマガにはホームページ作成用言語を用いたHTML(HyperText Markup Language)メールの利用が必須です。リンクを装飾して強調したり、ニーズに沿った画像や写真を挿入したりして、読者に好印象を与えるメルマガを心がけましょう。
効率的にクリック率を改善するには
問い合わせ数や売上などの数値だけでメルマガ配信の効果を判断するのは非効率です。それらの数値には市場動向や流行といった、さまざまな要素が含まれているのでメルマガ配信だけの効果とは判断できないからです。
そこで、メール配信システムの活用をおすすめします。HTMLメールによるメルマガの場合、リンクのクリック率やメールの開封率を測定できたり、クリックした読者や時間帯、曜日といった、詳細なデータを分析できたりします。これによりメルマガの問題点を把握しやすくなります。
メール配信システムがあれば、このような効果測定が簡単に行えます。読者のニーズに合うメルマガ配信を可能にし、効率的にクリック率を改善できるでしょう。
メール配信システムでクリック率を分析して改善しよう
メルマガのクリック率は以下の計算式で求められます。
- ■クリック率=(ユーザーがリンクをクリックした数÷ユーザーに届いたメルマガ数)×100%
クリック率を上げるコツは以下のとおりです。
- ■リンク数と配置の工夫
- ■クリックの動機づけ
- ■シンプルな文章
- ■見栄えの良いデザイン
さらに、効率的にクリック率を改善するにはメール配信システムの活用がおすすめです。以上を踏まえたうえでクリック率を分析し、改善につなげましょう。
