メール配信の歴史1:ダイレクトマーケティングの始まり
「マーケティング」という用語が使われるようになったのは1980年代のことです。それまでは作れば売れる時代であり、お客様のニーズを深刻に考えることは追求されていませんでした。しかし、市場に「モノ」があふれるようになり、いかにして販売するかが企業の大きな課題となったのです。
市場は「十人十色」といわれるようになり、マスマーケティングではなく個に即したダイレクトマーケティングが求められます。これまで企業のマーケティングを支援してきた広告会社(マーケティング会社)も、ダイレクトマーケティングに転換していったのです。

メール配信の歴史2:メルマガとiモードの登場
広告会社が模索を続けていた1990年代、インターネットが米国から日本に上陸しました。パソコン通信はありましたが、個々の事業者に閉ざされたサービスで標準化されていません。そのため、共通のプロトコルで世界中と通信できるインターネットは重宝されるようになったのです。
メルマガの誕生
この頃、誕生したのがメルマガです。購読者に情報を提供する手段であり、現在でもよく使われています。時代の流れを読んだ一部の事業者は、メルマガの配信システムを構築し、無料または有料で個人や企業に提供しました。
メルマガのサービスは開始されましたが、その波及範囲は一部に限られていました。メルマガを読むことができるのは、インターネットとパソコンを使える組織や個人だけでした。ここに、日本では世界に類を見ないインターネット端末が登場します。
iモードサービスの開始
すでに携帯電話は多くの人にとって必須アイテムとなっていた中、NTTドコモがiモードサービスを提供しました。iモードとは、携帯電話IP接続サービスのことで、携帯電話でキメールの送受信やウェブページの閲覧ができます。iモードによってメルマガ購読者の層が一気に広がりました。
メール配信の歴史3:インターネットのブロードバンド化
2000年代、新たな勢力が登場します。インターネット創生期のころからビジネスチャンスを狙っていたベンチャー企業が、メール配信システムの提供を開始したのです。「メール配信システム」という名称を定着させたのもこの新興勢力です。
これら勢力は単にメルマガ配信だけでなく、広告会社が模索していたダイレクトマーケティングの理想を形にしようとしました。ターゲットに即したコンテンツの作成、マーケティングの手順に即したステップメールを可能とします。もちろん、メール配信エンジンの優位性も大きな魅力の1つでした。
メール配信の歴史4:ASPからクラウドへ
メルマガ配信においては、早くからASPが利用されていました。システムの構築期間が短い、小さく始めて容易に大きくできる、失敗したら簡単に撤退できる、などがASPの魅力でした。
現在はクラウドサービスが主流となっていて、ASPのメリットを引き継いでいます。新規ビジネスの立ち上げや新サービスの提供に、莫大なコストかけることはリスクとなります。試行的なビジネスの挑戦にはクラウドが適してます。
メール配信システムで時代に即したマーケティングを!
SNSや無料通信アプリなどの登場により、メルマガブームは一旦落ち着きましたが、再び注目されています。メール配信システムは、メールマーケティングにおいて欠かせない存在となりました。なお、メール配信システムを提供するベンダーは多くあります。自社に最適なメール配信システムを導入して、成果を出しましょう。
