開封されるメルマガタイトル作成のコツ
開封されやすいメルマガにするにはどのようなタイトルをつければ良いのでしょうか。作成時の4つのポイントをそれぞれ見ていきましょう。
タイトルは15文字以内にする
タイトルに多くの情報を盛り込もうとすると文字数は増えてしまいます。受信者が使用するメールソフトにもよりますが、タイトルの文字数が多すぎると途中で切れたり省略されたりする可能性が高いです。そのようなタイトルではメルマガは開封されにくくなります。
そこで、メルマガのタイトルは15文字以内に抑えるのがおすすめです。現在ではスマートフォンでメルマガを読む受信者が増えています。その点を考慮しても15文字以内であればタイトルが切れる可能性は低いでしょう。また、15文字以内なら受信者は一目でメルマガの内容を理解できるため、訴求力が高くなります。
メリットを具体的に書く
受信者がメリットを感じられるようなタイトルならメルマガの開封率はアップします。商品・サービスのセール告知の場合、割引率の表示方法を工夫すると良いでしょう。
たとえば「〇~〇%OFF」よりも「〇〇→〇〇円」のほうが受信者は具体的な割引額をイメージしやすく、より魅力を感じやすいです。また、「激安」「半額」といった単語をタイトルに用いると、受信者は興味をそそられるのでおすすめです。
加えて、「タイトル→本文」の流れを意識しましょう。「業務効率〇〇%アップ!定時退社後は自分磨きを」と、悩みや不満に焦点を絞ったタイトルにします。受信者が本文を読むことでどのような問題を解決でき、どのようなメリットを得られるのかがわかるタイトルにしましょう。
緊急性をアピールする
メルマガの開封率は送信後1~2時間が勝負だと言われています。魅力的なタイトルであってもすぐに開封してもらわなければ、意味がないのです。受信者に緊急性をアピールし、「今読もう」と思わせる工夫も大切です。
「限定〇個」「今日まで」「速報」といった単語を活用し、メルマガをすぐに読むことで得られるメリットをアピールしましょう。
意外性を持たせてインパクトを出す
一般的に常識として認識されているのと逆のことを言われると、人はそれが気になるものです。その心理を上手く活用し、意外性のあるタイトルを作成しましょう。たとえば、甘い食べ物はダイエットの敵と広く認識されています。「新常識!?甘い食べ物が身体に与える良い影響とは」というタイトルを見ると、受信者は興味をそそられるでしょう。
なお、タイトルはメルマガの内容に即していなければなりません。過大表現であったり、現実とは考えにくいタイトルだったりすると受信者に疑念を抱かれ、開封されない可能性があります。また、インパクトのあるタイトルは多用しすぎないようにしましょう。頻繁に用いると受信者は「またか」と思い、そのタイトルに興味を持たなくなってしまいます。
3つのメルマガタイトル改善例
メルマガタイトルの改善例を3つ紹介します。
1.具体性を持たせてわかりやすくした例
タイトルに具体性を持たせた改善例を紹介します。
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「無料」という具体的なメリットをタイトルの先頭に配置し、受信者の興味を惹きます。
最大〇%OFF!割引セール実施中
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パーセント表示では、どれだけお得なのかを受信者はイメージしづらいものです。割引後の最低金額を明示すると受信者に具体的なお得感がわかります。
2.緊急性を持たせて際立たせた例
次に、緊急性をタイトルに盛り込んでメルマガを際立たせた例を見ていきます。
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具体的な終了時間をタイトルに記載し、メルマガに緊急性を持たせます。
先着〇名まで。ホームページ集客のノウハウを教えます
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「先着」よりも「残り」のほうが緊急性を感じやすいです。受信者に「急ごう」と思わせましょう。
3.意外性を持たせて差別化した例
最後に、意外性のあるフレーズを用いてメルマガの差別化を図った例を紹介します。
〇〇で〇キロ痩せよう!
→寝るだけで〇キロ痩せた!?驚きの〇〇ダイエットとは?
ダイエット=運動という常識を利用し、寝る=ダイエットと、タイトルに意外性を持たせています。
高血圧に効果的な〇〇を紹介します
→高血圧に食事制限は関係ない!?その真相はいかに!
塩分を控えるなどの食事制限は、血圧を下げる方法として広く知られています。その真逆をアピールすることで受信者の好奇心を刺激する例です。
メルマガ配信の効果を高める方法
メルマガの配信効果を高めるにはどのような方法があるのでしょうか。効果的な方法を2つ解説します。
効果測定をする
ポイントを踏まえながらメルマガのタイトルを作成したあとは、効果測定を実施してください。以前のタイトルと比較してメルマガの開封率は向上したのか、その効果を検証しましょう。タイトルを変えたからといってすぐに効果が数値に反映するとは限りません。改善・検証と効果測定を繰り返すことが大切です。
効果測定はアクセス解析やメール配信システムで行うことができます。アクセス解析ツールは無料で提供されているものもあり、開封率やクリック率といったさまざまな視点で分析を行えます。しかし、操作方法などの情報を独自で調べなければならず、初心者には不向きかもしれません。
一方、メール配信システムは効果測定機能を搭載している製品もあり、初心者におすすめです。受信者の属性ごとにタイトルを変えたりと、パターン別の効果測定が可能です。
A/Bテストをする
効果測定により受信者の反応が良いタイトルが複数ある場合、A/Bテストを実施しましょう。2種類のタイトルを準備し、2つに分けた受信者にそれぞれの配信を行い、どちらのタイトルが良いか数値で判断します。
キーワードや訴求ポイント、言葉の使い方など、さまざまなパターンでA/Bテストを行いましょう。そして、A/Bテストも効果測定と同様、改善・検証を重ねることが大切です。
メルマガタイトルの作成ポイントを押さえて開封率を上げよう
開封されやすいメルマガタイトル作成のポイントは以下のとおりです。
- ■15文字以内
- ■具体的なメリットの記載
- ■緊急性のアピール
- ■意外性のあるタイトル
さらに、改善例なども参考にしてメルマガタイトルを作成し、効果測定やA/Bテストを繰り返し行って下さい。効果測定・A/Bテストにはメール配信システムの利用がおすすめです。以上を踏まえ、魅力的なタイトルを作成してメルマガの開封率を向上させましょう。