
メルマガ配信の最適な頻度
メルマガの最適な配信頻度はBtoCやBtoB事業、業種によって異なります。BtoCの場合、メルマガ読者=購入者なので、配信頻度は高めです。一方、BtoBではメルマガ読者が購入者とは限りません。BtoCと同じペースでメルマガを配信していると、お客様が迷惑と感じることもあります。
業種別でみると、BtoCのアパレルや総合通販といった、お客様1人あたりの購入商品数が多い場合はメルマガの配信頻度が高めです。特にアパレルでは、アイテム別のコーディネート、シーズン商品の入荷やセール案内など、さまざま角度からお客様へアプローチを行うため、頻度が高くなります。
しかし、同業種の企業と足並みを揃える必要はないでしょう。毎日メルマガを読みたい読者もいれば、そうでない方もいます。読者の心情を把握しながら、自社の読者層が好む配信頻度を模索することが大切です。
自社に最適なメルマガ配信の頻度を決める方法
メルマガの最適な配信頻度は企業ごとに異なるものです。では、自社のメルマガの配信頻度はどのように決めれば良いのでしょうか。最適な配信頻度を決める、3つの方法を押さえていきましょう。
メルマガ配信の目的・内容を踏まえて決める
メルマガの配信目的により、最適な配信頻度は異なります。
一般的に、新商品・サービスの案内やセール、キャンペーン告知といった購入促進が目的のメルマガは、配信頻度が週1~2回です。代り映えのしない内容のメルマガを毎日配信していると、お客様が離れてしまうかもしれません。
セール・キャンペーンのタイミングでメルマガを配信し、商品・サービスの提案方法を工夫しましょう。お客様に「また、同じようなメルマガだな」と思われないよう、コンテンツを充実させてください。
対して、Webからの資料請求などを機にメルマガ配信し、「顧客の育成や関係性の強化」が目的となることもあるでしょう。この場合は関係性を密にするため、メール配信の頻度を高めてください。まずは問い合わせ後すぐに挨拶メールを配信し、始めの3週間は毎日、それ以降は様子を見て配信すると良いでしょう。
他社のメルマガを確認する
メルマガ配信の目的・内容をもとに決める、といっても配信頻度の目安がないと判断しにくいという方もいるかもしれません。そんなときは同業他社のメルマガを購読するのがおすすめです。
他社のメルマガの良い点・悪い点は、自社のメルマガ作成に役立つはずです。メルマガの配信頻度や曜日、時間はもちろん、タイトル、コンテンツの内容も参考になるでしょう。
A/Bテストで効果を分析する
購入促進を目的としたメルマガ配信の頻度は週1~2回と先述しましたが、あくまでも一般論であって、それが自社の読者層にとってベストであるかはわかりません。そこで、A/Bテストの実施をおすすめします。
Aグループは週1回、Bグループは週3回程度の配信頻度とし、それぞれの開封率や精読率(読まれたどうか)といった数値を分析します。加えて、退会率やコンバージョン率もテスト時の指標にすると良いでしょう。メルマガの配信頻度が適切だったのか判断しやすくなります。
これらの指標をもとにA/Bテストを何度も実施すれば、自社の読者層に最適なメルマガ配信頻度を設定できるでしょう。
最適なメルマガ配信の頻度を決めるコツ
メルマガの最適な配信頻度を決めるには、どのようなポイントがあるのでしょうか。配信頻度を決める際の2つのコツを紹介します。
配信頻度を試行錯誤する
最適なメルマガの配信頻度に決めるにあたって、メルマガのターゲットを設定し、さまざまな配信パターンを複数回試行することがポイントです。
たとえば、購入促進を目的としたメルマガ配信の場合、ターゲットを「よく買う常連」「数か月に一度の購入客」「ここ数年購入してない客」のようにセグメンテーションします。さらに、曜日や時間帯についても「週1×火曜×14時」「週1×火曜×21時」など、複数パターン考慮し、メルマガを配信しましょう。そして、必ず効果測定を行い、改善を行っていきます。
この取り組みを何度も繰り返せば、自社の読者層に最適な配信頻度を見つけられるでしょう。「メルマガの最適な配信頻度は?」に対する答えはどこにもありません。試行錯誤を繰り返し、自社の答えを見つけてください。
メール配信システムを活用する
A/Bテスト機能が搭載されているメール配信システムを活用すれば、配信リストから実施割合や指標を事前に設定し、テストプロセスを自動化できます。
たとえば、3割のお客様にテストを行い、開封率が高かったメルマガを残りの7割のお客様に自動配信するよう設定することが可能です。これにより、テスト運用時の負担を軽減し、効率的にメルマガの最適な配信頻度を決められるでしょう。
メルマガ配信の最適な頻度を見つけよう!
メルマガの最適な配信頻度は企業によって異なるので、競合他社の配信頻度を真似るのは意味がありません。配信頻度を決める方法は以下のとおりです。
- ■目的や内容の明確化
- ■他社のメルマガ購読
- ■A/Bテストの実施
メルマガの最適な配信頻度を見つけるには、試行錯誤するのが一番です。メール配信システムを活用すれば、そのプロセスを自動化できます。いくつもの試みを行い、自社に最適な配信頻度を見つけましょう。
